北海道遠征� 壁缶昌�98座目 新冠陽希コースで幌尻岳攻略）

2017年07月14日(金) ~ 2017年07月16日(日)

• GPS: 18:29
• 距離: 43.7km
• 登り: 2,977m
• 下り: 2,853m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:43
• 休憩: 0:07
• 合計: 4:50

7:55 イドンナップ山荘
8:00 8:01 奥新冠発電所ゲート
8:40 8:44 いこい橋ゲート
11:56 11:58 岩清水
12:45 新冠ポロシリ山荘

2日目

• 山行: 5:35
• 休憩: 7:06
• 合計: 12:41

4:38 新冠ポロシリ山荘
5:18 5:24 幌尻沢徒渉点
6:04 6:11 見晴台
6:20 6:26 中間点
6:46 6:55 水場
7:00 7:16 お花畑
7:40 7:50 大岩
7:54 7:58 振内・新冠コース分岐
8:06 8:43 幌尻岳
9:18 10:21 幌尻岳の肩
10:56 11:57 幌尻岳
12:03 12:06 振内・新冠コース分岐
12:10 12:15 大岩
12:30 12:38 お花畑
12:41 12:55 水場
13:08 13:14 中間点
13:17 13:18 見晴台
13:51 13:53 幌尻沢徒渉点
14:31 17:19 新冠ポロシリ山荘
17:19 宿泊地

3日目

• 山行: 3:17
• 休憩: 0:04
• 合計: 3:21

6:02 宿泊地
9:13 9:14 奥新冠発電所ゲート
9:20 9:23 イドンナップ山荘
9:23 ゴール地点

天候

14日：晴れ、15日：晴れ、16日：曇り下山後雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

7/12 23:39

【プロローグ】仕事を終えて11日間の北海道遠征は敦賀港からッらスタート！

7/13 0:35

以前よりも快適な空間ですねえ・・！今回は百名山最難関の幌尻岳を含む3座で完登を目指すのでいつもより緊張感が強いかな・・緊張をほぐすために風呂入ってビール飲んだら・・

7/13 7:25

朝までぐっすりでした！

7/13 8:12

そして朝風呂入ってフロントに食べにビューの展望デッキで朝食！

7/13 10:07

航海中のイベント！姉妹船とのすれ違い！

7/13 10:34

航海中のイベント！ビンゴ大会！残念ながら最後までビンゴしませんでした。

7/13 15:15

苫小牧まで19時間！船旅を楽しみながら船内をウロウロしつつ今回の遠征計画を最終確認など色々楽しんでますが・・

7/13 16:01

もう青森県の竜飛先通過！

7/13 16:51

あ〜函館山や！だんだん緊張感が高まってます・・ドキドキ！

7/13 18:52

陽が沈みます・・

7/13 19:50

この後20時30分に苫小牧東港に接岸！地図に明日目指す幌尻岳も載ってます。この後は新冠の道の駅（サラブレットロード新冠）へヒタ走りして仮眠・・

7/14 4:51

そして【第一章】・・北海道の最初の朝を迎えました。百名山最難関の幌尻岳アタックなのでのんびりしてられません！

7/14 5:08

新冠といえば・・サラブレット牧場！次々現れる牧場の間を抜けて進みます

7/14 5:35

このバス停に最終トイレがあります。ここからは車で40kmの未舗装林道を2時間と徒歩で18kmの林道歩き5時間が始まり、この間トイレはありません。

7/14 6:08

石清水ダムを通過して・・

7/14 6:13

カーブを曲がると突然目の前に草むらに逃げ込む熊の子供らしいのが見えました！慌てて写真撮ったのがこれ！鹿ではなかったと思いますが・・これで一気にビビリ度急上昇！

7/14 6:28

新冠ダムまで来ました。ここまでは町道で、ここからは新冠林道でダム湖の輪郭をクネクネと！それにしても長い！長い！

7/14 7:07

やっとのことでイドンナップ山荘に到着！新冠ポロシリ山岳会さんからの直前メール情報では団体さんの予約が入って超満員の見込みとのことなのでテントを担いでいきます。長い林道歩きですが上高地から涸沢へのアプローチのつもりで頑張ろう！

7/14 7:07

6日前に命名式典があったそうです！幌尻岳新冠陽希コース！
準備をしていると岡山からの女性1、男性2のパーティーが到着され暫し情報交換しました。

7/14 8:04

北海道電力の作業林道歩きのスタートは右のゲートを潜りますが、管理の方が左のゲートを開けて下さり潜らずに済みました。帰りは鉄塔下のう回路を通ればいいよ！と教えていただきました。

