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Yamareco

記録ID: 1129208
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳(頻繁に起こる雪崩の槍沢)

2017年05月03日(水) ~ 2017年05月05日(金)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
47:23
距離
43.4km
登り
2,112m
下り
2,102m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:23
休憩
0:10
合計
2:33
2日目
山行
8:45
休憩
3:22
合計
12:07
5:42
5:44
11
5:55
5:57
7
6:04
6:05
30
6:35
6:45
20
7:48
7:50
41
8:31
8:33
74
9:47
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6
9:53
9:59
69
11:08
12:14
13
12:27
13:41
16
13:57
14:09
7
14:16
14:17
4
14:21
14:23
19
14:42
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8
14:50
14:50
14
15:11
15:28
24
15:52
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9
16:01
16:03
8
16:11
16:11
48
3日目
山行
2:19
休憩
0:08
合計
2:27
9:51
9:51
5
9:56
9:56
35
10:31
10:31
4
10:35
10:36
37
11:13
11:13
6
11:27
ゴール地点
天候 3日間とも晴(気温が高かった)
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
あかんだな駐車場からシャトルバス(30分に1本)
駐車料金1日600円
バス往復運賃2,050円
横尾野営場1泊700円(トイレ使用料込)
水場やトイレは綺麗な施設で有り難い
コース状況/
危険箇所等
上高地〜横尾 観光客でも問題なし。(横尾手前で一部法面崩落により河原歩き)
横尾からは殆ど残雪あり。(アイゼンは槍沢ロッヂ手前で装着)
ババ平からシール登行。(槍ヶ岳山荘まで気合いと根性で乗り上げた)
大曲りから上部の斜面で頻繁に雪崩が起きる。(東鎌尾根、横尾尾根両面から)
槍ヶ岳山荘から大槍へは残雪があり、アイゼン、ピッケル必須。自分はダブルピックストック使用。(梯子などには雪が付いてないが、所々に雪が残っており、ダガーポジションによる下山が必要)
一部で初心者が恐怖のあまり途中で引き返すや、素人が6本爪アイゼンとピッケルなしで登っていたので、ベテランさんから叱責され、下山させられていた。(当然だわ)
なので、往復でかなりの渋滞により時間をロス。
その他周辺情報 下山後は平湯民族資料館併設の露天風呂。相変わらず熱い。
帰宅時にJUNDr先生に教えていただいた高山市内の「ざる蕎麦せと」で蕎麦を堪能。
奈川、大野の2枚をいただきました。
美味しゅうございました。
上高地バスターミナルからスタート
1
上高地バスターミナルからスタート
河童橋からの岳沢
1
河童橋からの岳沢
結構雪は残っている感じ
結構雪は残っている感じ
日本人に見えるが外国人ばかり
日本人に見えるが外国人ばかり
こちらは焼岳
小梨平キャンプ場
小梨平キャンプ場
岳沢をズーム
西穂高沢は雪が繋がっている
2
岳沢をズーム
西穂高沢は雪が繋がっている
お猿軍団
食事に忙しい
明神岳と奥に前穂
明神岳と奥に前穂
明神館に到着
懐かしの徳本峠へのルート
懐かしの徳本峠へのルート
重い荷物が肩に食い込んでくる
重い荷物が肩に食い込んでくる
今回は日本酒500ml
酎ハイ350ml2本
ビール350ml2本を持参
これだけで2kgある
これ以外にも水を1リットルだから重いはずだ
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今回は日本酒500ml
酎ハイ350ml2本
ビール350ml2本を持参
これだけで2kgある
これ以外にも水を1リットルだから重いはずだ
徳澤のキャンプ場
徳澤のキャンプ場
テント多いね
横尾を目指します
横尾を目指します
新村橋
屏風へのルート
新村橋
屏風へのルート
横尾に到着、すぐにテント張って一休みのつもりがそのまま就寝してしまった
横尾に到着、すぐにテント張って一休みのつもりがそのまま就寝してしまった
翌日朝日が上がると同時に横尾を出発
翌日朝日が上がると同時に横尾を出発
お〜っ、あれは穂先か〜
お〜っ、あれは穂先か〜
槍見河原から穂先が見えた
槍見河原から穂先が見えた
一ノ俣の橋
次は二ノ俣
槍沢ロッヂはここから水を汲んでるようだ
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槍沢ロッヂはここから水を汲んでるようだ
槍沢ロッヂに到着
槍沢ロッヂに到着
この辺りからも穂先が見える
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この辺りからも穂先が見える
ババ平のキャンプ場
いいところだね、今度テント張ってみたい
2
ババ平のキャンプ場
いいところだね、今度テント張ってみたい
大曲りから先の槍沢
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大曲りから先の槍沢
正面は中岳
槍が見えてきた
でもここからが長い
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でもここからが長い
登山者が数珠つなぎ
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登山者が数珠つなぎ
