快晴の八ヶ岳(硫黄岳⇒横岳⇒赤岳)


- GPS
- 12:54
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,513m
- 下り
- 1,507m
コースタイム
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 12:52
03:25 美濃戸
04:09 堰提広場
05:10 赤岳鉱泉(〜05:25)
07:10 赤岩ノ頭(〜07:05)
07:30 硫黄岳(〜07:40)
08:01 硫黄岳山荘(〜08:10)
09:07 横岳・奥ノ院(〜09:15)
10:52 地蔵ノ頭
10:57 赤岳展望荘(〜11:05)
11:50 赤岳(〜12:45)
14:03 行者小屋(〜14:21)
16:21 美濃戸
天候 | 終日快晴、但し稜線は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
写真で説明します。 |
写真
感想
1年ぶりの八ヶ岳登山でした。
この美濃戸発着で硫黄岳〜横岳〜赤岳の周回は八ヶ岳を代表するクラシックルート。今回、5年ぶりのチャレンジとなりました。
深夜の美濃戸を出発。真っ暗な八ヶ岳の森を歩くのも毎度のことになってしまいましたが、不思議と寂しさや心細さは感じないものです。むしろ何か大きなものに守られているような。そして薄っすらと周りが明るくなり始め、澄んだ空気と共に木々の緑や沢の流れが徐々に鮮明に見えてくるあの明け方の時間帯が大好きなのです。森が眠りから覚めて様々な生命が活動を始めてゆく、その瞬間でもあるのですね。
赤岳鉱泉からひと登りして稜線へ。私と八ヶ岳と天気の相性は五分五分くらいなのですが、今回は見事な快晴。しかし稜線に出るや否やかなりの強風で冷たい風が吹きつけてきます。Tシャツ重ね着とフリースでもとても足りず、赤岩の頭からレインウェアを着込みます。そんな中でまずは硫黄岳に到着。
硫黄岳は切れ落ちた爆裂火口も大迫力、更に蓼科山までの北八ヶ岳全景と権現岳までの南八ヶ岳南方が見渡せ、さらに遠く北アルプスまで眺められる八ヶ岳屈指のビュースポット。ここに登ってピストンするだけでも十分くらいですが、名残り惜しくも10分程度で山頂を後にします。硫黄岳山荘を過ぎてからは今度は横岳へのひと登り。台座の頭、ナイフリッジ、崖っぷちの鎖場を越えて横岳到着。見る度に近づいてくる赤岳&阿弥陀岳が大パノラマで迫ってきます。
そして今回の目的の1つでもあったツクモグサの観察。本州ではこの時期のここ横岳周囲と白馬岳にしか咲かない希少な高山植物なのだとか。咲いてる場所などの事前情報はこのヤマレコで知っていましたが、行ってみると群生地はごく僅か。しかも崖っぷちの脇などあまり花に近づきたくない一角だったり。こんな厳しい環境で、ひっそりと可憐に咲かせているその姿にちょっと感動してしまいました。何となくですが「この世界の片隅に」というあの映画のタイトルを思い出しました。
横岳周囲ではもう1つ。日ノ岳付近から仰ぎ見る赤岳と阿弥陀岳の雄姿。八ヶ岳で私が一番好きな場所です。以前に買った山岳雑誌でここから撮った写真を見たことが、山への憧れをより強く持ったきっかけでもあったのですね。前回5年前に登った際には半分雲に隠れて残念だったのですが、今回はバッチリ。素晴らしい景観でした。
もう既に疲労困憊にて(心の中で)ヒーヒー言いながらようやく赤岳山頂へ。幸いちょうどグループ登山者の方々の登頂ラッシュが切れた時間帯だったので、少しの間山頂を独占出来ました。風が強いままだったら山荘で昼食にしようかとも思いましたが、ちょうどそれも落ち着いた頃合いだったのでゆっくり外で過ごす時間が持てました。至福のひとときでした。
文三郎尾根から行者小屋へ、そして美濃戸への下山。延々の下りは更に疲れて脚にきますが、美濃戸に着く手前でこちらも希少植物のホテイランを目にすることが出来て、この日何度目かの感激タイム。このホテイランも本州中部の限定された地域の針葉樹林帯に極めて稀に生える多年草・・・とのこと。小さいのですが、可愛かったー。
