鉄砲木ノ頭から菰釣山へ〜丹沢湖の流域分水嶺を歩く。その2

2017年06月03日(土) [日帰り]

• GPS: 10:53
• 距離: 32.0km
• 登り: 1,479m
• 下り: 1,474m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:52
• 休憩: 0:51
• 合計: 10:43

距離 32.0km 登り 1,479m 下り 1,493m

8:37 山中湖・旭日丘
9:11 9:12 三国山ハイキングコース入口バス停
9:38 9:39 パノラマ台
10:00 10:07 鉄砲木ノ頭（明神山）
10:41 10:42 切通峠
11:19 11:20 高指山
11:45 11:46 富士岬平(パラジマノ頭)
12:19 大棚ノ頭巻道分岐
12:23 大棚ノ頭(山神峰)
12:29 大棚ノ頭巻道分岐
12:36 水ノ木分岐
13:00 石保土山(西ノ丸)
13:16 西沢ノ頭(西尾根丸)
13:39 樅ノ木沢の頭(モチハギ丸・鳥屋山)
13:56 14:02 油沢ノ頭(西沢山)
14:21 ブナノ丸
14:43 14:44 菰釣山
14:49 菰釣山三角点
14:55 15:03 菰釣山
15:17 ブナノ丸
15:34 油沢ノ頭(西沢山)
15:52 樅ノ木沢の頭(モチハギ丸・鳥屋山)
16:02 西沢ノ頭(西尾根丸)
16:22 16:31 石保土山(西ノ丸)
16:48 水ノ木分岐
16:59 大棚ノ頭(山神峰)
17:15 山伏峠
17:25 山伏峠バス停
18:06 石割神社前社
18:13 18:24 平野バス停
19:15 19:19 山中湖・旭日丘
19:20 旭日丘バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行きは御殿場駅から路線バスを利用しました。
帰りも路線バスで御殿場駅に向かいました。
山中湖は巡回バス（ふじっ湖号）が運行されてます。
詳細は富士急山梨バスにお問い合わせください。
http://www.yamanashibus.com/fujikko

コース状況／危険箇所等

東海自然歩道なので危険と感じるところはありませんでした。きちんと整備されています。山伏峠分岐から山伏峠への尾根道は枝道がいくつか分かれますが、分岐に道標はありませんので紛らわしいです。尾根通しに進めば山伏峠に到達できます。
山伏トンネル内には歩道が付いていますが、歩道幅が狭くしかも暗いので足元に注意して通行ください。国道413号は交通量も多く、歩道もありませんので車に注意して通行ください。車は結構スピードが出ていますし、歩行者の脇をすり抜けていく感じなので正直少々怖いです。

