谷川連峰 馬蹄形縦走 (白毛門IN、西黒尾根OUT)

2017年07月08日(土) ~ 2017年07月09日(日)

• GPS: 19:09
• 距離: 24.5km
• 登り: 2,788m
• 下り: 2,742m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:14
• 休憩: 2:33
• 合計: 10:47

距離 14.3km 登り 1,950m 下り 1,104m

4:51 白毛門登山口駐車場
5:14 5:15 東黒沢
6:52 6:53 松ノ木沢の頭
7:41 7:47 白毛門
8:32 8:39 笠ヶ岳
9:22 9:57 (雪棚で休憩)
10:20 10:44 朝日岳
10:48 11:05 朝日岳北の水場
11:25 11:26 ジャンクションピーク
12:54 清水峠白崩避難小屋
12:56 13:57 清水峠
14:48 七ツ小屋山
15:38 蓬ヒュッテ

2日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:28
• 合計: 7:48

距離 10.3km 登り 838m 下り 1,638m

5:44 蓬ヒュッテ
5:45 蓬峠
6:26 6:27 武能岳
6:52 笹平
8:19 8:20 茂倉岳
9:02 一ノ倉岳
9:19 ノゾキ
10:04 10:28 谷川岳
10:41 10:42 谷川岳（トマノ耳）
10:58 ザンゲ岩
11:54 ラクダのコル
11:59 12:00 ラクダの背(ラクダのコブ)
13:23 西黒尾根登山口
13:32 土合口駅／谷川岳ベースプラザ

天候

2日とも快晴。微風。梅雨にこの山にしては最上級。(山頂一切雲かからなかった。)
ただし、炎天下の稜線は酷暑。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：まいたびの登山バス(毎日あるぺん号)
　　　　東京竹橋22:30→土合橋4:40、7000円
復路：路線バス
　　　　谷川岳ロープウェイ14:55→水上駅15:18
　　　JR：水上15:53→東京19時頃

コース状況／危険箇所等

・ジャンクションピーク→清水峠間の下り、崩れ気味の土道で、思ったより神経使いました。アップダウンもあるし消耗。日差しは当たるのに風通し悪く暑い。
・清水峠～茂倉岳間の笹原は、足元が覆い隠され見えにくいところがあります。(道を迷うほどではない。）花がたくさん咲いててきれいですが、アザミもかなり混じってます。私はスラックス＋CX-Wはいてましたがそれでも時々チクっときました。タイツだけだと不快かも。あと、朝露で裾濡れます。(すぐ乾きますが)
・雪上を歩く箇所ありますが、アイゼン無くても大丈夫だと思います。①七ツ小屋山＝蓮ヒュッテ間　② 一ノ倉岳山頂西側　③トマの耳の手前の標識の手前（西黒尾根方面）むしろ、大の字に寝っ転がって体冷やしたり、水を冷やしたりできたので有難かったです。

その他周辺情報

・朝日岳で給水できました。山頂北側、宝川温泉への分岐に入り数十m行った辺り。よ～く見ると、細～いプラスチックパイプから水出てました。(周辺の流水をそのまま飲んでる人もいましたが。) ただ、水量は少なく500mlのペットボトルで1,2分かかったかと。
・蓬ヒュッテ。7500円。トイレは携帯トイレ式ではなくバイオトイレになっていました。正直食事が少しさみしい。あと、寝具などがかなりジメっとしてます。

写真

7/8 5:07

土合橋バス停より北に入ってすぐの駐車場、その奥が登山口。

7/8 5:08

馬蹄形縦走の公式？案内図。

7/8 5:15

左に折れると、急登開始です

7/8 6:53

2時間ほど樹林帯を耐えて登ると、眺めが急によくなります。白毛門がお目見え。(松ノ木沢の頭)

7/8 7:25

左側には谷川岳が。

7/8 7:43

白毛門山頂。

7/8 7:44

笠ヶ岳・朝日岳方面へ進む。

7/8 8:34

笠ヶ岳山頂。ここは、そそくさと通過。

7/8 8:35

ここで折り返し地点？の清水峠も見え始めた。

7/8 8:36

今日明日で歩む稜線全体が一望。

7/8 8:38

そして、朝日岳へ。

7/8 9:40

非常に暑いので、途中、雪の棚に下りて休憩。

7/8 10:00

朝日岳に向かう稜線

7/8 10:21

朝日岳山頂。バックに笠ヶ岳や谷川岳。

7/8 10:23

朝日岳山頂は広くて休憩する人多い。ここまでピストンという人も多いみたい。

7/8 10:57

山頂すぐ北では水出てました。(写真の下の方のパイプから水がちょろちょろ)

