【平瀬】御前岳 金谷左岸より
- GPS
- 12:10
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,832m
- 下り
- 1,865m
コースタイム
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 12:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道ではありません、出かけられる際は自己責任でお願いします。 雪山慣れしている登山者なら危険個所はないと思います。 金谷左岸尾根は反射板までは急で荒れ気味ですが道がありました。プラ階段やお助けロープなどはありません。当日はそこから先は豊富な雪で快適に歩けました。ワカンやスノーシューも必要ありませんでした。 |
その他周辺情報 | 大白川温泉しらみずの湯(道の駅飛騨白山に隣接) http://hidahakusan.jp/spa/ |
写真
感想
ようやく懸案だった、飛騨の御前岳に登ってきました。
【大白川橋P〜反射板】
ブログ・ひとり山歩き倶楽部さんのレコで、金谷左岸尾根にとりあえず作業道があるという情報を得てのルート選定です。情報に感謝です。
民家の庭と一体化しているような林道入口から、番犬に脅かされながらそこへ入ります。情報のおかげで分岐も迷うことなく進み尾根取付きへ。イメージしていたほどしっかりした作業道ではないものの、ヤブもなく急な道をドンドン登っていけました。やがてブナ林となり、しばらくで白山の展望が素晴らしい反射板に到着すると、そこから先はべったりの雪。固くてステップが切れないのでアイゼンをつけます。
【反射板〜・1734】
気持ちよくアイゼンのきく斜面を上がると、一気に傾斜が緩みブナやダケカンバの疎林の雪原尾根となりました。これが緩やかに蛇行・アップダウンしながら延々と続きます。右に左に白山山系や北アルプスの展望が出現する広大なパラダイス尾根を独り占めで楽しみながら進みます。
やがてシラビソ類の針葉樹が増え、深い森の雰囲気に。特に三角点・伊丸付近は緩やかな谷形状で癒しの空間でした。そんな森がしばらく続き、白弓スキー場からの尾根が左手から合わさると、トレースが見られるようになりました。ただ今日のものではないようでしたが。
針葉樹が途切れ再びブナとダケカンバの疎林となり、これを進むと野々俣谷右岸尾根との分岐となる・1734に到着しました。
【・1734〜御前岳】
ここから稜線は大きく下っています。これを鞍部まで下る手前で、右手の三ノ谷へ下降します。トレースと適度に緩んだ雪のおかげで危なげなく谷底へ降り立ちました。なかなか雰囲気のいい空間です。そこからスノーブリッジを渡り対岸へ。
さて、いよいよ御前岳への最後の登りが始まります。始めはブナ林、やがてダケカンバや針葉樹がまじり、さらに登ると無木立の斜面状となりました。振り返ると白山とその稜線の山々の展望が励ましてくれます。
これを登り切ってたどりついた前衛峰からの白山はひときわ大きく見事でした。ぐるりと広がる大展望に思わず歓声も上がります。
そして山頂に目をやると、一つの人影があります。これは間違いない、山友・山だよ姉さんです。実は前週から私がここに登ることは話してあり、別ルートでの登頂を企てていたようです。
前衛峰からの雪原を進んで御前岳に到着。駐車地から6時間かかりました。山だよ姉さんは野々俣谷右岸尾根で登ってきており、やはり6時間かかったそうで、朝4時半出発という気合の入りようでした。小柄なお○ちゃんが単独でヤブ尾根を6時間もかけて先回りの登頂とは…恐れ入谷の鬼子母神^^;
御前岳からの展望はというと、そりゃあもう一段と素晴らしいに決まってます。もういちいち山名を挙げてもキリがないのでやめておきますが(笑)
すでに1時間も滞在していた山だよ姉さんを道連れにして、大きな白山を目の前に望みながら1時間半を越える大休止としました。
【御前岳〜・1734〜木谷駐車地】
下山は私の駐車地まで送っていただけるということで、山だよ姉さんと同行して野々俣谷右岸尾根で。三ノ谷へ降り、・1734までの登り返しをこなして野々俣谷右岸尾根へと向かいます。
こちらの尾根も申し分ないブナ林と展望、広い尾根でした。ひとしきりこれを楽しみ、やがて急下降。こちらの尾根には作業道はないのですが、雪の消えた跡には道レベルの踏み跡があり、酷いヤブコギはありません。
ブナ帯も終わり雑木林となると若干ヤブが立ってきて、ユズリハも出てきます。その下にはイワウチワが群れ咲いていました。今日は花を見られると思っていなかったので、得した気分です。
最後は尾根を横切る林道に降り、これをたどって山だよ姉さんの駐車地へと戻るだけ。この林道、この日はなんとか一足分の足場が出ていましたが、もう少し早い時期だと雪の斜面となって、雪が固い早朝などは危険個所となるような気がしました。
そんな林道を45分ほど歩いて無事フィニッシュとなりました。山だよ姉さんの出現でピストン予定が充実したスルーハイクとなりラッキーでした。姉さん、ありがとう(^^)v
念願だった御前岳、想像を超える素晴らしい山でした。
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