釈迦・猫・ハト・金・水晶、大展望の鈴鹿の稜線



- GPS
- 06:54
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,082m
- 下り
- 1,066m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中尾根は想像以上の急坂で筋肉痛必至 大陰のガレは写真で見るよりは恐怖感なし 縦走路は気分爽快 |
写真
感想
根の平峠以西はよく出かけるが、釈迦ヶ岳のキレットのガレのよく見る写真に高所恐怖症はビビって敬遠していたので、根の平峠から東へは行きたいと思いつつもその機会がなかった。ところが先々週に雨乞岳に登り鈴鹿7山に色気が出て、意を決しての釈迦ヶ岳である。後で気が付いたが7山に御池岳が含まれて釈迦ヶ岳に登ると鎌ヶ岳を残すのみと思い込んでいたら、御池岳ではなくて入道ヶ岳だったみたいで、モチベーションがぐっと下がってしまった。さて、釈迦ヶ岳へは中尾根を行く。駐車場の目の前から山腹道に入り堰堤を越えるとすぐに中尾根登山口。平和な尾根はすぐに痩せて岩混じりの急登となる。御在所岳と国見岳が望める鳴滝コバでいつもの冷凍保存しておいた吊るし柿を食べて一服。いい具合に解凍されて柔らかい。鳴滝コバから30分ほど、岩場の迂回路の標識。何を迷ったのか、迂回路へ進むつもりが岩場に向かったようでなんとも険しくなってくる。これはいかんと迂回路方向に戻れそうな斜面を下って踏み跡発見。迂回路終点から振り返れば凄い岩場である。無理して突き進めば立ち往生間違いなし。それにしてもあの標識、どちらが迂回路か紛らわしかったような、ただ判断力が欠如していただけなのか?
松尾尾根との合流する釈迦白毫を過ぎてキレット手前の展望の良いところに立つと、身体を持っていかれそうな凄い風が吹いている。キレットへの不安が高まるが、(写真で)見ると(目の前で)見るとは大違いで、下りは滑りやすそうで歩き辛いが恐怖感はほとんどない。キレットを越えたところでホッと一服。ひと登りすれば釈迦ヶ岳最高点。ここから三角点までの展望が素晴らしい。今日は風が強くやや肌寒いが見通し抜群で、伊勢湾の全景から残雪の御嶽・乗鞍もよく見える。中央アルプス、南アルプスらしき山並もあるが確信は持てない。新緑の山麓から伊勢平野、伊勢湾へと続く景色は飽くことがないが、まだまだ先は長い。これからが楽しみの鈴鹿の稜線歩きである。
釈迦ヶ岳からはシロヤシオのトンネルである。今年は裏年だったようだが満開の頃に歩いてみたいものだ。ベニドウダンも少し残っている。イワカガミも多く見られ、それぞれの季節は素晴らしいに違いないと思われる。ここからの稜線は来てよかったと思わせる美しい道。キレットが対面から見渡せ登山者も見える。琵琶湖もあちこちから見え、曇っていた空も青空が広がってくる。気分爽快である。
箱庭のような稜線を進むと、巨人が手慰みで作ったような砂山。ここでセブンイレブンの100円おにぎりで昼ごはん。展望の良いところに陣取ったのはいいが風をまともに受けて、寒い。コーヒーブレイクは次の中峠までお預けである。中峠で温かいコーヒーを飲んで次は水晶岳。水晶岳の分岐辺りはサラサドウダンとベニドウダンが満開。思わぬプレゼントである。あとは一気に根の平峠まで下って、通い慣れた道を朝明渓谷駐車場目指すのみ。
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