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Yamareco

記録ID: 6643587
全員に公開
雪山ハイキング
東海

御前岳すごい☆一等三角点百名山92座目〜岐阜遠征

2024年04月12日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:35
距離
17.3km
登り
1,776m
下り
1,779m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:10
休憩
0:25
合計
8:35
6:24
286
スタート地点
11:10
11:35
204
14:59
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
▼駐車スペース
 林道入り口付近にある旧道跡地みたいなスペース。置いても、1台。
 掲載の写真参照。
 林道に入ると、意外に広く、路肩にいくらでも置けるスペースがあった。
 ただし、この林道は、通行止めではないものの、落石多数で、この日は、
 残雪が残っており、登山口にあるゲートまで車でのアクセスは不可能だった。
コース状況/
危険箇所等
○駐車場所〜尾根取りつき点
 林道歩き。残雪、部分的にあり。林道の片側は崖なので、残雪の
 残り方によっては危険ではある。
 林道自体は、通行止めでないので、車で尾根取りつき点まで行けるは行ける。
 が。残雪と落石があるので、この日は不可能だった。

○尾根取りつき点〜1721m峰
 比較的明瞭な踏み跡が見て取れる。ピンテも随所にあり。傾斜は急。
 徐々に踏み跡が薄くなり、やがて藪に消える。
 標高1400mくらいから部分的に残雪が出てくる。
 標高1600m付近から、残雪が繋がり出し、歩きやすくなる。

○1721m峰〜三ノ谷
 南東に緩やかに下った後、北東側の急斜面を下って、三ノ谷へおりる。
 標高差にして200m以上ある。
 三ノ谷のスノーブリッジは崩壊していたが、浅いので簡単に渡渉できる。

○三ノ谷〜御前岳
 標高差200m以上の急峻な登り。極稀に、テープが付けられていた。
 登りきって林を抜けると、眼前に御前岳が飛び込んでくる。
 ここまで来ると、あとは難なく登頂できる。
 山頂にある一等三角点は、周辺の雪が解けて露出していた。すぐ見つかる。
 復路は、忠実に往路を辿る。

山頂では、携帯電波が入りました。
その他周辺情報 ▼温泉
 ○平瀬温泉 お宿 湯の里
  要確認 ¥700 貸切での利用となる
  岐阜県大野郡白川村平瀬132-11 0576-95-2016
  https://oyadoyunosato.com/

▼食事
 ○覇楼館
  9.00-15.00 17.00-21.00 月休
  岐阜県郡上市白鳥町白鳥21-14 0575-82-3988
  http://harokan.com/
  