その他周辺情報

平野手前と平野バス停隣にコンビニがありました。

写真

6/3 8:31

山中湖旭日丘バス停から出発します。

6/3 8:46

山中湖から南アルプス（白根三山）を見たのは初めてです。

6/3 8:47

少し湖岸の遊歩道を歩きます。

6/3 9:11

三国山ハイキングコース入口バス停に到着。歩いてもふじっ湖号とほぼ同着だったのでバスに乗ってもよかったかな。

6/3 9:31

ここは道標に従わず横断して直進します。

6/3 9:37

パノラマ台からの富士山です。

6/3 9:44

北海道っぽく撮れてませんか？

6/3 9:50

前回来たときは野焼きされたあとでしたので焼け野原でしたが、見事に草が生えてます。自然の生命力には驚かされます。

6/3 10:00

鉄砲木ノ頭に到着しました。ここから前回の続きを歩きます。

6/3 10:04

山頂からの富士山は見事です！先月に比べて雪解けが結構進んでますね。

6/3 10:05

南アルプスもよく見えます。今日は条件がいいのかな？

6/3 10:08

名残惜しいですが、高指山へ向けて山頂を後にします。

6/3 10:14

なだらかな尾根道を進んで行きます。気持ちいい〜

6/3 10:35

切通峠へは左に進みます。

6/3 10:42

切通峠に到着です。いつか浅瀬方面に下ってみたいです。

6/3 11:03

赤い花を結構見かけました。帰って調べてみたらヤブウツギというそうです。

6/3 11:05

ここで平野からの東海自然歩道と合流します。

6/3 11:20

高指山からの富士山になります。山頂にはベンチが一つ設置されてます。

6/3 11:45

富士岬平を通過します。尾根上で岬とはこれいかに。

6/3 11:45

富士岬平からの富士山です。雲が…

6/3 11:58

大棚ノ頭に近づくにしたがい西丹沢っぽくなってきた。

6/3 12:05

この辺りはツツジが見頃でした。

6/3 12:18

山伏峠分岐に到着しました。せっかくなので大棚ノ頭山頂に寄り道します。

6/3 12:22

きちんと山頂標識があったのには驚きです。展望はありません。

6/3 12:26

あれれ？山伏峠に下る道に出てしまった。山頂から下る方向を間違えたようです。おかしいな？

6/3 12:29

再び分岐に戻ってきました。再スタートになってしまいました。

6/3 12:33

尾根上の鉄塔が建つ場所からは箱根方面の展望がいいです。

6/3 12:36

水ノ木分岐になります。左に行く道は行き止まりって書いてありますがどこへ行くのかしら？

6/3 12:40

西丸・東丸に向かう尾根の入口になります。いつか下ってみたいです。

6/3 12:51

御正体山が間近に見えます。

6/3 12:57

石保土山に到着しました。ベンチがあるのでここで一休み。展望はありません。

6/3 13:16

西沢ノ頭を通過します。菰釣山まで3kmきりましたね。

6/3 13:24

ツツジのつぼみがまだ残ってますね。

6/3 13:26

この岩、いかにも休んでくださいと言っているような気がしませんか？

6/3 13:27

展望がいいので一休みします。海が見えます。甲相国境尾根から海を見たのは初めてだと思います。

6/3 13:43

樅ノ木沢ノ頭を通過します。この辺りから細かいアップダウンが多くなってきます。

6/3 13:56

油沢ノ頭にはベンチがあります。誘惑に負けて一休みしました。展望はありません。

6/3 14:20

ブナノ丸に到着しました。菰釣山まであと少し。

6/3 14:28

思わずはっとした風景です。ぶながとても美しい。写真ではうまく伝えられない…

6/3 14:29

何でだろう。この場所は他とはちょっと雰囲気が違う気がする。そう思うのは私だけかしら。

6/3 14:39

菰釣山手前の偽ピークです。皆さんも騙されないように。

6/3 14:40

ツツジがたくさん咲いていました。この辺りもこれからなのかしら？

6/3 14:41

菰釣山への最後の登りです。

6/3 14:42

ようやく菰釣山に到着しました。先客がいたのですぐに三角点へ向かいました。

6/3 14:49

菰釣山の三角点です。初めて来ました。記念にタッチしておきました。

6/3 14:54

再び山頂に戻ると誰もいません。

6/3 14:59

山頂からの富士山です。山頂は雲に隠れてますね。残念です。
今日歩いてきたやまなみが見渡せますが、あのやまなみを再び戻ります。

6/3 15:04

さあ！気合を入れて戻りますか！

6/3 15:49

正直結構きつい…です。

6/3 16:22

石保土山まで戻ってきた！

6/3 16:22

たぶんこれは昔コース上に設置されていた吸殻入れのなごりですね。

6/3 16:54

国境尾根から大棚ノ頭にリベンジします。いきなりの藪漕ぎ！

6/3 16:59

奥の赤テープのところに上がってきました。これで下り口を間違えた理由が判りました。入口の踏み跡はかなり不明瞭でした。

6/3 17:07

大棚ノ頭から山伏峠に下る尾根には左へ枝道がいくつか分かれます。道標がありませんので登りの場合は迷うと思います。尾根通しに下って行きます。

