ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 112196
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
京都・北摂

比叡山から梶山(大尾山)まで縦走 + 延暦寺・三千院を探訪

2011年05月18日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:55
距離
18.5km
登り
1,302m
下り
1,148m

コースタイム

比叡山坂本駅   08:40
延暦寺・根本中堂 10:00〜
延暦寺・阿弥陀堂 〜10:20
比叡山(大比叡)  10:35-10:40
浄土院      11:10
釈迦堂      11:20
横高山      12:00-12:10
水井山      12:25-12:35
仰木峠      12:55
小野山      13:15
梶山(大尾山)   13:50-14:00
音無の滝     14:40-14:45
三千院      14:55-15:25
大原バス停    15:35
天候 すっきりと晴れて、清々しい1日。
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
JR湖西線 比叡山坂本駅
(帰り)
大原バス停 15:40-(京都バス)-16:26 四条河原町バス停 -(お買い物・徒歩移動)- 京都駅
コース状況/
危険箇所等
●比叡山坂本駅〜比叡山延暦寺(東塔)
道は明瞭です。ただし、日吉大社の参道が終わった所で、石畳の階段を登り始める所には、適切な道標はなかった気がします。
それから、その後の登山道は、雨水の通り道ともなっていて、深くえぐられたりして歩きにくかったです。雨中や雨後は要注意ではないでしょうか。

●比叡山延暦寺(東塔)〜大比叡〜比叡山頂バス停
阿弥陀堂の裏手を登っていきますが、大比叡に着くまでの間、標識は一切見ませんでした。方角を頼りに歩くことになりますが、変な脇道はなかったので、登る道を見つけたらそこを行く、という進み方でも問題ないかもしれません。

●比叡山頂バス停〜比叡山延暦寺(西塔)〜横高山・水井山〜仰木峠
比叡山頂バス停から道標に従って西塔への道に入ると、少し下ったところで京都一周トレイルに出ます。そこからはそのトレイルがずっと続いて、良く歩かれた道標完備の道が続きます。

