木曽駒ヶ岳

2017年03月23日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 3.6km
• 登り: 471m
• 下り: 474m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:40
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:00

9:40 千畳敷駅
10:40 乗越浄土
11:40 11:50 木曽駒ヶ岳
12:10 12:20 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
13:40 乗越浄土
13:20 千畳敷駅

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

駐車場：菅の台バスセンター駐車場（600円／日）
バス（菅の台バスセンター〜しらび平）＋ロープウェイ：往復 3,900円

その他周辺情報

お風呂：こまくさの湯（610円）バスセンターの隣のバス停すぐ
食事：明治亭のカツ丼。バスセンター近くはお昼休憩ありでしたが、IC近くの本店は開いています。

写真

3/23 7:59

●菅ノ台バスセンター駐車場。平日なので空いています

3/23 8:33

●しらび平へ向かうバス。どんどん雪深くなります

3/23 9:08

●ロープウェイからの景色。向かって右手にはいくつか氷瀑が見られます

3/23 9:36

●写真左手のコルへ向かうことは分かるのですが、、、トレースなし？！

3/23 9:36

●正面に南アルプスを眺めながら。ここから登山開始！

3/23 10:05

●先行者数組あり。正直助かりましたが、あえてトレースを追わず登ってみたり

3/23 9:56

朝は空と稜線の境界がわかりにくい

3/23 10:18

●雪崩跡と亀裂が見えます。ルート選びは慎重に

3/23 10:24

●宝剣岳がかっこい！どこから取り付くんだろう、、、

3/23 10:41

●浄土乗越から眺めた宝剣岳

3/23 10:42

●宝剣山荘と天狗荘。ここからはなだらか

3/23 10:42

●伊那前岳方面

3/23 10:48

●宝剣岳西側、天狗岩！

3/23 10:50

●まずは中岳に向かいます

3/23 11:06

●中岳山頂〜

3/23 11:14

●宝剣岳

3/23 11:15

●伊那前岳

3/23 11:15

●御嶽山

3/23 11:19

●一度下って木曽駒ヶ岳へ。稜線は風が強い

3/23 11:19

●雪の芸術 その1。雪面が綺麗

3/23 11:41

●木曽駒ヶ岳登頂〜！360度の眺望！

3/23 11:43

頂上から空木方面の眺め

3/23 11:41

●お社は屋根だけ出ています

3/23 11:42

●御嶽山が近くに見えます

3/23 11:42

●宝剣岳西面と三ノ沢岳

3/23 11:45

●真ん中の黒い三角が宝剣岳

3/23 11:53

●いくらでも眺めていたい。後ろ髪ひかれつつ下山

3/23 12:13

●遮るものがないのでトレースを外れ、頂上山荘で風を避けて休憩。2階まで埋まるほどの雪

3/23 12:13

●中岳への登り

3/23 12:33

●雪の芸術 その2

3/23 12:39

●宝剣岳！いくら眺めても足りない。かっこいいよぉ

3/23 12:41

●浄土乗越から下る。登りでは気付かなかったが浄土乗越直下は中々の急登

3/23 12:50

●別れがたい宝剣岳

3/23 12:50

●「やったことある？」「あります。日光白根で一度・・・」「じゃあ大丈夫だね！じゃっ！」と尻セードでとっとと行ってしまうダメな先輩

3/23 13:09

●千畳カール。朝一はノートレースでしたが、下山時にはトレースが出来ていました

3/23 13:14

●空木までの稜線

3/23 13:17

●ロープウェイ千畳敷駅から見上げた宝剣岳

3/23 13:52

●ロープウェイで下山。眼前には南アルプス

●バスセンターから見上げた宝剣岳

●明治亭のロースカツ丼。凄く美味しかった！

撮影機器：

FinePix XP60 FUJIFILM

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

arrowsM03 FUJITSU

感想

yachimayu

ロープウェイで行けて日帰り出来ることもあり、休日は登山者多めな木曽駒ケ岳。
人がいない千畳敷カールが見たくて計画した平日山行。

実は2月に宝剣岳登攀を計画するも、雪崩リスク高騰で中止。
来季のために見に行きたいという思惑もあった。（それで写真も宝剣多め（笑））

朝一はトレースもなく真っ白な千畳カールを見上げることが出来た。
ついでに空も白いので（^^；）、「白（空）＋黒（稜線の岩場）＋白（雪面）」である。
先月の雪崩跡も稜線近くの亀裂もしっかり見える為、気を引き締める。
数組が思い思いにトレースを付けながら浄土乗越を目指していた。
トレースを使わせてもらったり、自分たちで選んだルートにトレースをつけてみたりと、空いている千畳敷の雪を満喫。

