白馬鑓ヶ岳(大雪渓↑大出原↓)
- GPS
- 08:53
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,004m
- 下り
- 1,994m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:54
6:16 長走沢手前400m -> シール登行
8:24 葱平下2160m 8:32 -> シートラーゲン(アイゼン)
9:46 稜線2630m 9:52 -> シートラーゲン(アイゼンは外す)
11:37 白馬鑓ヶ岳 12:21 -> スキー滑降
13:10 湯ノ入沢 13:17 -> シール登行
14:01 小日向のコル 14:10 -> スキー滑降
14:39 林道合流手前1330m -> 登山道・林道歩き(ところどころスキー滑走)
14:52 猿倉駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 倉下の湯 600円 |
写真
装備
個人装備 |
[スキー板/ビンディング/靴] MADSHUS:EPOCH/Burnt Mt. Designs :Lite Spike 3pin/Scarpa: T2 '13モデル
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感想
この時期恒例の白馬岳BC。いつものように大雪渓往復では芸がないので、今回は白馬鑓ヶ岳に登ることにしました。初めてなので最も一般的な(と思われる)大出原を滑り、人気の鑓温泉を経由することにします。
登りは大雪渓経由。林道の雪は長走沢の400m手前からつながりました。この時期としてはいいほうでしょうか。
4月末の雪崩跡はだいぶ均されていて気づかずじまい。この日の捜索で発見されたようですね。ご冥福をお祈りします。
杓子・鑓方面もすでに先行者がおり、上部の急斜面もステップを借りてラクに登れました。
稜線からはほぼ夏道。杓子岳のトラバース斜面に雪が残っているだけで、あとはザレた登山道を歩くことになります。きれいに整備されているんですが、この手の登山道はすごく苦手なんですよね。寝不足(というか寝てない)による体調不良も重なり、杓子コルから先はバテてかなり時間がかかりました。
下りは杓子沢にしようか迷いました。大出原コースに比べて登り返しが少ないので、このバテた体にはかなり魅力的です。それに雪面がきれいで状態も良さそう。実際に山頂から先行の方が滑っていきましたが、スラフも流れずなかなか快適そうでした。
とはいえ今後ここに来ることはそうなさそうだし、一度は鑓温泉を見ておかねば。ということで予定通り大出原へ。
上部の大斜面は実に快適。この日は夏日の予報だったので湿雪スラフを懸念していましたが、さほどのことはなく、楽しく滑れました。
沢地形に入ってからは縦溝が目立つように。まぁこの時期は仕方ない。よく滑る雪質のため、そんな雪面でもけっこう快適に滑れました。
鑓温泉はかなりの賑わい。今日辺りは人が多そうだとは思っていましたが、予想以上でした。自分はもともと風呂に入る気はなかったので、様子だけ見て引き続き湯ノ入沢に向け滑降。相変わらず滑りやすい雪質で、雪の荒れを気にせず楽しめました。
小日向のコルからは猿倉台地を滑走。この暑さ、この標高でも雪は腐っておらず、緩斜面ながら板がよく走りました。だいぶ木は出ていますが、それをよけながらの滑走は十分面白かったです。
林道が近づくと雪はまばらになり、白馬鑓分岐の100mほど手前で滑走終了。後半はシュプールが見当たらなかったけど、みんな長走沢を滑ってるのかな? たしかに往路で見たときは沢がまだけっこう埋まっていたので、そちらのほうがスムーズに滑れたかもしれません。
ともあれさほど歩くこともなく無事下山。
最後の登りは今シーズンで一番バテましたが、なんだかんだで楽しい山行になりました。
滑降目的だったら、たとえ山頂まで登らずとも大雪渓より面白いかもしれませんね。鑓温泉までなら手軽ですし、人気があるのも頷けます。
miaomiaoさん、おはようございます。
頑張っていますね。
白鑓はまだ雪が豊富でBCまだ行けそうですね。
今週末あたり狙いたいと思いますが、やはり大雪渓からの方が登りはいいでしょうか?往復という手もありますが...
あと、杓子沢→長走沢という滑走ルートも気になりますが、行けるのでしょうか?
教えてください。
hareharawaiより
hareharawaiさん、こんにちは。
今回、白馬鑓ヶ岳を登るに当たって過去の滑降記録を調べたのですが、昨年hareharawaiさんは清水谷から登り返しておられましたよね。さすがだな〜と思って見ていました。
私のほうは白馬鑓ヶ岳に登ったのは今回が初めてなので、推測を交えた話になってしまいますが……。
大雪渓ルートも大出原ルートも距離はさほど変わらず、登りやすさもたいして変わらないように感じました。ただし累積標高差は大雪渓ルートのほうが小さいので、その点で大雪渓ルートのほうが有利と判断しました。
※あくまで大雑把な机上測定ですが、以下の通りでした(片道登り)。
大雪渓ルート:累積標高差 +1812m/-146m 距離 6.9km
大出原ルート:累積標高差 +1966m/-300m 距離 6.86km
ただし稜線に出てからの夏道歩きは、大出原ルートのほうが距離・標高差ともに短く、傾斜も比較的緩やかで登りやすそうです。私の場合は夏道になると極端に疲れが出てペースが遅くなるため、その点では大出原ルートもありと感じました。
また、大出原ルート往復の場合、滑降ルートの状況をあらかじめ確認でき、また、山頂まで登らずとも途中どこからでも滑り降りられるというメリットもありますね。
それでも、個人的には次回もまた大雪渓ルートで登ることになると思います。
杓子沢→長走沢は今週末でも十分楽しめると思います。
実際に視認できたのは山頂→杓子沢→樺平への登り返しの区間ですが、少なくともこの間は雪はきれいにつながっていました(18枚目の写真である程度確認できるかと思います)。
2400mのノドから下には薄汚れたデブリが見えましたが、特に問題なく通過できそうです。
長走沢はこの目で確認したわけではありませんが、小日向コルから長走沢に出たgoroさんの記録なんかを見る限りは、まだだいぶ下まで楽しめそうです。
(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1143778.html)
ただ、好天続き&今日からは雨も予想されているので、今週末だと林道まで滑るのは厳しそうです。途中で猿倉台地の登山道に出たほうが無難かもしれません。
miaomiaoさん、おはようございます。
大変参考になる回答有り難うございます。
5/27(土)または5/28(日)に、
猿倉〜大雪渓〜最低鞍部〜杓子のコル(エントリーポイントのチェック)〜白馬鑓ヶ岳〜杓子沢〜樺平に登り返し〜長走沢〜雪が少なければ猿倉林道に直接降りずに登山道経由〜猿倉
のコースを辿りたいと思います。
miaomiaoさんのアドバイスを参考にしてコースを立ててみました。
hareharawaiより
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