▼御前岳バッジ
 調べた限り、なし。
車中泊した道の駅飛騨白山
2024年04月12日 05:54撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 5:54
車中泊した道の駅飛騨白山
車を止めた場所。旧道で空き地みたいなところ。この先は行き止まりで、草ボーボー。カーブミラーの残骸があったから、置いても迷惑する人はいないと思います
2024年04月12日 06:12撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
8
4/12 6:12
車を止めた場所。旧道で空き地みたいなところ。この先は行き止まりで、草ボーボー。カーブミラーの残骸があったから、置いても迷惑する人はいないと思います
林道の入り口。通行止めになってないです
2024年04月12日 06:26撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 6:26
林道の入り口。通行止めになってないです
ところどころに、こういった広い路肩があり、駐車できる。あえて、あそこに駐車しなくても、よかったというのは、ここへ来てはじめて知った
2024年04月12日 06:29撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 6:29
ところどころに、こういった広い路肩があり、駐車できる。あえて、あそこに駐車しなくても、よかったというのは、ここへ来てはじめて知った
林道から見える山
2024年04月12日 06:34撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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林道から見える山
林道には、こんな石がゴロゴロ
2024年04月12日 06:44撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 6:44
林道には、こんな石がゴロゴロ
林道自体は通行止めになってないけども、登山口のあるゲートまで行く前に、残雪に阻まれて車では通行できない
2024年04月12日 06:53撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 6:53
林道自体は通行止めになってないけども、登山口のあるゲートまで行く前に、残雪に阻まれて車では通行できない
雪が無くても、これではねえ
2024年04月12日 07:00撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 7:00
雪が無くても、これではねえ
チェーンの張ってあるところから、尾根に取りつく。ここが登山口。ここまで林道歩き
2024年04月12日 07:06撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 7:06
チェーンの張ってあるところから、尾根に取りつく。ここが登山口。ここまで林道歩き
ゲート前にある広場。数台は置ける。ここまで車で入れれば、かなりの行程短縮
2024年04月12日 07:06撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 7:06
ゲート前にある広場。数台は置ける。ここまで車で入れれば、かなりの行程短縮
ここから、取りつき
2024年04月12日 07:06撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 7:06
ここから、取りつき
意外にも明瞭な踏み跡が見て取れる。だが、急峻
2024年04月12日 07:27撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 7:27
意外にも明瞭な踏み跡が見て取れる。だが、急峻
踏み跡は徐々に薄くなっていき、やがて、藪に消える。薄藪を漕いでいると、やがて、残雪が出てくる
2024年04月12日 08:05撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 8:05
踏み跡は徐々に薄くなっていき、やがて、藪に消える。薄藪を漕いでいると、やがて、残雪が出てくる
傾斜が増してきたので、ダブル・コンドルのピック出す
2024年04月12日 08:47撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 8:47
傾斜が増してきたので、ダブル・コンドルのピック出す
標高1600mくらいですかね。やっと、雪が繋がって歩行ペースが上がる
2024年04月12日 09:15撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 9:15
標高1600mくらいですかね。やっと、雪が繋がって歩行ペースが上がる
ずぼぼーーー。でも油断していると、腰までもぐる
2024年04月12日 09:17撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 9:17
ずぼぼーーー。でも油断していると、腰までもぐる
1721m峰に着いたようだ
2024年04月12日 09:21撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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1721m峰に着いたようだ
この辺り。三角点があるようだけど、雪の下
2024年04月12日 09:21撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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この辺り。三角点があるようだけど、雪の下
細い箇所
2024年04月12日 09:28撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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細い箇所
どっちの方角だったかな。南かな
2024年04月12日 09:39撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 9:39
どっちの方角だったかな。南かな
あちい。おかげで、雪がぐずぐず
2024年04月12日 09:40撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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あちい。おかげで、雪がぐずぐず
あれが、御前岳か。遠いな
2024年04月12日 09:42撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 9:42
あれが、御前岳か。遠いな
右奥が御前岳
2024年04月12日 09:42撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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右奥が御前岳
ううう。あれが三ノ谷か。どんだけ、標高をさげるんじゃ。でも、おりるのは早い
2024年04月12日 09:55撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 9:55
ううう。あれが三ノ谷か。どんだけ、標高をさげるんじゃ。でも、おりるのは早い
三ノ谷へ降りてきた。懸念していたスノーブリッジは、どこにもなかった
2024年04月12日 10:10撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 10:10
三ノ谷へ降りてきた。懸念していたスノーブリッジは、どこにもなかった
なんだ、浅いじゃないか。簡単に渡渉できるじゃん。今にも崩壊しそうなスノーブリッジを渡るより、よっぽどいい
2024年04月12日 10:12撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 10:12
なんだ、浅いじゃないか。簡単に渡渉できるじゃん。今にも崩壊しそうなスノーブリッジを渡るより、よっぽどいい
渡渉完了。これから、ここを登り返す。標高差にして200m以上。こういうところは、体力より精神力が必要
2024年04月12日 10:14撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 10:14
渡渉完了。これから、ここを登り返す。標高差にして200m以上。こういうところは、体力より精神力が必要
傾斜具合
2024年04月12日 10:54撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 10:54
傾斜具合
歩いてきたところを振り返る。帰りも三ノ谷へおりて、登り返すのか。ぐえー
2024年04月12日 10:56撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 10:56
歩いてきたところを振り返る。帰りも三ノ谷へおりて、登り返すのか。ぐえー
えー白山のほうと思う
2024年04月12日 10:56撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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えー白山のほうと思う
そして、御前岳がついに見えた
2024年04月12日 11:05撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 11:05
そして、御前岳がついに見えた
栗ヶ岳のほう。もう藪が出てますね。あっちからだと、難儀しそうだ
2024年04月12日 11:04撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 11:04
栗ヶ岳のほう。もう藪が出てますね。あっちからだと、難儀しそうだ
あと少しだ
2024年04月12日 11:08撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 11:08