浄土乗越直下の急登は、キックステップで前爪のみもしくはナインオクロックで。
雪の状態は良く、キュッキュッと鳴る。
アイゼンを効かせれば問題なく登れるが、急傾斜で12本効かせるのは難しいかな・・・と振り返るとtoomyちゃんは余裕で登ってくる。

中岳から木曽駒への下りが一部凍結していたが、アイゼンを効かせゆっくり降りれば問題ない。
雪山に慣れないと屁っ放り腰になるところ、toomyちゃんは余裕で降りてくる。

ほどよく雪と登りと凍結通過を楽しみ、木曽駒ケ岳登頂！
360度の眺望はいくら眺めても眺め足りないくらい素敵な風景だった。
ことさら宝剣の岩場がかっこよくて、、、来年も先輩にお願いしようとこっそり心に決めた。

後ろ髪引かれながら下山。

登りは夢中だったので気付かなかったが浄土乗越直下は雪面が見えないほど立っている。
しかしながら復路ではしっかりしたトレースが付いていたので慎重に下る。
急な部分を過ぎ裾野近くになったので、トレースを外れて尻セードで一気に滑り降りる。

toomyちゃんも尻セードやったことがあるとのことだったので、簡単にブレーキのかけ方を知っているか確認したあと「じゃっ！」と一気に滑り降りた。
さえぎるものが何もないし、たとえスピードが出ても緩傾斜で自然に止まるでしょ、と。
人が少ない平日にしか出来ないかな。
あっという間に千畳敷駅についてしまったが、その頃には晴れ間が覗き、景色を堪能することが出来た。

toomyちゃん、平日に付き合ってくれてありがとう！
また来たい。

toomy

冬の木曽駒は今年行きたかった冬山の1つ。でも雪崩が多いから行くタイミングに注意しないといけないとのことで、実際、2月には大きな雪崩があったそう。今年は無理かな・・と思っていたところで、yachimayuさんの募集があったので飛びつき、木曽駒満喫してきました。

前日22時半、家が近いので近所のコンビニで待ち合わせ。落ち合ったとたんにワカンを忘れたことが発覚し、家まで取りに戻らせていただきました。近所で助かった！
菅の台バスセンターは駒ケ根ICから車で5分ほど。2時半に到着し、静かで快適な車中泊でぐっすり寝れました。
翌日朝イチ8：15発のバスでロープウェイ駅へ。乗客は平日でも10人ほどいました。千畳敷に到着すると、ダイナミックなカールが広がり、空も白いので、地形の凹凸がわかりにくい。足元も見えにくいので先行する先輩のつけてくれたステップに頼る。途中ちょっとだけラッセルしましたが、10m位でも息切れ。先が思いやられる…。八丁坂の急坂は歩き方に気を付けながら、前爪をしっかり刺すこと、12本全体で踏むことを教わりながら登っても、無意識に歩くとステップを崩してしまうことも数回。それでもちょうどいい水加減の雪なので、アイゼンは刺さりやすく、ずり滑ることもなく、歩きやすい状況でした。中岳から下るところはアイスバーンになっているので注意。あとは難なく山頂に到着し、時間に余裕があるのでのんびり下山。途中の尻セードも楽しかった！yachimayuさんは宝剣岳のアルパインのルートや取りつき方や雪面状況を終始観察してました。アルパインのルートを初めて間近で見れましたが、雪崩も起きそうだし、岩場も険しくて長そうだし、冬に登攀するってもの凄く厳しいことだと思いました。
yachimayuさんとは今回ほぼ初めて山行でご一緒させていただきましたが、充実した日帰り山行ができて、本当に楽しかったです。また来年も平日に行きたいですね。忘れ物でご迷惑もおかけしましたが、運転もありがとうございました！