試練の和佐府−北ノ俣岳−太郎平ピストン(薬師岳は断念)
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- GPS
- 18:02
- 距離
- 35.7km
- 登り
- 2,279m
- 下り
- 2,276m
コースタイム
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 9:44
天候 | 2日間とも快晴無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
飛越トンネル手前1kmくらいの地点に全層雪崩跡あり。 |
写真
装備
個人装備 |
コンパス
地図
ヘッドランプ
ダウンジャケット
フリースシャツ
グローブ
帽子
バラクラバ
水筒
常備薬
行動食
Victorinox
ガムテープ
カメラ
アイゼン
ウィペット
ヘルメット
スコップ
プローブ
ビーコン
ブラシ
シール
クトー
スマートフォン
予備のスマートフォン
予備のグローブ
予備の靴下
ツェルト
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感想
GWで時間は十分あるので、普段は行けそうにない薬師岳にチャレンジしてみました。
山ノ村から飛越トンネルに向かって車を走らせますが、すぐにデブリが現れ通れなくなります。歩きとシールで合わせて2時間かけて飛越トンネルへ。
ショートカットして寺地山への稜線に登り上げますが、ここから先が長かったです。小さなアップダウンの繰り返しに難儀しつつ、寺地山を巻くまで3時間かかりました。
寺地山から一旦鞍部に滑り込み、北ノ俣岳までの長大な登り返し。ポコは途中で消えますが今度は登りがきつくまた3時間。
北ノ俣岳のピークは諦めて太郎平を滑り込みます。人もほとんどおらず貸切状態でしたが、時間が時間なので雪質はかなり重めでした。
太郎山でようやく今日初のピーク。ここから一滑りで、出発してから10時間かかってようやく太郎平小屋に辿り着きました。
翌日は薬師岳を目指すはずでしたが、昨日の苛酷な登りのせいで足が痛くなってしまい、早々に断念。しかし帰るのも一苦労です。
太郎山から北ノ俣の大バーンを登りますが、こちらへ来る人はほとんどいないようでまた貸切状態。途中、数羽のライチョウに出会いました。
北ノ俣岳からは稜線を滑り込みますが、思ったよりも快適な斜面でした。ただ巨大な雪庇が成長しているので、よく見て避けながら滑る必要はありました。
登山者が1名いた以外は誰も見かけなかったので、足が痛いこともあり貸切のつもりでのんびり滑っていましたが、後で寺地山付近で出会った人に「いい滑りでしたね」と声をかけられました。どこで見られているかわかりませんねw
鞍部まで滑り込んだ後は足の痛みと戦いつつ、試練の連続アップダウンが待っています。
途中、シールが雪で濡れて重くなってしまい、剥がれはじめてしまいました。貼り直しましたが、すぐまた剥がれます。思い切ってシールを剥がしました。雪が重いので、ビンディングのブレーキを立てたまま歩けば、多少の登りなら普通の(ウロコではない)板でも登れてしまいます。
ブレーキを立てるためにはウォークモードに切り替えて、クライミングサポートを立てる必要がありますが、シールを貼り直す手間に比べれば大したことはありません。滑るときはクライミングサポートを戻してスキーモードに切り替えればいいだけです。
寺地山の先にいくつかある小ピークも全てシールなしで登り返し、最後に飛越トンネルへのショートカットを滑り込みます。
尾根を間違えると大変なことになりますし、薮もそこそこ出てきているので慎重に滑りました。トンネルの手前だけ板を担いで登り、車道に出ます。
ここからさらに1時間半、ようやく駐車地点まで戻りました。
目的だった薬師岳には到達できなかったものの、楽しさ半分修行半分でなかなかいい経験にはなりました。
コメント
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足の痛みをこらえての歩きお疲れ様でした。
薬師岳へ行きたいと思いながらも情報が少ないので助かりました。
近いうちに僕もトライしてみようと思います
sunsanさん
拙い記録ですがご参考になれば、、
体調が万全なら当然薬師岳まで狙って行った訳ですが、その前に力尽きてしまった感がありました。
もっと体力付けないとなー、と思いました。
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