花誘う−白山は彩花繚乱(*^^*)

2017年07月15日(土) [日帰り]

• GPS: 11:00
• 距離: 21.7km
• 登り: 1,600m
• 下り: 2,024m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:05
• 休憩: 1:55
• 合計: 11:00

7:42 別当出合
8:16 8:25 中飯場
8:58 8:59 別当覗
9:26 9:47 甚之助避難小屋
10:10 10:10 南竜分岐
10:22 10:22 南竜道・エコーライン分岐
10:33 10:34 南竜山荘
11:26 11:34 アルプス展望台
12:16 12:16 平瀬道・展望歩道分岐
12:38 12:45 白山室堂
13:29 14:08 白山
14:38 14:38 翠ヶ池
14:46 14:46 お池めぐり分岐
14:49 14:50 山頂池めぐりコース分岐
15:09 15:19 白山室堂
15:29 15:29 弥陀ヶ原・エコーライン分岐
15:34 15:35 黒ボコ岩
16:05 16:12 殿ヶ池避難小屋
16:50 16:51 別当坂分岐
17:33 17:42 別当出合
18:42 市ノ瀬駐車場

天候

晴れ　東と南は雲

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

【往路】
　一ノ瀬に駐車
　シャトルバスで別当出合へ
（別当出合の直下まではマイカーも入れるので、夜中であればそこの駐車場のほうが利便が良いと思う）
　
【復路】
　一ノ瀬まで歩いて下山。
（最終バスに間に合わなかった。
　他にも17：00以降に別当に下山した人がいたけど、歩いて一ノ瀬まで行く物好きは僕らだけでした）
　

コース状況／危険箇所等

　全て正規コースなので、気を付けて歩けば問題なし。
　アルプス展望台の上の雪渓は、登山道へのアクセスが分かりにくいので、常に左手の上を注意して合流点を確認したほうが良い（万一、滑ってしまったら、崖のような斜面を真っ逆さま(^^;)
　

その他周辺情報

【温泉】　
　白峰温泉・白山天望の湯　￥650
　露天風呂から白山連峰が見える(^^ゞ

写真

7/15 7:35

【別当出合】
　シャトルバスに揺られて15分。
　お日様燦々を見て、睡眠0分なのに睡魔0(^O^)

7/15 7:40

【別当出合】
　今年は記念の年だそうです(^-^)
　（先週まで知らなかったけど）

7/15 7:42

【別当出合】
　さて、砂防新道へ向けて出発！
　T松先輩とは11ケ月ぶりの登山。
　7月に東京へ転勤してきたけど、すっかり運動＆登山不足のようです(^^;

7/15 8:01

【別当出合〜中飯場】
　トリアシショウマかな？
　いよいよ花の天国の始まり！(^^♪

7/15 8:14

【中飯場】
　稜線から滝が落ちて、二段目は大滝となり、はるか下までの迫力の沢筋(゜д゜)！
　逆光だから写り難いのが残念・・・

7/15 8:23

【中飯場〜甚之助小屋】
　センジュガンピ
　繊細な花弁だね〜(^^♪

7/15 8:30

【中飯場〜甚之助小屋】
　シモツケソウ？
　崖に迫出して輝いてました(^^♪

7/15 8:39

【中飯場〜甚之助小屋】
　花を愛でながら写真を撮るT先輩。
　昔の職場仲間が見たら爆笑間違いなし！(*｀艸´)

7/15 8:40

【中飯場〜甚之助小屋】
　ハクサンチドリ！
　お山の名前をいただくスターに遭遇(^O^)
　正確には、ウズラバハクサンチドリらしい。

7/15 8:47

【中飯場〜甚之助小屋】
　オオカメノキ？
　そこかしこに咲き乱れている(^^)

7/15 8:55

【中飯場〜甚之助小屋】
　カラフトダイコンソウ
　花弁が落ちると左のようなボウズになるみたい(^.^)

7/15 8:56

【中飯場〜甚之助小屋】
　キツリフネかな〜？
　朝露がシットリとしてました(^^)

7/15 9:20

【中飯場〜甚之助小屋】
　ショウジョウバカマ
　不思議そうな顔が時々見えてました(^^)

