燧ヶ岳【御池・三条の滝・尾瀬ヶ原・尾瀬沼・沼山峠】
- GPS
- 27:18
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 1,545m
- 下り
- 1,335m
コースタイム
【2日目】
0645尾瀬小屋発-0700見晴新道入り口-0900柴安ぐら0915-0935俎ぐら1025-1045ミノブチ岳1050-1230尾瀬沼ビジターセンター(休憩など)1300-1340沼山峠 1400シャトルバス-1420御池駐車場
天候 | 【1日目】曇り時々雨 【2日目】曇り時々雨、時々晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【御池-兎田代】樹林帯の中の緩やかな木道をひたすら進む。所々、開けた湿地帯。 【兎田代-三条の滝】急坂の下り。木の根など滑るので注意。泥濘も。 【三条の滝-平滑の大滝-温泉小屋】最初は急登。徐々になだらかに。 【温泉小屋-東電小屋-牛首分岐-竜宮-見晴】木道の整備された道を歩きながら尾瀬ヶ原をハイキング。水芭蕉はすでに終わっていた。 【見晴-見晴新道経由-燧ヶ岳】樹林帯の急登に次ぐ急登。危険箇所はほとんどないが、結構きつい登りが続く。虫が多いので虫除けなどがあると◎。柴安ぐらから俎ぐらの間に20メートルほどの雪渓。アイゼンは必要なし。 【燧ヶ岳-長英新道経-尾瀬沼ビジターセンター】最初は景色の良い稜線歩き。ミノブチ岳より下は樹林帯の泥濘の急登。滑りやすいので注意。また、距離も長い。尾瀬沼の端からは木道。 【ビジターセンター-沼山峠】木道の平坦な道が続き、途中から緩やかな登り。下り初めて15分で沼山峠休憩所(シャトルバス発着場) 下山後は、檜枝岐村営温泉の「燧の湯」(500円) |
写真
感想
行って参りました。尾瀬と燧ヶ岳。天気が心配でしたか、どうにか持ってくれて良かったです。
今回一緒に行くUさんは以前、大清水から尾瀬に行ったことがあるそうなのでこの日は御池からスタートしました。御池の駐車場は収容可能台数450台と非常に大きいですが、多くのハイキング客はそこからシャトルバスに乗り、沼山峠へ。沼山峠は一番最短で尾瀬沼にアクセス出来るので人気のようです。御池から三条の滝へのルートはあまり人もおらずノンビリハイキングできました。木道も敷いてありますが、尾瀬ヶ原や尾瀬沼ほど頻繁に整備されているわけではなさそうです。
三条の滝は圧巻。尾瀬中の水が集まっているそうで、見応え十分でした。個人的には奥日光華厳の滝より気に入りました。平滑の大滝も滑床の川が一気に落ちていく様子が、袋田の滝に似ていて良かったです。
当初予定していたタイムよりずいぶん早く温泉小屋までこれたので、いったん、ここで缶ビール休憩。さらに東電小屋、牛首を回って見晴の宿泊先、尾瀬小屋に向かうことにしました。
尾瀬ヶ原は水芭蕉の季節は終わり、タテヤマリンドウやカキツバタ、ムラサキヤシオツツジやワタスゲなどが咲いていました。
午後4時前にはチェックインし、まずはお風呂。男風呂は大人2人がやっと入れるほどの浴槽。シャワーはありません。また、環境保全のためシャンプー、石けんの使用も禁止です。夏場で蒸し暑い季節。山小屋にお風呂が常設されているのは本当にうれしいです。入浴後は生ビールで乾杯。5時からの夕食までノンビリとテラスで呑んでいました。最高に美味しかったのですが、この季節、虫が多いこと多いこと。虫除けを忘れたため、餌食になりました。さらには蜂にも好かれる始末。二の腕の裏をさされてしまい痛い思いをしました。この時期に尾瀬に行く方は、虫除けは必携です!