7/14 8:30

先ほど林道で小熊？を見たのでビビリまくってます。この辺りにも熊出現情報があるので熊鈴×2、笛、ブザーを鳴らして進みます。

7/14 8:39

レコで出てくる15km看板！これで3kmほど進んだのかな・・

7/14 8:44

同じく有名な「いこい橋」実物を初めて見ましたが・・ほんとに人も通したくない！と言う構造ですねえ・・

7/14 8:45

硬い体を通すのも大変です。

7/14 9:23

熊のじゃないよね・・・

7/14 10:04

あと10km看板！こんなアップダウンとくねくねの林道を進みますが・・ブラインドのカーブが来ると笛、ブザーを大きく鳴らして恐る恐る！

7/14 11:23

ここで下山の方が休憩されていました。一人で休憩は怖くて歩き続けてたので横で休憩させてもらいました。この方に幌尻岳の感想をお聞きすると「こんなにキツイ山は初めてですわ！」とのことでした・・

7/14 12:01

奥新冠ダムまで来ましたあ・・！出発前は涸沢までのアプローチのつもり・・とほざいてましたが・・全然違う！景色は見どころなし、アップダウンも多い、クマが怖い！なので心も体もメチャ疲れます！

7/14 12:09

あと2km地点！ここで幌尻岳が百名山完登のご夫婦が休憩されていて、「ここからもキツイ！」との噂なので私も休憩！

7/14 12:18

確かにキツイですが時々幌尻岳の稜線が見えて励みに！

7/14 12:22

この林道は幌尻岳線だそうです！

7/14 12:50

あ・・あ・・あれは！

7/14 12:51

着いたあ~！新冠ポロシリ山荘！

7/14 13:45

現在はガラガラでしたが超混雑予想だったのでテント張りました。

7/14 13:46

小屋の中はこんな感じ！なかなか居心地よさそうです！マイテント

7/14 13:46

2階も今は余裕です！寝床確保されているのは昨日入山、本日山頂アタックされている方のものだそうです！

7/14 14:25

マイテントから見た山荘！風情たっぷりです！
ちなみにテントは私の一張だけでちょっと寂しいかな・・と思っていたらちょっと遅めの到着のパーティが私の隣にテント1張り追加で寂しさは緩和されました。