7/15 9:23

【中飯場〜甚之助小屋】
　ミヤマキンポウゲ
　高山のおなじみさんは、あちらこちらで群生している(*^-^*)

7/15 9:26

【甚之助小屋】
　別山のほうの雲が踊り始めた(^^)/

7/15 9:45

【甚之助小屋】
　さすがは人気のお山。
　多くの人々が寛いでました(^^)

7/15 10:08

【南竜分岐】
　コンディションの良さに、直登をヤメて展望尾根方面へ(^^)

7/15 10:12

【南竜分岐〜エコーライン分岐】
　カラマツソウ？？
　葉っぱが違うような(^^;

7/15 10:18

【南竜分岐〜エコーライン分岐】
　テガタチドリかな〜？
　「この子のお名前は何ですか？」別山をバックに幸せイッパイの御顔で激写しているお母さんに質問してみた・・・僕らと同じでした(^O^)

7/15 10:22

【南竜分岐〜エコーライン分岐】
　ベニバナイチゴだと思う(^^;
　ここに一輪だけ咲いてました(^^)

7/15 10:23

【エコーライン分岐〜南竜山荘】
　少し雲行きが怪しくなってきたなー(^^;

7/15 10:34

【エコーライン分岐〜南竜山荘】
　ハクサンコザクラ！
　君に会いたかったのだよ〜
　さっき出合ったお母さんも楽しみにしていたねー(^O^)

7/15 10:35

【展望尾根】
　ハクサンフウロ！
　ここのは、特に鮮やかな色でした(^^)　

7/15 10:39

【展望尾根】
　コバイケイソウの緑と相性がピッタリだね！(^O^)

7/15 10:40

【展望尾根】
　個人的に、チングルマは高山植物の王様だと思う(^^)

7/15 11:05

【展望尾根】
　イワナシ
　実はネットで調べても分からず、後日、花に詳しい友達に教えてもらった(^^;

7/15 11:08

【展望尾根】
　キヌガサソウ
　なんだか堂々としているよね(^^)
　やはり野球選手のように丈夫なのだろうか(^▽^;)

7/15 11:10

【展望尾根】
　サンカヨウ　
　これも名前を調べきれずに、花先生にお伺いを立てました(^^;

7/15 11:11

【展望尾根】
　さすがは道産子！
　雪渓は早いねー

7/15 11:27

【展望尾根】
　まだ花が咲いてました！
　ハクサンシャクナゲ！！(^O^)
　葉っぱが被ってるのがシャクダネ―(^▽^;)　ナンチッテ

7/15 11:35

【アルプス展望場】
　アルプス方面は真っ白だけど、目指す先はワクワクの色(^^)
　雪渓をトラバースするときは、あの斜度だけにちょっと怖かったなー(^^;

7/15 11:57

【展望尾根〜平瀬道分岐】
　ユルユルの雪渓はちょっと怖い(^^;
　はるか彼方に白水湖のターコイズのような湖面が見える(^^ゞ

7/15 12:09

【平瀬道分岐の手前】
　イワギキョウ
　一つだけど凛と咲いてまいした。
　これがホントの一輪(^O^)　ナンチッテ

7/15 12:12

【平瀬道分岐の手前】
　大好きなハイマツに覆われた坂をせっせと登って行くと、ピークが現れてきました(^O^)

7/15 12:26

【平瀬道分岐〜室堂】
　氷河のような雪渓をトラバース！
　ヒンヤリした風が雪面を走り去りました(^^)彡

7/15 12:38

【室堂】
　まずは安全登山の御参り(^人^)
　顔に似合わず信心深いT先輩は、深々と拝礼して入念にお祈りしていました(^^)

7/15 12:45

【室堂】
　ミヤマガラシ？
　なんか、暑いけどオデンが食べたくなった(;^_^A

7/15 12:57

【室堂〜高天ケ原】
　出た〜　クロユリ！！
　「全然ないじゃんねー」なんて言った直後に大群落が出現
　＼(^o^)／

7/15 12:58

【室堂〜高天ケ原】
　君に会いたくて来たのだよ〜(^-^)