7/8 11:04

そばには雪が広がっていて、歩いて楽しむ人も。

7/8 11:09

清水峠へ向かう。最初は広い高原内の木道をのんびり行く。

7/8 11:10

7/8 11:27

ジャンクションピーク。巻機山方面への分岐。

7/8 11:27

しかし、覗いてみたら、スタートからして藪漕ぎ。難しそう。

7/8 11:29

巻機山へ続く稜線。奥に薄く八海山の先端も。

7/8 11:37

左手に谷川岳稜線、右手には巻機山への稜線、とぜいたくな眺め。

7/8 11:31

清水峠が見えてます。この調子でスタスタ気持ちよく下れるかと思ったが、違ってた。

7/8 11:40

谷側に傾き気味の土の道。ずりっと滑りそうで怖い。絶壁ではないけど落ちたら止まりそうになくヤバい感じです。

7/8 12:10

その後も、アップダウン、ジグザグと割と道が悪くて、炎天下、体力が削り取られる。風通しもよくない。

7/8 12:33

プチ池塘

7/8 12:50

やっとこさ清水峠に着。

7/8 13:46

JRの巡視所の影で1時間ほどお昼寝。風が気持ちいい。ここまで日陰なんてなかったし。

7/8 13:56

再出発。笹原を登る。遠目には気持ちよさそうに見えたが、笹が顔の高さまであったりするので、それほど涼しいわけではない。

7/8 14:15

裏で大源太山が。

7/8 14:57

清水峠以降はずっとこんな感じの笹原です。

7/8 15:00

黄色いユリと

7/8 15:01

この花をたくさん見かけました。

7/8 15:36

蓬ヒュッテに到着。

7/8 17:16

夕食はカレー(発砲スチロール容器)。富士山の小屋でよく見かけるやつです。

7/8 17:50

水調達。下り10分＆戻り15分かかる。が、とても冷たくおいしい。

7/8 18:39

小屋の外はすぐ虫が顔にまとわりつくので、あまり人いません。で、日没前にみな就寝。

7/9 4:41

【2日目】お天気上々。

7/9 4:53

一汁一椀の朝食。(手を付ける前でこの量。) ちょっとさみしい。

7/9 5:46

本日目指す稜線。左奥まで行くことになるらしい...

7/9 5:52

引き続き笹原を進みます。

7/9 6:31

小屋から40分程で武能岳山頂。ここからは大分標高落として登り返すみたい。白馬のキレットを見てるようでゾクッとした。

7/9 7:13

芝倉沢を見ながら休憩。

7/9 8:19

芝倉岳。味気ない山頂なので、さっさと右奥の一ノ倉岳へ。

7/9 8:20

一ノ倉までは穏やかそうだけど、その先の谷川岳までの間のコルが深そうで気になる...

7/9 8:40

一ノ倉岳山頂手前に雪残ってます。(アイゼン不要)
1900m超でこの暑さ、どゆこと？というわけで、雪の上で寝っ転がってごろごろ体冷やします。

7/9 9:02

通路みたいな一ノ倉山頂。

7/9 9:05

いよいよ主峰へ！
この山、北側から見ると、幾多のクライマーを飲み込んできた谷の険しさがもろに伝わってくる。

7/9 9:25

いったんコルまで急斜面を下って、また登り返しです。鎖場もあり。

7/9 9:31

ノゾキと呼ばれるポイントちょい手前より、谷の下を見下ろす。こわ

7/9 9:53

岩多いっす。両手を使いまくって登るので、ポールは仕舞った方が楽

7/9 10:05

オキの耳に到着。

7/9 10:09

昨日苦労して登った白毛門の登りが目の前に。ホントに斜め一直線ですな。

7/9 10:25

7/9 10:27

西に伸びる谷川主脈方向も、今日は見通しがいいです。

7/9 10:40

トマの耳。大賑わい。

7/9 10:41

肩の小屋周辺も人わんさか。

7/9 10:44

風が冷たく気持ちいい。トンボいっぱい虫少ない

7/9 10:45

西黒尾根方面へは、まず雪面を下りることになる。

7/9 10:57

これ下るんか〜、と唸ってしまった。(が、大変なのは見えてない後半部でした)

