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Yamareco

記録ID: 117661
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川岳 馬蹄形時計回り (西黒尾根〜谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳〜武能岳〜蓬峠〜清水峠〜朝日岳〜笠ヶ岳〜白毛門)

2011年06月18日(土) ~ 2011年06月19日(日)
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YAMA555 その他2人
GPS
31:40
距離
23.5km
登り
2,297m
下り
2,285m

コースタイム

1日目:11時間20分
白毛門登山口駐車場5:40→登山センター6:00→西黒尾根登山口6:20→ラクダの背8:30→分岐8:35→肩の小屋9:55→トマの耳10:25→オキの耳10:40→11;45一ノ倉岳(休止)12:10→茂倉岳12:30→武能岳13:50→14:35蓬ヒュッテ(水補給)15:10→七ツ小屋山16:05→清水峠避難小屋17:00

2日目:7時間20分
清水峠避難小屋5:55→ジャンクションピーク7:35→朝日岳8:15→笠ヶ岳9:35→白毛門10:30→白毛門登山口駐車場13:20
天候 1日目
曇り→肩の小屋以降は雨
2日目
晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
土合駅から500m程度谷川岳方面に進んだカーブ付近の白毛門登山口駐車場を利用。
コース状況/
危険箇所等
●2009年07月19日の馬蹄形
蓬峠までは天気が悪かったため景色がありませんでした。
よろしければ、過去チャレンジ(断念)した時の写真を参考にしてください。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-58192.html

●エスケープルート
雷雨や体調不良などがあった場合にエスケープできる箇所。
・一時避難は、肩の小屋、一ノ倉避難小屋、茂倉岳避難小屋、蓬ヒュッテ、白崩避難小屋、笠ヶ岳避難小屋があります。
・茂倉岳から土樽方面へ下山し土樽駅から土合へ。
・蓬ヒュッテ分岐から旧国道を通ってロープウェイ方面へ(1度利用してます)。
・蓬ヒュッテ分岐から土樽方面へ下山。
・清水峠から旧街道へ。
それ以降だと馬蹄形縦走した方が良さそうです。

●駐車場〜西黒尾根登山口
早朝だとロープウェイ上部は閉まっているのでお手洗いが利用できません。
登山センターの休憩所には、登山ポスト、トイレ、水場がありますので登山準備に最適です。

●西黒尾根〜谷川岳
最初から樹林帯の中を急登します。今の季節、セミ?の大合唱です。
鎖場を越えラクダの背まで来ると背の高い木がなくなり岩稜帯となり展望が開けます。正面の谷川岳、反対側の白毛門が見えてきます。
マチガ沢方面からの登山道合流地点からは、再度急登となります。登山道は岩が滑りやすいので雨天時は注意が必要です。

肩の小屋に行く手前20m程度の雪渓が残っています。特に危険はありません。
肩の小屋は、有料トイレ有り。ジュース、ビール、缶バッチなども置いてあります。トマの耳は10分程度。オキの耳はさらに15分程度です。

●谷川岳〜一ノ倉岳
馬蹄形縦走しない方でもノゾキまでは行ってみることをお勧めします。
オキの耳のさらに先に鳥居があり、奥の院があります。
奥の院から先は一ノ倉の稜線歩きです。右側は切れ落ちていてスリリングな景色が堪能できます。一ノ倉岳直下付近にノゾキがあるので覗いてみましょう。
ノゾキから山頂までは結構な急登です。
山頂には道標と避難小屋があります。2年前にはキスゲとイワツバメが印象に残りましたが、今回は雨のためあまり印象に残りませんでした。
避難小屋は3人でかなり厳しいか。

