富士山(田子の浦〜富士山〜吉田口馬返し)
- GPS
- 27:23
- 距離
- 60.8km
- 登り
- 4,114m
- 下り
- 2,698m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 8:16
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 6:39
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 9:30
天候 | 7/9(日)晴れ 7/10(月)晴れ 7/11(火)晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
・吉田口馬返し〜富士山駅までバス:\500 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・田子の浦〜よもぎ湯:舗装道路で地面に進路がプリントされているので迷いません。コンビニや自販機は多数ありますので、よもぎ湯までに補給を済ませたほうが良いです。 ・よもぎ湯〜表富士グリーンキャンプ場:よもぎ湯は早い時間だと開いていません。その為、自販機なども無く補給できない可能性があります。よもぎ湯より上部にはコンビニは無く、自販機が2個だけありました。 要所要所で地面にプリントがありますが、人もおらず、車も少ない舗装された林道歩きなので注意して下さい。 天照教付近で村山古道と交差しますが、この場所で多少ですがショートカットできます。立て看板があり、富士山麓山の村方面に行くと駐車場に出ます。ここから林道を辿ると表富士グリーンキャンプ場前に出ます。 ・表富士グリーンキャンプ場〜富士宮新6合目:富士山スカイラインの旧料金所までは道路を歩き、ここから登山道に入ります。3合5勺までは樹林帯の登りです。ここから新6合目まではザレザレです。 ・新6合目〜富士山剣ヶ峰〜吉田口5合目:特に説明はいらないですね。 ・吉田口5合目〜馬返し:樹林帯の降りですが勾配は緩く歩きやすい道です。 |
その他周辺情報 | ・表富士グリーンキャンプ場:ツェルトを張ったので\1,600でした。土のサイトで勾配のある個所もありますが、独り占めだったので平坦地を確保しました。なおシャワーがあります(シャンプー類なし、ドライヤーあり) ・富士宮口新7合目御来光山荘:素泊まり\5,500、空いていたので悠々使えました。建物も綺麗で、トイレは建物内で清潔です。コンセントあり充電に使えます。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
7/9(日)晴れ
昨年の秋に、軽い感じの会話から始まった海抜0mからの富士山登頂計画がいよいよ始まりました。幸運なことに昨年から富士市にて0m→富士山登頂の取り組みを始めてくれていたので、ルートなどの下準備は割合と楽でした。
7月9日の朝に電車を乗り継ぎ吉原の駅に到着、起点は2つあったのですが、なんとなく田子の浦みなと公園をチョイスし、タクシーで向かいました。
綺麗な公園で、朝なのに人が多いです。明らかに場違いな登山スタイルですが、何人かの方に声を掛けていただき、激励もしてもらえました。起点で初スタンプを押してから海岸へ。波打ち際で海面タッチをしてスタート!朝から熱気ムンムンで体が心配でしたが、歩き始めました。
ルートに関しては地面にプリントがされているので、大きく困る箇所はありません。しばらく歩いても標高の上がる気配もなく、朝から照り返しのきついアスファルトのおかげで滝のような汗をかき、コンビニに入り水分補給…よもぎ湯まで行けば補給できると思い先に進みましたが、遥か彼方に富士山が見え始め、暑さで心が折れかかりました。よもぎ湯に向かう道を曲がると、地元の人が車で先導してくれました(親切だな〜)そして、よもぎ湯でスタンプゲットしたのですが…なんと開館前!自販機も外に無いし「水分補給ヤバイ」とかなり不安になりました。
それでも1Lは持っていたので、どうにかなるかな?と先に進みました。茶畑を抜けて人家も徐々に減ってきた所で、たまたま外にいた地元のご夫婦に「どこまで行くの?」と声を掛けられ「富士山です」って答えたら「顔洗って、飲んでいきなよ」と…この状況下で本当に嬉しくお言葉に甘えて、氷水をゴクゴク飲み、顔も洗って水分補給もさせてもらいました。「この先は、何もないよ」とのアドバイスをいただき、お礼を言って歩き出しました。ここから少し、登ったGSに自販機があり、迷わずジュース購入。さらに先に最後の自販機がありました!
