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Yamareco

記録ID: 1187616
全員に公開
沢登り
白山

白山 湯ノ谷右俣から

2017年07月06日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:57
距離
15.5km
登り
1,815m
下り
1,803m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:43
休憩
0:55
合計
9:38
6:51
61
7:52
7:52
94
9:26
9:40
126
11:46
11:47
10
13:04
13:24
23
13:47
13:53
11
14:10
14:17
18
14:35
14:35
11
14:46
14:50
16
15:06
15:06
23
15:29
15:31
27
15:58
15:59
30
16:29
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
観光新道の稜線に上がると別山方面が青空を背景に、グッとテンションアップ。
2017年07月06日 07:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 7:22
観光新道の稜線に上がると別山方面が青空を背景に、グッとテンションアップ。
太陽の光も眩しい。
2017年07月06日 07:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 7:52
太陽の光も眩しい。
これからの行き先をチェック。
2017年07月06日 07:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 7:52
これからの行き先をチェック。
カラマツソウだ。
2017年07月06日 07:57撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 7:57
カラマツソウだ。
アカモノだ。
2017年07月06日 07:57撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 7:57
アカモノだ。
マイヅルソウとな。
2017年07月06日 08:06撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 8:06
マイヅルソウとな。
ゴゼンタチバナじゃ。
2017年07月06日 08:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 8:07
ゴゼンタチバナじゃ。
2017年07月06日 08:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中央の谷を遡行するのだ。
2017年07月06日 08:13撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 8:13
中央の谷を遡行するのだ。
ハクサンチドリ。
2017年07月06日 08:15撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/6 8:15
ハクサンチドリ。
シナノキンバイのようだ。
2017年07月06日 08:15撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 8:15
シナノキンバイのようだ。
白山釈迦岳もクッキリ。
2017年07月06日 08:20撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 8:20
白山釈迦岳もクッキリ。
2017年07月06日 08:21撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2017年07月06日 08:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 8:23
山肌に刻み込まれた数え切れない侵食、崩落の痕。怖ろしくも美しい。
2017年07月06日 08:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 8:23
山肌に刻み込まれた数え切れない侵食、崩落の痕。怖ろしくも美しい。
登山道横にピンクリボン。これは入渓ポイントだ!と喜んでヤブの中に入って行ったが・・・結果、行き詰まって戻ってきました。GPSで確認すれば分かったことなのに・・・アホでした。
2017年07月06日 08:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 8:29
登山道横にピンクリボン。これは入渓ポイントだ!と喜んでヤブの中に入って行ったが・・・結果、行き詰まって戻ってきました。GPSで確認すれば分かったことなのに・・・アホでした。
コゴミ(ジュウモンジシダらしい)とショウジョウバカマ。コゴミは天ぷらにするといけるらしい。
2017年07月06日 08:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 8:38
コゴミ(ジュウモンジシダらしい)とショウジョウバカマ。コゴミは天ぷらにするといけるらしい。
白山釈迦岳と湯ノ谷左俣。
2017年07月06日 09:00撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 9:00
白山釈迦岳と湯ノ谷左俣。
花がキラキラ光っている。色々な花があって楽しいね。
2017年07月06日 09:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 9:07
花がキラキラ光っている。色々な花があって楽しいね。
殿ヶ池避難小屋と手前の雪渓。この辺りから残雪も出てくる。
2017年07月06日 09:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 9:22
殿ヶ池避難小屋と手前の雪渓。この辺りから残雪も出てくる。
だんだんガスが出てきた。
2017年07月06日 09:42撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 9:42
だんだんガスが出てきた。
ヨツバシオガマでいいだろうか?
