常念山脈の前衛 有明山【表参道〜中房温泉】


- GPS
- 06:52
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,106m
コースタイム
天候 | 梅雨はどこ行ったくらいの快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
※仮に満車で有明荘の第3に停めても距離は変わりません ※トイレは1キロほど上がった燕岳登山口にあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所:崖になっている箇所が多いのでスリップに注意です。 道の状況:感想に書きましたが、それなりに整備されています。 |
その他周辺情報 | 温泉:有明温泉「有明荘」620円 ※単純硫黄温泉で広々として気持ち良くオススメです |
写真
感想
天気予報では日曜日は曇りのち雨だったけれど、南駒ヶ岳と越百山周回を終え温泉で再チェックすると手のひら返しで晴れ予想に変わっていました。
当初は涼しい長野県内の高原をロードバイクで走る予定でしたが、前から気になっていた有明山に登る事にしました。
有明山は田中陽気さんも登っていた200名山ですが、登る人は割と少ないようです。
理由は簡単で、メインの登山口の中房温泉は大天井岳〜槍ヶ岳縦走の表銀座の出発点でもあり、人気の燕山荘・燕岳の登山口でもあるからです。
更に傾斜が急で、毎年遭難騒ぎが起こるような所だからでしょう。
今回のルートですが、中房温泉に車を停めて黒川の表登山道まで下りました。
ほとんど下り基調なので、ママチャリでも30分あれば余裕ですが対向車に注意が必要です。
表参道入り口から登山口までは舗装された林道をしばらく歩いていきます。
登山口から樹林帯ですが踏み跡はそれなりにあり、印も多いので迷う事はありません。
黒川沢を遡上する形で妙見滝と白河滝を目指しますが、濡れた木製のハシゴが滑りやすく注意が必要です。
天空から水が降ってくるような白河滝は休憩適地で、とても気持ちの良い所でした。
ここから修験道を感じさせる太めの鎖を登って、トラロープ・木の根を掴んでの急登でした。
やがてクマザザの急坂になりますが、笹が刈ってあり藪漕ぎって感じではありませんでした。
馬羅尾沢からの裏参道と合流する落合の標高は1904mで、すでに中房温泉の標高を越えて高原地のような涼しい風が吹いていました。
稜線に出ても更に急登で、花崗岩の岩場をハシゴ等を使い次々と越えていきます。
小さな祠や石碑が幾つかあり、信仰の山を感じさせてくれます。
鳥居のある有明山北岳は突然現れ、難ルートの登頂の喜びを感じました。
有明山の山頂は北岳・中岳・南岳の三つあり、中岳に有明山神社の奥社があります。
南岳にも行ってみましたが、やや荒れているので行かなくても良かったと思いました。
再び展望の良い中岳で休憩を取って、常念山脈を心ゆくまで眺めて満足しました。
中房温泉への道は急坂ですが、有明荘の燕山荘グループが力を入れて整備されています。
熊は本当に出るそうなので、ちょっぴり怖いですが問題なく歩けます。
有明山は南アルプスで言えば同じ200名山の笊ヶ岳に似ていると感じました。
とにかく傾斜がきつく登頂が大変で、渡渉やザレのトラバースもあります。
登山基地の椹島まで来て、赤石岳や悪沢岳に登らない方も少ないでしょう。
笊ヶ岳は南部のビック3の展望台ですが、有明山も負けていないと思いました。
常念山脈の展望台でもあり、後立山連峰や妙高山・火打山、八ヶ岳連峰も望めます。
紅葉の時期に、また登ってみたいと思いました。
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