●一ノ倉岳〜茂倉岳〜武能岳〜蓬ヒュッテ
一ノ倉からの下りは雪渓がありましたが危険はありません。
小さな花が道沿いにたくさん咲いています。7月中旬になるとキスゲが素晴らしいです。茂倉岳の道標は写真の通り立派です。
茂倉からしばらく下ります。正面に武能岳が見えますが、今回はガスのためなにも見えませんでした。登り始めるとピークが三段あります。
武能岳からは笹原をひたすらの下りです。結構滑るので雨天時は足元注意。また、朝露など足元濡れやすいのでスパッツしておくと良いかと思います。
分岐まで来たら蓬ヒュッテはすぐそこです。
・蓬ヒュッテ
蓬ヒュッテは一昨年黄色でずいぶん目立っていましたが、茶色に模様替えしていました。どうやら国からの指示のようです。
水場についてマップ下側(南)はヒュッテ手前にある分岐から10分ほど歩きます。一昨年エスケープした時に利用しました。
マップ上側(北)の水場は蓬ヒュッテ分岐から10分ほど下ります。

●蓬ヒュッテ〜七ツ小屋山〜清水峠
マップを見るとなだらかなルートに見えますが、意外にアップダウンが多かったです。一部雪渓が残っていましたが、危険な箇所はありません。
清水峠からの展望はなかなか良いです。
・清水峠の白崩避難小屋
避難小屋内部は左右に分かれていて2段になっています。上部2・2、下部4で左右あるので最大16名程度でしょうか。窓が小さく若干暗めです。
避難小屋近くは芝生のような平らな箇所がありテントは5張程度張れそうです。
東電小屋方面に少し歩くと沢があり水場出ています。

●清水峠〜ジャンクションピーク〜朝日岳
池ノ窪付近は谷川岳付近ではあまり見ない湿地帯です。カエルがたくさんいました。ここから少しずつ登りが急になります。若干登山道が流れている箇所ありました。
ジャンクションピークまでの急登を終えると朝日岳へのなだらかな陵線歩きです。石楠花が群生しています。
朝日岳付近は草原帯になっていて木道を歩きが印象的でした。宝川温泉へのルートへ1分ほど入るとほっそりとした水場があります。
朝日岳山頂は360度展望有り。ウスユキソウが沢山ありました。

●朝日岳〜笠ヶ岳〜白毛門〜登山口
意外にピークが何個もありアップダウンが多かったです。笠ヶ岳、白毛門とも展望良好。
笠ヶ岳の避難小屋はほぼ一ノ倉避難小屋と同じくらいの大きさですが、銀マットがしいてあり清潔感がありました。
だんだん標高が下がってくるので暑かったです。
白毛門の下りは急で長かった。