7/9 11:04

サンゲ岩の下の岩場。

7/9 11:08

一枚岩。上から見たら難儀ですなー

7/9 11:58

ラクダの背。この ”壁が眼前に立ちはだかる感” が西黒尾根の醍醐味。半ば終わった気になってましたが、実はここからが大変でした。

7/9 12:36

風通しの悪い樹林帯をひたすら下りる。

7/9 13:23

西黒尾根登山口に到着！

撮影機器：

iPhone 6 Apple

iPhone Apple

装備

備考

[持って行って良かったもの]　(頭から被る) 虫ネット。虫多いです。歩いてる間はあまり気にならないですが、小屋の外にいると、すぐ顔に虫がまとわりついてきます。そのため天気いいのに、夕方や早朝に小屋外でくつろぐ人があまりいない..
[持っていけば良かったもの]　石井スポーツの会員カード。蓬ヒュッテ500円引きだったのに

感想

ikerina

・ずっとやってみたいと思っていた馬蹄形縦走にチャレンジしてみました。
・2日間全く陽が陰らず、梅雨としては、そしてこの山にしては、最上の天気だったはずなのですが、このコースは木陰が皆無なので、終日炎天下に晒されきつかったです。暑さに耐えかねて残雪の上で寝っ転がったら気持ちよかった。あと、清水峠の巡視小屋の陰での昼寝、気持ち良かった。
・ずっと何かの花が道端に咲いてる感じ。

コメント

TAKEGAKU

暑かったですね
ikerinaさん、こんばんは。
takegakuと申します。
清水峠では丁寧に国道のアドバイスいただき、ありがとうございました。
ご休憩の邪魔をしてしまって、恐縮です。
お世話になりました。
おかげさまで、旧道の危うい区間は使わずに無事下山できました。
感謝申し上げます。
先日は、本当に酷暑でした。
清水峠からも日陰が少なく、だいぶ暑さでやられました（笑）。
ikerinaさん、馬蹄形の達成おめでとうございます。
これからも素敵な山行されますよう、願っております。
またどこかでお会いできたら嬉しいです。

ikerina

Re: 暑かったですね
takegakuさん、こんばんわ。
無事下りられたようでよかったです。あの暑さの中、お疲れ様でした。
私の記憶では、あの国道コース、白樺小屋までであっても、アップダウンは少ないとはいえ、障害物競争みたいなコースですし、風通し悪く暑くて、決して楽なコースではなかったように思いましたので、心配しておりました。人も少なく、多分、巡視小屋辺りまで、どなたとも会わなかったんではないでしょうか？
"酷道" ぶり、いかがでした？ あの道は歴史的には面白いんですが、今は登山道としても人気ないみたいですので、今後、大規模に壊れた場合は修復しないんじゃないかと思います。(今回回避された旧道の荒れた区間も修復される様子がないですし。) ですので、通れる間に行けたのはラッキー、と言える日が来るかもしれませんね。
また、どこかの山でお会いいたしましょう！

munaita

計画通りですね！
ikerinaさん、こんばんわ。
間違っていたらゴメンなさい。
出発時に声を掛けさせて頂いた者です。
写真一枚目に載っている人の後ろ姿が、私の服装そっくりだったので間違いないかなと思いコメントさせて頂きました。
私もヤマレコをやっていて、今回顔写真も載っているので、もし良かったら覗いてみて下さい。

計画通り、蓬ヒュッテに泊まられたのですね。
私のやりたかった、雪渓でゴロゴロもやられていたようで。
（私は周りに沢山の人がいて、恥ずかしくてチャレンジできず・・ちょっと後悔）
暑いが天候に恵まれた日和でしたね。
お疲れ様でした！

ikerina

Re: 計画通りですね！
munaitaさん、こんばんわ！
登山口のとこで「右か左か、さあどっち？」の方ですよね？(笑)
あの時「またのちほど〜」と声かけてお別れして、よく考えたら、ペース違いすぎるのにムリだわ、馬鹿だな＞自分、と一人苦笑いしておりました。
あの酷暑の中、宿泊抜きで、無事最後まで回られたんですね。それも西黒尾根から下山という。おめでとうございます！
梅雨時にあそこまで天気がいいというのは、ホントにありがたい限りです。特に谷川岳は、お天気の勝率、結構悪いのでラッキーでした。
またどこかの山でお会いできれば！ お疲れさまでした！

munaita

Re[2]: 計画通りですね！
ikerinaさん、おはようございます。
そうそう、右、左を聞いた者です。
始めから焦って、人に道を聞いてる状態でしたが、なんとか完登できました。
「またのちほど〜」の言葉も、「恐らく無いだろう」と思いスタートしました。
あるとしたらヤマレコかな〜と考えながら・・

あれから谷川岳までは、あまり人と話す事なく歩きっぱなしでした。
天気が良いのは良いですが、良すぎましたね！

ヤマレコで再度お会いできて良かったです。
ありがとうございました！