7/14 14:25

看板もイイね！

7/14 16:14

・・・で今日の晩飯は焼酎お湯割りにアテのとり大根とサバ味噌にジフィー米系がダメな私は重いですがパック米の釜めしです！

7/14 17:11

食前食後に小屋前で皆さんとお話するのが楽しいひと時！
19時半ごろ就寝も速攻寝入りでした。

7/15 4:42

そしてアタックの朝！夜中に空を眺めましたが雲が多かったのか・・残念ながら星はあまり見えませんでした。

7/15 4:42

いよいよ幌尻岳へアタック！

7/15 4:54

今回一番の難所はこの高巻き道でしょうか？

7/15 5:24

渡渉地点！渡りどころが悪かったのか適当な飛び石が無くドボンしかけました！

7/15 6:02

尾根筋に上がりました。前を行くのは登別の熊おじさんです！

7/15 6:10

「見晴台」と辛うじて読めますが・・

7/15 6:11

山座同定出来ず・・

7/15 6:11

これはイドンナップ岳かな？

7/15 6:19

7/15 6:24

「中間点」と書いてます！

7/15 6:48

7/15 6:50

樹林帯の急登を抜けると・・10日ほど前まで急な雪渓トラバースで危険ゾーンとされていたところ！もう夏道がしっかり出て安心です！

7/15 6:53

今回のルートで唯一生水で飲める水場！ホントに冷たくで美味しい水でガブガブ飲んじゃいました。

7/15 7:02

ここからは森林限界を超えて明るく爽快です！上を見上げると・・あれは？

7/15 7:02

大岩！

7/15 7:02

チングルマ？

7/15 7:03

下には奥新冠ダム湖

7/15 7:04

アップ！

7/15 7:04

7/15 7:10

花が・・

7/15 7:12

多くなってくると・・

7/15 7:13

やっぱり・・お花畑でした！

7/15 7:14

7/15 7:16

7/15 7:17

大岩が少しづつ近づいてきます

7/15 7:19

7/15 7:19

7/15 7:20

7/15 7:22

イドンナップ岳より高くなりました。

7/15 7:24

7/15 7:24

7/15 7:36

7/15 7:40

イワヒゲ

7/15 7:42

下を覗くと登山者が続いています。下は岡山の3人パーティかな？

7/15 7:45

7/15 7:51

7/15 7:53

大岩を通過！

7/15 7:59

振内コース（幌尻山荘）からの登山者が見えます！

7/15 7:59

あっぷ！

7/15 8:02

そして新冠と振内の分岐に到着！

7/15 8:02

後は気持ちの良い尾根を進むと・・

7/15 8:02

振内からの尾根ルートと幌尻岳の北カールが見え・・

7/15 8:03

遠くには・・大雪山？・・と

7/15 8:03

十勝連峰？・・が見え・・

7/15 8:03

すぐ目の前には・・北戸蔦別岳の綺麗な稜線が続きます！

7/15 8:05

北カール

7/15 8:05

戸蔦別岳から北戸蔦別岳への稜線

7/15 8:10

98座目の幌尻岳到着！

7/15 8:13

神奈川からのソロの男性に撮っていただきました。下山後の小屋前談話でも楽しくお話させていただきました。

7/15 8:21

三角点たっち！

7/15 8:21

何かの石碑？ちゃんと読んでませんでした・・

7/15 8:22

北側の景色！

7/15 8:22

右に戸蔦別岳と中央奥に北戸蔦別岳

7/15 8:31

南側には襟裳岬まで続く山塊！

7/15 8:45

さて幌尻と言えば七ツ沼カール！これを見ずに帰るのは勿体ない！・・ということで肩へ向かいます。この時は右端に見えてるピークが肩と思ってましたので「すぐそこや！」と楽勝気分！

7/15 8:45

・・なので花や・・

7/15 8:46

苔を見ながらのんびりと・・

7/15 8:47

稜線漫歩！

7/15 8:50

イワヒゲ

7/15 8:51

7/15 8:51

7/15 8:52

7/15 8:52

7/15 8:53

時には幌尻岳を振り返り・・

7/15 8:54

花を撮っては・・

7/15 8:54

7/15 8:57

7/15 8:58

7/15 8:59

また振り返り・・結構人が続いています・・

7/15 9:01

7/15 9:02

7/15 9:02

おおっ・・ピークに先行の方が見える！きっと七ッ沼の絶景を楽しんでいるんだろうなあ・・と思って進むと道はピークを巻いて行きます。ピークにいる方に「そこが肩ですよね？」と聞いたら「残念　肩はまだ先ですよ！」との返事！この方も肩と思って来たので気持ちが萎えて引き返されました。

7/15 9:08

更に先へ進むと見えました・・あれが本物の肩？

7/15 9:19

さらに下って行くので帰りが大変ですが気持ちの良い稜線歩きなので気にならず。

7/15 9:23

そして・・見えましたあ！真下に七ツ沼カール！まさしく絶景です！

7/15 9:24

美しい沼をアップ！

7/15 9:24

熊さんが居ないか？更にアップ！

7/15 9:25

肉眼では沼は6個しか見えませんでした。最後の1個はまだ雪渓の中？

7/15 9:25

熊さんチェックをしていると岡山の3人パーティさんも到着し、食事と歓談しながら長らくこの絶景を楽しみました。

7/15 9:25

ホントに飽きない景色

7/15 9:25

遠くに目をやると・・十勝連峰かな？

7/15 9:27

再び一番大きい沼！

7/15 9:36

振内（幌尻山荘）コースの数名の方たちが戸蔦別岳経由の周回コースへ向かわれます。戸蔦別岳への登り返しがが大変そうかな・・

7/15 10:25

1時間ほど長居をしたのでそろそろ幌尻岳へ戻ります。

7/15 10:26

名残惜しく振り返ります。岡山のパーティも戻る準備中。

7/15 10:27

好天が続き、登り返しも苦にならず！

7/15 10:28

7/15 10:36

7/15 10:39

7/15 10:41

また振り返り・・

7/15 10:44

幌尻岳も近づいた

7/15 10:46

北カール！この谷の下に幌尻山荘があるのですね！

7/15 10:53

7/15 11:01

幌尻岳山頂まで戻ったら人が一杯でした！

7/15 11:57

山頂から東を見ると・・帯広平野が見えていました。雄大な畑が広がっていますが地図で見ると一世を風靡した「幸福」方面かな？

7/15 12:02

振内コースから来られた方々としばし歓談していると昨日お会いした今回百名山達成のご夫婦が到着され記念写真とお祝いの拍手！
なんと先ほど歓談していた中のお二人も今日百名山達成だそうでビックリ！
やっぱり最難関の山は最後まで残るのかな・・