登山の締めは、美濃戸口に数年前に出来た山小屋風宿泊施設付きのレストラン「J&N」へ。噂には聞いていましたが、お風呂は綺麗だし食事は絶品で美味しいしで下山後すぐのこのクオリティの高さ、ちょっと信じられないです。既に八ヶ岳の新たな名所になっているようですが、私も美濃戸発着の登山の際にはまた絶対に立ち寄りたいし、なんだったら登山抜きでも来たいくらい。皆さんも八ヶ岳方面に行ったら是非足を運んでみて下さい。
兎にも角にも今回は最高な八ヶ岳登山でした。ただ山中13時間はあまりにも長すぎですね。この歩くスピードの遅さはもう少し何とかしたいと思いますが・・・。
ryo555さん私も11日は赤岳の稜線を歩いていました。 わたしは大同心稜から登り横岳〜赤岳でした。多分写真の大同心のてっぺんにいたのは私達です(笑) 天気が良かったのでたくさんの登山者でしたねぇ〜赤岳山頂でばったり出来たら楽しかったのにね
moguさん、このコメントを読ませて頂き私、大後悔しています。私、moguさんらしき人を何度も見かけたんですよ!赤岳山頂、行者小屋などで。男性1人、女性4人のパーティでしょ?似てる人がいるなぁ...でも声掛けて人違いだったらどうしよう...と躊躇している間に皆さん行かれてしまったのです。行者小屋でmoguさんをジロジロ見てた怪しい男に気づきませんでしたか?(笑)ああ、なんてことだぁ...。でもmoguさん変わらずお元気で何よりでした。山ってこうして不思議なくらいバッタリがあるんですねー。そして大変お疲れ様でした。またいつか必ずお会いできますように。
ryo555さん、おはようございます。
80番の写真、まさに私達ですよ〜3番目が私です、まさか後を歩いて居たとはねぇ・・・
北穂小屋でお会いしてから3年も経っているので、私だってすれ違っても判るかどうかなので仕方ないですよ。
でも今度見かけたら声を掛けてみて下さいね
それにしても今回ryo555さんが13時間歩き通したことは素晴らしい、着々と経験を積んでいまね
moguさん、こんにちは。やはりそうですか〜。仰るとおり、3年前の一期一会でしたし一緒に撮った画像なども無かったので確信が持てず、でもあの方はmoguさんだよなぁ...と半信半疑で様子を伺っていた次第でした。もうインプットしたので次は必ずお声掛けしますよ😄
しかし改めて不思議なものですね。無数にある山の中から、同じ日、同じ時間に同じ山をチョイスして登っているんですから。上に頂いたコメントにもあるように別のフォロワーさんたちもあの時間に偶然、隣の阿弥陀にいらしたりして、二重に驚いていたりします😊
Ryoさんこんにちは!
わたしたちも同じ日に阿弥陀岳に登っていました。
撮影されていたX印の飛行機雲、僕らも見ましたよ!なんでクイズ出されたのかと思ったら、なるほど~!そうきましたか!納得
ツクモグサいいですね。本当は展望荘に泊まって、横岳の方にちょこっと寄って帰ろうと思ったのですが、風が強くて日帰りコースにしたので見れませんでした!来年見に行ってみようかなと思います。
J&N美味しいですよね、今回バスの時間でいけませんでしたが、まだカレーは頼んだこと無いので、今度頼んでみようかな?
長時間の縦走コースお疲れ様でした!
cajaroaさん、こんにちは。お隣に登られてたんですね!!そうだったんですか〜。御小屋尾根は昨年初めて歩きましたが、cajaroaさんたちは阿弥陀の南陵だったのでしょうか?いつか攻めてみたいと思うルートです。
あの大空のバツ印をお二人もご覧になっていたとは感激です。ツクモグサ見られなかったのは残念ですが、横岳周囲の様々な高山植物の群生はそれだけでも一見の価値ありですよね。私ももう少しゆっくり見られる時間があればなぁと。やはり展望荘か頂上山荘に泊まって時間掛けて歩きたいものですね。
J&N、cajaroaさんのレポート読ませてもらう度に行きたい思いが募っていましたがようやく実現しました。美味しかったー!多分、これから何度も立ち寄ることになろうかと思います😄
ryoさん、こんにちは!
私達は帰りのバスの時間ギリギリだったので、ryoさんのほうが早く下山されたのかも。J&N行きたかった〜ヽ(´o`;
マロちゃんにあいさつする時間もありませんでした。
あのコースは硫黄岳から入ったほうがいいですよね。赤岳はやっぱりラスボス!
