記録ID: 1202118
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
3連休はテント泊で白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)
2017年07月15日(土) ~
2017年07月17日(月)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 54:53
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,587m
- 下り
- 3,273m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:30
距離 5.3km
登り 1,473m
下り 17m
2日目
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 6:40
距離 6.2km
登り 494m
下り 761m
3日目
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:57
距離 12.4km
登り 538m
下り 2,503m
奈良田ゲートから奈良田駐車場はバスを利用
天候 | 晴れ・曇り・ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
白根三山を歩く場合、広河原から反時計周りか、奈良田から時計回りのどちらかになると思います。レコに上がっている日帰りの健脚の方はどちらでも問題ないでしょうが、広河原から入って反時計周りで1泊(北岳山荘or農鳥小屋)か、2泊(肩の小屋or北岳山荘と農鳥小屋or大門沢小屋)の山行が一般的かと思います。つまり、入山は広河原としてアクセスを検討することになるでしょう。 東京方面から自家用車でアクセスする場合、広河原へ行く方法として、芦安か奈良田のどちらに駐車するかは迷うところです。あえて仙流荘を選ぶことはないでしょう。両者のメリット、デメリットは以下になります。初日に広河原から肩の小屋や北岳山荘まで登って混雑するテント場を確保することを考えると、始発便に乗ることがポイントになるかと思います。 『芦安』は、中央自動車道からアクセスが良い。甲府昭和ICから18Km、約30分。路線バス以外に必ず座れる乗合タクシーがある。連休には駐車場の混雑が激しく遠隔駐車場に誘導される可能性が高い。この場合、始発バスを利用することはほぼムリとなる。奈良田へ下山した場合、バスやタクシーを乗り継がないと戻れない。 『奈良田』は、中央自動車道からアクセスが悪く時間がかかる。甲府南ICから63Km、約1時間30分。連休でも大きな第二駐車場に問題なく駐車できる。ただし始発バスに確実に乗るには歩いて第一駐車場に戻る必要がある。下山が奈良田である(一般的な下山口である第一発電所からは30分程歩くか、バスで1区間乗車)。 今回、芦安へは午前2時、奈良田には午前3時頃に到着予定となったため、確実に駐車ができると思われた奈良田を利用しました。 奈良田には登山用の無料駐車場が2箇所あります。 https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/documents/sinnaradachushajou.pdf 始発バス停そばの駐車場(A)は、30台程度ですので前日夜の相当早い時間帯(夕方位?)にしか駐車できないと思います。大きい駐車場(B)は、連休初日のお昼でも満車にはならなかったと聞いています。※一般的に(A)を第一、(B)を第二と言うようです。 問題は、始発バスへの乗車です。2017年シーズン(土日祝)の奈良田の始発バスは5:30となっていますが、これは駐車場(A)そばの始発バス停の時刻です。駐車場(B)にあるバス停の時刻表は5:32です。ただし、到着したバス3台は既に満員のため、駐車場(B)で待っていた人は先頭の数人しか乗ることができませんでした。係員は、広河原に配車しているバス1台をまわす、また出て行った始発バス3台を広河原から戻すと説明していましたが、それらが到着したのは90分後の7時過ぎでした。 https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/documents/2017timetable.pdf 結果的に、我々が広河原に到着できたのは8時すこし前となってしまいました。。。 駐車場(B)に停めて始発バスに乗るためには、10分ほど歩いて駐車場(A)まで戻る努力が必要でしょう。ただ、そう考える人も多いために、確実ではないと思います。バスを増便してもらいたいところですが、ピークでも同時に3台しか出せないのが実情とのことです。 駐車場(B)にゆっくり6時過ぎに到着するようにして、7時過ぎの戻ってきた臨時便に乗るプランもありますが、臨時便が運行されなかったら2便の9時まで待つことになります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○全体 通常の縦走路です。今回(2017年7月の連休)はあちこちに残雪が多く残っていましたが、白根三山縦走についてはアイゼン等は不要です。八本歯のコルへの直登・下降する大蒲沢ルートはアイゼンがあるほうがよいと思います。 ○広河原→二股→右俣→北岳肩の小屋 危険箇所はありません。二股手前は雪渓でした。右俣ルートは、草すべり同様に急登ルートです。 △北岳肩の小屋(テント場) 料金:一人700円で子ども料金無し。領収書アリ 立地:水平な場所は限定的ですが100張以上可。遅いグループは登山道上にも設営。張れないということはないようです。 トイレ:非バイオですが、すごく綺麗です。洋式でした。 水:1リットル100円で販売。 他:売店アリ、生ビールもありました。 ○北岳肩の小屋→北岳→北岳山荘→間ノ岳→農鳥小屋 一般縦走路としての危険箇所はありません。整備が行き届いています。 △農鳥小屋(テント場) 料金:1張り1000円。宿帳のようなものに氏名住所を記入、領収書無し。 立地:テン場は広く、当日は20張り程度あったと思いますが、まだまだ張れそうでした。 水:水場がまだ雪で使えないため、水は一人1リットルまで無料、それ以上は1リットル100円で販売。天水のようでした。 トイレ:最悪の部類です。自然落下で処理されています。木造で隙間だらけのため女性が一人で使うには勇気が必要でしょう。 他:けっこう充実した売店があります。賞味期限切れ(半年以上)の飲料が割り引きで販売されていました。 ○農鳥小屋→農鳥岳→大門沢小屋→第一発電所 西農鳥岳から農鳥岳の間に数カ所岩場がありますがクサリ等はありません。西農鳥岳の標柱は地形図とは異なる位置にあるようです。大門沢下降点からの下りは、長いので集中力が切れないように注意が必要でしょう。最後に第一発電所まで林道の舗装区間が2kmほどあるので精神的・体力的に疲れます。 ※第一発電所から駐車場まではさらに約2kmあります。徒歩か路線バスになります。第一発電所(奈良田ゲート)にはバス停があるので時間が合えばバスが便利です。 |
その他周辺情報 | 下山後は、奈良田温泉にある「白根館」を利用しました。日帰り入浴は15:30まで、利用料金は1,000円(子ども800円)と高めです。寝転がっての休憩や食事はできません。「日本秘湯を守る会」の旅館ですが、接客態度も関心できないためあまりお勧めできません。WEBサイトは無いようです。 なお、上記以外には町営「奈良田の里温泉」や、途中の「西山温泉 湯島の湯」などが利用できます。 奈良田の里温泉 http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/spa/narada.html 西山温泉 湯島の湯 http://www.shokokai-yamanashi.or.jp/~hayakawa/kanko/yujimanoyu.htm 【山バッジ情報】 訪れた時点では、北岳山荘はバッジは軒並み売り切れでした。農鳥山荘では、間ノ岳、農鳥岳のバッジがありました。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
念願の白根三山、そして「天空の廊下」を息子と歩くことができました。
アプローチで失敗してしまい、寝不足もあって、二股からの右俣ルートはバテバテでした。しかし肩の小屋でテントをはって30分ほど昼寝をしたら二人とも体調が回復しました。息子との北岳は3度目ですが、ラッキーなことに北岳山頂では3回とも展望に恵まれています。
北岳山荘から間ノ岳の間は、通称「天空の廊下」と言われていることもあり、1番の楽しみでした。しかし出発時間が遅くなったことでガスが出て風も強くイマイチ楽しめませんでした。早出の原則を守れなかったことを反省です。
農鳥小屋は事前にネットで調べてドキドキでしたが、今シーズンは親切な女性スタッフが働いていいたため、オヤジさんとは少ししか話せませんでした。問題だと思ったのはトイレです。これは大門沢小屋もたぶんそうですが、そのまま自然に流す方式は、自然環境への負荷が大きいのでさすがにやめるべきだと感じました。
大門沢の下りは、調べ通り体力的にも精神的にもやられました。舗装された林道の2km区間は時間は短いのですが、なんだかなーと息子と話しながら歩きました。
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テントを背負って3日間、お疲れ様でした。
うちも先日歩いてきましたが、重荷に耐えられそうもなかったので小屋泊でしたw
このコース、縦走路は素晴らしいけど、大門沢の下りはなかなか手厳しいですよね。
うちもかなりやられましたよ(汗
息子さん、荷物もしっかり背負って素晴らしいですね!
夏休みも始まったばかり、お互い子供と夏山を楽しみましょう^^
Tyu-ta様 コメントありがとうございます。
レコ拝見しました。ほぼ同じルートを二日間で歩かれたようで、スゴイですね。大人と同じ行程ですね。事前に気がつけば参考にさせていただけたのに。。。 これもリサーチ不足です。我々はユックリ歩くのでテントで2泊でした。大門沢小屋では、反時計まわりでも北岳山荘と大門沢小屋で二泊が多いと聞きました。やはり農鳥小屋は、色んな意味でチャレンジですよね。結果的にはトイレ以外は普通の小屋でしたが。^^;
このコースは稜線歩きが晴れれば最高ですよね。今回は後半がガスで残念な結果となりましたが、息子も楽しめたと言っていました。ただ下山後に足が痛くなってきたというので、1cmサイズアップで登山靴を購入しちゃいました。子連れだと、どんどん成長するので装備(の支出)が悩みの種ですね。(;_;)
夏休みは、仕事の関係であまり登れそうもないのですが、少ない日程で充実した山行にしたいと思っております。どこかの山頂でお会いできることを楽しみにしております。^^;
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