仙丈ケ岳 藪沢〜馬の背〜仙丈ケ岳〜大滝の頭
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,129m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
天候 | 7/15 晴れ 7/16晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7/14(金)22時新宿発 天笑閣休憩 広河原行き(高速バス・山梨交通) 7/15(土)広河原〜北沢峠 バス 復路 7/16(土) 12時頃臨時バス 北沢峠〜広河原 広河原〜甲府駅14時5分頃着 乗合タクシー |
コース状況/ 危険箇所等 |
藪沢ルートは橋もかけてもらってあり、開通していました。 雪渓が何箇所かありましたが、ステップを切ってくれてありました。 踏み抜きのあともあり。 |
その他周辺情報 | 馬の背ヒュッテ 1泊2食8,500円 宿泊者以外のトイレ利用は200円 仙丈小屋 宿泊者以外のトイレ利用は100円。水洗できれい。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
初めての南アルプス。
アクセス方法がよくわからず、出発前の気持ちがブルー。
自家用車で行って芦安に停められなかったらどうしよう?
仙流荘のほうがいいのか?
公共機関で行くならこもれび山荘に泊まるしかないのか?
などなど。。
結果的に、山梨交通の新宿〜広河原の夜行高速バス(仮眠付)を利用しました。
これが思いの外、快適で助かりました。仮眠所の天笑閣はキレイで、大部屋ですが男女別室、座布団4枚とタオルケット付きで広々と仮眠を取ることができました。
7/15(土)
天笑閣で目覚め、支度して、玄関にきていた広河原行き路線バスに乗り込む。
宿泊した人は全員広河原まで座って行けるのもとても良かったです。
途中、芦安で何人か乗ってきてぎゅうぎゅう。
バスの車窓からはよく晴れた夏空が顔を覗かせていて、早くもこの先の絶景を感じさせてくれました。
広河原からも臨時バスがどんどん出ていて、長い行列もさほど待つこともなく解消して、北沢峠へ。
北沢峠のトイレはきれいで広かった。
こもれび山荘前の水場で、水を補給させてもらえました。
登山届を提出して、いよいよスタート!
大平山荘の奥から、藪沢ルートが始まります。
沢沿いに出るまでは樹林帯のなかを登りますが、途中の鋸山の展望は格別でした。
紺碧の空、深く輝く緑。待ちに待った夏山シーズンが来たぞー!とテンション上がります。
ほどなく沢沿いの道が始まり、雪渓が見えました。沢沿いの感じは、常念岳の一の沢にも似て、親しみがわきました。
雪渓は結構長く、何ヶ所かありましたがステップきってもらってあり、アイゼンなしで行けました。
見上げると沢沿いの斜面からポタポタと大量の水滴が沢へ注いでいて、冬の雪がこうして夏にもたらしてくれる恵みを感じます。
沢沿いからまた樹林帯に入り、ほどなくして本日の宿泊地、馬の背ヒュッテに到着。
疲れもあったので今日はここでやめておこうか?と思ったけど、小屋の方から「こんなに天気いい日はなかなかないですよ!」とアドバイスもらって、受付して、荷物を軽くしてから山頂を目指すことに。
歩き始めたものの、やっぱり久しぶりの高山なので少し頭痛がしたり、あくびが出たり。
でも振り返れば、甲斐駒ケ岳が目近にどどーんとそびえ立っていて勇気をくれました。
行けるところまでいこうと歩き、雪渓も越えましたが、仙丈小屋についてほどなくして、雲が見えたかと思ったら、あっという間にあたりは一面まっ白。。ガスガス。
さっきまでの晴天はどこへやら。きっと女王様が今日は休んでおきなさいと言ってるのかなと、ベンチでゆっくりお昼ご飯をたべました。
お昼後は、持ってきたあんみつと、むいたミカンで、ogaさんのお誕生日をお祝い。
もう一緒に歩いて何年でしょうか。色んな山に行きました。今年もお祝いできることに感謝、今日もいっしょに歩けることに感謝です。
仙丈小屋から馬の背へ下る際、雪渓でズルズルと誰かが足を擦って歩いていったようで、せっかくのステップが崩されていて、通過するのにちょっとこわかったです。
馬の背ヒュッテでは、今日は100人超えの宿泊があるとのことで、小屋のなかは混みそうなので、晩ごはんまで外でのんびり。
岐阜から来られていたグループの方々とお話したり、焼きマシュマロを頂いたり、楽しく過ごしました。
山の話が存分にできて、色んな方の山の話を聞けるって本当に楽しい。
晩ごはんは、カレー!大きなウィンナーがのっています♪男性はおかわりをして食べてました。ゴロゴロとジャガイモやニンジンもあって彩りもよく美味しかったです。
大勢の宿泊のため晩ごはんは3回あり、初回の17時からだったので、本棚から山の雑誌を持ってお布団でゴロゴロ。
日が長くなっていたので19時頃まで電気もつけずに読めました。この小屋でまったりと過ごす時間が小屋泊の醍醐味かなぁ♪。
その後は食堂で、静岡からお越しの女性とおしゃべりタイム。
なんと明日は行動時間10時間でテント装備で歩かれるのだとか。ひえー!
もっともっとお話を伺いたかったです。お名前をお聞きすればよかった。
食堂からもどると、すでに私の寝場所はほとんどありませんでした(笑)
少し横になりましたが、あまりに窮屈なので反対向きになって就寝。
大部屋なので、耳栓が役に立ちました。
それにしても富士山より狭かったかも??
7/16(日)
4時にはもう外が明るくなり、日の出を待つ方々がたくさん外にいましたが、私は寝ぼけまなこで小屋の窓から、明けてゆく空と甲斐駒ケ岳の稜線を眺めていました。
雲が多めでも今日も晴れるよ、と言ってくれているような鮮やかな朝焼け。
和食メニューの朝ごはんを頂いて、外で身支度を整え6時出発です。
まずは仙丈小屋まで。標高に慣れてきたのか、ふたりとも昨日とは全然違う足どりの軽さ。
仙丈小屋のトイレはとてもきれいな水洗なのがなんともありがたかった。
いよいよ稜線までぐいっと登ります。今まで見えなかった北岳〜間ノ岳方面が途端に開けて、想像以上の爽快感を味わいました!
休憩には早すぎたけど、登頂の喜びをかみしめたくて、コーヒーを入れて乾杯♪
富士山〜北岳〜間ノ岳の風景は、ずっと見たかったので感動して、何枚も何枚も写真を撮りました。
小仙丈ヶ岳への稜線歩きは最高で、どこまでも歩いていけそうな感じです。
北沢峠からはどんどんたくさんの人たちが登ってくるのですれ違いに時間がかかりましたが、その間にまた景色を楽しめるのでかえって良かったです。
それにしても北沢峠から登ってくる人たちから、「あとどれくらいですか」「山頂はまだですか」と何回もたずねられました。
北沢峠〜小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳のルートは登りが長く、大変なのかもしれません。
樹林帯に入り大滝の頭をこえて、北沢峠まではあっという間にくだりました。
北沢峠11時30分頃でしたが、20人集まったらバスを出しますとのことで、ベンチで30分ほど待ってバスに乗車しました。
広河原でバスを下車すると、係の方が手ぎわよく行き先別に乗り合いタクシーに振り分けてくださり、甲府行きのタクシーに乗り込みました。
まったくスムーズでちょっと肩透かしをくらった感じです。
乗り合いタクシーはとても順調に甲府駅まではしり、14時には甲府につきました。
お弁当とビールを購入して、かいじの中で打ち上げしながら帰京。
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