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記録ID: 119951
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

ああ、オベリスクよ!天へといざなえ 〜鳳凰三山縦走〜

2011年07月03日(日) [日帰り]
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GPS
10:23
距離
16.6km
登り
1,905m
下り
1,767m

コースタイム

夜叉神峠登山口5:07 ⇒ 夜叉神峠5:55 ⇒ 杖立峠6:56 ⇒ 苺平8:03 ⇒南御室小屋8:29 ⇒ 9:32薬師岳小屋9:40 ⇒ 9:53薬師岳山頂10:10 ⇒ 観音岳山頂10:30 ⇒11:24賽の河原 11:45オベリスク 賽の河原12:50 ⇒ 高嶺13:23 ⇒ 白凰峠13:50 ⇒ 白凰峠登山口15:17 ⇒ 15:30広河原
天候 曇り時々晴れ。無風適温。
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場…夜叉神峠ゲート手前に90台程度。無料。
水場・水洗トイレ・自販機あり。
コース状況/
危険箇所等
▼登山ポスト
登山口にあります。

▼登山道状況
〔觝疑斉重仍蓋〜夜叉神峠…樹林帯の中のしっかりした登山道。展望なし。
¬觝疑斉宗粗邯羲湿屋…尾根に沿ったなだらかな樹林帯の中の登山道。展望なし。
F邯羲湿屋〜薬師岳小屋…多少急な部分もあるが、概ねなだらかな樹林帯の中の登山道。展望なし。
ぬ師岳小屋〜賽の河原…岩稜の稜線歩き。歩きやすい。賽の河原〜観音岳だけ高低差があるが、ほかはほぼ平坦。北岳方面の眺望最高。
ゥベリスク…簡単なクライミング。上部にロープが設置されている。経験者でないと厳しい。下りの最初の一歩がなかなか出せない。高度感抜群。
賽の河原〜白凰峠…ハイマツ帯の稜線歩き。正面に甲斐駒ケ岳の眺望。
白凰峠〜白凰峠登山口…上部はゴーロー沢。下部は樹林帯。樹林帯はこれぞ南アルプス的な苔生した樹林帯。急登。多少荒れている。梯子場あり。樹林帯は展望なし。
白凰峠登山口〜広河原…舗装された林道。

▼水場
〔觝疑斉重仍蓋…蛇口があります。無料。
南御室小屋…小屋横に湧水があります。無料。
K英狆屋…小屋横に天然水があります。無料。
※各小屋でソフトドリンクが販売されています。

▼トイレ
登山口および各小屋に設置されています。
※ご利用は各小屋の利用規範をご確認ください。

▼温泉
夜叉神の森…登山口にあります。日帰り600円。17時まで。鉱泉。洗い場3人。浴槽は1つ。
芦安…たくさんあります。お好みで。

▼食堂・土産
夜叉神の森…山菜うどん・山菜そば・カレーライスほか。17時まで。多少の土産と手作りパンがあります。

▼山バッヂ
各山小屋で販売。夜叉神峠登山口にはありません。
夜叉神峠駐車場と「夜叉神の森」
マイカーのストリーム。
夜叉神峠駐車場と「夜叉神の森」
マイカーのストリーム。
夜叉神峠登山口
時折木漏れ日がさす登山道
時折木漏れ日がさす登山道
夜叉神峠小屋
夜叉神峠
あまり天気はよくありません。
夜叉神峠
あまり天気はよくありません。
夜叉神峠の広場
苔生した樹木
青空が見えてきた。
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青空が見えてきた。
白根山山はまだ見えず。
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白根山山はまだ見えず。
名もない広場
だいぶ明るくなってきた。
だいぶ明るくなってきた。
南御室小屋
南御室小屋テント場
南御室小屋テント場
稜線に出るもガスが…
稜線に出るもガスが…
薬師岳小屋
偶然めぐり逢った3人
@薬師岳山頂
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偶然めぐり逢った3人
@薬師岳山頂
花と緑と花崗岩
オベリスクへの稜線
オベリスクへの稜線
オベリスク
ちょっと怖い。。。
オベリスク
ちょっと怖い。。。
オベリスクへの稜線
だいぶ近づいた。
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オベリスクへの稜線
だいぶ近づいた。
賽の河原からのオベリスク
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賽の河原からのオベリスク
オベリスク全様
もうすぐオベリスクのトップなんだけど…
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もうすぐオベリスクのトップなんだけど…
オベリスク登頂!
遠くに高嶺
高嶺山頂
甲斐駒ケ岳が一瞬だけ顔を出した
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甲斐駒ケ岳が一瞬だけ顔を出した
ゴーロー沢下部
樹林帯に入ったところ
樹林帯に入ったところ
苔生した樹木
時折梯子が設置されている
時折梯子が設置されている
白凰峠登山口
広河原からの北岳
広河原からの北岳