2017年07月06日 09:44撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 9:44
ヨツバシオガマでいいだろうか?
ニッコウキスゲとカラマツソウ。
2017年07月06日 09:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 9:46
ニッコウキスゲとカラマツソウ。
登山道脇にもお花畑。
2017年07月06日 09:47撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 9:47
登山道脇にもお花畑。
今度はGPSで確認しながら藪漕ぎ開始。
2017年07月06日 10:01撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:01
今度はGPSで確認しながら藪漕ぎ開始。
残雪があるとラッキー!な感じです。
2017年07月06日 10:02撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:02
残雪があるとラッキー!な感じです。
やっとの事で湯ノ谷右俣に入渓成功。
2017年07月06日 10:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:08
やっとの事で湯ノ谷右俣に入渓成功。
遡行開始。
2017年07月06日 10:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:08
遡行開始。
ドダバダしているうちに青空はどこかに行ってしまった。
2017年07月06日 10:09撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:09
ドダバダしているうちに青空はどこかに行ってしまった。
入渓ポイントを振り返って。
2017年07月06日 10:13撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:13
入渓ポイントを振り返って。
この辺りは楽勝。
2017年07月06日 10:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:14
この辺りは楽勝。
水は冷たいけれど、そんなに寒くもないしいい感じ。
2017年07月06日 10:20撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:20
水は冷たいけれど、そんなに寒くもないしいい感じ。
雪渓の向こうに最初の滝が見えてきた。
2017年07月06日 10:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:22
雪渓の向こうに最初の滝が見えてきた。
もっと暑かったら滝壺に入って遊びたいな。直登は無理なので右から高巻きすることにした。最終的にハイマツの枝を引っつかんで滝口に上に降りました。
2017年07月06日 10:56撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 10:56
もっと暑かったら滝壺に入って遊びたいな。直登は無理なので右から高巻きすることにした。最終的にハイマツの枝を引っつかんで滝口に上に降りました。
こういうところは初心者でも楽しいね。
2017年07月06日 11:19撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:19
こういうところは初心者でも楽しいね。
沢登りという感じがいいね。
2017年07月06日 11:20撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:20
沢登りという感じがいいね。
第二の滝が見えてきぞ。
2017年07月06日 11:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:22
第二の滝が見えてきぞ。
おっ!やばいぞ。滝の近くはクラックが入っている。
2017年07月06日 11:25撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:25
おっ!やばいぞ。滝の近くはクラックが入っている。
急いで滝から離れて左側から高巻きを使用。
2017年07月06日 11:25撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:25
急いで滝から離れて左側から高巻きを使用。
ここもハイマツを引っつかんで滝口に降りました。
2017年07月06日 11:27撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:27
ここもハイマツを引っつかんで滝口に降りました。
崩れたら大変じゃ。
2017年07月06日 11:31撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:31
崩れたら大変じゃ。
2017年07月06日 11:33撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:33
2017年07月06日 11:35撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:35
綺麗な水だな〜
2017年07月06日 11:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:38
綺麗な水だな〜
2017年07月06日 11:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:38
枝沢に入ってしまったようでナナカマドとハイマツとササがうるさくなってきた。
2017年07月06日 11:48撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:48
枝沢に入ってしまったようでナナカマドとハイマツとササがうるさくなってきた。
もうちょっと手前で雪渓に入る方が良かった。まあ、行き先は一緒だから良しとするか。
2017年07月06日 11:48撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:48
もうちょっと手前で雪渓に入る方が良かった。まあ、行き先は一緒だから良しとするか。
やっと雪渓にたどり着いた。ようやくヤブから解放される。
