笈ヶ岳
![情報量の目安: B](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 12:19
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,217m
- 下り
- 2,222m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
手袋
冬用帽子
防寒着
着替え
靴
ツエルト
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
地図(地形図)
笛
鈴
ヘッドライト
計画書
筆記用具
常備薬
時計
ストック
カメラ2台
ヘルメット
携帯電話&iPhone
バッテリー
アイゼン
スノーシュー
|
---|
感想
[コースデータ] あくまでも参考値です。
アタック日:2017/4/5
天候: 晴れ
気温: 5℃〜20?℃
アタック場所: 笈ヶ岳
標高: 1,841m
ルート: 中宮発電所から冬瓜山を通るルート
駐車場: 中宮発電所手前道路脇
出発時間: AM3:30
所要時間: 12:19
到着時間: PM15:52
歩いた距離: 21.2Km
標高差登り: 2228m
標高差下り: 2248m
歩数: 46000歩[新平成の伊能忠敬万歩計の数字]
前日、林道ゲート側や中宮発電所登山口付近の下見を行った。当初踏み跡などが多数あったので林道コースを登ることにした。
夜なかなか熟睡できず日中ゲートから眺めた林道コースの風景が浮かんできた。ゲートから約1Kmくらいは下りのようで道が見える。進行方向左側は谷、一方右側の崖は白く相当雪が残っているのが見えた。
そこでもう一度考えた。林道になぜゲートがありそこから雪道なのか、また[雪崩危険]の標識もあった。 昨日から気温も暖かくなり雪も解けてきた。そうか林道コースは片斜面の谷道で雪崩が多く発生する箇所故閉鎖されているんだ。今回の様に気温が上昇した日は特に危険なコースだと判断、起床後急遽中宮発電所側から登ることにした。
StartはAM3:30、気温は5℃と暖かすぎる。不安を抱えながら発電所の水道管に来たがどこから登るのか雪があってわからない。 杉林を直登しなんとか水道管脇の階段に出た。 進むと階段が雪で塞がれているので水道管を乗り越え反対側の雪道を登る。 そうすると前駆者のトレースが見えた。それを頼りに只管山毛欅尾山を目指し登る。
標高800mを超えたあたりから雪が締まってきてあるきやすくなった。持ち前のスパイク長靴が本領を発揮しだしガンガン進む。冬瓜山・シリタカ山はパスし谷道の冬瓜平を通ることにした。途中まで来て愕然 雪崩のあとが3箇所くらいあった。それも最近発生したあとの様だ。上を見るとまた雪崩が起きそうな危険な箇所がいくつも見られた。ここを下山時に再度通るのは絶対危ないと思った。よって帰りは稜線を進むことにした。
谷道では上級者が歩いたような立派な足跡が尾根に向かって斜めに付いているので進んでいったら鹿の足跡だった。稜線に出たら朝日がギンギラギンで雪が緩んで来た。
AM9:20雪庇を超えたりして山頂到着、展望は560度の別世界だった。
あれ?リュックに挟んでいたはずの防寒着が無い。先程5mほど滑落した際に落としたようだ。下山時に回収し急いで下る。
シリタカ山・冬瓜山の山頂を通過するが冬瓜山は超危なかった。ナイフリッジの雪渓、おまけに気温の上昇で雪が緩んでいる。来るときの谷道も怖かったがここもいきなり怖かった。
遠く白山の方ではヘリコプターが飛んでいるのが見えた。 おいおい止めてくれよなと自分に言い聞かし、ヘルメットのあごひもを締め直した。
冬瓜山を下るときは時々ブッシュが飛び出してきて何度も転んだ。おまけにこのあたりからツボ足の連続で一歩一歩進むのがやっと、飲水もなくなってきた。雪を食べながらやり過ごすも、喉はガラガラ。山毛欅尾山までの最後の登り返し200mはこれまた辛かった。