●仰木峠〜梶山(大尾山)
道は細くなりますし道標も少なかったですが、小野山の頂上付近で道筋が不明瞭になった以外は、問題なく歩ける道でした。

●梶山(大尾山)〜三千院
険悪な沢を下る、危険極まりない悪路でした。現地では道標が普通に案内している道ですし、登山地図でも一般登山道として書かれていて何の注意書きもされていませんが、その実態はバリエーションルート未満でした。
ある程度悪路を歩いてきた経験がないと、ここを無難に下るのは難しく、安易に歩くべきではありません。
それにしても、危険箇所を目前にするまで一切の警告がないとは、一体何事でしょうか。
何の注意喚起もないまま危険箇所へと導く道標には、不適切という印象を超えて悪意すら感じましたし、登山地図の書きぶりにも疑問を感じました。
比叡山坂本駅。比叡山への出口側には駅前と呼べるような景色が何もなく、この写真は反対側の東口です。
2011年05月18日 08:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 8:37
比叡山坂本駅。比叡山への出口側には駅前と呼べるような景色が何もなく、この写真は反対側の東口です。
しばらくは車道や日吉大社の参道を歩いて、日吉大社を右に見送ったところから、この階段が始まります。
2011年05月18日 08:56撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 8:56
しばらくは車道や日吉大社の参道を歩いて、日吉大社を右に見送ったところから、この階段が始まります。
やがて山道になりますが、こんな感じの荒れた道がずっと続きました。
2011年05月18日 09:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 9:11
やがて山道になりますが、こんな感じの荒れた道がずっと続きました。
こんな酷い箇所も少なくありません。ここなどは、雨の時は完全に川の中に道が没しそうです。
2011年05月18日 09:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 9:23
こんな酷い箇所も少なくありません。ここなどは、雨の時は完全に川の中に道が没しそうです。
比叡山延暦寺の根本中堂です。さすがにここは人が多かったです。
2011年05月18日 10:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
5/18 10:00
比叡山延暦寺の根本中堂です。さすがにここは人が多かったです。
同じく根本中堂。
2011年05月18日 09:58撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 9:58
同じく根本中堂。
大講堂。このあたりも人がひっきりなしです。鐘楼は自由に撞けるようになっていた模様。
2011年05月18日 10:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 10:04
大講堂。このあたりも人がひっきりなしです。鐘楼は自由に撞けるようになっていた模様。
阿弥陀堂は、何故かひっそりしていました。おかげで全く人が入らない写真が撮れています。
2011年05月18日 10:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 10:11
阿弥陀堂は、何故かひっそりしていました。おかげで全く人が入らない写真が撮れています。
阿弥陀堂の左側の奥にある、こんな所を抜けた先から、結果的に大比叡に通じている道が始まっていました。
2011年05月18日 10:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 10:15
阿弥陀堂の左側の奥にある、こんな所を抜けた先から、結果的に大比叡に通じている道が始まっていました。
比叡山の最高点、大比叡です。ここに写っている範囲が全ての狭いピークで、展望もありません。
2011年05月18日 10:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 10:34
比叡山の最高点、大比叡です。ここに写っている範囲が全ての狭いピークで、展望もありません。
大比叡の三角点をアップで撮りました。
2011年05月18日 10:33撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 10:33
大比叡の三角点をアップで撮りました。
比叡山頂バス停前の駐車場からは、京都市街が眺められました。
2011年05月18日 10:41撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 10:41
比叡山頂バス停前の駐車場からは、京都市街が眺められました。
なぜ京都市街だと分かったかというと、京都タワーが見えていたから。(中央やや奥です)
2011年05月18日 10:41撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 10:41
なぜ京都市街だと分かったかというと、京都タワーが見えていたから。(中央やや奥です)
延暦寺の西塔エリアに来ました。浄土院はこの枯山水が美しかったです。
2011年05月18日 11:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 11:08
延暦寺の西塔エリアに来ました。浄土院はこの枯山水が美しかったです。
同じく浄土院。
2011年05月18日 11:07撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 11:07
同じく浄土院。
こちらは釈迦堂です。
2011年05月18日 11:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 11:18
こちらは釈迦堂です。
春だというのに、何故かモミジが。登山道が奥比叡ドライブウェイと絡む付近で、こんな木を何本か見ました。こういう種類なのでしょう。
2011年05月18日 11:42撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 11:42
春だというのに、何故かモミジが。登山道が奥比叡ドライブウェイと絡む付近で、こんな木を何本か見ました。こういう種類なのでしょう。
今日2つ目のピーク、垤盪魁E庫召倭瓦ありません。
2011年05月18日 12:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 12:00
今日2つ目のピーク、垤盪魁E庫召倭瓦ありません。
満開のツツジ。いかにも5月の山を歩いている、という気分になります。ただしツツジは群落はにはなっていなくて、散発的でした。
2011年05月18日 12:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 12:13
満開のツツジ。いかにも5月の山を歩いている、という気分になります。ただしツツジは群落はにはなっていなくて、散発的でした。
水井山も三角点ピークですが、やはり展望は全くなしでした。
2011年05月18日 12:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 12:23
水井山も三角点ピークですが、やはり展望は全くなしでした。
仰木峠で、京都一周トレイルと東海自然歩道は稜線と分かれて下って行きますが、さらに稜線を北上します。
2011年05月18日 12:53撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 12:53
仰木峠で、京都一周トレイルと東海自然歩道は稜線と分かれて下って行きますが、さらに稜線を北上します。
小野山の周囲は荒れていて、どこが頂上かハッキリしませんでした。ここが最も高かったと感じましたが、標識らしき物は見当たりません。
2011年05月18日 13:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 13:15
小野山の周囲は荒れていて、どこが頂上かハッキリしませんでした。ここが最も高かったと感じましたが、標識らしき物は見当たりません。
小野山から下って行くと、林道に出てしまいます。ちょっと興醒め。
2011年05月18日 13:22撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 13:22
小野山から下って行くと、林道に出てしまいます。ちょっと興醒め。
しばらく林道を歩いた後、こんな標識を見て再び山道に入ります。
2011年05月18日 13:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 13:34
しばらく林道を歩いた後、こんな標識を見て再び山道に入ります。
山道はすぐ左折するのですが、右にも踏み跡があったので行ってみると、琵琶湖が見えていました。
2011年05月18日 13:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 13:36
山道はすぐ左折するのですが、右にも踏み跡があったので行ってみると、琵琶湖が見えていました。
見えているのは琵琶湖大橋ですね。
2011年05月18日 13:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 13:36
見えているのは琵琶湖大橋ですね。
今日最後のピーク、梶山(大尾山)にも三角点。ここでは、木々の間から少しだけ琵琶湖方面が見えていました。
2011年05月18日 13:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 13:49
今日最後のピーク、梶山(大尾山)にも三角点。ここでは、木々の間から少しだけ琵琶湖方面が見えていました。
梶山(大尾山)から大原へ下る道は、荒れた沢の中を歩くトンデモナイ道でした。
2011年05月18日 14:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 14:08
梶山(大尾山)から大原へ下る道は、荒れた沢の中を歩くトンデモナイ道でした。
こちらは「三の滝」。ここまでは、割と普通に下ってこられて、写真を撮る余裕もありました。
2011年05月18日 14:10撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 14:10
こちらは「三の滝」。ここまでは、割と普通に下ってこられて、写真を撮る余裕もありました。
次第に沢は険悪になっていき、こんな荒れ沢の中を下ることが多くなりました。危険です。
2011年05月18日 14:17撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
5/18 14:17
次第に沢は険悪になっていき、こんな荒れ沢の中を下ることが多くなりました。危険です。
「二の滝」は、看板のすぐ左隣に覗き見るのがやっとでしたが、縮小写真では分かりにくくなってしまいました。
2011年05月18日 14:25撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 14:25
「二の滝」は、看板のすぐ左隣に覗き見るのがやっとでしたが、縮小写真では分かりにくくなってしまいました。
久しぶりにマトモな標識を見ましたが、この箇所も水量がこの程度でないと安全には渡れないでしょう。
2011年05月18日 14:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 14:27
久しぶりにマトモな標識を見ましたが、この箇所も水量がこの程度でないと安全には渡れないでしょう。
さらに下ってから、ようやく「警告」というニュアンスが伝わる標識を見ました。
2011年05月18日 14:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 14:36
さらに下ってから、ようやく「警告」というニュアンスが伝わる標識を見ました。
相次いでこんな標識も。これから登ろうとする人への警告としては十分かもしれませんが、下る人にも同じような配慮が必要ではないでしょうか。
2011年05月18日 14:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 14:36
相次いでこんな標識も。これから登ろうとする人への警告としては十分かもしれませんが、下る人にも同じような配慮が必要ではないでしょうか。
「音無の滝」は、その名前からもっと静かな滝なのかと思っていましたが、割と普通に瀑音が響いています。
2011年05月18日 14:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 14:38
「音無の滝」は、その名前からもっと静かな滝なのかと思っていましたが、割と普通に瀑音が響いています。
三千院の前まで来ました。右手が境内で、左手には茶店などが並んでいます。なんかいい感じの景色ですね。
2011年05月18日 15:26撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
5/18 15:26
三千院の前まで来ました。右手が境内で、左手には茶店などが並んでいます。なんかいい感じの景色ですね。
三千院では建物内が撮影禁止だったので、庭の写真が多くなりました。緑がきれいです。
2011年05月18日 14:59撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 14:59
三千院では建物内が撮影禁止だったので、庭の写真が多くなりました。緑がきれいです。
三千院の庭。
2011年05月18日 15:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 15:00
三千院の庭。
三千院の庭。
2011年05月18日 15:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 15:20
三千院の庭。
赤色がひときわ鮮やかだった観音堂。中では金色の観音像が見事でした。
2011年05月18日 15:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
5/18 15:13
赤色がひときわ鮮やかだった観音堂。中では金色の観音像が見事でした。
撮影機器:

