白馬岳 大雪渓から小蓮華、白馬大池を経て栂池
- GPS
- 16:06
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,379m
- 下り
- 1,783m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:53
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:10
天候 | 一日目 曇り後雨、到着後暴風雨 二日目 霧、曇り、後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
ペンションに前泊、当日朝タクシーで登山口の猿倉まで。 帰路は、栂池ロープウェイで下山後、タクシーで白馬駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪は例年より多めのようで、特に下りは6本爪以上のアイゼンが必要。 ■猿倉からの大雪渓、雪のない岩場、小雪渓のトラバース、雪のない岩場、ステップの切られている残雪(徐々に減っている)と繰り返す。 ■大雪渓の先の岩のゴロゴロした急登地点で、落石がありました(゜o゜)!! 融雪と降雨で地盤が緩んでいて落石を生じさせやすいので、充分ご注意を! ■小雪渓のトラバースで二日前に滑落事故があったそうです。 ■栂池方面は白馬大池周辺に残雪少々、乗鞍岳と天狗原の間の東斜面の残雪に注意。降りたところで雪のない岩場になり、再び残雪の斜面、岩場、残雪と交互に現れるが、下方は徐々に融けてきている。 |
その他周辺情報 | 前泊は、ペンションあぎ さんにお世話になりました。 白馬山荘は800人ほど収容できる施設。個室で寛いで眠ることができました。 下山後、八方温泉みみずくの湯(白馬駅から徒歩8分くらい) 登山客中心の温泉 大人600円 |
写真
装備
個人装備 |
10本爪アイゼン
ダブルストック
雨具
防寒具
手袋2種
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感想
当初は7月初旬に、蓮華温泉からの白馬岳を予定していたのが諸事情で行けず、仕切り直して7月中旬、現地ガイドさんのツアーを利用して猿倉の大雪渓から山頂を目指しました。
今年は残雪が多いとの情報で、軽アイゼンではなく10本爪のアイゼンを持っていきました。荷は少し重くなりますが、雪面の捕まえ具合が快適です。
大雪渓のルートは、ほぼ直線に高度を上げて行く急勾配のスロープ。夏山シーズンに入った3連休ということで、大勢の登山者が登って行きます。大半の人が6本爪の軽アイゼンを装着する中、ノーアイゼンで下山に苦労する危なげな男性を見ました。
落石事故が多いと聞いていた大雪渓でしたが、クレバスの横断に少し緊張した他は、小雨が降る中を淡々と登りつめ、アイゼンを外してから岩がごろごろした九十九折れを登っていく。
なにげに上を見たら、突然弾みながら落ちて来る岩に気付く(゜o゜)!!
直径40センチほどの大きめの岩!
なぜ上を見たのか覚えていない。思わずラクー!と叫んで避けました。
後続でうつむきがちに登ってくる人達にも何度も声を掛けました。誰かに当たったら死に直結しかねない状態で、とても怖かった。渋滞してなくて良かった。
落石は雪渓の方へ落ちて行きました。
地盤が雪解けや雨で緩み、人が登るときに落石を起こしやすい状態になっていたのです。
山頂手前の稜線に出たら風雨が強くなり、お花畑を愛でる余裕も無い中、宿泊地の白馬山荘に到着。ストーブの暖かさに和む。
濡れた雨具などを吊るし着替えてから、スカイプラザでココアなど飲んでいると、外は更に激しい暴風雨となり、登山中の人達の困難さを案じる。
夕食後、ストーブで濡れた小物を乾かしながら話をしていたら、正にその時小蓮華山付近を歩いていた方達で、猛烈な雨と風で死にそうなくらい辛く怖かったそうです。
翌朝、案じた風雨も納まり、霧の中を山頂に立つ。稜線を歩くと次第に視界が開け、残雪の山々が姿を表す。
お花畑の花々が風に揺れている。小蓮華山に連なる稜線は歩いてみたかった道。
更に歩くと白馬大池が見えた。印象的な眺め。
過去の火山活動により堰止められた池だという。
白馬大池の畔の残雪を歩き、今度は池越しに歩いて来た山を眺める。
10年ほど前に八方池から見た白馬岳の、記憶の中の風景と重なりました。
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