花を求めて岩ヶ峰へ【釈迦ヶ岳〜段木〜三池岳縦走】
- GPS
- 14:34
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,045m
- 下り
- 1,036m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 8:20
天候 | 終日快晴 但し遠望は叶わず |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八風(はっぷう)キャンプ場〜栃谷橋を渡った路肩スペースへ駐車 《5台ほどのスペース有り》 |
コース状況/ 危険箇所等 |
見かけた花は以下のようですが、アカヤシオやコイワカガミは 800mより上では見られませんでした。 【岩ヶ峰尾根】 イワウチワ・バイカオウレン・ショウジョウバカマ・アカヤシオ ミツバツツジ・タムシバ・シロモジ・馬酔木 【県境稜線・段木尾根】 バイカオウレン・キランソウ・フデリンドウ・ムシカリ・馬酔木 【東尾根(城の尾)】 バイカオウレン・ショウジョウバカマ・コイワカガミ・アカヤシオ ミツバツツジ・タムシバ・シロモジ・シキミ |
写真
感想
G/Wに突入し、花も春を告げる第一ステージから、
山を彩る第二ステージに変わってきようだ。
さて、目指す尾根の林床も一面茶色から艶やかな色が混じって、
苦しい登りを癒してくれるだろうか?
駐車地から作業道?を上流へ向かい、わずかに左カーブした先の
道の左側が開けた場所から川原に降りる。
ペンキに導かれて栃谷の右岸に徒渉し、小谷の脇を山腹に絡んで
枝尾根を急登して主尾根に乗る。
快適な尾根もすぐに傾斜を増し、大岩を捲きながらの苦しい登りが
始まる。林床に見られる艶やかなコイワカガミの葉は多く見られるが
花はまだ先のようだ。
小さなピークからザレの鞍部の出ると、いよいよ新緑の中に
ミツバツツジやアカヤシオが彩りを加え、足元にはイワウチワが
あちこちに見られるようになってきた。
西向きのから南西向きの尾根に上がると、目に前にはミツバツツジと
アカヤシオが競演だ。色彩ではツツジに軍配が上がりそうだが、
満開のツツジに比べ、アカヤシオはまだまだ蕾が多いせいだろうが、
一斉に開花したら圧巻だろう。
岩尾根を攀じ北山を過ぎると、県境稜線や鏡岩が樹間に展望でき、
馬酔木やクロモジ、タムシバなども加わり尾根に賑わいが出てくる。
小さくアップダウンしながら真横に鏡岩を見て小さな鞍部に降りる。
さあー、今回はあの岩に立ってみよう。
コースを外れ、急斜面に絡んで北向きにトラバースした後、
浅い谷を横切り小さな尾根に上がると鏡岩の岩場に出る。
廻り込むようして基部に出るとザイルが下がっていた。
僅かなスタンスを探しザイルを頼って鏡岩のTOPに出ると、
意外に広く、ザックを降ろしても充分なスペースが有った。
気持ちの良い風を感じながら、対峙する岩ヶ峰や県境稜線の奥に
横たわる竜ヶ岳などの展望を楽しみコースへ戻る。
これから先が一段と傾斜を増す岩ヶ峰の核心部だ。
砦の様な岩壁をトラバースし、ドームのように盛り上がる石楠花の
茂る急斜面に出るが、時期が早く蕾さえも見られないのが残念だ。
一歩一歩高度を稼ぎ、右から廻り込むようにしてピークに出る。
此処で見上げるアカヤシオと足元のバイカオウレンを期待して来たが
この標高ではアカヤシオの蕾は僅かに色を付けた程度だったが、
バイカオウレンやイワウチワは最盛期だった。
鞍部に横たわる池を見送り、再び岩混じりの急登を喘ぎ、
固定ロープに頼って県境稜線に這い上がると、やっと登りから解放され
緩やかな縦走路に出る。
いつものように釈迦ヶ岳の最高点を往復し、県境稜線を北上する。
此処から三池岳に至る稜線は、鈴鹿でも一番のお気に入りエリアだ。
いつ来ても爽快な稜線歩きを楽しませてくれる。
西側にゆったりと尾根を広げ、東側は栃谷や栗木谷に向かって鋭く
落ち込む。こんな眺めも魅力の一つだろう。
稜線では見られなかったリンドウを求めて段木を往復し、
静かな笹原の窪地に水を湛える仙香池でまったりと食事を摂る。
汗ばむような穏やかな陽気につられて、のんびりと三池岳まで
縦走し、お菊池を過ぎると、いよいよ東尾根の急降下が始まる。
石楠花の密生する露岩の尾根はわかりづらい。
慎重に道を確認しながらゆっくりと下り700mを過ぎる頃、
アカヤシオやミツバツツジ、更に小さいながらもコイワカガミも現れた。
この辺はイワカガミの群生地帯だが少し早かったようだ。
5月中旬になれば石楠花も咲き始めるだろうか?