感想

久しぶりの南アルプス。
最近の天気はなんともいえないけど、苔生した深山が南アルプスっぽく、多少の雨でも雰囲気が出ていいかなと思い行ってきた。

登山口が「夜叉神峠」。登山口から夜叉神峠まで1時間らしいが、すぐに着くだろうと思っていたけど、おおよそ1時間。先入観で幻滅。

夜叉神峠からは平坦といっていいようななだらかな道が続く。展望がない中での長距離ですので、少々飽きがくるかも。
でも杖立峠や苺平など定期的に目印があるので滅入ることはなさそう。杖立峠や苺平は、特になにがあるわけでもないので、目印のために命名したのかも。アップダウンがないので、のんびりした山歩きにはもってこいだ。

南御室小屋はコルにあるので水が豊富。展望はないけど、テント場もいい感じ。
小屋からは少し急坂になりますが、すぐになだらかに。息も切れずにのんびり歩ける。
すると突然稜線に出た。花崗岩の白い巨石が並んだ稜線。小さなピークを超えると薬師岳小屋。稜線上なので水場はなし。テント場もなし。目の前の薬師岳はすぐに登れた。

丁度広々とした薬師岳山頂に出たとき、御座石から来た青年、青木鉱泉から来た青年、そして夜叉神峠から来た私の3人が同時に到着。みな単独行で、いかにも街角で待ち合わせしていたかのように、普通にあいさつして会話がはずむ。そして、それぞれのカメラでセルフモードで3人で同時記念撮影。その後はまた、それぞれ3方向へと分かれていった。

「また今度な!山登っていれば、必ずどこかで会えるから。」

展望のいい稜線。残念ながら、北岳方面はガスの中。それでも、オベリスクが段々と近づいてくる稜線歩きはいいものだ。

「あれに早く登りたい。」

気は急くものの、楽しい山歩きを引き続き楽しんで進む。
そして賽の河原。圧倒的な存在感のオベリスク。
トップにはすでに2人が登頂していた。ザックをデポしてこちらも取り付く。
2人が手こずりながらも順に降りてきた。後から降りてきた女性に、下からの写真撮影を頼む。
クライミングの経験のない私には、少々難しかった。そしてトップの高度感。展望を楽しむよりも恐怖感が先にくる。下ではカメラを構えて待っている。ドキドキしながらもポージング。撮影が無事終わり、上からお礼を言って、カメラを平らな岩のところに置いておいてもらった。

下から2人が上がってきた。ごく自然に3人で記念撮影。やはりみな単独行。そして順に降りていき、また、先ほどと同じように分かれていった。

「また今度な!山登っていれば、必ずどこかで会えるから。」

オベリスクの足元には、いつの間にか多くの人がいた。いろんな方がいて、いろんな話をした。そしてまた…

この一期一会が単独行のやめられない所以だ。

さぁ、次はどこに登ろうかな。


☆ Special thanks ☆ 
@薬師岳
御座石鉱泉から登ってきた青年、青木鉱泉から登ってきた青年
@地蔵岳
手彫りのマイ薬師如来を持参していた青年、オベリスクでの写真を撮っていただいたお姉さん
蓼科山頂ヒュッテの代表の方やご同行されていた方々
そして、すれ違いの際に会話された多くのみなさん

楽しいひと時をありがとう。

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コメント

山を愛する人との出会いは素敵ですね。
anbyさん はじめまして。

この日は、少し残念な天候でしたが、オベリスクのテッペンまで登られて凄いですね。
高所恐怖症の方とは思えません。

以前、ドンドコ沢から鳳凰三山を歩きましたが、オベリスクが見えた時は興奮しちゃいました。
私も登ってみたいと思いましたが、体力を使い果たしてしまい無理でした。

見知らぬ人でも山で出会い、談笑した方は忘れられませんね。

どこかの でお目にかかれたら嬉しいな〜!
2011/7/6 13:36
sumikoさん、こんにちわ。
恐怖心があるから、おもしろいのだと思います

山登っていれば、必ずどこかで会えますよ
2011/7/6 13:58
出会っているようです
anbyさん はじめまして。

同じ日に鳳凰三山を逆から歩いていました。
赤抜沢ノ頭から鳳凰小屋の分岐前ですれ違って
いたのではないかと思います。

このころは疲れのピークのときで、よく覚えていません。
ひょっとして小ピークで座って食事をしているときに、
私の後ろを通りますと言われたが、
どっちが正しいかわからなそうにしていたので、
私が’私はこっちから来ました’と言った方でしょうか?
2011/7/6 22:10
toratora48さん、おはようございます。
確か、分岐には4、5人いたような。
女性も2人いたかな。

私はその時、オベリスクに登りたくてガシガシ歩いていたと思います。

赤抜沢ノ頭への登り返しでたぶん、一人、すれ違ったような気がします。

またどこかで会いましょう!

山登っていれば、必ずどこかで会えますよ
2011/7/7 9:31
オベリスク
anbyさん、あのオベリスクに登頂されたんですか!
すごいな〜

金峰山の五丈岩も登頂済みですか?
2011/7/7 15:19
sakusakuさん、こんばんわ。
オベリスク、かなりヤバかったです。

金峰山はかなり前に登ったのですが、
そのときは五丈岩を攀じ登ろうなんて全く思わなかったです。

基本的に岩はやらないのですが、
最近は、ネタになるなら少しくらい無茶してもいいかな、と
2011/7/7 20:27
プロフィール画像
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