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Yamareco

記録ID: 114168
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無雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳

御在所岳〜雨乞岳縦走

1977年07月02日(土) ~ 1977年07月03日(日)
 - 拍手
GPS
64:00
距離
18.7km
登り
1,926m
下り
1,905m

コースタイム

7/2
バス停(14:30)〜藤内小屋(15:15〜15:25)〜国見のザレ(16:00〜16:10)〜国見峠(16:30〜)
御在所岳往復。

7/3
国見峠(6:00)〜コクイ谷・愛知川合流点(6:45〜7:00)〜下重谷(7:30〜7:35)〜杉峠(8:05〜8:20)
〜雨乞岳(8:50)〜東雨乞岳(9:00〜10:15)〜クラ谷中間(10:45〜11:30)〜沢谷出合い(11:45)〜
〜峠谷(12:15〜12:35)〜武平峠(12:45)〜御在所岳(13:35〜13:45)〜キレット(14:20)〜
本谷出合い(14:50)〜バス停(15:15)
天候 7/2 曇り時々晴れ 7/3 曇り後晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
近鉄にて湯の山温泉へ
コクイ谷を徒渉する
2011年08月21日 11:50撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
8/21 11:50
コクイ谷を徒渉する
杉峠に登りつく
2011年08月21日 11:49撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/21 11:49
杉峠に登りつく
東雨乞岳にて御在所岳を背に
2011年08月21日 11:48撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
8/21 11:48
東雨乞岳にて御在所岳を背に

感想

【 古いものだが当時のままに記録する 】
   尚、写真は2年ほど前の物を掲載。


梅雨の季節、遠出は避けて久振りに雨乞岳へ出かける。

7/2
天気をにらみ午後の便で湯ノ山へ向かう。
温泉街から裏道へ向かう。日向小屋を過ぎる頃やっとペースに乗る。
北谷に沿って岩小舎を過ぎ藤内小屋に到着。
兎の耳で北谷を左岸へ移り樹林帯へ入るが、連日の雨のせいでいたる所が流れとなっており、
左手、北谷の流れに沿って行く。花崗岩の風化が激しい所で、北冷水へのコースを左に分けて
山腹を登る。しばらくするとササが刈り込まれて広くなった道が国見峠へ。
峠の周囲のササ、灌木の背丈も高い。テントサイトは誰も居ないので一等地にテントを張る。
時間もあるので、御在所岳山頂を往復し、帰路の北冷水で水を補給しゆっくりと夕食を準備する。
日暮れに雨が降り出し、霧雨になった。フライシートの無いツゥエルトは雫が落ちて心細い。
しかし、夜になってから星が輝くまでに天気は回復した。


7/3
鳥の鳴き声で目が覚めると4時半だ。西からかなりの速さで霧が流れているが、晴れ間からは
太陽が顔を出している。 スペースをかたずけて、西へササのブッシュを下りる。
雨と朝露でたちまち全身が濡れる。小沢に沿って行き上水晶谷の源流らしき音を聞いたら
右手へ降りると流れに出る。流れの中をしばらく歩き後は、谷に沿った道を行くがぬかるみが
歩るきづらい。
樹林のうす暗い中を左手に谷を見て進むが、ゆるやかに下っているので足慣らしにはいい。
支沢を2〜3本横切り左手が開けたほんの小さな沢と出会うと分岐である。
杉峠へは上水晶谷を左岸へ渡る。しばらくは流れから離れ、再び流れに近づくと今度は遡るに
方向になり、河原に出るとコクイ谷と愛知川の合流点である。合流点は流れも速く深いので、
靴を脱いで愛知川の右岸の崖下に出る。再び流れに出るが今度は渡れそうだ。
左岸へ移るといよいよ登りになる。小沢を過ぎると御池鉱山の分かれ道になるが、後で合流する。
左手を選ぶ。下重谷らしき流れで水を補給し、樹林を行くと一気に開けて山肌が見える。
目の前には愛知川の源流が見え、右手に一本杉の杉峠が見える。けっこうな登りに見える。
この場所は御池鉱山の飯場跡でテントサイトにもなり、水も得られる。
わずかに流れる沢音を聞きながら登る。灌木の露で全身はビッショリ。 ササを掻き分け
回り込むように登るとそこが杉峠だ。百合が咲き、カッコウやウグイスが単調な登りを癒してくれる。
ザックを外し、汗で濡れた身体を風にあてる。倒木に腰を下ろし小休止。
足元に広がる愛知川の谷・尾根は薄いガスの中。雨乞岳方面は霧が流れている。
雨乞岳まではあとわずかだ。 休んだ後の登りはきつい。
ササをくぐっての急登、樹をつかんでのガレ場と苦しいコースだ。樹林帯から灌木帯に変わると
後わずか。手前のピークを過ぎ、再び背丈の高いササを掻き分けて行くと、左手に池が現れ
雨乞岳山頂だが、吊尾根状の稜線を左(東側)へ辿ると東雨乞岳で山頂も広く休憩には最適。
草付の山頂で大休止とする。ゆっくりとコーヒーを楽しみ長い昼食タイムを過ごす。
展望の無い薄いガスの中を下山にかかる。
武平峠へは東へ、七人山とのコルを目指す。クラ谷は七人山と東雨乞岳の谷である。
雨裂の中を背をかがめてササのトンネルを抜け、ササのブッシュを分けると暗い樹林をぬうように
なり、やがてクラ谷の流れに沿う。二股を過ぎて、クラ谷を右へ離れて山腹にからんで越えると
今度は沢谷の左岸となり、すぐに右岸へ移りしばらく流れに沿って進む。
徐々に山腹を高みへと登り行くと御在所岳の枝尾根にからんでいく。
沢谷を回り込み、尾根を左側へ越すと杉の伐採地に出る。その中を左(東側)へ抜けると
ザレの目立つ武平峠〜御在所岳の稜線と対峙する。そのまま行くと峠谷の流れと出会う。
頭上の天気は完全に晴れ、陽射しがきつい。流れに涼を求め小休止。
さっぱりした後、ザレの小尾根にからんでわずかな時間で武平峠に立つ。
時間にも余裕があるので、峠から赤とんぼの群れと一緒に御在所岳への急登を喘ぐ。
中道から湯ノ山へ下る。



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