聖岳・便が島から
- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 2,638m
- 下り
- 2,645m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:25
天候 | 21日:晴れ,昼から曇り 22日:よく晴れました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日までに予約すれば、道の駅遠山郷〜易老渡まで乗合タクシーを利用できるが、利用人数により料金が変動する模様。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道中、危険を感じるところはなかったが、「滑落注意」の看板のある箇所は、本当に滑落すると非常に危険なように見えた。 登山届記入所は、易老渡・便が島にある。(当方は、予め記入した長野県内共通フォーマットの届を易老渡のポストに投函。) |
その他周辺情報 | 登山後は、道の駅遠山郷の温泉へ。620円。 新しくきれいなお風呂で、快適でした。 |
写真
感想
梅雨明け十日の好天の時期、南アルプスでも奥深い、南部の山に登ってみたく、長野県側から上がれば週末の1泊2日で歩ける、聖岳に行くことにした。小屋が混雑する時期なので当初はテント泊で考えていたのだが、事前に情報を収集したところ、自動車が入れるのは、登山口の便が島から約7kmも手前の芝沢ゲート(今年から新設)とのこと。乗合タクシーによる二次交通もあるようだったが、時間が自由に選べないことから、長い林道歩きを覚悟の上、小屋泊として荷を軽くし、臨むことにした。
<芝沢ゲート〜易老渡〜便が島>
片道7kmの林道歩きは、やはり長い。特に下山時は、たたでさえ疲れている上に日中の炎天下となり、結構きつかった。しかし、林道の保守管理や環境保全を考えると、この区間に自家用車を入れないこの方式の方がよいように思った。
タクシーの他、自転車を使っている人もいたが、日帰りで荷が軽い場合に限られよう。
<便が島〜西沢渡>
昔の軽便鉄道跡を歩く。昭和44年廃止ということだから既に50年近く経過しており、登山道という意味での通過に問題はないが、路盤はあちこち崩落していた。実際、目の前に(小さかったが)石が落ちてくる場面もあった。
<西沢渡〜薊畑>
樹林帯の中の急登をひたすら進む。急登の連続は、飯豊はじめ他の山でもよく経験するが、このコースはランドマークが殆んどなく単調で、薊畑まで視界も広がらないため、疲労が倍加するように感じた。登りでは、水分やエネルギーの補給に気を使ったが、それでも途中、荷を下ろしての小休止を何度も繰り返した。
<聖平小屋>
南アルプス南部に多い、新しくてよく整備された小屋だった。時期的に、野営も含めて宿泊者は多かったが、私は自炊ということで冬期小屋を案内され、2〜30人は入れるスペースを、この日は4人でゆったり使わせてもらった。
昼に着いてしまったので午後はたっぷり時間があり、割引の越冬ビール(350ml缶が300円)をいただいてまったりした。
<聖岳へ>
翌日は、晴れるのは午前のみとの予報を得たので、早いが朝3時に小屋を出て山頂に向かった。薊畑で荷物をデポし、小聖岳まではヘッデン装備で暗闇を進んだが、朝日に朱い富士山を横目に登るのは、気分がよいものであった。山頂には5時過ぎに到着し、赤石岳をはじめとする展望を十二分に満喫することができた。
ということで、林道歩きは非常に長かったが、山上では展望を満喫でき、この時期にしては混雑もそれほどではなく、満足できる山行であった。
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