2017年07月06日 11:58撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:58
やっと雪渓にたどり着いた。ようやくヤブから解放される。
2017年07月06日 11:59撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 11:59
弥陀ヶ原には入らずそのまま直登しよう。
2017年07月06日 12:00撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 12:00
弥陀ヶ原には入らずそのまま直登しよう。
う〜ん・・・室堂センターからの排水管だろうか?
2017年07月06日 12:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 12:08
う〜ん・・・室堂センターからの排水管だろうか?
さっきは綺麗な水だなと思ったけれど・・・深く考えるのはやめとこう。登ってきた方向を振り返って。
2017年07月06日 12:13撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 12:13
さっきは綺麗な水だなと思ったけれど・・・深く考えるのはやめとこう。登ってきた方向を振り返って。
どんどん直登して頂上も近づいてきた。
2017年07月06日 13:02撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 13:02
どんどん直登して頂上も近づいてきた。
御前峰に到着。遅すぎだ・・・展望はなかった。時々ガスの切れ間から大汝峰、剣ヶ峰が見えたが別山は見えなかった。
2017年07月06日 13:05撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 13:05
御前峰に到着。遅すぎだ・・・展望はなかった。時々ガスの切れ間から大汝峰、剣ヶ峰が見えたが別山は見えなかった。
2017年07月06日 13:06撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 13:06
登山道を下る。ナナカマドの花が咲いている。
2017年07月06日 13:32撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 13:32
登山道を下る。ナナカマドの花が咲いている。
タンポポの仲間だと思うけど・・・
2017年07月06日 13:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 13:38
タンポポの仲間だと思うけど・・・
クロユリにもお会いしました。
2017年07月06日 13:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/6 13:40
クロユリにもお会いしました。
イワカガミの花束だ。
2017年07月06日 13:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 13:40
イワカガミの花束だ。
室堂センターあたりは花はあまりなかったな。
2017年07月06日 13:43撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 13:43
室堂センターあたりは花はあまりなかったな。
帰りは砂防新道に。
2017年07月06日 14:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 14:14
帰りは砂防新道に。
黒ボコ岩
2017年07月06日 14:15撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 14:15
黒ボコ岩
2017年07月06日 14:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 14:23
甚之助避難小屋が見えてきた。
2017年07月06日 14:36撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 14:36
甚之助避難小屋が見えてきた。
ムラサキヤシオが咲いていた。いい色だね。
2017年07月06日 15:01撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 15:01
ムラサキヤシオが咲いていた。いい色だね。
自然の脅威と戦う人類の力技。こういうところで仕事をされる方には頭が下がります。
2017年07月06日 15:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 15:22
自然の脅威と戦う人類の力技。こういうところで仕事をされる方には頭が下がります。
砂防新道ではここでしか生えていない○○○○○○と写真を撮っていた方に教えてもらったのに忘れてしまった・・・
2017年07月06日 15:32撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 15:32
砂防新道ではここでしか生えていない○○○○○○と写真を撮っていた方に教えてもらったのに忘れてしまった・・・
可愛い花ですが・・・名前が・・・脳みその劣化が酷いわ。
2017年07月06日 15:33撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/6 15:33
可愛い花ですが・・・名前が・・・脳みその劣化が酷いわ。
これはヤグルマソウだね。
2017年07月06日 15:36撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 15:36
これはヤグルマソウだね。
山ツツジもまだ咲いていた。
2017年07月06日 15:44撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 15:44
山ツツジもまだ咲いていた。
吊り橋が見えてきたぞ。
2017年07月06日 15:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 15:46
吊り橋が見えてきたぞ。
お花も沢登りも楽しめていい日でした。
2017年07月06日 15:58撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/6 15:58
お花も沢登りも楽しめていい日でした。

