右俣下山時に熊に遭遇〜親子登山in北岳 悪天候で間ノ岳断念〜
- GPS
- 49:00
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,822m
- 下り
- 1,825m
コースタイム
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:03
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:26
天候 | 8/17(木)曇 8/18(金)晴れのち雨(雨あがっても終始ガス) 8/19(土)晴れのちガス |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(車)3:00自宅発(下道)→勝沼IC(中央道)→甲府昭和IC→9:15芦安駐車場 (タクシー)9:50芦安駐車場→10:40広河原 ・高速料金:780円 ・タクシー料金:片道1,200円(人数そろい次第もしくは時刻で出発) ※子ども1,100円(今回は往路は半額にしてくれた) ※バスは小学生以下は無料?? 8/19(金) (タクシー)12:15広河原→13:05芦安駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇8/19(土)9:30頃熊と遭遇 ・(この時は熊鈴をザックにしまっていた)右俣下山時の二俣まであと15分ほどの距離の登山道わきの草むら(登山道から1 〜2メートルぐらいの距離)に熊発見(おそらく大人、体調は1メートルぐらい?)。 ・二俣にいた登山者は下部で目撃し、上部に移動していったとのこと(笛の音がだいぶ前から聞こえていた)。直前に登山者とすれ違ったが挨拶だけで特に何も言っていなかった(気づいていなかった?) ・15メートルほどの距離で黒い岩のようなものを見つけ、熊と確認し、息子と引き返す。すぐに熊は草むらに消えるが、熊鈴鳴らしながら15分ほどその場にとどまる。下から笛を吹いている団体が登ってきたのと、熊がいないことを確認して通過。 ・その後右俣あがる登山客に注意喚起と広河原で警察に情報提供。 〇大樺沢の沢沿いの道では子どもの登山靴では浸水する可能性もある。濡れた岩のスリップ注意。 |
その他周辺情報 | 金山沢温泉 大人850円 子ども400円(?) ※BBQも出来る |
写真
装備
個人装備 |
保険証
トイレットペーパー
ティッシュ・手拭きシート
手ぬぐい(2)
スマホ
レインコート
防寒着(ダウン上下・フリース)
水筒(1ℓ×2・プラティパス1)
時計
食糧(行動食・食事)
椅子
着替え(下着・半そで・靴下)
ビニール袋
ゴミ袋(モンベルの袋も)
登山靴・靴下
カメラ
手帳・ペン
ホイッスル
ヘッドライト・雨用帽子・スパッツ・手袋
コンパス・地図
ホッカイロ
スマホ充電池・カメラ充電池・予備電池
ザックカバー
救急セット
予備コンタクト・歯ブラシ・メガネ
コンロ・ガス(予備ガスも)・ライター 小屋食なら不要
クッカー 小屋食なら不要
コップ 小屋食なら不要
スポーク 小屋食なら不要
汗ふきシート・虫よけスプレー・日焼け止め
帽子
温泉用タオル・着替え(車)
サングラス
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感想
息子と夏休みは、去年から決めていた北岳、間ノ岳縦走へ。今年の夏の天候不順で、直前までほかの山域も検討したが、2日目以降天気まあまあの予報だったので、計画を初日白根御池泊、2日目北岳山荘泊、3日目に間ノ岳縦走して下山の予定に変更して出発。
1日目は天気予報通り広河原では晴れ間もあり、大樺沢登っているとガスも出てきたがほぼ予報通りの天気で、雨に降られることなく白根御池に到着。天気的には肩の小屋まで行けたがスタートが遅くなっていたので予定通りここでテント泊に。夜中は星がきれいで、明日は快晴を確信したが・・・