感想

西日本の山への遠征は、今回が初めてとなります。
そしてその行程も、延暦寺の参拝をしつつ比叡山に登り、京都一周トレイルを北上して梶山(大尾山)まで縦走した後、大原に下って三千院を参拝するという、盛り沢山の内容でした。

平日ということもあったと思いますが、比叡山坂本駅から延暦寺まで歩いて登ろうとする人など少ないのでしょう。この日は前後に全く人の姿を見ませんでした。
登山道は古くからの歴史ある道ですが、それだけに荒れ方が酷く、深くえぐられた箇所の多い石ゴロの道はかなり歩きにくかったです。それでも傾斜が緩やかなので、体力的な辛さは感じませんでした。

延暦寺の東塔エリアはさすがに平日でも人が多く、一般の観光客のほか、ガイドに引率された旅行ツアーの御一行や、修学旅行らしい学生の団体などが次々と訪れていました。
根本中堂や大講堂は、多くの人たちの順路に自然となっているらしく、人の姿が多かったです。
ところが阿弥陀堂まで行くと、何故かそこはメジャーな参拝ルートから外されてでもいるのか、人が信じられない程に少なくてひっそりとしていました。

阿弥陀堂の左側から裏手に回ると、左手に延びていく行先不明の木段があって、それを登ると、さらに奥へと道が続いていきます。
途中で何の案内も見ることはありませんでしたが、この道が結局最高点の大比叡まで続いていました。
大比叡は三角点がただあるだけで、木立の中にある展望のない狭い場所。頂上にこだわる人以外は来る価値がなさそうでした。

一旦比叡山頂バス停に下ってから、京都一周トレイルに入って西塔エリアに向かいます。すると東塔よりも人が少なくなって、静かな雰囲気で落ち着けるようになります。
最も印象的だったのは、美しい枯山水をはじめとして、庭が綺麗に整えられていた浄土院でした。

