北穂高岳 東稜
- GPS
- 15:51
- 距離
- 35.8km
- 登り
- 1,833m
- 下り
- 1,827m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 5:53
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:49
天候 | 3日 快晴 4日 快晴の地晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
今シーズンおそらく最後になるであろう雪稜へ、雪を求め北穂高岳 東稜へ行ってきました。
5月3日
初日は涸沢までのアプローチとしていた為、普段より遅めの行動開始。ゴールデンウイークともあって引っ切り無しに臨時便のバスが出ていてスムーズに上高地へ降り立ちます。
多くの登山者と共にアプローチ開始。綺麗に除雪された長い林道を辿り横尾まで進みます。横尾から涸沢までの区間は除雪はされておらずグズグズの雪道となり、重い荷物が追い打ちを掛ける様に体力を消耗しつつ涸沢へ到着。 既に多くのテントが張られていましたが、続々と後続パーティーが上がって来てあっという間にテント村が現れました。
普段の静かな山行とは一転、賑やかなテント村の中で1日目の行動終了。
5月4日
辺りが明るくなってからアプローチ開始。一般ルートを辿り高度を上げて行き、ルートが左寄りに進路を変える付近より一般ルートを外れデブリに覆われた北穂沢をトラバースし東稜取り付き点へ向かいます。
取り付きより急な雪壁に刻まれたトレースに導かれ高度を上げ東稜へ乗った所で、本格的な登高開始。
いきなりナイフリッジの登攀から始まります。両サイドがスッパリ切れ落ちた高度感の有るリッジの通過に、緊張を強いられながら慎重に進みますが、徐々に高度になれてくると早朝ともあって雪質は安定、緊張感と裏腹に快適な登高と錯覚しながら通過し、東稜核心部であるゴジラの背へ到着。
此処からロープを出して進みます。
目前には険しくそそり立つ岩稜に雪が付いたラインをトラバース気味に進むには不安を感じましたが、取り付いてみるとホールドはしっかり有り、下部のナイフリッジよりも安心感の有る通過となり核心部突破。
核心部通過後もナイフリッジが続き、不安定なリッジ上でスタンディングアックスビレイなどを屈指しながら東稜のコルへ降り立ちました。
コルからは北穂のピークまで再び急な雪壁に息を切らせながら高度を上げると、北穂高小屋のテラスへ突き上げ、登攀終了。
北穂高岳のピークに立ち、雲一つない好天の下真っ白に雪化粧した美しい峰々を堪能した後、一般ルートより高度を下げ涸沢へ戻りました。
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