感想

山スキー会の大レジェンド、YSHRさんの独り言を拝見していたら白山の湯ノ谷右俣の遡行記録が書かれていた。ナニナニ、殿ヶ池避難小屋付近から入渓すれば楽しいとな。自分なりに調べるてみると、沢登り初心者の自分でも単身で遡行できそうだ。というわけで別当出合に車を走らせた。平日ということもあり、駐車場は空いていたがかなりの方がもう入山しているようだ。

別当出合からはトレッキングシューズで観光新道に進んでまずは殿ヶ池避難小屋を目指す。尾根に出ると青空に別山や釈迦岳がクッキリ見えてきてテンションが上がってくる。そして登山道脇で出会う色々な花たちも白山に登る楽しみの一つだ。名前のわかる花もわからない花もあるが、何故か幸せな気分になる。

小屋も近づいてきた辺りで左手にピンクリボンが枝に結びつけてある。ヤブに入っていく踏み跡もある、おっ!これが入渓ポイントか〜とリボンを追ってヤブの中に入っていくと残雪の残る狭い沢に出た。これかな、と上流に向かうがすぐに行き止まってしまった。ここでやっと、GPSを出して(遅いよ〜)確認すると湯ノ谷右俣まではかなりの距離をヤブコギしなければならないことが分かった。こりゃダメだ、しょうがない、またヤブコギして登山道に戻り再び小屋を目指す。小屋を過ぎたあたりで一番湯ノ谷右俣に近いポイントを(今度は)GPSで確認して、ヤブに突入する。すると、よくしたもので踏み跡らしきものに出会う。ササの茎を見ると刃物で切ったような切り口もあるし、今度は間違いないだろうと進むと程なく湯ノ谷右俣に降りたることができた。

小屋でモンベルのサワートレッカーに履き替えていたので、すぐ遡行開始だ。ドタバタしているうちに頂上の方はガスってきて太陽も見えなくなっていたが寒くもなく、暑くもなく、水は冷たいが痺れるほどでもない。水量もそんなに多くもなく、適当にジャバジャバ楽しく遡行していく。そしてしばらく行くと第一の滝が見えてきた。ここはオーバーハングしているので直登は無理だ。右側になんとなく踏み跡らしきものがあるので自分もそこからトライしてみる。行きやすい方にどんどん進んでいくと登るばっかりで巻いていく道がない。当たり前だ、道なんかないんだから。こりゃいかんと(またしても)滝が見えるところまで戻って観察してみると、ハイマツの枝を掴みながらトラバースするしかなさそうだ。ということで意を決して(だって落ちると大変だからね)枝をしっかり掴みながらトラバースするとあっけなく滝口の少し上に出ることができた(ほっ!)。

第一の滝は無事突破した、またしばらくジャブジャブしながら遡行していくと第二の滝が現れた。滝壺は残雪で覆われているが、近づくと大きなクラックがあり、覗くと数メートルほど下まで見えている。こりゃヤバい、崩れたら大変だ。そっと離れて今度は左側から高巻くことにする。上部にハイマツが生えているので、それを引っつかんで乗り越える作戦だ。ハイマツが生えているところまでは簡単に上がることができた。次に枝がしっかりしているかどうかを確認しながら滝口の方へトラバースしていくと、こちらもあっけなく滝口の上部に出ることができた(ほっ!)。ここを過ぎてからは平坦になってくるので流れの中をどんどん進んでいくが、だんだん左右からのヤブの枝が気になってきた。枝を手で払うと煙のようなものが周りに広がる、どうもナナカマドの花粉のようだ。実害はないけれど、後で見るとヘルメットやサングラス、時計などにも緑色の粉がいっぱい付着して、抹茶のような匂いがした。

流れを離れて、左手に見えていた雪渓に上がった方がよかったようだ。それでも、枝を払いながら進むとこちらも雪渓末端に行き当たった。上を見上げると御前峰まで直登できそうだ。室堂経由でもいいが、せっかく?なのでそのまま直登してみることにする。雪渓は緩んでいてアイゼンは必要ない、山頂に近づくとガレてくるのでちょっと歩きにくいが、それより酸素が薄くなってきているせいか足が鉛のように重い。歳のせいだとは思うがこっちの方が問題でした。

それでも、一歩一歩進めば頂上には着く。ガスで展望はイマイチだが、登ってきた方向を振り返ると達成感が込み上げる。楽しかったな〜花も沢登りも満喫しました。YSHRさん良いコースを紹介していただいてありがとうございました。

下山は砂防新道を選んだ。良く整備されて歩きやすい素晴らしい登山道で地元関係者の方々の力の入れ具合を感じさせ、さすが日本を代表する山だなと思いました。

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