小淵沢駅から南八ヶ岳縦走で日帰り赤岳・清泉寮でソフトクリーム〆
- GPS
- 12:06
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 2,646m
- 下り
- 2,128m
コースタイム
- 山行
- 10:38
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 12:06
天候 | 午前中は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
甲府から23:59発(終電)中央本線の小淵沢行きで小淵沢へ。0:38着。 【帰り】「清里ピクニックバス」というコミュニティバスを利用し、清泉寮から甲斐大泉駅前の「パノラマの湯」に移動。清泉寮13:35発、パノラマの湯13:45着。 (清里ピクニックバス公式HP:http://www.kiyosato.gr.jp/sougou/bus.html ) パノラマの湯入浴後、15:57の小海線で甲斐大泉駅より小淵沢駅へ。 小淵沢より16:17発の特急JRホリデー快速ビューやまなし号で帰京。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■小淵沢駅周辺にコンビニは見当たりませんでしたが、八ヶ岳高原ラインの小淵沢ICから「道の駅こぶちざわ」に行くまでの間に、コンビニが2軒(セブンイレブン、ローソン)があります。 ■雲海〜押手川〜編笠山の登山道は、ゴロゴロと岩が点在する森のなかに踏み跡が分散し、「ここメジャーコースだよね?どこまでが登山道?」と言いたくなるような不明瞭さ。所々にあるピンクテープを確認しながら登りました。ナイトハイクだったからそう感じただけかもしれませんが…。尾根を詰めていくだけなので致命的な道迷いにはならないと思いますが、ルートを確認しつつ岩を乗り越えて進んでいくため、変に疲れます。同様の計画で夜明け前に編笠山に登ろうなんて方は注意してください。 ■赤岳のキレット部分の岩場は、ホールドも豊富であまり難しいとは感じませんでした。ただ、層状に剝がれそうな岩もあり、実際に手を掛けたら少し動くヤツもありました。基本ですが、いきなり体重をかけるとかは危険!足元は小石が積み重なってザレているところも多かったので、自身の滑落はもちろん、周辺に人がいる時に落石を起こさないように注意。 ■県界尾根を下山に使いましたが、赤岳山頂近くは長い鎖場が連続します。あまりホールドの無い一枚岩や、ズルズルの急斜面を長〜い鎖やはしごで下る、ちょっと嫌な道。僕の技術レベルでは終始鎖に頼りっきりになってしましました。「鎖が苦手」とか「腕力に自信がない」といった方は、この県界尾根は利用しない方が良いかも。 |
その他周辺情報 | ■清泉寮 名物のソフトクリームは400円也。 http://www.keep.or.jp/restraunt_shop/softcream/ ■甲斐大泉温泉パノラマの湯 甲斐大泉駅より徒歩3分。駅ちかなのは、車のない僕にはありがたい。 大人820円。とろっとしたお湯に大パノラマの露天風呂、なかなか良かったです。 http://panoramanoyu.sakura.ne.jp/panorama.htm |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
熊鈴
|
---|
感想
昨年秋から持ち越しだった、トレランでの赤岳日帰り登山をやってきました。
昨年秋、Takeshi1108さんの赤岳弾丸登山レコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-946010.html
に触発され、計画していた赤岳日帰りですが、前半ナイトハイクが前提の計画だったのに、出発直前に装備品の最終チェックを行ったところ、まさかのヘッデンの故障が発覚し、山行中止orz。
そのまま流れていましたが、今回の海の日の3連休の中日に、今年の夏山一発目として決行してきました。
いきなり日帰りで主峰赤岳に登りましたが、実は初・八ヶ岳です。
十数年前の学生時代、山とは全然関係ないスポーツをしていて、合宿で八ヶ岳の麓には何度も来たことがあったのですが、その頃は山に興味がなく…。あれが八ヶ岳か、ふ〜ん、といった感じ。今見ると感動で思わず声が出てしまう南アルプスも間近に見ていたはずなのに、その頃の山をみた記憶が全然ない…一体何を見ていたんだろう??