体力もレッドランプ点滅で10m進むごとに休まなければならないほど疲労困憊であった。 原因は雪解けが進みスノーシューでもツボ足になる。スノーシューでのツボ足は、ハマると藪枝などにヒッカかりすぐ抜けないなど想定外の状況に陥ったことだった。幸い時間と気持ちには余裕があったので焦りはなかった。今度は左足がつってきた。一歩一歩進む。靴もどこかあたるな〜。
PM14:00山毛欅尾山到着、ここからはずっと下り、少し気持ちを取り直した。更に下るに連れ大変な状況に変わる。雪は全く固まっておらず。歯止めがかからない。登ってきた時より雪がいきなり解けているため枝などが出ていて引っかかる、10回以上転んだ、足のスネは枝や木にぶつけ傷だらけであった。
当初の計画では11時間台を目標としていたが、登りより下山に時間を要した。 普通の山では[登り6:下り4]くらいの時間で行けるのだが、今回は記載の時間となった。
「野伏ヶ岳・猿ヶ馬場山・笈ヶ岳での教訓」 (初めて春の雪山に挑んだ)
ゝげ垢上昇する日はとても危険、谷道や尾根雪庇はいつ雪崩となってもおかしくない。気温が低く雪が締まっている時期とすべし。天気予報を毎日見るなど気象条件を確認する。(今回は遅かったかな?)
△海了期アイゼン(小生はスパイク長靴)・スノーシュー・ストックリング用(500円以下)等は必須なようだ。笈ヶ岳では下見のあと装備補強のため金沢市内のストアまで買い出しに戻った。
山頂に到達しても安心は出来ない、下山時は雪が更に解けてブッシュ等が顔を出し歩行に時間がかかる。計画は余裕を持って望まれたし
せ廚辰燭茲螳み水の消費量がはげしかった。1,000mlでは足りなかった。猿ヶ馬場山・野伏ヶ岳では500mlで間に合ったことから1,000mlとしたがNG。雪はボトルに入れてもすぐ解けないのであてにならない。
ゲ道海眛韻犬世日帰りは早出が鉄則。 毎年降雪量は変化するので前日の下見は十分に。今回は遭えなかったが運良く登山口で下山者と出遭えればより正確な情報を教えてもらえる。
Φ重品(スマホ等)は都度ファスナー付きポケットなどに収納する。雪の中で落としたら見つけられない。 カメラを落とした経験から、
また、山頂には標識等は雪に埋もれ見え無いので手作り標識を持参出来ると良いかも、野伏ヶ岳では標識を持参された方と山頂で遭遇、迷わず拝借しました。
ШGは3月20日から山登りを開始し身体を慣らし笈ヶ岳を目指した。
また昨年12月から始めた自転車の廃棄ゴムチューブでの股上げトレーニングは自分の錆びた老体を支えてくれた。
次は尾瀬に行きたい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
saohihiさん、野伏ヶ岳山頂でお会いした者です。昨日はコメントありがとうございました。
野伏・猿ヶ馬場に続いての笈ヶ岳、カモシカの足をお持ちなのでは^ ^
感服致しております。
野伏山頂でお聞きした楽に歩ける数々のアイデア!勉強になりました。特にマジカルスパイク長靴には興味津々であります^^;
この長期遠征を達成するまでにはご苦労が多々あり、簡単に成し遂げられることではなかったことと察します。
次はGW明けでしたか?これからも安全で素晴らしい山旅を満喫されることを願っております♪
お疲れ様でした。
wakabon7さん メッセージありがとうございます。 今日もオトナシクしております。もう年なのでチョット無理するとダメージが長引くようになりましたね。
過去に駐車場迄あと500m位のところで大きく転倒し脇腹を痛打、3ヶ月ほど山休みました。その経験からできるだけ登山口を下見するなど常に安全登山を心がけています。 山はこれからが花盛りですね。 またどこかでお相手下さい。宜しくお願いいたします。 良い山旅を!! Thank You
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する