八ヶ岳・赤岳(美濃戸〜行者〜文三郎〜頂上〜地蔵〜行者〜美濃戸
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- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,210m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【美濃戸〜行者小屋】南沢に時々首をかしげたくなるところに赤テープや布がある場合がある。途中で「南沢で道迷い多発」みたいな看板があったが、目印が悪いと思う。 【行者小屋〜赤岳〜行者小屋】道に迷う箇所はない。2月のヤマレコで書いた、文三郎道からの赤岳直下の道標も新品になっていた。 |
写真
感想
GW明け〜本格的な夏山シーズンまでの間に、関東近郊の山をいくつか登って夏山に向けて“山慣れ“しておこうと6月に雲取山と甲武信ヶ岳に行ったのですが、7月は梅雨が明ける前に3000m級の山にレベルを上げて1度行っておこうと思い、2月に行った八ヶ岳・赤岳に行ってみることにしました。
八ヶ岳に行ったのは2月が初めてなので、無雪期に行くのもまた初めてとなります。
けど随分早く梅雨が明けてしまい、山慣れする前に予想外に早く本格的な夏山が来てしまいました・・・(笑)
水曜日の夜に自宅を出発、途中で山仲間と合流し、美濃戸口についたのは深夜の1時前でした。
ここで車中泊し、翌朝4時に起きておにぎりを食べ、身支度をして5時前に出発。
ルートとしては2月との風景の違いを体感すべく、南沢から行者小屋へ行き文三郎尾根から頂上へ、下りは地蔵尾根で行者小屋、という2月と全く同じルートです。
天気予報では午後は夕立や雷雨がありそうなので、早出・早着を目指します。
まず南沢へ入ります。当たり前ですが2月は一面の雪でした。ココ、沢だったんですね。そりゃそうだ、南沢って言うんですから(笑)。
間抜けな感想を感じながら、樹林帯の中を徐々に高度を上げて行きます。雲っていた早朝の天気も段々と晴れ、なかなかの山行日和となりそうな感じです。
1時間40分ほどで行者小屋に到着。2月に来た時はほぼ1Fは雪の下でしたので、「ほ〜、ココの小屋もこんなんだったんだ・・・」と間抜けな感想を感じつつ、一服します。ここから見る山はなかなかいいですね。
文三郎尾根に取り付きます。2月に来た時は急峻な登りにアヘアヘしてアイゼンのつま先で登っていましたが、夏道は階段が出て来るまでは休憩から急に急登を登りだしたこともあって息が切れますが、途中から階段が設置してあるので比較的ラクに登れます。
やがて中岳との分岐に到着。冬のように風は吹いていませんでした。ここからいよいよ稜線に出てそのまま頂上へ向かいます。
行者小屋から見るとグルッと裏手に回るように道は続き、徐々に岩場が多くなってきます。この辺になると2本の足以外にも2本の手を使い始めます。やがて2月に騙された道標のあるポイントが見えてきました。
頂上には8時13分到着。美濃戸から3時間ちょっとです。しかし1時間半ほどで美濃戸から頂上へ行く人のヤマレコの記録を見ましたが、バケモンですね・・・
頂上はやや野辺山方向からのガスが迫ってきていましたが、行者小屋側には雲がなく、むしろそこから下界に雲がかかっている状態で、とてもいい眺望が眺められました。
頂上でしばしくつろぎ、行動食でパワー補給してから30分ほどして天望荘へ向けて下山開始。
天望荘からは地蔵尾根を下ります。2月も結構な下りでしたが、夏も相応に傾斜は急に感じましたが、滑落するような危険性はありませんので安心して降りられます。
行者小屋の手前までは森林限界を超えていて展望が開け、遠くの山々まで見渡せます。
行者小屋に戻ったのは10時。往路同様にここで1本とり、行動食を食べるためしばし休息。
10時20分ごろ、南沢を美濃戸に向かって下り、12時前に美濃戸へ戻ったのですが、ヤマレコでアブがものすごいと聞いていたのですけど、美濃戸山荘に着くまではほとんど気にならない程度でした。でも駐車場に着くと車の回りはものすごいアブの数・・・
結局私が囮になっている間に相棒が車に乗り込み、アブの比較的少ない道路まで出て私が乗り込み、途中の路肩で登山靴を脱いだり着替えたりしましたが、それでも2匹は車の中に入ってきたようです・・・
私は鬱蒼とした樹林帯の中を歩く山行よりも、展望の開けた稜線なんかを歩く方が好きなので、どうしても南アなどより北アを好む傾向がありますが、北アはどうしても物理的に距離があるので日帰りで行って帰って来られるルートが少なく、また険しくて体力の必要なコースが多いのですけど、南アや八ヶ岳はとにかく首都圏から近く、日帰りで行って帰って来れるコースが多いのがいいです。体力は必要ですが、技術的に難しい部分は総じて北アよりは少ない感じがしますし、ちょっと金曜の夜から行って土曜の日帰り山行に、という時に大変良い山行計画が立てられます。特に八ヶ岳はアプローチ時に南アみたくバス代などの交通費もかかりませんし、これからもちょくちょく来ることになりそうですね。
さて、本格的な夏山が始まりました。じっくりと行き先・ルート・日程をしっかり決めて、決まったら事前情報収集もキチンと行ってからのぞみたいと思っています。
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