●下山後の温泉
湯檜曽の林家旅館に立ち寄りました。800円也。
シャンプー、リンスあります。ロッカーはないので貴重品の管理は注意でしょうか。と言っても立ち寄る人はあまりいないかな。
白毛門駐車場
下山時にはキャニオリングの方が来てました。
白毛門駐車場
下山時にはキャニオリングの方が来てました。
道路を谷川岳ロープウェイまで歩きます。
途中慰霊碑が並んいる場所があります。
いつも車で通り過ぎているので気づきませんでした。
道路を谷川岳ロープウェイまで歩きます。
途中慰霊碑が並んいる場所があります。
いつも車で通り過ぎているので気づきませんでした。
登山指導センターの休憩所にて、登山届を記入。
登山指導センターの休憩所にて、登山届を記入。
西黒尾根の登山口。
西黒尾根の登山口。
白根葵もところどころに咲いていました。
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白根葵もところどころに咲いていました。
西黒尾根は、樹林帯を抜けたあたりから何箇所か鎖場あります。
西黒尾根は、樹林帯を抜けたあたりから何箇所か鎖場あります。
ラクダの背。
少しガスが晴れてくれたので山頂が見えました。
ラクダの背。
少しガスが晴れてくれたので山頂が見えました。
山頂が見えてきたので一服。
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山頂が見えてきたので一服。
西黒尾根と巌剛新道の分岐点。
西黒尾根と巌剛新道の分岐点。
西黒尾根の登っているとようやくガスが切れてきました。
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西黒尾根の登っているとようやくガスが切れてきました。
分岐を過ぎると一気に急になります。
分岐を過ぎると一気に急になります。
肩の小屋までの20m程度にまだ残雪ありました。
肩の小屋までの20m程度にまだ残雪ありました。
肩の小屋に到着。
肩の小屋に到着。
肩の小屋にてサイダーを購入。
300円也。
肩の小屋にてサイダーを購入。
300円也。
イワカガミ、縦走路のあちこちに咲いていました。
イワカガミ、縦走路のあちこちに咲いていました。
肩の小屋の簡易トイレ。
冬季は入れません。
肩の小屋の簡易トイレ。
冬季は入れません。
トマの耳に到着
ガスが一瞬晴れて東尾根が見えました。
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ガスが一瞬晴れて東尾根が見えました。
オキの耳に向かいます。
オキの耳に向かいます。
オキの耳に到着。
雲に覆われ展望なく残念。
オキの耳に到着。
雲に覆われ展望なく残念。
更に一ノ倉に向かいます。
更に一ノ倉に向かいます。
途中にある奥の院。
途中にある奥の院。
一ノ倉岳山頂の避難小屋。
ここで雨避けしていたら南稜をクライムしてきた人と出合ました。
一ノ倉岳山頂の避難小屋。
ここで雨避けしていたら南稜をクライムしてきた人と出合ました。
一ノ倉岳。
一ノ倉岳から茂倉岳に向かう途中、残雪ありました。
一ノ倉岳から茂倉岳に向かう途中、残雪ありました。
茂倉岳山頂もガスで何も見えず。
茂倉岳山頂もガスで何も見えず。
花は満開でした。
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花は満開でした。
登山道は花の宝庫です。
登山道は花の宝庫です。
ピークを3度登ってようやく武能岳へ。
ピークを3度登ってようやく武能岳へ。
蓬峠に向かって笹原を歩きます。
蓬峠に向かって笹原を歩きます。
蓬ヒュッテに到着。一昨年来た時には黄色だったのに…
蓬ヒュッテに到着。一昨年来た時には黄色だったのに…
蓬ヒュッテに到着。
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蓬ヒュッテに到着。
ヒュッテから左の道を下ること10分で水場につきます。
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ヒュッテから左の道を下ること10分で水場につきます。
こんこんと水が湧き出ていました。
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こんこんと水が湧き出ていました。
少し雲が晴れてきて陵線が見えてきました。
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少し雲が晴れてきて陵線が見えてきました。
大源太山への分岐。
いつかは行ってみたい上州のマッターホルン。
周遊できるんですよね。
大源太山への分岐。
いつかは行ってみたい上州のマッターホルン。
周遊できるんですよね。
近くにくると意外に立派な山姿です。
近くにくると意外に立派な山姿です。
清水峠へ向かう途中。
残雪ありました。
清水峠へ向かう途中。
残雪ありました。
ようやく本日の宿泊場所が見えてきました。
ようやく本日の宿泊場所が見えてきました。
東電小屋は泊まれません。奥の小さな避難小屋に泊まります。
東電小屋は泊まれません。奥の小さな避難小屋に泊まります。
白崩避難小屋です。
白崩避難小屋です。
避難小屋内部。
左右に分かれて2階建てになっています。
10人は泊まれそうです。
避難小屋内部。
左右に分かれて2階建てになっています。
10人は泊まれそうです。
清水峠に到着。避難小屋の隣にはテントサイトに最適な平地がありました。
清水峠に到着。避難小屋の隣にはテントサイトに最適な平地がありました。
清水峠の早朝の景色。
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清水峠の早朝の景色。
清水峠の早朝の景色。
雲が赤く染まって幻想的でした。
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清水峠の早朝の景色。
雲が赤く染まって幻想的でした。
ジャンクションピークに向かう途中。
ツツジがきれいに咲いていました。
ジャンクションピークに向かう途中。
ツツジがきれいに咲いていました。
ジャンクションピークに到着。
いつかナルミズ沢を遡行する時にはお世話になりそうです。
ジャンクションピークに到着。
いつかナルミズ沢を遡行する時にはお世話になりそうです。
まだ石楠花が咲いていました。
大分痛んできていましたが・・・
まだ石楠花が咲いていました。
大分痛んできていましたが・・・
平ヶ岳、巻機山方面。
平ヶ岳、巻機山方面。
ジャンクションピークから朝日岳への稜線歩きはとても気持ち良いところでした。
ジャンクションピークから朝日岳への稜線歩きはとても気持ち良いところでした。
朝日岳直下にあった水場でしょうか?
朝日岳直下にあった水場でしょうか?
朝日岳からの展望は素晴らしいです。
朝日岳からの展望は素晴らしいです。
朝日岳直下です。
水場すぐそこと書いてあります。
朝日岳直下です。
水場すぐそこと書いてあります。
先週登ったテールリッジが見えました。
先週登ったテールリッジが見えました。
朝日岳からの大展望を前にしばしくつろぐ。
朝日岳からの大展望を前にしばしくつろぐ。
朝日岳付近にはウスユキ草がたくさん植生していました。
朝日岳付近にはウスユキ草がたくさん植生していました。
朝日岳避難小屋。
一ノ倉避難小屋と同じ形ですが、若干良いか。
朝日岳避難小屋。
一ノ倉避難小屋と同じ形ですが、若干良いか。
中は銀マットが敷かれていて清潔感がありました。
中は銀マットが敷かれていて清潔感がありました。
笠ヶ岳に到着。
朝日岳から標高下がりましたが、360度の展望がありお勧め。
笠ヶ岳に到着。
朝日岳から標高下がりましたが、360度の展望がありお勧め。
笠ヶ岳は展望のきれいな形。
笠ヶ岳は展望のきれいな形。
白毛門から谷川岳が大きく見えます。
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白毛門から谷川岳が大きく見えます。
白毛門山頂に到着。
奥は笠ヶ岳と朝日岳へ続く稜線。
白毛門山頂に到着。
奥は笠ヶ岳と朝日岳へ続く稜線。
松ノ木沢の頭から白毛門
松ノ木沢の頭から白毛門
松ノ木沢の頭
ようやく下山できました。
ようやく下山できました。
駐車場近くの白毛門沢です。
汚れた靴を洗うのに丁度良いです。
駐車場近くの白毛門沢です。
汚れた靴を洗うのに丁度良いです。

