残雪と藪を抜けて「中の又山」(越後100山)[R289⇔日本平⇔五兵衛小屋⇔中の又山]
- GPS
- 09:24
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 1,580m
- 下り
- 1,572m
コースタイム
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 9:16
天候 | 晴れ〜♪ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
自転車の移動時間(上り33分、下り25分) ※冬期通行止ゲートは、開閉できるので、一般車両もかなり入っていた。 ※冬期ゲートから約3.9卆茲砲△觜事用ゲートまで車で行けば良かったと反省。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:×(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :4.5(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :4(難5・4・3・2・1易)アイゼン、ピッケル、藪等の頻度 ★登山道の眺望:3〜4(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :3.5(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:0人)】 ◆R289からの取付き ・日本平までの取付きは、川クルミ沢に架かる橋(右岸側)に建物があるので、そこから取付くと良いと思う(今回の下りのルート)。 ・川クルミ沢は、谷が深く荒れているので、渡渉箇所まである要所のマーキングテープを頼りに歩いた。 ◆渡渉箇所から日本平 ・渡渉箇所から日本平までは、明瞭な踏み跡は確認できず、藪の薄い部分を探しながら広葉樹の急登を登った。 ・急登を登ると平坦なスギ林となるが、迷い易い地形であるため、GPSを確認しながら、稜線までのルートを探した。 ・稜線に上がると、かなりの藪尾根であったため、もう少し北側に取付けばよかったと、帰りは、早めに斜面を下りた。 ・日本平に近づくと、鉈目のある踏み跡が突如出現する。しばらく踏み跡に沿って歩くと眺望が開け、守門岳の雄姿が姿を現した。 ・ルートの大半は雪がなく、山頂直下のごく一部しか雪が拾えなかった。 ◆日本平から五兵衛小屋 ・日本平の山頂周辺は、鉈目のある踏み跡があり歩きやすかった。 ・五兵衛小屋までのルートは、踏み跡があるので、比較的歩きやすいが、岩と藪の瘦せ尾根のアップダウンの繰り返しとなり、体力的にややハードなルートだった。 ・特に危険性は無いが、踏み跡がP855の手前で、南側斜面のトラバースとなっていたが、急峻なので残雪があると歩き難い。そのまま尾根伝いに歩いた方が良かった。 ・P855付近からようやく残雪が多くなり、雪庇の上を歩く区間が増えてきた。雪が拾えた区間は、全体の2割程度。 ・五平小屋直下の急登の藪を登りきると、五平小屋到着。ピークは、下田山塊の山々が一望でき、北東側が開けているので、なかなか良い眺望であった。 ◆五兵衛小屋から中の又山 ・五兵衛小屋からは、残雪と藪を交互に進む。雪が拾えた区間は、全体の6割程度。できるだけ雪に乗れるように、北側の雪庇、南側の残雪トラバースを繰り返しながら進んだ。 ・藪区間は、日本平周辺より踏み跡は薄く、歩き難い区間もある。 ・全体的に危険のある箇所は少ないが、P919とP949の間にある岩場は注意が必要だろう。稜線を歩いていると突如、切れ落ちた岩場になるので、南側から巻くように歩いた。岩場区間は10分ほどで通過できるが、巻きにくい箇所もあるので、慎重なルート選定が必要。 ・中の又山に近づくと残雪が多くなり、歩きやすくなる。稜線は南東側が開けているので、福島県側の景色を眺めながら県境を進む。中の又山の山頂付近は平坦な雪原が多く、どこが山頂なのか分かり難いので、最終的にはGPSで確認して三角点の位置を探した。(三角点は雪の中で発見できず) ・山頂からの眺望は、北側に迫力の矢筈岳が聳え、南側には、浅草岳や守門岳まで一望できた。 ◆その他 ・水を2.2リットル持参したが、気温上昇と藪尾根のアップダウンで、途中から省エネモードに切り替えても、久しぶりに全量を飲んでしまった。稜線は、水場もないので、気温が高い場合は、水を多めに持って行った方が良いだろう。 ・本日は、ワカンとピッケルは全く使用しなかった。藪が多いので、邪魔になるピッケルは途中でデポしても良かったかも。 ・アップダウンが多い尾根の縦走になるので、行きも帰りも所要時間に大差はなく、余裕を持ったスケジュールが必要と感じた。 |
写真
感想
本日は、夕方から所用があったので、自宅から近い未踏の山に行ってみることにしました。
登る山は、越後100山の「中の又山」。
中の又山は、今までレコがないので、所要時間が全く読めず、折り返し時刻をAM10時として、状況次第では五兵衛小屋までと決め、行けるところまで歩くことにしました。
日本平から先の稜線は、川内山塊の稜線に比べ、藪の痩せ尾根、かつ、小さなアップダウンが多いので、体力的にキツく感じて、途中、今日は、五兵衛小屋で引き返そうと思いながら歩きました。
でも、五兵衛小屋に到着すると、川内山塊、下田山塊のダイナミックな眺望の広がりに感動。
更に、正面には目的地の中の又山も見えます。
かなり近くに見えるので、夏道があれば、1時間程度で着けそうな距離。
折り返し時刻まで90分ほど、さてどうするか。
微妙な感じですが、せっかくここまで来たので、予定通りアタックすることにしました。
途中、岩場の難所もありましたが、幸いにも残雪が拾える区間が多かったため、なんとか設定時刻前に山頂に到着。
山頂は平坦で、北側には雄大に聳える矢筈岳、南側には浅草岳と守門岳が間近に見え、なかなか良いところでした。
このあたりの山域は、かなり熊の密度が高いので、本日は鈴とホイッスルを鳴らしながらの山歩き。
それが効いているのか、どこを探しても動物の気配が無く(カモシカの足跡だけ)、ほんと、山に向き合い、たっぷり浸ることのできた1日でした。
本日、雪が緩んだ雪庇歩きをしている際に、直径5冂度の灌木が雪の中から突如、弓のように跳ね返り、不覚にも肋骨を強打してしまいました。
50僂曚苗靴揚瑤个気譴心兇犬両弖發任靴燭里如10秒ほど起き上がれず、悶えてしまいました。
骨に異常がなければ良いのですが、油断大敵ですね〜
コメント
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懐かしい写真を有難うございますw もう10数年前に登りました。あの岩場も思い出します。毛猛、矢筈,青里も本当に懐かしいですw
越後の山は何とも言えぬ雰囲気があり、こちら、石川とは違いますねw
mi-bou さん、はじめまして。
石川県の方なのに、新潟の川内・下田山塊のマイナーな山をご存じとは驚きです
夏場に登る一般的な名峰も多いですが、残雪時限定の奥山探訪も豪雪時ならではの楽しみかもしれませんね!
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