あと少しだ
御前岳登頂。山頂部は雪が無く、一等三角点が丸見えでした。これにて、一等三角点百名山92座目登頂
2024年04月12日 11:11撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 11:11
御前岳登頂。山頂部は雪が無く、一等三角点が丸見えでした。これにて、一等三角点百名山92座目登頂
猿ヶ馬場山のほう
2024年04月12日 11:12撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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猿ヶ馬場山のほう
白山のほう
2024年04月12日 11:12撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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白山のほう
たぶん、南
2024年04月12日 11:12撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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たぶん、南
栗ヶ岳のほう
2024年04月12日 11:12撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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栗ヶ岳のほう
えー御嶽山かな
2024年04月12日 11:13撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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えー御嶽山かな
乗鞍岳かな
2024年04月12日 11:13撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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乗鞍岳かな
穂高岳と思う
2024年04月12日 11:13撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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穂高岳と思う
すいません。適当です
2024年04月12日 11:13撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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すいません。適当です
付近の山
2024年04月12日 11:13撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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付近の山
猿ヶ馬場山のほう
2024年04月12日 11:13撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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猿ヶ馬場山のほう
白山かなあ
2024年04月12日 11:13撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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白山かなあ
栗ヶ岳のほう。あっちからの縦走路は、尾根上の藪が出てて、面倒そうだね
2024年04月12日 11:15撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 11:15
栗ヶ岳のほう。あっちからの縦走路は、尾根上の藪が出てて、面倒そうだね
湖が見える
2024年04月12日 11:15撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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湖が見える
お約束
2024年04月12日 11:17撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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お約束
さて。下山します
2024年04月12日 11:36撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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さて。下山します
さらば。御前岳。良い山だ。この場所に来ることはもう永遠にないだろう
2024年04月12日 11:36撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 11:36
さらば。御前岳。良い山だ。この場所に来ることはもう永遠にないだろう
他にあるトレースは、動物だけ
2024年04月12日 11:59撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 11:59
他にあるトレースは、動物だけ
再び、三ノ谷までおりてから、あそこまで登り返し
2024年04月12日 12:14撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 12:14
再び、三ノ谷までおりてから、あそこまで登り返し
トレースがあると、ありがたいし、スピードアップだ。自分がつけたトレースだけどさ
2024年04月12日 12:20撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 12:20
トレースがあると、ありがたいし、スピードアップだ。自分がつけたトレースだけどさ
こっから、藪区間
2024年04月12日 13:25撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
5
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こっから、藪区間
登りでは気づかなかった、1369m峰
2024年04月12日 13:37撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
5
4/12 13:37
登りでは気づかなかった、1369m峰
登りでは写真に撮る余裕もなかった、イワウチワ
2024年04月12日 14:15撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
12
4/12 14:15
登りでは写真に撮る余裕もなかった、イワウチワ
みれす
2024年04月12日 14:46撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
12
4/12 14:46
みれす
下山後。温泉に向かう途中。公民館みたいなところの駐車場にあった岩が派手に剥がれていたので、写真に撮る
2024年04月12日 15:25撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
10
4/12 15:25
下山後。温泉に向かう途中。公民館みたいなところの駐車場にあった岩が派手に剥がれていたので、写真に撮る
剥がれていた箇所の内部。なんで、木があるんだか。そもそも、なんのオブジェだろうか
2024年04月12日 15:25撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
10
4/12 15:25
剥がれていた箇所の内部。なんで、木があるんだか。そもそも、なんのオブジェだろうか
温泉は。平瀬温泉 お宿 湯の里
2024年04月12日 15:31撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 15:31
温泉は。平瀬温泉 お宿 湯の里
外気温は、19℃。暑かった
2024年04月12日 16:18撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 16:18
外気温は、19℃。暑かった
昨日に引き続き、再び、バロー白鳥店にて買い出し
2024年04月12日 17:20撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 17:20
昨日に引き続き、再び、バロー白鳥店にて買い出し
予定していた店が本日の営業は終了しましたので、昨日と同じ覇楼館で食事します。昨日、気になったものがあったので。これで、3度目の来店
2024年04月12日 17:59撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 17:59
予定していた店が本日の営業は終了しましたので、昨日と同じ覇楼館で食事します。昨日、気になったものがあったので。これで、3度目の来店
明宝ハムカツ定食。¥1200。ご飯大盛り無料。揚げたてのハムカツが5枚。いやー、ハムカツって、うまいもんですねえ
2024年04月12日 18:12撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 18:12
明宝ハムカツ定食。¥1200。ご飯大盛り無料。揚げたてのハムカツが5枚。いやー、ハムカツって、うまいもんですねえ
ここまでの走行距離。565.8km。ここって、どこだっけか。まだ、岐阜県内
2024年04月12日 19:36撮影 by  TG-7 , OM Digital Solutions
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4/12 19:36
ここまでの走行距離。565.8km。ここって、どこだっけか。まだ、岐阜県内