7/15 12:07

楽しくて頂上でも長居しましたのでそろそろ下山します。間違わず左へ！

7/15 12:08

あそこまで下りますが・・・あっ！・・あれ？・・

7/15 12:08

なんと・・私のテントや小屋の青い屋根も見えます！

7/15 12:10

小屋に戻るだけなのでゆっくりと下山します。

7/15 12:13

大岩通過！

7/15 12:20

7/15 12:25

見える！見える！右の黄色が私のテント！

7/15 12:37

大分下って大岩も見納め！

7/15 12:51

帰りも冷たいおいしい水をがぶ飲みして補充します。ありがたい水場です！

7/15 13:13

中間点通過！

7/15 13:58

帰りの渡渉は足場も増えて簡単でした。

7/15 14:25

高巻き道をクリアーすると・・

7/15 14:35

戻って来ました。小屋裏の沢で体を拭いて足を沢に浸けるとほんと生き返ります！

7/15 16:18

今日の晩めしはこれ！焼酎お湯割りとさんま蒲焼き、とり玉子大根、お祝いの赤飯！ごま塩かけるとメチャ美味しいんです！
食前、食後は小屋前で皆さんと楽しい談笑です。

7/16 4:59

最後の朝です！夜中のラジオの情報では朝から雨、昼前から雷雨の予報！雨もポツポツ降ってきたのでテントを急ぎ撤収しました。

7/16 5:07

さようなら！ポロシリ山荘！

7/16 5:36

山荘まで2km地点！残りは16kmほどです！遠い・・

7/16 5:40

奥新冠ダムですが雲が多い！雨は降らないで！

7/16 6:34

帰りは前後に人がいるので熊の不安はちょっと軽減！

7/16 7:39

残り8kmほど・・

7/16 8:39

やっぱり潜るのきついですが確実にゴールに近づいているので苦にならず！

7/16 9:17

ゲートが見えました！うれしい！

7/16 9:23

駐車場に帰って来ました！百名山最難関の山が終わって本当にホッとしてます！同じタイミングで下山した皆さんと最後の挨拶しそれぞれ次の目的地へ！この3日間でお会いした多くの方との一期一会はほんとに楽しかったです！

7/16 10:30

車をスタートさせるとしばらくして強い雨が降ってきました。
林道歩きでこの雨は辛いはず！ホントにラッキーです。

7/16 10:47

時折豪雨になって来て林道に水が勢いよく流れています。

7/16 12:43

明日の十勝岳を目指すため国道237号を走っていると振内コースの登山口入口があり、この付近のコンビニに入るとこのルートから昨日山頂に登った方々と遭遇、お話するとほぼ同じ時間に山頂にいたようです。

7/16 16:29

国道で事故通行止めがあり1時間ほどロス！登山口到着を優先したので途中でのお風呂にも入れずに富良野に入りました。周りには北海道らしい風景が！

7/16 16:31

これも・・

7/16 16:31

これも・・

7/16 16:51

これも・・

7/16 16:53

結局お風呂は幌尻岳でお会いした帯広の方のお勧めの十勝岳温泉の凌雲閣にしました。北海道最高所の温泉で茶褐色のいかにも「効く〜！」というお湯でした。

7/16 18:30

ここも富良野岳などの登山口になってますが、明日は十勝岳を登るので車で少し走って望岳台で車中泊します！

7/16 19:04

ガスの中を望岳台に到着！時間の都合で凌雲閣で買ったビールとコンビニ弁当で夕食です。見えている防災シェルターは新築でトイレもメチャ綺麗です。ここも明日十勝岳を目指す人が多くいて時間も忘れて楽しくお話しさせていただきました。

撮影機器：

サイバーショット DSC-W570 SONY

D5000 ニコン

装備

備考

下山日のＧＰＳは雨回避で慌てて出発したのでＧＰＳの電源入れ忘れで途中からになってます。

感想

よしまい

百名山完登を目指しての北海道遠征！今回は北海道滞在9日を確保して挑んでますが百名山最難関の評判高い幌尻岳を最優先で考え1山目とし、悪天候が続く場合は十勝岳やトムラウシ岳を諦めても幌尻岳1山だけでも登って帰るつもりでした。幸い天候に恵まれ山頂アタック日は好天で下山日は下山完了後に雨と幸先の良いスタートでした。
実際に幌尻岳に登ってみての感想はというと
車での未舗装道40km、2時間の走行は長くて閉口しますが路面はフラットで皇海山の林道に比べるとはるかに走りやすかったです。
その分18kmの林道歩きはやっぱり一番辛かったですね！
気を紛らす景色も無く、地味にアップダウンも多く、路面も荒れて歩きにくく、熊も怖いので中々休憩できず・・と只々、黙々と歩くだけだったと思います。
小屋から幌尻岳の登山道は全般的に良く整備されていて私の歩調に合うのか歩きやすく林道歩きよりも疲れませんでした。ネットの写真で何度も見た七ッ沼の絶景は眺めていて飽きず、ずっと見ていたいと思うものでした。
山中でお話した人で幌尻山頂や七ッ沼でテント泊をされた（される）方がいて「いいなあ！」と思いましたが、到底私には無理ですねえ・・