しばらく登るとR469を横切る通りに出て、渡った所からはいよいよ林道歩きです。左右は樹林帯で舗装されていますが、車も少なく寂しいです…スマホのGPSで位置確認しながら進みますが、果てしなく続く林道にグッタリです。
ひたすら歩き、天照教と村山古道の交差点に着くと、看板があり地図と照らし合わせてもショートカットできそう。足の裏はマメができて痛いし、このまま普通に歩くのも辛いので賭けに出ました!賭けに成功し、山の村駐車場に出て林道を歩くとゲートに出ました。すると、表富士グリーンキャンプ場の目の前に出るではないですか!キャンプ場でスタンプを押してチェックインです。ツェルトを持っているのでフリーサイトの一等地を確保し、シャワーを浴びて夕飯です。行動中は水分とゼリーしか受け付けなかったのですが、さすがにお腹が減ってガッツリと夕飯を食べて就寝です。
7/10(月)晴れ
かなりの爆睡で目を覚ますと4時半頃。天気は良くて木々の間から富士山が見えていました。早々に撤収し出発です。しばらくはロードですが木陰は涼しくて昨日とは大違いです!西臼塚でドーンと富士山を眺め、富士山スカイラインの旧料金所に着くと暑くなってきました〜
いよいよ登山道のスタートです!料金所脇から森の中に突入。登山道は傾斜は緩めですが、風が来ないので蒸し暑くなってきました…踏み跡はマズマズで、ピンクリボンもあるので迷うことは無いです。ガラン沢で高鉢コースと合流し御殿庭へ。相変わらず樹林帯は続き、疲労が出てきました。3合目を通過してすぐに急激に木が減り目の前に富士山全体が姿を現しました!同時に涼しい風も吹き始め嬉しいです。ザレザレの急斜面を登り、第1火口分岐まで来ると、6合目は目の前です!コーラとスタンプを目指して先を急ぎました。6合目の宝永山荘に到着し、おばちゃんにスタンプを押してもらいました。これでスタンプはコンプリート!すかさずコーラを一気飲みしていると、富士山のキング實川さんも休憩していました。帽子のカウンターは1922回…でも膝が痛いと足を引きずっていたので大丈夫かな?
本日は、7合目を目標にしていたので重い腰を上げました。新7か元7か迷いましたが、登り始めてすぐに新7に決めました…もう足が動かないです。時間もたっぷりなのでペースを落として景色を見ながら新7合目御来光山荘に到着!
昼過ぎでしたが「予約していないですが、素泊まりでお願いします」とお願いすると「どうそ〜」と案内されてホッと一息です。シーズン開始直後で空いていたので助かりました。寝床はカプセルホテル状態ですが、個室になるので非常に快適です。5合目から登ると、あっさり通過する小屋なのですが泊まってみると良い小屋でした!寝るまでは時間を持て余すと思ったのですが、景色を見たり、同宿者と話したりと飽きずに過ごせました〜もちろんグッスリです。
7/11(火)晴れ
3時半に起きて、準備開始です。今日は剣ヶ峰往復して富士宮口に降りる予定でしたが足のマメが痛いので傾斜の緩い吉田口に降りようと変更です。ヘッデンが必要ない4時半過ぎに出発です。天気も良くて晴れ続きです。思ったよりも寒くなくウィンドシェルだけでも大丈夫です。ここからは知った道ですのでペースも取りやすく、問題なく9合5勺まで上がりました。
ここから上は、何度来ても息が切れる区間なので、ペースは落として登りました。先週はあった雪渓は跡形もなく夏道です。新7で一晩過ごしたからか、息切れはいつもより楽で、富士宮口頂上に到着!
ここからはひとまず剣ヶ峰を目指しました。馬の背を登って、遂にゼロ富士達成!通算10回目の登頂!嬉しいよりもホッとしました〜天候も良く風も穏やか。長袖シャツ1枚で過ごせるほど暑いです。
しばらく山頂を堪能して、お鉢巡りに向かいます。過去のお鉢巡りは全て時計回りだったので10回目は反時計周りを選択。しかし、これで吉田口から降りると…お鉢巡りは1周半…でも天気も良いしいいかな〜と、吉田口頂上へ向かいました。しかし、お鉢巡り自体は剣ヶ峰直下の雪渓の為か通行止めのロープが張ってあります。ここは自己責任で雪の状態も確認して大丈夫との判断でロープを跨ぎました。反時計周りの景色は新鮮でしたね。八ヶ岳、南アなども見えて、大沢崩れの迫力も凄いです。そして、雪渓はツボ足で問題ありません。降りで使うと嫌かもしれませんが登りでは大丈夫です。そして、本日2度目の剣ヶ峰登頂!もう意味不明ですね。
再び馬の背を降り、吉田口、須走口下山路まで向かいましたが、時々ガスがかかり始めました。降る分には涼しいので良いですね。初めてのルートですが、噂の通りに単調なザレザレの降りです…その分、足のマメには優しく助かりました。
吉田口の6合目まで降り、足も大丈夫なので、勢いで1合目まで降りてやろうと新たな野望が…しばらく迷いましたが、5合目の佐藤小屋まで降りて、コーラを飲んで決心です!樹林帯に入りましたが、歩きやすい道で思いのほか登ってくる人も多いです。江戸時代のメインルートですから感慨深いですね。早いペースで進むことができて、遂に1合目!最後に馬返しのお休み処でボランティアの方々に声を掛けていただき、冷たい麦茶を2杯いただきました。そして馬返しのゲートを越えて下山完了!さすがに浅間神社まで歩く体力、気力は無かったので10分後に来るバスを待ち、富士山駅まで移動。
その後は、ふじやま温泉でさっぱりして、バスと電車を乗り継いで無事に帰宅です。ハードな3日間は無事に終わり、ゼロ→富士→1合目完了しました!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する