日曜は本当にいい天気で、梅雨前のラストチャンスだったかもしれませんね。あのバッテンの飛行機雲、最初、航空ショーでもやってるのかと思っちゃいましたよ^_^ 同じ空を見ていたんですねえ。
ホテイラン、私は始めて見ました。あんなに小さかったんですね。。。
maamさん、こんばんは。昨日はお疲れ様でした。登った山は微妙に違えど、同じ日に同じ道を歩いた...何だかもう不思議なご縁を感じずにはいられません。いやー、もしJ&Nとかでお二人をお見かけするようなことがあったらビックリどころではなかったと思いますが😁、僅かなニアミスで残念です(お二人は私がどんなヤツか分からないでしょうから、見つけるなら私からでないとダメですけれど😄)。
そう、ラスボス赤岳!その表現がぴったりの硫黄岳からの縦走ですね。徐々に存在感を増して近づき、最後に一番の急登を登り...ですしね。逆ルートはまだ未体験ですが、これはこれで大変そう。でも機会あればチャレンジしたいです。
ホテイラン、本当に小さいですね。ツクモグサもですが、よくぞ厳しい環境下で可憐に咲いてくれているなーと思って感激してしまいます。
お久し振りの八ヶ岳ですね!。
今回は以前にも歩かれたルートの様で、その時のレコを拝見して以来、私もずっと行きたいと思っていました。(未だに行けていません・・・)
横岳の稜線が険しそうなので、丹沢で特訓してます・・・妻が。
この日は、風が強く稜線は寒かった様でしたが、赤岳の休憩時には過ごしやすくなって良かったですね。
お天気も良くて稜線からの景色はサイコーで、特に日ノ岳から見える赤岳の景色は私も一度見てみたいと思いました。
他にも沢山素晴らしい景色が有るので、全部見たいですね。
高山植物の観察も楽しまれた様で、見所も沢山でした。
(ヒコーキ雲のバッテンをクイズの答えにするなんて、オモシロイです)
もしかすると、今回の登山も夏の計画に向けたトレーニングの一環なんでしょうか?
今年は、登山日和だとイイですね。
長丁場の八ヶ岳登山、お疲れ様でした。
Kazさん、こんばんは。11か月ぶりの八ヶ岳、赤岳でした〜。
このルート、kazさんご夫妻にも歩いて頂きたいです。そうですね、横岳は鎖場とハシゴがやや多しですが、難易度はどれもそう高いものではありません(乾徳山の鎖場の方が全然ハードです)。お二人は丹沢のVRや急登で十分鍛えてらっしゃるのだから、全然大丈夫ですよ。ぜひこの日のようにお天気の良い日に、いつかチャレンジされてみて下さいね。この稜線の景観の良さや高山植物の豊富さは一度見たら虜になってしまいますよ
夏の計画・・・。今回歩いてみて分かったのですが、以前よりも歩くスピードは遅くなったりバテやすくなっていたりで、ちょっと昨年のような大計画は今の状況では逆に難しいのかなぁと漠然と思っています。その時その時で身の丈に合った登山でいいかな、とも思うので、もう少し考えて作戦を練りたいなと。でも諦めたくないし、困ったものです
縦走お疲れ様でした♪
レコを見たとたん長いコースタイムを歩かれたな〜と思い、先月に私の縦走時に
行動食の事を質問してきたので、今回は行動食のみかしらと思いましたが
いつものryoさん風のお昼ご飯とコーヒーでしたね(笑)
私は赤岳は1回のみ、横岳と硫黄岳はまだ未踏なんです
GWに山小屋で話した母娘からツクモグサの事を聞いて6月に八ヶ岳に行きたいと
思ってましたが、来年になりそうです
このクラシックルート良さそうですね♪
そして上記のコメントを読んで、山での出会いとヤマレコとが合わさって
感動がもっと大きくなったようで素晴らしいことだと思いました
popieさん、こんばんは。
そうなんですよ、今回は最初から長時間の縦走になることが分かっていたので途中の食事や行動食、どうしようかと思いpopieさんに伺ったことなどを参考に考えておりましたが、結局いつもの通りになってしまいました
popieさん、まだあの稜線未踏でしたっけ??てっきりもう歩かれているとばかり思っていました。横岳のツクモグサはあと少しでしょうが、この後にウルップソウやコマクサと入れ替わりになりますね。5年前、誰にも見つからないような所にひっそりと一輪、ウルップソウが咲いているのを見つけた時には感動したものでした。ぜひいつか、良いタイミングで登られてみて下さいね。
山でのご縁も様々ですが、popieさんやkazさんともやはり直接に、そしてその後のヤマレコでの交流にとでこうして良い繋がりを持たせて頂いているのですもんね。ありがたや…ヤマレコには足を向けて眠れません
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