装備

個人装備
8本爪アイゼン グリベルコンドル・両手持ち ワカン(使用せず) ツェルト他

感想

御前岳は、岐阜県飛騨市河合町と高山市清見町の境に位置する標高1816mの山。整備された登山道が無いため、一般的には残雪期に登られている。一等三角点百名山に指定されており、その中では、難関ではあるけども、最難関ではない。最難関は、カムイエクウチカウシ山。

主要なルートは、2つ。東側の飛騨市側から森茂峠(もりもとうげ)と栗ヶ岳を経由して山頂を往復するルート。もう1つは、西側の国道156号線新平瀬トンネル近くにある林道からアクセスするルート。

栗ヶ岳経由ルートでは、序盤が林道歩きで、累積標高差が1500m程度と小さいものの、歩行距離が23kmほど。

平瀬温泉ルート(仮称)では、序盤が林道歩きで、累積標高差が1800m程度で歩行距離が17km程度。難所は、一旦、1750mくらいまで登り上げてから、標高1520mほどの三ノ谷まで標高差にして200m以上を下降し、再び、1816mの御前岳まで登り返さなくてはならない点。帰りも同じ行程なので、精神的に大打撃を受ける。さらには、三ノ谷を越えるスノーブリッジの状態も気がかり。

御前岳自体のレコが少ないですけど、どちらと言えば、栗ヶ岳経由ルートを取るレコが多い。どちらから登ってもよかったのですけども、前日が野伏ヶ岳だったので、登山口にアクセスが良く、車中泊適地の道の駅も登山口の近くにあったという理由で、平瀬温泉ルートにしました。

平瀬温泉ルートの問題点は、駐車場所。専用の駐車場がありません。どこに置くか。先人の過去レコを見ても、車をどこに置いたのか、判然としない。林道入り口付近の路肩とあったけど、現地に行ってみると、どこのことか分からず。現地にて調査したところ、林道入り口付近に旧道の跡地みたいなところがあったので、そこに駐車した。他には、林道に入ると、けっこう幅広で、いくらでも路肩に止められるスペースがあった。この日は、残雪がまだ残っていて、林道をゲートまで車で走るのは不可能だったけども、登山口のある林道ゲートのあるところまで車で入れれば、その付近にも数台は置けるくらいのスペースがあった。ただ、ゲートまで車で入れるようになる頃には、藪が出過ぎてしまって余計に厄介かも。

で。果てしなく続く林道歩きが終わると、とんでもない急登。整備された登山道は無いものの、この時期に登る人はいるようで、比較的しっかりした踏み跡が見て取れた。ピンテも多数。標高1400mを越えるあたりからか、踏み跡が藪に消えていき、薄い笹薮と残雪のミックスとなる。時間がかかるわりに、遅々として進まず。標高1600m辺りからは、残雪が繋がるようになり、歩行が楽になる。雪質は気温上昇でグズグズ、たまに腰まで踏み抜いて、もがく。標高1750mくらいから見下ろす三ノ谷の先に御前岳が見える。あそこまで下るのか。標高差200m以上を。懸念のスノーブリッジの状態はどうだろうか。直近のレコも無い。腹を決めてくだるしかない。三ノ谷を渡れなかったら、引き返すのみだ。三ノ谷のスノーブリッジは全く無かった。全て崩落していた。が。川幅も狭く、浅い。こんなんなら、簡単に渡渉できるじゃないか。今にも崩落しそうなスノーブリッジを命がけで渡るより、余程、安全だ。降りられそうなところから、沢に降りて飛び石で渡渉し、反対側の雪壁を登った。その後は、御前岳の手前にある峰に一気に登る。登り切ってしまえば、御前岳が見える。部分的に笹薮が出ていたが、辛うじて雪が繋がっていたので、回避できた。