西塔エリアを抜けると、いよいよ登山道らしくなりますが、しばらくの間は穏やかな道でした。
好展望地とされる玉体杉は、20人以上いようかという中高年の大集団が占拠していて、展望を見る余地もなければ標識を写真に撮ることもままならない状況。
常識的な人ならば、後から来た人に少しだけ場所を空けるなんて簡単な事だと思いますが、山ではその程度の配慮もできない集団があまりに多い気がするのは何故でしょうか。

玉体杉を過ぎると、横高山と水井山へは、どちらも見上げるような急登になります。しかも頂上はいずれも展望がなく、消耗した体力分が報われない感じでした。
その後はぐんぐん下り、一気に標高を落として仰木峠へ。ここから京都一周トレイルと東海自然歩道が、稜線と分かれて一緒に下ってしまうため、尾根道の続きは一気に心許なくなります。
なお仰木峠にある道標は、北への道を「尾根道、大尾山へ」としています。当面の目的地は現在の「山と高原地図」では「梶山」ですが、かつては「大尾山」とされていたようで、現地で見る道標は全て「大尾山」となっていました。

仰木峠から北への尾根道に入ると、道が細くなったばかりか、少々ヤブっぽい箇所も出てくるようになりました。時折クモの巣に引っ掛かるのが鬱陶しかったです。
小野山の頂上部は、平たく広がるためか踏み跡が定かではなくなり、どこが頂上かも不明でした。
最も高そうに見える地点で、樹木にテープで目印が付けられていので、そこが頂上だったようですが、特に標識はありませんでした。

小野山から下って行くと林道に出て、しばらくの間は砂利道を歩いてから、左に分かれる山道を示す道標に従って林道を離れます。
最後のピークとなる梶山(大尾山)は、三角点がポツンと埋まっているだけで、標識も何もない地味なピークでした。展望も、少し手前の地点から、チラッと琵琶湖が見られるだけです。

梶山(大尾山)では、大原を示す道標に従って、西への尾根を進みます。するとすぐに標識の立つ三叉路に出て、ここでも大原への道標に従って左折します。
するとその道は、一気に急降下していきます。一応は道になっていて普通に足だけで歩けますが、やや荒れた様子が窺えて、正しい道なのか少し不安になるような雰囲気でした。
そして急降下が一段落したあたりで、信じられないことが書かれた標識を見て唖然とさせられることになります。

『 これより登山道は、沢歩きや 沢沿いの道になります。増水時は、特に気をつけて下さい。』

「沢歩き」だなんて全くの予想外です。聞いてません。
でも登山地図には何の注意書きもありませんし、なによりここまでの道標が、あたかも何事もない普通の道であるかのように、あっけらかんとこの道を示していたのです。
誰が歩いたって問題のない道になっているはず、と信じて先へと進んでいきます。そうでなくても、相当の急降下をしてしまった後のこと。これを見たからといって、そうそう引き返す気にもなりません。

ところが道は本当に沢の中へ入っていきます。それが随所で崩壊が起きている荒れ沢で、崩壊箇所を修復している様子もなく、もう険悪と言って良い程の酷い有り様です。
本来高巻いていた筈の道が斜面崩落で消えていて、沢沿いを歩くことを余儀なくされる箇所が頻繁に繰り返されます。当然そういう箇所では道がありません。
沢の中は濡れたり苔むしたりして滑りやすそうな岩が多く、かといって沢の両岸には脆い急斜面が迫っていることがほとんどで、安全に歩けそうな道筋を見出

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3381人

コメント

関西まで遠征されたのですね
cellistさん こんばんは。
比叡山まで遠征されていたのですね。
梶山からの下山路は大変な悪路だったみたいですね。
ご無事でなによりです。
記録を拝見すると、確かに頂上に警告の案内があってしかるべきですね。何も知らないハイカーが入り込んだら
事故が起きかねないですよね。
余談ですが、私、比叡山の麓の比叡山高校に通っておりましたので、坂本辺りが懐かしゅうございました。
2011/5/24 23:17
nekobaさん、コメントありがとうござます。
今頃気がついてすみません。
こちらのご出身だったのですね。

比叡山高校といえば、石畳の道を登り始めた頃、左手にあった高校でした。中が見えている教室もあって、ちらっと覗くとちょうどテストの時間のようでした。 試験期間だったのでしょうか。自然豊かな環境と、歴史ある佇まいの中にあって、羨ましいなと思った記憶があります。

最後を無事に下れたのは、単に運が良かっただけのような気がしています。慎重に歩いても、10回下ったら3〜4回は何かしら事故りそうな状況でしたから。
でもその後の三千院とかは期待していた通りの素晴らしさを楽しめたので、遠出してきて良かったと思っています。また行きたいな。
2011/5/28 14:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

トレイルラン 近畿 [日帰り]
比叡山国際トレイル
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら