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記録ID: 120026
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山(青木鉱泉より日帰り周回)

2011年07月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
13:03
距離
14.7km
登り
1,744m
下り
1,744m

コースタイム

7月3日
青木鉱泉  4:10
南精進ヶ滝 5:45-5:55
鳳凰ノ滝  6:30-6:45
白糸ノ滝  7:30-7:40
五色ノ滝  8:20ー8:40
鳳凰小屋  9:15ー9:30
地蔵岳   10:30ー11:30
(オベリスク登頂  11:00-11:10)
観音岳   13:00-13:45
(昼食)
薬師岳   14:05-14:30
林道分岐  16:30
車道分岐  17:00
青木鉱泉  17:20

(ちなみに計画時コースタイム・・)
青木鉱泉  4:00
南精進ヶ滝 6:00
白糸ノ滝  7:20-7:30
五色ノ滝  8:10ー8:15
鳳凰小屋  9:00ー9:15
地蔵岳   10:15ー11:00
観音岳   12:00-13:00
薬師岳   13:30-13:45
車道分岐  16:45
青木鉱泉  17:30
天候 曇り 時々晴れ間がのぞく
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
青木鉱泉駐車場
コース状況/
危険箇所等
青木鉱泉駐車場は早朝だと管理人がいない。バンパーに請求書がはさまれているので、下山後それを持って750円払う。鉱泉の風呂は1000円(せっけんのみ。タオル、シャンプーなど持参したほうがいいです)
登山ポストは登山口の青木鉱泉前、水場そばにあります。
南精進ノ滝分岐点 ベンチ前に荷物を置いて、滝の展望地点まで空身で往復しましたが、実際は滝コースをあがるとそのまま登山道に再合流します。
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
南精進ノ滝分岐点 ベンチ前に荷物を置いて、滝の展望地点まで空身で往復しましたが、実際は滝コースをあがるとそのまま登山道に再合流します。
南精進ノ滝
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
南精進ノ滝
鳳凰ノ滝 やはり分岐点は登山道上下2カ所にあり、合流できます。現在、この付近は道の崩壊や倒木がかなり激しく、かろうじて到達できる場所からの展望はよくないので、あまりオススメしません。
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
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7/4 22:04
鳳凰ノ滝 やはり分岐点は登山道上下2カ所にあり、合流できます。現在、この付近は道の崩壊や倒木がかなり激しく、かろうじて到達できる場所からの展望はよくないので、あまりオススメしません。
白糸ノ滝 分岐点すぐそばに景観ポイントがあります。分岐点は割と広いので、休憩もかねて。
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
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7/4 22:04
白糸ノ滝 分岐点すぐそばに景観ポイントがあります。分岐点は割と広いので、休憩もかねて。
五色ノ滝 これは必見!携帯写真のためとらえきれてませんが、帯状に広がった水が、巨大な絶壁を数段にわかって落ちてくるダイナミックな滝です。50m以上はあるでしょうか。今年は例年に増して水量が豊富だそうです。上下の分岐点から、滝壺のすぐそばまで行けます。
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
五色ノ滝 これは必見!携帯写真のためとらえきれてませんが、帯状に広がった水が、巨大な絶壁を数段にわかって落ちてくるダイナミックな滝です。50m以上はあるでしょうか。今年は例年に増して水量が豊富だそうです。上下の分岐点から、滝壺のすぐそばまで行けます。
五色の滝からしばらく登ると沢伝いの道へ。高低差が少なくなってきた林道を歩いていくと小屋が見えてきました。
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
五色の滝からしばらく登ると沢伝いの道へ。高低差が少なくなってきた林道を歩いていくと小屋が見えてきました。
鳳凰小屋 土日の宿泊客でにぎわっていました。山小屋の方と少しお話しました。
2011年07月03日 09:24撮影 by  iPhone 4, Apple
7/3 9:24
鳳凰小屋 土日の宿泊客でにぎわっていました。山小屋の方と少しお話しました。
最後の水補給ポイントで、顔をあらってさっぱり。
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
最後の水補給ポイントで、顔をあらってさっぱり。
賽の河原への急登。富士山の砂走りのような、砂の急斜面がはじまります。ハイカットシューズだとスパッツはつけなくても大丈夫でしたが、下山時はあった方がいいかもしれません。
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
賽の河原への急登。富士山の砂走りのような、砂の急斜面がはじまります。ハイカットシューズだとスパッツはつけなくても大丈夫でしたが、下山時はあった方がいいかもしれません。