高度が上がってきた
高度が上がってきた
常念の山頂も覗いてきた
常念の山頂も覗いてきた
まだ近いようで遠い
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まだ近いようで遠い
あの山荘手前の斜面をシールで行くか、シートラかで迷った
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あの山荘手前の斜面をシールで行くか、シートラかで迷った
目と鼻の先
殺生ヒュッテはまだ雪の中
殺生ヒュッテはまだ雪の中
稜線にようやく到達すると飛騨側の展望がドーンと
稜線にようやく到達すると飛騨側の展望がドーンと
何人も取り付いています
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何人も取り付いています
乗鞍も白いね
大喰岳から下りてくる人もいた
大喰岳から下りてくる人もいた
まだ続々と槍沢を登ってくる
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まだ続々と槍沢を登ってくる
笠ヶ岳と手前が西鎌尾根
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笠ヶ岳と手前が西鎌尾根
黒部五郎や薬師岳
黒部五郎や薬師岳
槍ヶ岳のテント場はまだまだ雪でいっぱい
槍ヶ岳のテント場はまだまだ雪でいっぱい
正面に常念岳
さて行くか
雪がなさそうに見えるが、点々と残雪がある
岩と雪のミックス
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雪がなさそうに見えるが、点々と残雪がある
岩と雪のミックス
小槍を覗く
高度感MAX
奥黒部一帯
着きました〜
狭い山頂で記念に
11
狭い山頂で記念に
撮っていただきました
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撮っていただきました
山頂からの大展望
常念岳と蝶ヶ岳
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山頂からの大展望
常念岳と蝶ヶ岳
北の立山、白馬方面
北の立山、白馬方面
奥に薬師岳
西鎌の先には双六岳と黒部五郎岳
西鎌の先には双六岳と黒部五郎岳
東鎌の先は西岳へ
東鎌の先は西岳へ
槍ヶ岳山荘の後ろはよだれの出る飛騨沢
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槍ヶ岳山荘の後ろはよだれの出る飛騨沢
穂高の山頂は雲が掛かってしまった
穂高の山頂は雲が掛かってしまった
徐々に雲が広がる
徐々に雲が広がる
前穂の山頂はぎりぎり見えた
前穂の山頂はぎりぎり見えた
さて戻りますか
山荘も小さく見えるが人はありんこの様
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山荘も小さく見えるが人はありんこの様
この縦走ルートは上級者のみ
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この縦走ルートは上級者のみ
常念小屋も何とか見えた
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常念小屋も何とか見えた
嫌らしい斜面
何とか下山
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嫌らしい斜面
何とか下山
さてメインの滑走行きますか
さてメインの滑走行きますか
なるべくスキーヤーズレフトで
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なるべくスキーヤーズレフトで
楽しかったのはここまで
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楽しかったのはここまで
殺生ヒュッテまで下りると後は湿雪と超重雪
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殺生ヒュッテまで下りると後は湿雪と超重雪
雪崩が頻発する
下山者からスキーヤーズライト側は雪崩に注意が要りますよとアドバイスいただいた
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雪崩が頻発する
下山者からスキーヤーズライト側は雪崩に注意が要りますよとアドバイスいただいた
横尾尾根側から幾つものデブリが発生
下山滑走中に何回も大きな声で「雪崩〜」と下の登山者に叫んだ
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横尾尾根側から幾つものデブリが発生
下山滑走中に何回も大きな声で「雪崩〜」と下の登山者に叫んだ
大曲りを過ぎてババ平付近まで来ると安心
大曲りを過ぎてババ平付近まで来ると安心
こんな素晴らしい景色の中でテント泊したら最高だね
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こんな素晴らしい景色の中でテント泊したら最高だね
夕日に照らされる槍沢
夕日に照らされる槍沢
二ノ俣橋から
一ノ俣橋から
横尾山荘が見えた〜
横尾山荘が見えた〜
ヘッデンなしで何とか帰宅
12時間も行動してしまい、翌日の涸沢への登行予定はこの時点ですでに諦め(笑)
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ヘッデンなしで何とか帰宅
12時間も行動してしまい、翌日の涸沢への登行予定はこの時点ですでに諦め(笑)
3日目
天気は良いがこのまま下山する
3日目
天気は良いがこのまま下山する
河童橋は相変わらず人の波
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河童橋は相変わらず人の波
穂高はまた今度の機会に
穂高はまた今度の機会に
バスターミナルまで戻ると今度はバス待ちの人波が
バスターミナルまで戻ると今度はバス待ちの人波が

