杓子岳〜白馬岳 (猿倉から杓子尾根を登り,大雪渓を下る)
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- GPS
- 09:32
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,944m
- 下り
- 1,945m
コースタイム
天候 | 快晴の登山日和。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは,猿倉荘内のトイレを貸してもらうしかありません。 猿倉荘の外にあるトイレは,まだ閉鎖された状態でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■猿倉荘から先は雪におおわれた道。 ただし,杓子岳〜白馬岳の稜線はほとんど夏道が出ていたので,アイゼンははずして歩く。 ■杓子尾根は,白馬尻から杓子岳につきあげる,積雪期限定のバリエーションルート。 ザイルが必要になるような岩場の登りはありませんが, 滑落したらヤバそうな雪の斜面のトラバースやナイフリッジはあります。 ■白馬大雪渓では,4/28に表層雪崩で遭難事件がありました。 そのときにくらべれば,雪の状態は安定しているのではないかと判断しましたが, できる限り素早く下山しました。 |
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
![]() |
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感想
5/2〜3の前穂・西穂登山から下って,平湯温泉に戻ると,今度は白馬へ向かって出発。
安曇野を走り抜けて,まずは大町へ。
大町では,爺ヶ岳東尾根の登山口になる鹿島山荘や,赤岩尾根の登山口になる大谷原を下見。
そして,白馬の猿倉登山口をめざしました。
猿倉の登山者用駐車場は,5/3夕方の時点で,8割ぐらいは車で埋まっていたでしょうか。
その夜は,猿倉の駐車場で車中泊しました。
翌5/4早朝,空が白んできたのをみて,猿倉を出発。
猿倉荘から雪道が始まりました。夏には林道歩きになるところも雪に埋もれています。
白馬尻で,白馬岳主稜をめざす人たちと別れて,ボクは左手の杓子尾根に取り付きます。
ここから杓子岳山頂まで,標高差1300mを一気に突き上げる杓子尾根。
序盤はあまり尾根らしくなく,雪の急登が続きました。
雪面にクラックが入っている箇所もあって,
そこを避けたり,登ったりするのにちょっと気をつかったり,
尾根っぽくなったと思ったら,そこはもう雪が切れて,
ちょっとしたササやハイマツの藪こぎだったりする箇所もありましたが,
双子尾根と合流するジャンクションピークの手前には,きれいなナイフリッジがあって,
ワクワクドキドキしました。
ジャンクションピークまで登ると,双子尾根から登ってくる人たちといっしょになりました。
どうやら杓子尾根よりも双子尾根のほうが人気のようです。
ジャンクションピークまでの杓子尾根では,ボクの前にも後ろにも誰もいませんでした。
下ってくる方お二人とすれ違っただけでしたから。
ジャンクションピークの先は,まず平坦な雪稜を歩き,
雪と岩とハイマツのミックスした急斜面を登って,急な雪稜を登ると,最後の雪庇です。
雪庇を乗っ越すと,杓子岳の山頂に出て,杓子尾根は終了しました。
杓子尾根はいい尾根でした。
とくに上部の高度感のある雪稜がすばらしかったです。
また登りたいと思わせてくれましたね。
これで本日の目標は達成されたのですから,
そこから大雪渓を下っていってもよかったのですが,
せっかくなので,白馬岳山頂まで歩くことにしました。
でも,この「杓子岳から白馬岳まで」が,思った以上に長かったですね。
やっぱりもう疲れていたのでしょう,一歩一歩足を運ぶのがしんどかった〜(>_<)
白馬岳山頂からは早々に下って,白馬山荘でゆっくり休んで,
レインウェアを着込んで,白馬大雪渓に突入しました。
そうです,下に人がいないところを狙って,シリセード!
でも,午後のグサグサ雪で,かなりの斜度がないと滑りませんでしたので,
スネまでもぐる雪の中を,ズズーッ,ズズーッと走り下ったのでした。
これでゴールデンウィークの予定された山行は,お天気に恵まれて,また運にも恵まれて,
奥明神沢からの前穂高岳,西穂高沢からの西穂高岳,そして白馬の杓子尾根と,
当初の計画どおりに無事にやり遂げることができて,とても満足です。
ただ,UVカットジェルを忘れたために,顔が雪焼けで真っ黒になってしまいました。
顔の皮がぼろぼろになるのも時間の問題です。職場の人たちに冷やかされるだろうなぁ…。
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