ようやく山頂らしきものが見えてきました。あと高低差100mくらい。
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
ようやく山頂らしきものが見えてきました。あと高低差100mくらい。
来し方を振り返る。足下がずるずると後退して、激しく体力を消耗。なるべく先行者が踏み固めたトレースをなぞり、露岩などの足下が安定した場所まで一気にあがります。
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
来し方を振り返る。足下がずるずると後退して、激しく体力を消耗。なるべく先行者が踏み固めたトレースをなぞり、露岩などの足下が安定した場所まで一気にあがります。
お地蔵さんが見えてきました。もう少し左手の白砂のコル側にあがることもできるみたいです。
2011年07月03日 10:24撮影 by  iPhone 4, Apple
7/3 10:24
お地蔵さんが見えてきました。もう少し左手の白砂のコル側にあがることもできるみたいです。
お地蔵さん。一応山頂にあたるのかな?
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
お地蔵さん。一応山頂にあたるのかな?
クライミングシューズに履き替え、オベリスクへ向かう。ロープは先ほどのお地蔵さん側から見て正面、アカヌケ沢ノ頭方向にぶらさがっています(右上に指がかぶってしまいました)
2011年07月04日 22:04撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:04
クライミングシューズに履き替え、オベリスクへ向かう。ロープは先ほどのお地蔵さん側から見て正面、アカヌケ沢ノ頭方向にぶらさがっています(右上に指がかぶってしまいました)
ロープの始点。数本のロープがかかっていますが、結構ボロボロなものもあります。最上部では、たくさんのロープがクラックを埋めてしまっているので右側の岩に足をかけて上がります。
2011年07月06日 00:46撮影 by  iPhone 4, Apple
7/6 0:46
ロープの始点。数本のロープがかかっていますが、結構ボロボロなものもあります。最上部では、たくさんのロープがクラックを埋めてしまっているので右側の岩に足をかけて上がります。
観音岳方向を望む・・
2011年07月04日 22:05撮影 by  iPhone 4, Apple
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7/4 22:05
観音岳方向を望む・・
すごい高度感。高所恐怖症のため足が震えています(笑)
2011年07月04日 22:05撮影 by  iPhone 4, Apple
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7/4 22:05
すごい高度感。高所恐怖症のため足が震えています(笑)
アカヌケ沢ノ頭付近から振り返る。あとからこられた数人がピークへ立っていました。
2011年07月04日 22:05撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:05
アカヌケ沢ノ頭付近から振り返る。あとからこられた数人がピークへ立っていました。
ほんの10-20m残雪がありますが、キックステップで十分(あわててコケましたが 笑)。降りる場合は少し慎重に。
2011年07月04日 22:05撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:05
ほんの10-20m残雪がありますが、キックステップで十分(あわててコケましたが 笑)。降りる場合は少し慎重に。
勝手にオットセイ岩と名付けました。
2011年07月03日 12:50撮影 by  iPhone 4, Apple
7/3 12:50
勝手にオットセイ岩と名付けました。
観音岳頂上より。一瞬だけど、ようやく甲斐駒が見えた。。
報われた瞬間!
右肩の急登が黒戸尾根かな。
2011年07月04日 22:05撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:05
観音岳頂上より。一瞬だけど、ようやく甲斐駒が見えた。。
報われた瞬間!
右肩の急登が黒戸尾根かな。
実は去年、黒戸尾根からこちらを見て、あの山に登りたいと思ってました。
2010年08月21日 06:47撮影 by  iPhone 3GS, Apple
8/21 6:47
実は去年、黒戸尾根からこちらを見て、あの山に登りたいと思ってました。
北岳は頂上部が見えず。。ずっとこんな感じでした。
2011年07月03日 14:05撮影 by  iPhone 4, Apple
7/3 14:05
北岳は頂上部が見えず。。ずっとこんな感じでした。
薬師岳頂上。ここから中道の入り口まで若干さまよいました。
2011年07月04日 22:05撮影 by  iPhone 4, Apple
7/4 22:05
薬師岳頂上。ここから中道の入り口まで若干さまよいました。
下山後、工事用の車道をだらだら歩く。ようやく徒渉地点へ。
2011年07月03日 17:15撮影 by  iPhone 4, Apple
7/3 17:15
下山後、工事用の車道をだらだら歩く。ようやく徒渉地点へ。
下山!
2011年07月03日 17:42撮影 by  iPhone 4, Apple
7/3 17:42
下山!
ほうとう。これがないと山梨に来た気がしない?
2011年07月03日 19:47撮影 by  iPhone 4, Apple
7/3 19:47
ほうとう。これがないと山梨に来た気がしない?
撮影機器:

感想

ずっと2000m程度の低山で我慢していましたが、そろそろアルプスへ行きたいと思い立ち、梅雨前線の位置を確認して南アルプスに決定。
山レコ情報によると鳳凰山は日帰り周回がなんとか可能、ということで青木鉱泉に向かうことにしました。昨年、甲斐駒から眺めたオベリスクがずっと印象に残っていて、今度はオベリスクから甲斐駒を見たいなーという動機です。

1時に東京を出て、3時半に到着。ゆっくり準備をしながら、夜が少し白んできたくらいに登山開始。
いきなり登山口付近で、50mくらい前方を茶色い動物が横切るアクシデント。
・・・クマ??すっかりビビッてしまい、鈴に加えて柏手を打ちながら歩くことに。

地蔵岳との高低差1600m以上。かなりの急登が続き、すぐに汗だくになります。登る途中、いくつもの滝があり、せっかくなので全部見てみました。(どれも登山道と分岐していますが、そのまま行けばまた戻るようにできています)
たくさんあるので正直全部見ることもないかと思いましたが、五色ノ滝はおすすめ!落差、幅、ともに圧巻のダイナミックな滝。今年は特に水量が多いようです。

五色ノ滝を超えてしばらくしたら、ようやく傾斜がなだらかに。そのまま鳳凰小屋まで林道歩きです。
鳳凰小屋で休憩、おにぎりを食べ、水をいただいて顔を洗いました。小屋の方には、一応クマの話を伝えておきました。

休憩後、地蔵岳へ向けて出発。林道を抜けるとすぐ、ドンドコ沢の源頭部と思わしき白砂の急斜面をトラバースします。この辺から賽ノ河原へいたる急斜面が続きます。足もとの砂がどんどん崩れていくため、ゆっくり登っているとずるずる後退します。まるで蟻地獄・・。さえぎるものもないので、日が差すとすぐに汗だくです。
ちなみにスパッツ必要という話もありますが、そこまで深くはなかったです。
やっとの思いでここを抜けると、ようやくお地蔵さんがいる平らな場所へ。もうオベリスクのある岩礫地帯は目と鼻の先です。

実は出発前に、オベリスクに登ってやろうと思って、いろいろな方の書き込みを読ませていただき、研究をしていました。
まずはクライミングシューズとテーピングだけを袋に入れてオベリスク基部まで行きます。そこで靴をはき替え、左手にテーピングを施して、いざ登攀・・左手をクラックに差し込み、右手はロープをつかんでおき、体を左側の岩にもたれかけ、足をやや突っ張り気味に右の壁において、ぐいぐい登ります。最後のところは完全に右の外側に出る感じで、上によじのぼります。結果的には大したことはなかったですが、この時点では前後に人がいなかったので、万が一落ちたら誰にも発見されないかも!と思いかなりビビってました。

上はすごい高度感です。曇りのため遠方の山が見えないのが残念でしたが、風が気持ちよくて、岩の上で15分くらい過ごしたでしょうか。
下から小柄な女性がザックを背負ったまま上がってきます。おせっかいなことに「ザックおかなくて大丈夫ですか?」と聞いたところ、大丈夫とのこと。結局、ザックと登山靴のまま、簡単にあがってこられたのですが、大げさな準備をしていた自分が急に恥ずかしくなりました(笑)

ちなみに下りは登りより断然怖いです。とくに降り始め、右足を外側に張り出した岩のちょっとしたくぼみにおいて、体を後ろ向きに回転して、両手はロープを握ったまま後じさりするのですが、このあと左足の置く場所にためらいます。最初はクラック(位置的に上から見えない)にねじ込もうと四苦八苦していましたが、どうやら大量のロープがクラック上部を埋めてしまっているようでうまくいきません。結局、ロープをもったまま思いきって体を外側に出して、右足の真下のくぼみに左足を置くことでなんとか降りられました。

このあと観音岳までが最後の登り。ここにちょっとだけ雪がありました。
観音岳頂上で昼飯休憩。一瞬だけ、甲斐駒が見えて感激!!

その後、薬師岳を踏み、中道へ。ちなみに分岐はツインピークの間のコルのような場所から、砂払岳方向へ進むと下山口にあたりますが、あちこちに間違った踏み跡あります。僕自身もだまされました。。岩に書いてある赤ペンキを注意深く見ていくといいと思います。
ここからはひたすら急な悪路を下山。10分で100mくらいのペースでどんどん高度を下げていき、2時間後には林道分岐、その後、車道を歩いて青木鉱泉に戻りました。
今後は夜叉神峠から、テント泊でゆっくり来てみたいです。

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体力レベル
4/5

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