笠ヶ岳
- GPS
- 12:58
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,356m
- 下り
- 2,289m
コースタイム
- 山行
- 1:11
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 1:18
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 11:36
天候 | 1日目:曇り 2日目:晴れ(若干ガス) |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
電車:長野 9:00⇒松本9:49(ワイドビューしなの) バス:松本 10:40⇒新穂高温泉 12:45(特急バス\2,800) 【復路】 バス:新穂高ロープウェイ 15:55 ⇒ 平湯温泉 16:28(\840) バス:平湯温泉 17:50⇒松本 19:19(\2,200) 電車:松本 19:47⇒ 長野 20:39 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【新穂高〜わさび平】 ずっと林道歩き。わさび平らまで1時間ほどで、標高を400m程度上げるようなので、何気に登りです。 20分おきくらいに目安となる場所(風穴、橋)があります。 【笠ヶ岳登山口〜杓子平】 標高にすると1,400mから2,300mほどまで登ります。よーく整備されていますので迷うような所は有りませんが斜度はあります。 どこも同じですが、登りよりも降りが長くきつく感じます。 【杓子平〜抜戸岳】 カール地形の中を歩き、稜線まで上がっていく行程です。ここも危険箇所はありません。運がよければ雷鳥にあえるかもしれないスポットのようです。 【抜戸岳〜笠ヶ岳】 抜戸岳から少し降って縦走路に合流します。 ここからは美しい稜線歩きです。晴れていれば最高の景色でしょうね。 アップダウンはありますが、笠ヶ岳の手前までは苦労するようなところはありません。所々、崖上を歩くようなところがあり、その辺りは道が細くなりますので、景色を楽しみ過ぎないように注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 【お土産・入浴】 お風呂はゲート近くの「ニューホタカ」で入りました。 主観ですが、お風呂を楽しみたい方にはオススメしません。新穂高が平湯バスターミナルで入られた方がいいでしょう。 登山道脇ですし新穂高バス停まで5分の好立地。シャンプー等は一応あるので、汗を流してからバスに乗りたいという方には良いかもです。 【笠ヶ岳山荘】 広々とした山荘で、スタッフの方々も若く気持ちよい対応をしてくれます。 飲み物も種類豊富に置いていましたし、バッジも数種類売っていました。 テント場は山荘から少し下った所にあるので、テントから山荘まで登るのに5分から10分程度かかるように思います。 【わさび平小屋】 小屋の前の水槽に入っている野菜や飲み物の販売が有名ですね。 小屋のバッジを売っていますが、山名の入っているものはなかったと思います。 【新穂高ロープウェイ(レストハウス)】 食事もできますし、おみやげ物も多数。山バッジも売っています。 帰りのバスチケットの販売機も、このレストハウス内にありますので、乗る前に必ず購入しましょう。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
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感想
2年前、天気の都合で双六からの縦走を断念してから、ずっと気にかかってました。
縦走で行くのと、下からピストンで登るのでは負荷が比べ物にならない山。
登山口までのアクセスと時間、山行計画を何度も何度も練り直すけれども、公共の交通機関を使うことを前提とすると、日帰りピストンは時間的にかなり難しい。
やはり、どこかの山と絡めて数日間の縦走の1つとして考えるしかないと思ってました。
できるだけ登山開始時間を早めるにはどうしたら良いか?そんな計画を何度も考えているうちに、ふとした発想の転換があり、麓に1泊してベースキャンプにし、2日目にピストンしたら登れるんじゃないか?という閃きがあり、今回の行程が組みあがりました。
それでも、帰りのバスの都合上、15時までには下山が必須。コースタイムは13時間以上ですから自分にとっては過酷な挑戦でした。
体調と天気と相談しながら、チャレンジすることに決めたのは2日前の木曜日。普段はできるだけ荷物を軽くするために、着替えは必要最小限、食事・行動食は日数+1日分としますが、今回は1日目は移動だけだしテントに荷物を置いていけるので、普段は持たないようなお菓子やつまみ類をザックに入れていきました。
おかげで、わさび平ではビールを2本のみ、だらだらと夕方のひと時をすごすことができました。
2日目は実質日帰りピストンとなります。ベースキャンプのテントに不要な荷物を残し出来るだけ荷物を軽く。12時間かかる事を前提に登山開始時間を決定。直前のレコにも同じ行程で登山されている方がいたので、それを参考に登山開始を3時に決定。最悪15時に戻ることを必須条件とするため、11時にはどこにいても下山を開始することとしました。
さて、真っ暗な午前3時に動き出し、ヘッドライトの明かりを頼りに登山口まで行くと、同じような方がもう1人。さすがに真っ暗な登山道を1人きりで登るよりは、知らない人でも誰かがいると思うと気持ちが違いますね。
明るくなり始めたのは4時過ぎですから、1時間程度は真っ暗な登山道を歩いたわけですが、登ることしか考えられませんので黙々と距離を稼ぐことができたようです。登りは黙々と歩いていたので気にもなりませんでしたが、帰りのこの区間は足も痛み始め、急なくだりに四苦八苦しました。
明るくなり始めた頃に、ちょうど視界が開け始める1800m付近に到達。槍ヶ岳から穂高までの稜線がきれいに浮かび上がりました。焼岳の辺りには滝雲。新穂高は雲の下。早朝の山の美しさを楽しめました。
2000mを超えてから杓子平までの区間は、樹木も低くなり太陽を浴びて歩く区間です。登山道の岩も大きくなりますが、槍穂の景色を楽しみながら歩きました。
杓子平に到着すると、ようやく笠ヶ岳を臨むことができます。そこまでの登山道とは雰囲気が変わり、世界が変わったかのような感じ。
抜戸岳までの登りで久しぶりに雷鳥に遭遇しました。ちょうど前日笠ヶ岳に登った人たちの下山とすれ違うようになり、雷鳥とオコジョがいることを教えてもらいました。おそらく、1人で歩いていたら気づかなかったでしょう。
抜戸岳から笠ヶ岳への稜線は、本当に美しい稜線でした。天気が心配だったのですが、早朝だったこともありガスが出る前にここまで到着できました。
美しいのですが、ここから笠ヶ岳までも距離が長いですね。コースタイムで1時間。目測でも1時間たっぷりかかりそう。
播劉平へ降りていきたい衝動にかられながら、笠ヶ岳への最後の登りを越えるとテント場です。思っていたよりも平らなところが多く、張るのに苦労しないで済みそうな感じ。ここにテント張ったら夕日も朝日もきれいに見えますね。
笠ヶ岳山荘に到着したときには、実はバテバテ。時間を気にする余り、休憩をほとんどとらずに登ってきたのが原因でしょう。山頂に向かう前に、ここで湯を沸かしご飯をガッツリ食べることに。雲の動きが早いので、タイミングよく写真を撮ることはできませんでしたが、時折槍ヶ岳や穂高が顔を出してくれました。
いよいよ山頂ですが、思っていたほど広くなく、かといって急峻なわけでもなく、なんと言うか拍子抜け?高い山にいるという気持ちが沸いてこない。
登り始めて10時間で下山。わさび平にテント撤収に戻り、新穂高に15時には下山できました。
慌ただしい山行でしたが、何気に景色は楽しめたような気がします。
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