紺碧の空に残雪を纏った天空の頂「木曽駒ヶ岳」(日本百名山)[千畳敷駅から]
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 534m
- 下り
- 542m
コースタイム
- 山行
- 2:05
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 2:39
[標準CT 2:00(58%)]
木曽駒ヶ岳12:52⇒千畳敷駅14:04
[標準CT 1:40(46%)] ※伊那前岳九合目ピークを除く
※他の山の標準CTに比べ、10%程度ゆったりな印象有り。
※GPSのログを取り忘れ、通過時刻は写真から推定した。
天候 | 快晴〜♪ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
■登山バスとロープウェイを乗り継いで登山口の千畳敷駅へ ※菅野台バスセンター駐車場は、周辺も含めると100台以上の駐車スペース有。駐車料金は後払いで600円。 ※登山バス及びロープウェイは、通常30分間隔で運行。人数が多く乗り切れない場合は、臨時便が出ていた。乗車券は、バス・ロープウェイセット(往復)で3900円となり、出発前にバスセンターで購入できる。 ※バス等の乗車時間や乗り継ぎ時間等を考慮すると、バス出発時刻から終点の千畳敷駅までは、約1時間は要する。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:?(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :1.5(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :3(難5・4・3・2・1易)アイゼン、ピッケル、藪等の頻度 ★登山道の眺望:5(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :5(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:約30人)】 ◆全区間に残雪があり、全て雪道歩き。 ◆千畳敷駅から乗越浄土までのカールの直登は、最大斜度が35〜40度程度ある。雪質によっては、雪崩や滑落の恐れもあるが、残雪期のキックステップが容易な雪質であれば、危険性が低く普通に登れると思う。ただし、手軽に登れる山だけに、初心者の方も多く、本日は、腐れ雪でアイゼンが効き難いためか、経験者とロープで結束して下るグループや恐る恐る下る人もいたので、雪山に慣れない方は注意したほうが良いだろう。 ◆本日の雪山装備は、残雪用10本爪アイゼンとピッケル。アイゼンは全区間で使用し、ピッケルは杖代わりだった。また、他登山者は、ヘルメットを着用した人も多かった。 ◆千畳敷カール直登区間以外は、危険性は少なく、緩やかで広大な稜線を歩くことができる。宝剣岳にも登っている人がいたが、下から見上げると斜面勾配が45度以上ありそうなので、アタックする場合は、万全な準備が必要と感じた。 ◆どこから眺めても絵になるような絶景が広がる。木曽駒や中岳以外でも、伊那前岳9合目ピークから眺める宝剣岳から空木岳の稜線は、見応えがあるので、立ち寄ることをお勧めしたい。 |
写真
感想
本日は、初めての中央アルプスの山々へ足を延ばしてみました。
登る山は、朝一で「恵那山」に登り、午後から「木曽駒ヶ岳」に登ります。
恵那山から下山後、高速で菅ノ台バスセンターに約1時間かけて移動し、そこから登山バスとロープウェイを乗り継いで登山口の千畳敷駅に向かいます。
登山バス及びロープウェイは、通常30分間隔で運行していますが、菅ノ台バスセンターに到着したら「次のバスは、7分後に出発するよ!」と駐車場係員の方にプレッシャーをかけてもらい(笑)、慌ただしく登山準備をし、登山バスに飛び乗りました。
駒ヶ岳ロープウェイは、山頂駅の標高2612m、標高差950mが、なんと日本一ということで、千畳敷駅から外に出ると、別世界。
そこは、千畳敷カールが広がる中央アルプスのど真中。
広大なカール地形に上空は宇宙を感じるような紺碧の空が広がり、鳥肌が出るような素晴らしい山並みに登山前から感動もの。
気温が高いので残雪が腐れ気味ですが、久しぶりに本格アイゼンを装着し、まずは、主稜線に取り付くために千畳敷カールを直登し、乗越浄土を目指しました。
カールを下から見上げると、かなりの急勾配に見えましたが、登ってみると、大した斜面ではなく、例えて言うなら、スキー場の上級コース程度以下かと思います。
当然、雪質によっては、雪崩や滑落等の危険はあるでしょうが、本日の雪なら意外とサクッと登れました。
乗越浄土に着くと、ミニモンブランのような宝剣岳の迫力に見入り、その先は、一転してなだらかな優しい稜線が広がって、これはこれで別世界。
中岳を経由し、木曽駒まで向かうと、噴煙を上げる御嶽山が間近に見え、思いの外、素晴らしい絶景に終始、感動しながらの山歩きでした。
ロープウェイを使ったので、結果的には気軽な登山となりましたが、濃青の空、白い残雪、黒い岩肌の3色が織りなす天空の峰々は、満足感半端ない春の山行となりました。
〈午前中の恵那山に戻る〉
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