台風直前の富士登山(須走ルート)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,765m
- 下り
- 1,768m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 4:43
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 3:36
- 合計
- 9:23
天候 | 1日目:雨→曇→(雲の上に出て)晴 2日目:ぎりぎり晴→曇(山頂は烈風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
http://www.fujisanpo.com/info/subashiri/transfer_parking.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
吉田ルートと違い、寂しいくらいに静かな登山が楽しめる。渋滞と無縁なのが嬉しい。 登山道はきちんと整備されており、何ら問題なし。しかし、他のルートも同じだが、砂地箇所が多いのでかなり登りにくさはある。3歩歩いて2歩ずり落ちるという感じ(大袈裟かな?)。 こんな大衆登山の山となった富士山も、完璧に安全かと言えばそうとも言えないところもあり、実際、二日目の午前3時台くらいに下山ルートから9合目付近を登っていた団体の頭上に落石があったらしく、直撃して重傷の人を出したとその翌日のニュースで知った。 |
その他周辺情報 | 須走温泉 天恵 http://www.tokinosumika.com/tenkei/hotspa/ |
写真
感想
今回は台風接近という状況で、果たしてどこまで登れるのかという不安の中のスタートとなった。登山中、いかにも怪しい形の雲が現れるなどしたが、さほど風も強くなく、晴れ間も出て来て、無事8合目の山小屋に到着。だが夜に風が強まり、外は轟々と凄まじい音。
2時過ぎに起きて行動開始。風は強いが、登れない程ではない。ご来光目当ての長蛇の列で吉田ルートとの合流点は大渋滞。でも、登山道は「登坂車線」と「追抜き車線」が自然と出来ており、特にストレスなく山頂まで行く事が出来た。
凄まじかったのは山頂。強風過ぎて砂粒が顔に当たりまくり、目が開けられない。風のせいで寒さが異常。コーンポタージュや温かい飲み物を購入して凌ぐ。
ご来光は感動的だったので良かったが、調子に乗って寒い所に長く居過ぎたので、どうやら低体温症っぽくなってしまい、だるさと気持ち悪さで倒れ込みそうになってしまった。這う這うの体で山小屋に駆け込み、ラーメン、おでんなど(値は張るが背に腹は代えられず)熱いものを注文しまくり、食べまくる。そして食べつつも少し睡眠をとって何とか体調回復。危ないところだった。
夜が完全に明け、富士山本宮浅間大社奥宮へ。途中、登山道で両側が切れ落ちた箇所がある。そこを御釜の内側から猛烈な風によってガスが外に吹き出しており、その凄まじさに怯んで動けなくなってしまった(可視化された強風は恐怖そのもの)。が、風が弱まったのを見て耐風姿勢を取りつつなんとか通過。今回、一番緊張した点だった(神社参拝の帰りは無風だった)。
一旦、天候が回復したのか風も弱くなって、そのまま下山。しかし、行程の半分ほど通過した時には強風が復活し、登っている途中の人もこの状況で諦めモードになっているようだった。今回は天候的にはかなりギリギリの登山だったかもしれない。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する