御前岳山頂部は、藪が出ていたけども、その分、一等三角点が顔を出していた。眺望は360度視界のこれでもかと言わんばかりの大展望。苦労して登った甲斐があったというもの。そして、この日は、誰も見かけなかった。雪面にトレースもまったく無かった。前日の野伏ヶ岳の数倍は苦労したけども、それ相応の満足感があった。私が将来、百名山を選定することがあれば、御前岳は入れると思います。それくらいの名山でした。ノートレースで、誰一人として見かけなかったというのが、なお、良かった。

▼岐阜遠征 1日目 野伏ヶ岳☆日本300名山298座目
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6640746.html
▼岐阜遠征 2日目 御前岳☆一等三角点百名山92座目
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6643587.html
▼岐阜遠征 3日目 1山目 蕪山☆山登りを趣味にする36座目
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6645482.html
▼岐阜遠征 3日目 2山目 高賀山☆日本百霊峰94座目
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6647747.html
▼岐阜遠征 3日目 3山目 金華山☆山登りを趣味にする37座目
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6651716.html
▼岐阜遠征 4日目 1山目 風越山☆信州百名山85座目
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6654603.html
▼岐阜遠征 4日目 2山目 蛇峠山☆百名山以外の名山50 44座目
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6656555.html
▼岐阜遠征 4日目 3山目 守屋山☆信州百名山86座目
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6660966.html

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コメント

岐阜百秀山、一等三角点百名山の御前岳登頂おめでとうございます。2日後に自分も登頂できました。うっすら所々靴跡があったので、助かりました。
この山は、賞味期限が短いので、時間切れや藪に阻まれて何回も敗退しています。なお谷林道も滑り台におののいて、引き返したことがあります。森茂峠からのルートは、栗ヶ岳からちょっときびしいので、グリベルのストック、アイゼンが必要になってきます。百名山に推挙されるなら、是非反対からも登りにきて下さい。岐阜の山は、能郷白山を初め地味な山が多いですが、登ってみると面白い山が多いと思います。次回のレコも楽しみにしています。
2024/4/18 14:18
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1
kameyama3さん、コメントありがとうございます。

ところどころ深みにはまってる私のトレースが残っていたようで、お恥ずかしい限りですが、お役に立てたのであれば、幸いです。
あの林道は雪が豊富に残ってたら怖いですね。かなり融雪が進んでいて、まるで危なくはなかったですけど、逆にそうなると、尾根に藪が出てくるし、いつ行くかの判断が難しい山だと思います。
三ノ谷の登下降がきつそうだったので、森茂峠からのほうがいいかなという気持ちも登る前には少しはあったので、そちらからの登頂も考えてみます。何年先になるかわかりませんが。

能郷白山は良い山でした。最初、わりかし地味かなと思ったのですが、標高が上がるにつれて、面白みが増していったのを覚えています。振り返ってみると意外と、岐阜県の山を訪れていたりします。
2024/4/19 12:21
こんばんは😄登頂おめでとうございます!
御前岳は密かにターゲットにしています。今月登った猿ヶ馬場山からのレコが幾つかあって、猿ヶ馬場のついでにチャレンジしようかなぁと企んでいましたが、当日帰京だったため止めました。意外に早く猿ヶ馬場に登頂できたので、今考えると行けたかなとも思いますが、下調べ不十分でしたので行かなくて正解だったと思います。数年後に参考にさせてもらいますね。
2024/4/18 20:30
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ehasegawaさん、コメントありがとうございます。

ありましたね。猿ヶ馬場山からのレコ。凄い体力だなと思って見てました。
私の場合、野伏ヶ岳の後だから行けたかもしれませんけど、猿ヶ馬場山のあとだとしたら、行けたかどうか。三ノ谷の登下降で、へばったかもしれません。
出発前は野伏ヶ岳がメインで、あとはオマケみたいな感じでしたけども、結果として、御前岳のほうが感動が大きかったりしました。天気が良かったというのもあるかもしれませんが。御前岳は、行けたら行こうかくらいにしか考えていなかったのですが、行って良かったです。

平瀬温泉側と森茂峠側の他にもう1つルートがあるようですけど、どこから登るか悩ましい山と思います。参考にしていただけましたならば、レコを造った甲斐がありました。
2024/4/19 12:42
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