感想

一昨年雷雨により撤退した馬蹄形縦走。今回は肩の小屋で早くも雨が降り始めたため、先に進むか悩みましたが、雷雨はなさそうだったのと翌日は晴れそうだったので頑張って進むことにし、お陰で念願かなって完登できました。

今回一番印象に残ったのは朝日岳。谷川連峰の中でもたおやかな山なみと、多数の花、山頂直下の草原、360度の大展望と素晴らしい。ただ日帰りでここまで足を運ぶのはなかなか大変かな。

前の週に登った南稜テラスまでのテールリッジがハッキリ見えたのは嬉しい。登っていた時は余り感じなかったが意外に急斜面に見える。

1日目の雨で馬蹄形中止した人はいたようだが、2日目天気が良くなった所で朝日岳付近で日帰り馬蹄形チャレンジする何人か出会った。装備の重さは違うが、歩いてみてワイには日帰りはチト厳しすぎると思った。凄い人がいるものだ。

谷川岳はやっぱり素晴らしい。
6月は小さな花がメインだったが雨天で展望もなく、ずぶ濡れになりながら重い荷物を背負って折れそうなワイの心を十分癒してくれた。7月になるとキスゲがキレイなんだよな〜。
次は、上州のマッターホルンと呼ばれている大源太山周遊、ナルミズ沢の遡行是非してみたくなった。
他にも万太郎沢も行きたいし、平標山からの縦走もしたいと、登りたいルートは尽きない。

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