百花斉放の至仏山
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 862m
- 下り
- 854m
コースタイム
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 4:40
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:00
天候 | 7月16日曇り時々雨 7月17日曇り時々雨のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
戸倉〜鳩待峠間は乗り合いタクシー(待ち時間ほぼ0)片道980円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨の翌日とあって至仏山ではとにかく蛇紋岩にやられたし、周囲でも足を滑らせる人続出。つるつるとよく滑る岩です。あ〜こわ。。泥はねするのでスパッツがあるとベター。残雪を横切るのが2度ほどありましたが、アイゼンは不要。お守りで持っていた軽アイゼンは使用せず。 |
その他周辺情報 | 登山後温泉は花咲の湯。建物の大きさの割には温泉はこじんまりとしていますが、施設はきれい。露天風呂から見える庭園の完成度はこれまでに行った温泉の中では一番かも。また機会があればぜひ行きたい。あと湧き水を無料で飲めるが、これがうまい。 |
写真
「この先に行っても風景は同じよね」「じゃ、歩くのはこの辺までにして戻って温泉に行こうか」「そうしようか」との会話が聞こえる。森林限界ならぬ観光客限界はココと勝手に決定!静かな尾瀬が見られるのはこの奥なんだぜ。
感想
以前尾瀬に来たのは約20年前。
どんだけ変わったか変わらないか(なぜかほとんど以前の記憶はないけれど)いまの景色を見ておきたかったのと、尾瀬ヶ原を是非上から見下ろしてみたいってことで至仏山に向かいました。
駐車場であぶれるのを回避するため初日早朝出にした都合上、かなり寝不足で3時間睡眠で歩き始めることに。
前日までは7/16の方が天気の良い予報だったので着くなり登らないと(しかも鳩待から小至仏山経由の往復コースで)と思っていたら、当日の予報では7/17の方が回復と出ました。当然2日目に至仏山登山に変更。初日はとにかく小屋に着くことと寝ることに専念しました。というわけで10時間睡眠をとることに成功。
このことで至仏は割と余裕を持って登ることができました。睡眠時間は大事です。
蛇紋岩に足をすくわれながらも(景色を見るという理由で度々休憩しつつ)上から見下ろす尾瀬ヶ原はとても壮大でありました。
足元の高山植物にもずいぶん楽しませていただきました。育てられた花とは違う、野生の逞しい姿と存在感に圧倒された次第です。長い時間をかけて土地に適応して生きてきた方々を、にわかに登ってきた自分みたいな生き物が踏んづけて帰ったらバチが当たります。至仏山は登山道による浸食で荒廃しないように保たれなきゃいけませんです。
尾瀬は20年前と変わったか変わらないか?
木道がかなり頑丈な形に作られていたり(以前はもっと簡単に木道の外へ足を下ろせてしまう作りだった)、人工的な設備が昔に比べて整った感がありました。それだけに尾瀬を守ろうと尽力する方々の見えざる手を何度も感じる旅となりました。自然に自然の中を歩けることにはいつも感謝です。
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