そしてまさか十数年後、オッサンになってからトレランで八ヶ岳の最高峰に日帰り登山をする日が来るとは。
山の記憶はありせんが、夏に合宿に行くときは、よく清泉寮ってとこでソフトクリームを食べた思い出が。よし、清里方面に下山した後は、清泉寮に寄ってソフトクリームを食べよう。赤岳制覇とソフトクリームゲットを2大目標(?)に出発です。
なお、8月に剱岳と、前穂&奥穂の北アルプス遠征2セットを予定しているので、そのための「高地順応トレ」を兼ねています。とくに、「終電で移動し前半はナイトハイク」「長い岩場」「標高がギリ3000mいかない」と、計画している山行に共通点がいろいろ有ることから、自分の中では仮想・剱岳を意識しています。久々の高山を楽しみつつも、余裕を持って踏破したいところです。
詳しい山行の内容は、写真を見て頂ければ幸いです。
梅雨も終盤で、決行予定日の直前まで、天気予報はコロコロ変わりました。ですが、16日の明け方から午前中は天気が持ってくれたため、絶景を堪能しながらの登山を楽しめました。
感想として、意外と一座目の編笠山の登りがキツかった…。
ナイトハイクで、という事もあるのでしょうが、森の中の岩ゴロゴロの登山道が、一体どこまでが道?とはっきり認識できなくて。きっちり一本のトレイルがついていて、後は体力勝負でひたすら登るのなら楽なんですが、明け方の一番眠い時間帯に、どこに足を置きどう抜けるか判断・決断しながら体を動かし続ける…、というかここ道?合ってる?などプチ・ルートファインディングをしながら展望の無い暗い森の中を進むのが、眠気と相まってとにかくキツく、だいぶ精神的に削られました(苦笑)。
何度岩に腰かけて休憩したいという誘惑に駆られたことか…。
しかし、編笠山の山頂直下まで来て、振り返り南アルプスの大展望を見た時(しかも真夜中スタートだったので、麓では南アも八ヶ岳自身も見てなくて、ここでこの日初めて見た!)、感動と共に一気に眠気が吹き飛び、編笠山山頂に着けば、これから進む権現岳と赤岳に、阿弥陀岳がパノラマで見えた時には、疲れを忘れていました。
この後は、赤岳山頂まで、素晴らしい山々の眺望を楽しみながら、眠気も疲れも感じることもなく、快適に歩を進めました。東の奥秩父方面は下山を始めるまで雲が掛かっていましたが、南を振り返れば、南アルプスの鳳凰三山、北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳がくっきりと見え、西には少しもやっていましたが中央アルプス、御嶽山、乗鞍、さらに槍・穂高が見えてテンションアップ!進行方向の北側には、ギボシ・権現岳・赤岳・阿弥陀岳が、近づくにつれ形を変えながら見えてきます。
一時間以上かかったキレットの通過はさすがに緊張する場面もありましたが、終始楽しく歩けました。
「展望がある」はやはり楽しく、また「進むべき道が見えている」はたとえ距離があっても精神的に楽な感じがします。ナイトハイクで先の見えない樹林帯の登りはキツけど、自分がそう感じるのは、どうやら肉体的なものより精神的なものがウエイトが大きい気がしました。(てことは、来月の剱も、明け方のうちに早月尾根を登り始める予定なんで、真っ暗な早月尾根前半は凄くきついんだろなぁと…(´・ω・`)…いやいやこれは精神的な物、と自分に言い聞かせて登ろうか、と。いい予行演習になりました。)
キレットで所々緊張しつつも楽しい岩稜歩きをクリアし、赤岳山頂に到着。東西両方向が切れているので高度感があり、見晴らし最高の山頂です。なんか好き、こんな感じの山頂。
山頂に居合わせた方たちと写真を取り合い、こんどは横岳、硫黄岳や北八ヶ岳を眺めていたら…西側斜面から山頂に一気にガスが上がってきました。
県界尾根を通り下山しましたが、下山中振り返ると山頂は曇ってきているようでした。ガスに覆われる直前の、眺望を楽しめるギリギリのタイミングで登れたようです。今回は運が良かった〜。
で、下山後、清泉寮によってもう一つの目標(?)ソフトクリームをゲットしたのですが…。
トレランで下山直後、身体が水分とエネルギーを要求している状況で、冷たいソフトクリーム…、ゆっくり味わって食レポ(?)のようなレコが出来ればよかったのですが、写真を撮ったら後は我慢できず、獣のようにアッと言う間にむさぼり食ってしまいました(爆)
えーと、細かくは覚えていないけど、とても美味しかったです(←小学生みたいな感想www)
その後、甲斐大泉駅前の温泉に移動し、汗を流してから、電車の時間まで一杯やりながら遅めの昼食をガッツリ(笑)頂きました。
このエリアは電車の本数も少なく、車じゃないと山はもちろん下山後の温泉・食事などのアクセスがなかなか大変だと思っていたけど、結構うまく回れた、大満足の山行でした(^O^)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する