6/3 17:11

鉄塔からは道志の山が見えます。正面は御正体山かしら？

6/3 17:13

左に道が分れますがここも尾根通しに進みます。

6/3 17:14

山伏峠に到着しました。ここには道標がありました。東海自然歩道を外れたとたんに道標が無くなります。落差が激しいですね。

6/3 17:21

国道413号まで下りてきました。ここからは車道歩きになります。

6/3 17:21

山伏トンネルの道志側入口です。

6/3 17:24

トンネル内には歩道がありますが道幅狭いです。しかも内部は暗いです。つまづかないように注意して歩きます。

6/3 17:27

トンネルを抜けると歩道がありません！これは怖い。

6/3 17:47

飛び出すのは人ではなく鹿のようです。

6/3 18:14

我慢の車道歩きが終わって平野バス停に到着しました。ゴールと行きたいところですが、ちょうどこの時間帯のバスがありませんので旭日丘まで歩きます。

6/3 18:37

三国山ハイキングコース入口に戻ってきました。

6/3 18:38

日没です。夕焼けが期待できそう。

6/3 18:45

富士山頂には雲がかかってきました。雲取れないかな？

6/3 19:01

前回同様に湖岸を歩きます。飛行機雲が輝いてました。

6/3 19:03

結局山頂の雲はとれませんでした。期待していただけに残念です。

6/3 19:06

こちらは夕焼けがきれいです！歩いてよかったかも。

6/3 19:19

旭日丘バス停に到着してゴールです。お疲れ様でした。

撮影機器：

COOLPIX P7100 NIKON

感想

tralog

入梅前の晴れ間を使って丹沢湖の流域分水嶺の続きを歩いてきました。
前回の続きを歩きますので鉄砲木ノ頭がスタート地点になります。そうなると菰釣山を日帰りするのはなかなかハードルが高く、コース取りを検討した結果は菰釣山をピストンすることでした。

バスを旭日丘で下車し、三国山ハイキングコース入口まで歩きました。歩いた方が早いと思って歩いたのですが、なんだかんだ寄り道をしてしまい、結局巡回バスのふじっ湖1号とほぼ同着でした。バスに乗ったほうが楽でしたね。

鉄砲木ノ頭からは見事な富士山が見えてまずは順調な滑り出しです。
後ろ髪を引かれる思いで山頂を後にしました。

切通峠からは東海自然歩道になりますので整備された道になります。高指山までの間に赤い花を結構見かけました。帰って調べてみると「ヤブウツギ」という花のようです。ちょっと見頃は過ぎていたようですが、初めて見ました。

高指山と富士岬平ともに富士山の展望がよかったので今度は一眼をぶら下げてカメラハイクでのんびりとこの辺りを歩いてみたいと思いました。

山伏峠分岐から大棚ノ頭を経由して甲相国境尾根に入ろうと思ったのですが、山頂からの踏み跡を辿ると山伏峠に向かう道に出てしまいました。下る方向を間違えたようです。帰りにリベンジして見ると分かりました。元々菰釣山方向の踏み跡が不明瞭で明瞭な山伏峠方面に引き込まれてしまったようです。距離は短いですが下り始めは急斜面で藪漕ぎになりますので素直に来た道を戻った方がよさそうです。

国境尾根は東海自然歩道になっているため、きちんと整備されていて歩きやすかったです。中盤あたりから小さな上り下りを繰り返します。気温が高いと結構消耗しそうですね。今回は気温が高くなく風がさわやかで助かりました。

国境尾根はぶなの木が多くていいですね。特に菰釣山手前にあるぶなの木はとても美しかったです。はっとする美しさでした。そう感じたのは私だけですかね。

菰釣山の三角点は山頂から少し離れていて今回初めて確認に行きました。踏み跡は明瞭かと思いましたが、わざわざ訪れる方も少ないようでそれほどでもなかったです。
山頂からは富士山が見えますが雲がかかっていてちょっと残念でした。

私の西丹沢のイメージは背丈ほどある笹の藪漕ぎです。数十年前に国境尾根を縦走したときはこれが東海自然歩道かって思うほど藪が多かったですね。すっかり藪は無くなっていてとても歩き易い道になっていました。

来た道を戻って大棚ノ頭から山伏峠に下りましたが、山伏峠に下りるまでの間分岐が結構あって驚きました。道標はありません。どこへ行く道なんでしょうか？地図には載っていないようです。しっかりと踏まれた道なので登ってくる時は悩みますよね。尾根通しに進めば問題ないんですが…

国号413号まで下りてしまえばあとは車道を歩くだけなんですが、これが厄介です。
車の交通量は多く、歩道がありませんのでちょっと怖いです。高原地図にルートが記載されていないのも頷けます。といっても通らないわけにはいかないので注意して通行するしかありませんね。

この時期平野から旭日丘に向かうバスは18時台の運行はありません。7/15〜8/31の間のみ運行があるようです。今回は旭日丘まで歩くことになりましたが、夕日を眺めながらでしたのでそれほど長く感じませんでした。バスを待たずに歩いたほうがよかったです。

日が長いこの時期だから出来た体力勝負の菰釣山日帰りなので達成感も結構ありました。気候も涼しくて風が心地よく、とても6月とは思えないさわやかな天気でしたので助かりました。すれ違う方も少なく静かな山行になりました。大満足です。

次回は菰釣山からスタートになりますが、どういうルートで行くか悩みますね。