北八ヶ岳周回コース
- GPS
- 09:01
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,847m
- 下り
- 1,853m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:58
天候 | 晴れ後曇り 13時頃から雨ぱらつく 樹林帯は微風、樹林帯から外に出ると弱風・強風 場所によっては立っていられないくらいの強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は明瞭だが、樹林帯にはまだ残雪が一部あった。踏み抜き注意だが、アイゼンは要らない。今日は樹林帯から上はとにかく風が強くて閉口した。 |
写真
感想
夏山山行一発目は何処に行くか迷ったが、家から比較的近くて歩き甲斐のありそうな八ヶ岳周辺とした。天気予報は午後から崩れると言っていたが、それよりも風が強くて閉口した。
みどり池入口駐車場には早朝4時30分頃に到着。既に先客が10台くらいいて皆早いなあと思ったが人が誰もいないので、皆前泊と言うか山中泊のようだった。外の気温は11℃、さすがに寒いので準備中はウィンドブレーカーを羽織る。5時少し前に出発。スキーではない山行は久々なので、トレッキングシューズは軽く感じる。背中の荷物もアイゼンやら何やらがないのでやはり軽く感じる。今日はしゃくなげ尾根を上がり、ニュウ、中山峠、天狗岳、根石岳、夏沢峠、硫黄岳、本沢温泉、みどり池とたどって元の駐車場に戻る周回コース。硫黄岳の部分はピストンだが、これは致し方ない。しゃくなげ尾根は花など咲いているかと思ったが全くなく期待はずれ。樹林帯にいても風がゴーゴー音を立てていて当然風も吹いているので、登りでもあまり汗をかかなくて済む。ニュウにてこの日初めての休憩を取るが、風が強くて冷たい。風の当たらないところでしか休憩はできないし、上着必須だった。この風が収まらないとこの先厳しいなと思いつつ先に進む。標高が上がり、樹林帯の登山道には残雪が見られるようになったが、アイゼンは全く必要なかったし、持参もしなかった。ただ踏み抜きだけには注意しつつ先を急ぐ。天気は風が強いことを除けば晴れていて良かったのだが、徐々に雲が出始め、東天狗岳付近に来たときには見事に真っ白になった。折角の山頂だというのに何も見えない。おまけに風が強くて寒い。写真を1枚だけ撮って先に進む。6月だというのに手の先がかじかむくらいに寒い。東天狗岳から下り始め、白砂新道に分岐するあたりであまりにも風が強くてまともに前に進めない状態にすらなった。ここから下るのもありかと思ったが、まだ時間も早いのでもう少し稜線を歩くことにする。ガスで景色は何も見えないが、時折それが晴れるとパノラマが広がる。ガスがなければ、、、と思わざるを得ない。根石岳の山頂付近で風除けの岩を背にして休憩。この先に根石山荘があるが、そちらから歩いて来る登山者を見ていると皆大変そうに見える。どうやら風が吹き抜けているようだ。こちらも万全の風対策をして歩く。が、ここはやはり手強かった。花の時期であればコマクサが咲いているはずだが、今日は花は全くないし、とにかく風が強い。体を持って行かれそうになることもある。体重の軽い女性は特に大変そうに見えた。体を風の方向に傾けて歩いてちょうど良いくらいだった。小屋の近くを過ぎると樹林帯に入り、強風エリアからは抜け出した。ここまで大した標高差でも距離でもないが、樹林帯を抜けてからずっと強風に吹かれているので、何だか疲労度が通常よりも高い気がした。そのせいかもしれないが、本来なら尾根伝いに夏沢峠へ向かうはずが下ってオーレン小屋に向かってしまった。イヤに下るなあと思いつつも、特に地図もGPSも確認せず。小屋が見えて、小休止して、テントが沢山張ってあるのを見てようやく気付くという体たらくぶりだった。オーレン小屋から夏沢峠へは登れば到達できるが、それでも30分ほどのロスになってしまう。ボーッと歩いていたとは言え、何度も来ている八ヶ岳で道を誤るとは情けない。でも仕方ないので15分ほど登って夏沢峠に到着する。せめてもの救いは、この登りは樹林帯内だったので、強風に吹かれないことだった。今日最後のピークの硫黄岳は、また森林限界を越えるので、強風に吹かれることになる。少し億劫な気がしたが、爆裂火口壁が見たい気持ちが勝った。峠は樹林帯だが、少し歩くとその上に出てまた風に吹かれる。樹林帯歩きの時はゴアのジャケットは厚くて不要だが、強風の吹き荒れる樹里帯の外は寒いのでジャケットが必須。夏用のグローブをしているが、手先は冷たくて仕方ない。6月なのでさすがにフリースのグローブ等は装備に入れてこなかった。硫黄岳までにはケルンがいくつかあって、そこでは風を凌ぐことができた。ケルンに助けられるとは歩き始める前は全く思わなかった。山頂付近の平坦地まで上がると幾分風は弱まった。天気はガスが取れていて、南八ヶ岳の主峰達がよく見える。風さえなければ悪くない天気だった。折角なので硫黄岳の火口に沿ってある遊歩道を行けるところまで歩く。山頂標付近は人が多かったが、こちらは誰もいなかった。火口には近寄れないようロープが張ってあるが、所々地割れのようになっていて、ロープがなくても火口に近付くのはリスクが高い気がした。火口を半周ほどして山頂標まで戻り、その後は元来た道を戻る。夏沢峠に到着後、もう風の吹き抜けるエリアはないので、ジャケットはザックにしまう。寒さ対策ではなく、暑さ対策をして下り始める。夏沢峠からみどり池入口のルートは夏も冬も何度か歩いているので新鮮味がない。今日は既に6時間以上行動していて、その間長い間強風に晒されていたので、いつもよりくたびれた感じで歩く。ルートは明瞭だし、登山道も広いので歩き易いし登山者も多い。本沢温泉まではほぼ手ぶらでも来られるので、登山者っぽくない人も見られた。怪我だけ気を付けて先を急ぐが、みどり池の手前あたりで雨がぱらつき始める。予報通りだとは思ったけど、ここで雨につかまると1時間はカッパ着て歩かなければならない。面倒だなと思うが、雨はザーザー降ることはなく、パラパラ降った後は空も少し明るくなったように見えた。残りも少ないので、大雨にでもならない限りはカッパを使用しないで歩くことにする。そうこうしているうちに林道と交差し、駐車場に無事帰還。雨に捕まらずに済んだ。歩き始める前は今日のルートは15kmくらいかと思ったが、体の疲労具合がそれ以上と思われた。GPSを見て納得、20kmを越えていた。スキーシーズン後の最初の無雪期山行として20kmはちょっと長かった。明日以降、盛大な筋肉痛に見舞われることだろう。
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