7/15 13:00

【室堂〜高天ケ原】
　右を向いても左を見ても、クロユリだらけの道(^O^)
　途中で行き会ったオネエサマが「今ならワサワサと満開だよー」って言ってたけどホントだね〜
　一瞬「ないじゃん」なんて疑ってゴメンナサイm(__)m

7/15 13:14

【高天ケ原】
　古事記に登場する天津神が住まうところは、全国に同じ名前が何か所あるんだろう？
　でも、たしかにゆったりしたくなるね(^^)　

7/15 13:15

【高天ケ原〜御前峰】
　ナナカマドの仲間？
　ハナバチがモグモグしているところ。
　私も腹が減ってモグモグしたい(´Д｀)

7/15 13:34

【御前峰ピーク】
　花道を流離って、すっかり感無量になったオッサンたちでしたが、ピークからの眺めにも大興奮するのでした(^^)

7/15 13:44

【御前峰ピーク】
　メインランチは、白山の花のように鮮やかなちゃんぽん
　!(^▽^)!

7/15 13:55

【御前峰ピーク】
　大汝峰の麓に、あの池ですよ〜(^O^)
　写真で見て以来、絶対に覗きたかったんだよね(^O^)

7/15 14:11

【御前峰〜千蛇ヶ池】
　さ、今度は神秘な世界に行こうかね〜(^^)

7/15 14:22

【千蛇ヶ池】
　花の世界から神秘の世界へやってきました(^^)

7/15 14:25

【油ケ池】
　青い湖水に大興奮！
　ここ来る前の会話の成り行きで「タケモトピアノのCM」を合唱していたら、あとから来たオネエサンは苦笑しながらソソクサと去って行きました(￣▽￣;)

7/15 14:31

【油ケ池】
　御前峰を振り返る(^^ゞ
　いやはやいやはや、なんとも胸弾む景観ではないか〜(^^)

7/15 14:36

【翠ケ池】
　引き込まれそうなディープブルー(^^)　
　あと1ケ月もすれば雪渓が溶けて、憧れた写真で見た翠の岸辺になるのだろう。
　また、ココに来なければね(^^)

7/15 14:43

【血の池】
　名前とは裏腹な清浄な池でした(^^)

7/15 14:46

【血の池〜室堂】
　池の畔から見上げたら、花模様のカーペットが広がっていました
　＼(◎o◎)／

7/15 14:52

【血の池〜室堂】
　この色の山道が続くのだよ(^^)
　「天国の歩いている気分だな」オッサン二人は同時に呟いていました。

7/15 14:58

【血の池〜室堂】
　うーん、道産子は雪渓になると高速になっちゃう(^^;

7/15 15:33

【黒ボコ岩】
　室堂でちょっと休憩の後、高速下山を開始！
　・・・したつもりだった(^^;

7/15 15:46

【黒ボコ岩〜殿ケ池小屋】　
「キスゲって、登る時にちょっとあっただけだよねー」
　なんて話しいたら、すぐに大群落が出現！！
　この先も「これでもかっ！」ってくらいに何度も群生が現れ、今までで最も広いニッコウキスゲ群落が見れました(^^)

7/15 15:47

【黒ボコ岩〜殿ケ池小屋】
　今度はクルマユリ！
　ユリシリーズの始まり〜(^O^)

7/15 15:59

【黒ボコ岩〜殿ケ池小屋】
　ユリさんたちに混じってサラシナショウマの群生も(^^)

7/15 16:00

【黒ボコ岩〜殿ケ池小屋】
　薄い紫って、気持ちが落ち着くよね(^^)
　落ち着き過ぎてしまい、この時点で最終シャトルバスを諦めて徒歩下山を決め込むオッサンたちでした(^▽^;)

7/15 16:22

【黒ボコ岩〜殿ケ池小屋】
　ゴゼンタチバナの群生！
　ゴゴでも元気に咲いています！
　オッサンたちのタチバナシにも花が咲きました(^O^)

7/15 16:40

【殿ケ池小屋〜別当分岐】
　ササユリ
　ニッコウキスゲの群落で出会ったので、一瞬だけキスゲのアルビノ種かと思った(^^;