足元から岩が消え、木の根を踏むように変わって来ると
急な東尾根もゆるんで残すところ後僅かだ。
岩に腰を降ろし、乾いた喉をミカンで潤しゆっくりとタバコを
くゆらせる。
【やはり今年はいろんな花も少し遅れているようだが、
爽やかな季節を感じながら、お気に入りのエリアをじっくり歩けた
一日だった。】
onetotaniさん、こんばんは。
この時期、鈴鹿を楽しめる定番コースですね
多くの花に囲まれながら、春の日差しを浴びて、山歩きを満喫できたと思います
イワカガミにアカヤシオ、薄めのピンクが清楚で綺麗な花だと思います。
この時期の鈴鹿が、一番爽やかですね
totokさん 今晩は。
今年は春の進みが遅くアカヤシオや石楠花の見頃には
一寸早すぎて、その点は残念でした。
今回岩ヶ峰の登りがいつも以上にきつく感じましたが、
県境稜線を楽しむには最高の陽気でした。
人にも時々すれ違う程度で、静かに雰囲気を味わえました。
「風薫る季節」がぴったりする天気に恵まれ、幸せな一日でした。
鈴鹿県境稜線つなぎの、コンプリートが
目標の僕には、とても参考になります。
アカヤシオは、このあたりでも、たっぷり
見られるのですね。例年ですと
そろそろ満開の時期、厳しかった冬の
名残で、花が遅れ気味なのですね。
御在所界隈とは違う、味わい深そうなコース
一度体験してみたいものです。
komakiさん 今晩は。
今回は残念でしたが、一人で行ってきました。
個人的には釈迦ヶ岳から三池岳にかけての開放的な稜線が
一番のお気に入りです。
一度歩くと病みつきになると思います。
機会があればぜひ一緒に歩きましょう。
釈迦〜三池の稜線歩きは爽快ですね、加えてこの晴天でさらに素晴らしかったことでしょう。
やはり今年は花々が咲くのが遅れているようですね、アカヤシオもまだこれからですか!No64・No65はムシカリに間違いないです。一年前にこの稜線を歩いた時に、確か咲いていました。
明日は昨年のonetotaniさんのレコを参考に、ミズナシ・白谷越・太尾を周回してくる予定です。古語録谷〜白谷越のルートも探索してみますね。
teppan2013さん 今晩は。
初めて訪れた時に多くに花に恵まれ、今回も楽しみにやってきましたが、
今年は1週間ほど早かったようです。それでも山腹を彩るアカヤシオや
足元の花を探しながらの尾根歩きは楽しいものでした。
太尾の尾根も静かでいいでしょうね。見つけられなかった道の情報も
教えてください。
onetotaniさん、こんにちは
ここの稜線は何度行っても気持ちの良いところですね。
私もこの稜線が鈴鹿で一番好きな所ですが
今度は滋賀県側からいってみようかなと思っていますよ。
higurasiさん 今晩は。
いつもながら稜線の雰囲気を楽しみながら、じっくりと歩いてきました。
今回は鏡岩に立つアクセントも加えてみました。
八風谷からのコースも気になりますね。道標から少し入ってみましたが、
歩かれたらまた教えて下さい。
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