鳳凰三山(青木鉱泉より日帰り周回)
- GPS
- 13:03
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,744m
- 下り
- 1,744m
コースタイム
青木鉱泉 4:10
南精進ヶ滝 5:45-5:55
鳳凰ノ滝 6:30-6:45
白糸ノ滝 7:30-7:40
五色ノ滝 8:20ー8:40
鳳凰小屋 9:15ー9:30
地蔵岳 10:30ー11:30
(オベリスク登頂 11:00-11:10)
観音岳 13:00-13:45
(昼食)
薬師岳 14:05-14:30
林道分岐 16:30
車道分岐 17:00
青木鉱泉 17:20
(ちなみに計画時コースタイム・・)
青木鉱泉 4:00
南精進ヶ滝 6:00
白糸ノ滝 7:20-7:30
五色ノ滝 8:10ー8:15
鳳凰小屋 9:00ー9:15
地蔵岳 10:15ー11:00
観音岳 12:00-13:00
薬師岳 13:30-13:45
車道分岐 16:45
青木鉱泉 17:30
天候 | 曇り 時々晴れ間がのぞく |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
青木鉱泉駐車場は早朝だと管理人がいない。バンパーに請求書がはさまれているので、下山後それを持って750円払う。鉱泉の風呂は1000円(せっけんのみ。タオル、シャンプーなど持参したほうがいいです) 登山ポストは登山口の青木鉱泉前、水場そばにあります。 |
写真
感想
ずっと2000m程度の低山で我慢していましたが、そろそろアルプスへ行きたいと思い立ち、梅雨前線の位置を確認して南アルプスに決定。
山レコ情報によると鳳凰山は日帰り周回がなんとか可能、ということで青木鉱泉に向かうことにしました。昨年、甲斐駒から眺めたオベリスクがずっと印象に残っていて、今度はオベリスクから甲斐駒を見たいなーという動機です。
1時に東京を出て、3時半に到着。ゆっくり準備をしながら、夜が少し白んできたくらいに登山開始。
いきなり登山口付近で、50mくらい前方を茶色い動物が横切るアクシデント。
・・・クマ??すっかりビビッてしまい、鈴に加えて柏手を打ちながら歩くことに。
地蔵岳との高低差1600m以上。かなりの急登が続き、すぐに汗だくになります。登る途中、いくつもの滝があり、せっかくなので全部見てみました。(どれも登山道と分岐していますが、そのまま行けばまた戻るようにできています)
たくさんあるので正直全部見ることもないかと思いましたが、五色ノ滝はおすすめ!落差、幅、ともに圧巻のダイナミックな滝。今年は特に水量が多いようです。
五色ノ滝を超えてしばらくしたら、ようやく傾斜がなだらかに。そのまま鳳凰小屋まで林道歩きです。
鳳凰小屋で休憩、おにぎりを食べ、水をいただいて顔を洗いました。小屋の方には、一応クマの話を伝えておきました。
休憩後、地蔵岳へ向けて出発。林道を抜けるとすぐ、ドンドコ沢の源頭部と思わしき白砂の急斜面をトラバースします。この辺から賽ノ河原へいたる急斜面が続きます。足もとの砂がどんどん崩れていくため、ゆっくり登っているとずるずる後退します。まるで蟻地獄・・。さえぎるものもないので、日が差すとすぐに汗だくです。
ちなみにスパッツ必要という話もありますが、そこまで深くはなかったです。
やっとの思いでここを抜けると、ようやくお地蔵さんがいる平らな場所へ。もうオベリスクのある岩礫地帯は目と鼻の先です。
実は出発前に、オベリスクに登ってやろうと思って、いろいろな方の書き込みを読ませていただき、研究をしていました。
まずはクライミングシューズとテーピングだけを袋に入れてオベリスク基部まで行きます。そこで靴をはき替え、左手にテーピングを施して、いざ登攀・・左手をクラックに差し込み、右手はロープをつかんでおき、体を左側の岩にもたれかけ、足をやや突っ張り気味に右の壁において、ぐいぐい登ります。最後のところは完全に右の外側に出る感じで、上によじのぼります。結果的には大したことはなかったですが、この時点では前後に人がいなかったので、万が一落ちたら誰にも発見されないかも!と思いかなりビビってました。
上はすごい高度感です。曇りのため遠方の山が見えないのが残念でしたが、風が気持ちよくて、岩の上で15分くらい過ごしたでしょうか。
下から小柄な女性がザックを背負ったまま上がってきます。おせっかいなことに「ザックおかなくて大丈夫ですか?」と聞いたところ、大丈夫とのこと。結局、ザックと登山靴のまま、簡単にあがってこられたのですが、大げさな準備をしていた自分が急に恥ずかしくなりました(笑)
ちなみに下りは登りより断然怖いです。とくに降り始め、右足を外側に張り出した岩のちょっとしたくぼみにおいて、体を後ろ向きに回転して、両手はロープを握ったまま後じさりするのですが、このあと左足の置く場所にためらいます。最初はクラック(位置的に上から見えない)にねじ込もうと四苦八苦していましたが、どうやら大量のロープがクラック上部を埋めてしまっているようでうまくいきません。結局、ロープをもったまま思いきって体を外側に出して、右足の真下のくぼみに左足を置くことでなんとか降りられました。
このあと観音岳までが最後の登り。ここにちょっとだけ雪がありました。
観音岳頂上で昼飯休憩。一瞬だけ、甲斐駒が見えて感激!!
その後、薬師岳を踏み、中道へ。ちなみに分岐はツインピークの間のコルのような場所から、砂払岳方向へ進むと下山口にあたりますが、あちこちに間違った踏み跡あります。僕自身もだまされました。。岩に書いてある赤ペンキを注意深く見ていくといいと思います。
ここからはひたすら急な悪路を下山。10分で100mくらいのペースでどんどん高度を下げていき、2時間後には林道分岐、その後、車道を歩いて青木鉱泉に戻りました。
今後は夜叉神峠から、テント泊でゆっくり来てみたいです。
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