2日目、朝はやはり快晴。草すべりを息子も快調に登る。鳳凰三山も良く見え、北岳山頂はガスに覆われていたが予定通り、北岳山荘に行けそう。草すべりはやはり息子にとって長かったらしいが小太郎分岐で元気を取り戻す。しかし、この辺でガスで視界なし・・・
肩の小屋に着くと同時に雨が降り出し、この後大降りに。雨宿りしながら出発の機会伺うが一向に止まず、それどころか30分に一回ぐらいの割合で雷鳴も。3時間待ってもなかなか止まず肩の小屋泊にするか悩んでいたが、それでも雨が止み、行けそうなので出発するも途中でガスと強風、再び雨のため引き返す。そのあとしばらく待機して、結局肩の小屋でのテント泊と肯定的に翌日の間ノ岳縦走をあきらめ、翌日北岳のみピストンすることに計画を変更。
テント設営中も雷鳴が遠くだが再び聞こえ、大急ぎで設営を完了させる。その後は雨もやみ、ガスガスが続いていたが、夕方になり夕焼けがとてもきれいに見えた。夜中は再び大雨とテントが飛ばされそうなほどの強風(実際、朝まで強風残り飛ばされるテントもあった)だった。
3日目明け方は快晴、星も綺麗でご来光もばっちり。この日こそはと快晴を確信したが・・・。頂上が見えるところまでは展望ばっちり、間ノ岳への縦走路を確認できて、頂上でも絶景を期待するも、すぐにガスが覆い始め、頂上着いた時には真っ白け・・・しばらくとどまるも一向に展望は開けず、あきらめて下山。
終始ガスの中、右俣下るころには大樺沢や鳳凰三山見え、順調に下山していた。二股のトイレ見えたあたりから、下でやたら笛を吹いているなと思いながら歩いていると15mほど先に黒い岩のようなものが見え、その岩は登山道のすぐわきの草むらで動いている。丸まって草むらにいたので正確にはわからないが小熊というレベルではない・・・ここで笛の意味を理解し、息子に引き返すように伝え、急いで戻り距離をとる。幸い熊は気づいていない。熊はすぐに草むらに消えたがどちらに行ったか分からず、しばらく登山道で慌てて出した鈴を鳴らしながら待機(直前にすれ違っていた人は気づいていないのか、挨拶だけで何も言っていなかった)。上からか下からかとにかく誰かくるか待つ(白根御池分岐まで戻るという選択肢もよぎるがちょっとここから戻るのは無理と思った)。15分ほど経過し、下から笛を鳴らしながら登ってくる団体が見え、熊も姿が見えないので、息子と慎重ながらも一気に通過し、下からあがってきた団体に伝える。笛を吹いていたのは下のほうから熊が上がっていくのを確認したからとのこと。この後も登ってくる人に熊の子と伝え、二俣着くころにはようやく緊張も解け、無事に下山することが出来た。
天候がいまいちで当初の計画と大幅に変更となったが、短い間でも絶景が見えてよかった。息子も2番目の山に登ったので来年は富士山と珍しくやる気になっている。しかし、とにかく今回は熊との遭遇が一番の印象となったようである。数日前に目撃情報あったが人の多い登山道ということで油断していた。やはり鈴だけでなく、今後は笛も持参しておこう。(帰りに八王子でゲリラ豪雨にあったのも山以上に印象に残るものとなった)
stream29さん
こんにちは。
日記のほうで、肩ノ小屋停滞の様子を拝見していたので、
最終的に無事、山頂まで到達されてよかったですね!
それにしても熊との遭遇には驚きました。
我々も訪れた際に、目撃情報があったと目にはしてましたが、
実際に遭遇するとなると…瞬時に判断できなくなりそうですね。
何はともあれ、お二人とも無事でよかったです♪
天気に翻弄された今回の山行でした。当初の予定から大きく変更となりましたが、息子と初の稜線テント泊となり良い思い出となりました。
熊はホントにビビりました。よそ見してたら隣まで近づいていたかも、というくらい臭いも気配も感じませんでした。夕方には別の熊でしょうけど北岳山荘のすぐそばでもテント大の目撃されたようで・・まさにそれぐらいの大きさでした。
本当に何もなくて良かったです。
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