夕食を終えたら、持参した赤ワインを持って再びテラスへ。僕は持参した食材を使って、おつまみに和牛すき焼きを作りました。写真は、食べるのに夢中になって、ほとんど食べきってから写真を取り忘れたことに気づき……ワインを2人で1本明けた後は缶チューハイを1本ずつ飲んで、午後9時頃には就寝しました。
翌朝は午前5時50分頃起床。6時からの朝食を食べ、7時前には宿を発ちました。
燧ヶ岳へのアタックは急登が続く見晴新道を使うことに。最高峰の柴安ぐらまで標準タイム3時間半。登り始めてから残り300メートルまでひたすら樹林帯の急坂を登るのですが、蒸し暑い、虫が多い、景色が見えないという最悪のパターン。。ただひたすら黙々と登り続けました。久しぶりの本格山行だったので息が上がり気味。小休止を入れながら、少しずつ登ったのですが、ほぼ2時間で登り切れました。すべては後ろから迫り来る同行者Uさんの強靱な脚力に押されてのことです。
へろへろになって頂上に着くも、山頂は完全に霧の中。虫が少なかったのと、霧で涼しかったので少し眺めの休憩を取ってから、三角点が設置してある俎ぐらへ。俎ぐらも最初はガスの中だったのですが、風が少し強く、もしかしたらガスが晴れるかも?という淡い望みを持って、急遽ここで昼食に。ご飯の準備をしていると、予想通りガスが晴れて尾瀬沼が見えました。良かったー。
ちなみにこの日は燧ヶ岳の山開き。檜枝岐村役場の方が、山頂で待っていて記念バッジ(先着300人)をくれました。ラッキー。
下山路は当初の予定では御池へ直接下る道を取る予定でしたが、またもや予想より大幅に早い展開だったため、尾瀬沼方面を回って沼山峠に抜けることにしました。本当はナデッ窪登山道を下って沼尻に抜ける予定でしたが、ロープが張ってあって「立ち入り禁止」とのこと。最初は事情が分かりませんでしたが、どうやら残雪が多いための措置みたいです。
このため、道は長英新道をくだり、尾瀬沼ビジターセンター方面へ抜けることにしました。この下山路も、途中の見晴らしポイントのミノブチ岳までは気持ちの良い稜線歩きなのですが、そこから下はひたすら樹林帯の泥濘登山道。靴とスパッツはどろどろ。しかも距離も長く、結構疲れました。みなさん、燧ヶ岳の登山道はどこが一番気持ちが良いのでしょうかね?
ビジターセンターでは尾瀬の高層湿原が出来た経緯や尾瀬に棲む動物や植物の説明などが見られます。入館は無料でした。
帰路には檜枝岐村の公営温泉「燧の湯」に立ち寄りました。檜造りの清潔な浴室に眺めの良い露天と内湯。お湯は少しだけ硫黄のにおいがする透明なお湯で、気持ちよかったです。これで500円は絶対に安いと思います。また来たい温泉です。
尾瀬は小屋も充実してていろいろ楽しめるからいいよね(^-^)/
燧ヶ岳は去年テント装備で登ってかなり辛かった!
快晴の時に登りたいもんだ!
至仏山も行きたいねぇ〜( ´ ▽ ` )ノ
今週から平日休みが始まったので山バカになります(`_´)ゞ
御池から尾瀬ヶ原までは燧裏林道を通ったわけですね。
実は私も二十数年前、親しい同業者3人と一緒にこの道を歩きました。その後のコースも(燧ヶ岳以外は)ほぼ同じ。いや〜懐かしい!
湿原に点在する白い花はワタスゲですね。ピンクのはレンゲツツジ、白い花がネコジャラシ状に密集しているのはトリアシショウマかな? 池トウに浮島も尾瀬ならではの風景ですね。
実は4回も尾瀬に足を踏み入れながら、燧も至仏も登っていない私。いつか登らねば。その時は付き合って下さいね。
>hide0320さん
いや〜尾瀬は本当に良かった。あんな気持ちの良いところで飲むビールは最高だね。僕もテント泊で行きたかったけど、テント装備で燧登るのは大変そうwまぁ、北アルプス縦走や海外の山登るなら、それぐらい余裕でできないと行けないのだけど
ちなみに、平日はいつが休みなの?うまく休みが重なったら一緒に登りに行きましょう!
>snowmanさん
尾瀬へ行き、反省したこと。
少しは花の名前を覚えましょう。
花を見ても「きれい!」と思うだけで、名前が分からないのでおもしろさも半減でした。虫や花、木について少し勉強しようと思います。
snowmanさんは4回も尾瀬に行かれて居るんですね。なのに、燧も至仏も登っていないなんて!家にいる山の神じゃなくて、本物の山の神様 が聞いたら怒っちゃいますよ!近く、ぜひ登りに行きましょう。
しかし、夏の山の体力消耗度は本当にびっくりしました。やっぱり僕は残雪期か、秋〜初冬にかけての山登りが合っているようです
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