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック アイゼン ビーコン スコップ 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

下山ログの上高地バスターミナルからゴール地点のあかんだな駐車場まではGPSの電源切り忘れのためそこは参考までに。
今回、天気が良さそうなGW後半は、槍と穂高を狙って豪華?にテント2泊の山旅を計画しました。
計画通り横尾までテン泊装備とスキー一式を担ぐが、やはり重すぎる。
横尾に着いた時にはもうこれで満足(笑)の状態。
雪のないところを選んでテントを張った。
すぐに一息付くもやる事がなく、日が沈むと同時に眠りに着いた。
翌日3時起きで朝食を済ませ、槍へと出発。
今回のルートは槍を登頂後、天狗原に滑り込み、天狗のコルへと乗り上げ、横尾本谷右俣から本谷橋経由で横尾に戻る計画だった。
朝の出発時、横尾からアプローチシューズで行くつもりが、すぐに雪があったので、テントに戻り、スキーブーツのまま進んだ。
槍沢ロッジ手前でアイゼンを装着し、ババ平からシール登行とした。
朝はそれほどデブリがなく、まあそれなりに滑れると思っていた。
大曲りを過ぎると1本のトレースが天狗原に向かっており、天狗のコルを目指してジグを切る2名が見えた。
山荘泊で大喰カールを下ってきたようだ。
朝方の気温が低い時間帯だったからできた行程だったと思う。
山荘までシールのまま根性と気合いで乗り切った。
11時到着は想定内。
ここから山頂を見ると山頂にはあんなに人が立てるの?と思うような人だかりと登る人、下りる人でいっぱいだった。
しばらく休憩した後、山頂へと向かうが、途中で怖〜いって言いながら引き返す人がいて登り下りで重複するところで渋滞になってしまう。お願いしますよ〜・・・。
ようやく山頂に辿り着き、360度の大展望を満喫した。
しかし、この後、下山も初心者をガイドする一行と重なり、ひたすら時間だけが過ぎていく。
おまけに6本爪アイゼンとピッケルなしのとんでもないバカップル2名が登ってきて、ガイドさんにこっ酷くお叱りを受けていた。
そりゃそうだ、前爪がないと雪面を下山できね〜だろう。
この2名がちょうど自分の上を下ってきたので、「頼むから滑るなよ!落ちてきたらみんな巻き込まれるんだからな〜」と私も一言言ってしまった。
しばらくしてガイドさんが、「君たちはここを絶対に下りれない。登りルートを下って登ってくる人に謝りながら下りていきなさい」って言っておりました。
その後どうなったか知りませんが・・・。
山荘まで戻ると何と既に2時ではないか。ここに3時間もいたの?
当初の計画は既に無理。このままピストンで横尾まで戻るしか選択肢はなく、おまけに気温の上昇で右から左から朝にはなかったデブリがいっぱい。
このような状況で天狗池へのトラバースは絶対に無理!絶対に雪崩る。
まあ槍沢の滑走を楽しみましょうと滑り出すが、上部のほんの少しは良かったが、すぐに激重の雪。今回も大修行です。休み休み滑っていくがその間も至る所で雪崩が起きている。大きな声で周りに叫ぶこともあった。
何とかヘッデンなしでたどり着こうと必死に下っていった。
横尾に着くと夕方の5時で、ちょうど12時間後に帰ってきた訳だ。
この時点で翌日の山行はなくなった。(笑)
となればゆっくりと休んで帰るのみだ。
疲れた体に酒が沁みる〜。
翌日に涸沢から戻ってきた山スキーヤーに状況を聞いたら、涸沢で雪崩に巻き込まれて1人亡くなったらしく、涸沢中がデブリの山でほとんど滑れなかったそうだ。
行かなくて良かった〜。
雪自体はまだ多いので、一旦雪崩が収まってデブリもリセットされればまだ滑走は楽しめるだろう。
また今シーズン中に来るかは分からないがやはりテントとスキー道具を一緒に担ぐのはもうやめましょう。
テント装備のみか、スキーなら小屋泊がいいですね。
2泊3日で1日しか滑れませんでしたが、楽しい山旅でした。

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コメント

お疲れ様でした
槍沢お疲れ様でした。高温のGWで雪が腐ってどこも大変だったようです。私はマッタリ蓮華温泉小屋2泊で温泉使って雪倉岳〜木地屋へのクラシックコースでした、なかなか歴史を感じ、趣のあるコースです。大雪渓〜白馬から雪倉〜蓮華温泉〜小蓮華岳〜金山沢などの周回ルートもとれるみたいです。頑張ればワンデイも可能ですが・・・次回の課題ですね。
2017/5/6 16:00
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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