7/15 16:45

【殿ケ池小屋〜別当分岐】
　日本一アンマッチなシーンだね〜(^O^)

7/15 16:46

【殿ケ池小屋〜別当分岐】
　白いササユリ
　ユリ科の別種かと思ったけど、株ごとに色のバリエーションが広いんだってねー( ゜Д゜)

7/15 17:30

【別当出合】
　17：30
　山道の長い下り坂の終わりです〜
　何組か抜いたので安心してたら、みんな別当出合の下まで車のようでした。
　我々は・・・

7/15 17:38

【別当出合】
　サンプルの日付は本日！
　なんだか記念日に登った気分(^O^)

7/15 18:37

【市ノ瀬駐車場】
　ちょっとだけショートカット。
　ココまで歩いて下りたのは、他に1組だけでした(^^;
　すでに駐車場はガラガラー

7/15 18:40

【市ノ瀬駐車場】
　とりあえず仮シメ〜
　クーラーBOXに18時間くらい入れてたけど、そこそこに冷えてウマウマ(^O^)

7/15 19:47

【白山天望の湯】
　オッサンのツユダクW盛りキツイ・・・
　時間も遅いので最寄りの白峰温泉に立ち寄りました。
　プルプルになる湯は露天風呂が気持ちイイー(^O^)

7/15 21:40

【道の駅・九頭竜湖】
　一睡もしなかった日の終わりは、ライムライトな夜に包まれてまれて速攻で落ちました( ˘ω˘)

撮影機器：

FinePix XP90 富士フイルム

装備

個人装備

ザック：ガレナ30 靴：ツォロミーブーツ２

感想

oobantou

　7/15(土)は、かの花の名山を初訪し、いずこも咲き彩る可憐な花たちの繚乱に、幻想のような眩暈を感じながら、山野雪水の道を流離いました(^^)
　
　白山は高山植物の標本のような山塊(*^^*)
　有名キャストが次々と登場するように
　目はキョロキョロ
　脚はパタリパタリ
　花のウェーブに心を揺られ続けながら、シャッターを押し続けました(^^)
　
　久々のT松先輩は顔に似合わず花好き(^▽^;
　11ケ月振りの爆笑コンビの山旅は、
　ダジャレはボコボコ
　山に響くはギャハハ
　ギャグに替え歌にCM合唱で笑いながら、酷暑を乗り越え続けました(￣▽￣;)
　　
　今回の山行ですっかり花にハマってしまった私。
　名前は勉強中なので、写真のキャプションが間違っていたら、ぜひぜひ教えてくださいm(__)m
　　
【山行記】
　
「睡眠0なのに睡魔0でスイマセン」
　とか言ってるうちにシャトルバスが到着。
　そこは燦々なオヒサマと沢音が大歓迎(^^)
　
「急登で汗がきゅーと出るね〜」
　空も谷も霞むように気温が急上昇。
　先輩が頭のタオルをキューと絞るとリットル級の汗(;^_^A
　　
　そんなこんなでゴキゲンに
　トントン登るオッサンたち
　だんだん低くなる樹々たち
　ちらほら咲き彩る花々たち(^^)
　
　白い穂がフワリと揺れて
　黄色い花弁がそこかしこ
　緑の花実かなと思ったら
　隣りの茎にはヒラりハラり(^^)
　
　高貴な紫がパッパッパッ
　房になってモコモコモコ
　純な桃色がポコポコ開き
　大きな白がエヘンといばる(^^)
　
　グズグズ滑る大きな雪渓
　ピチャピチャ歩く融雪道
　ざわざわ小屋は喜色多面
　ワクワク見上げれば白い頂(^^ゞ
　　
　ついに見つけた厳かな黒
　草間の間で賢者のように
　静かに顔を覗かせながら
　一番高いところで咲き誇る(^O^)　
　　
　頂は神々が織り成す天の国
　汝は白い瞼に深くて青い瞳
　御頭には白く巻いた長い髪
　お召し物は涼しげな斑模様(^-^)
　　
　喇叭のような踊り子たちは
　黄・桃・白・橙の艶やかさ
　麓の霧が山の肌を這い登り
　みんなをしっとり包んだら
　さわさわと幕を引きました(^^)