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Yamareco

記録ID: 1237869
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

荒川岳縦走(ホントは赤石岳も…)

2017年08月23日(水) ~ 2017年08月26日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
GPS
80:00
距離
28.7km
登り
2,523m
下り
3,171m

コースタイム

1日目
山行
4:45
休憩
0:35
合計
5:20
10:15
10:30
50
11:20
50
12:10
12:25
50
13:15
40
13:55
14:00
5
2日目
山行
5:55
休憩
0:25
合計
6:20
8:05
8:15
45
9:00
9:10
20
9:30
9:35
145
12:00
10
12:10
5
3日目
山行
2:25
休憩
0:15
合計
2:40
10:40
10:50
20
11:10
40
11:50
11:55
25
12:20
4日目
山行
4:05
休憩
0:00
合計
4:05
5:25
25
5:50
35
6:25
5
6:30
80
7:50
90
9:20
10
9:30
椹島ロッジ
天候 23日:晴れのちガス
24日:ガスのち晴れ
25日:暴風&ガス,のちくもり
26日:くもり一時雨
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
入山は、飯田線伊那大島駅→鳥倉登山口行の季節運行路線バス。
下山は、こちらも季節運行のしずてつジャストライン路線バス(予約制)。
 当方は、白樺荘〜井川駅間のみ利用し、その後は大井川鉄道に乗り継ぎ。
コース状況/
危険箇所等
○登山道としての危険箇所はないが、稜線上は道の脇が切り立った崖状になっている箇所が多々あり、踏み外せば極めて危険。
○3日目は暴風の中、荒川中岳〜悪沢岳のコルを通過したが、何度か風に足をすくわれそうになり、四つん這いでないと通過できない箇所があった(こういう日はできれば移動は避けて停滞を決め込みたいところだが…)。
○入山時の登山届の提出は、事前記入した長野県共通フォーマットの用紙を鳥倉登山口のポストに投函。
○下山届は、椹島から乗る東海フォレスト送迎バスを下車した際に記入の指導を受ける(記入すると冷たいお茶のサービス付)。
その他周辺情報 ○入山時は、飯田で前泊。飯田駅から歩いてすぐの「ステーションホテルまつむら」で、5400円。改装されていてきれいな部屋でした。
○下山後は、この方面の定番・白樺荘へ。入浴510円。
 (畑薙ダム〜白樺荘は数kmあるが、小屋で同宿した方の自動車に便乗させていただきました。ありがとうございました。)
入山は、鳥倉登山口行の季節運行登山バスにて。途中からの乗車もあり、終点ではほぼ満員でした。
2017年08月23日 08:42撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/23 8:42
入山は、鳥倉登山口行の季節運行登山バスにて。途中からの乗車もあり、終点ではほぼ満員でした。
鳥倉登山口〜三伏峠間は1/10毎に指導標があり、ペースをつかみやすい。
2017年08月23日 09:44撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/23 9:44
鳥倉登山口〜三伏峠間は1/10毎に指導標があり、ペースをつかみやすい。
6/10〜7/10間にある水場。今日の泊地の小河内避難小屋は水場がないので、ここで必要な水を汲む。
2017年08月23日 10:15撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/23 10:15
6/10〜7/10間にある水場。今日の泊地の小河内避難小屋は水場がないので、ここで必要な水を汲む。
三伏峠小屋直前、塩見岳が姿を現わした。
2017年08月23日 11:11撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/23 11:11
三伏峠小屋直前、塩見岳が姿を現わした。
三伏峠小屋。今日は通過する。
2017年08月23日 11:19撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/23 11:19
三伏峠小屋。今日は通過する。
水場と烏帽子岳方面の分岐にて。青空の下の塩見岳がよい。
2017年08月23日 11:28撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/23 11:28
水場と烏帽子岳方面の分岐にて。青空の下の塩見岳がよい。
烏帽子岳到着。ここで午食とする。
2017年08月23日 12:08撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
8/23 12:08
烏帽子岳到着。ここで午食とする。
烏帽子岳から先はガスが濃く、視界の効かない中を進む。
2017年08月23日 12:39撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/23 12:39
烏帽子岳から先はガスが濃く、視界の効かない中を進む。
前小河内岳にて。ガスが切れてくるようなので、しばし様子を見る。
2017年08月23日 13:13撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
8/23 13:13
前小河内岳にて。ガスが切れてくるようなので、しばし様子を見る。
今日の泊地、小河内岳が見えた!
2017年08月23日 13:15撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
8/23 13:15
今日の泊地、小河内岳が見えた!
小河内岳山頂直前、避難小屋との分岐。メニューの中に「水2リットル,500円」の文字が…。
2017年08月23日 13:52撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/23 13:52
小河内岳山頂直前、避難小屋との分岐。メニューの中に「水2リットル,500円」の文字が…。
小河内岳山頂到着!
2017年08月23日 13:55撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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8/23 13:55
小河内岳山頂到着!
山頂から悪沢・荒川岳を望む。
2017年08月23日 13:58撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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8/23 13:58
山頂から悪沢・荒川岳を望む。
今日は小河内岳避難小屋に泊まる。こじんまりしていていい雰囲気だ。
2017年08月23日 14:04撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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8/23 14:04
今日は小河内岳避難小屋に泊まる。こじんまりしていていい雰囲気だ。
周囲は基本ガスがかかっていたが、たまにガスが切れると富士山が見えたりした。
2017年08月23日 15:20撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/23 15:20
周囲は基本ガスがかかっていたが、たまにガスが切れると富士山が見えたりした。
翌朝、日の出直前までは富士山とかが見えていたのだが…。
2017年08月24日 04:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
8/24 4:59
翌朝、日の出直前までは富士山とかが見えていたのだが…。
小屋の出発時はこんな感じに…。しばらくガスの中を進む。
2017年08月24日 05:56撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 5:56
小屋の出発時はこんな感じに…。しばらくガスの中を進む。
板屋岳を過ぎてから日が差しだし、目指す荒川前岳が見えるようになる。
2017年08月24日 08:20撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 8:20
板屋岳を過ぎてから日が差しだし、目指す荒川前岳が見えるようになる。
高山裏避難小屋。ここもいい雰囲気の小屋だ。
2017年08月24日 08:58撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 8:58
高山裏避難小屋。ここもいい雰囲気の小屋だ。
登山道沿いにある水場。ここで飲料水を補給する。
2017年08月24日 09:29撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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8/24 9:29
登山道沿いにある水場。ここで飲料水を補給する。
少しずつ高度を上げて、振り返ると今日出てきた小河内岳や塩見岳が見えるようになった。
2017年08月24日 10:01撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
8/24 10:01
少しずつ高度を上げて、振り返ると今日出てきた小河内岳や塩見岳が見えるようになった。
荒川岳カールの急登にとりかかる。
2017年08月24日 10:51撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 10:51
荒川岳カールの急登にとりかかる。
荒川前岳山頂到着。ガスもさることながら風が強いので、早々に小屋に入ることにする。
2017年08月24日 11:57撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 11:57
荒川前岳山頂到着。ガスもさることながら風が強いので、早々に小屋に入ることにする。
2泊目の荒川中岳避難小屋。
2017年08月24日 12:14撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 12:14
2泊目の荒川中岳避難小屋。
しばらく昼寝してから外に出てみると、ガスが切れて視界が広がりだした。
2017年08月24日 16:44撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
8/24 16:44
しばらく昼寝してから外に出てみると、ガスが切れて視界が広がりだした。
小屋の前で、ブロッケン現象。
2017年08月24日 16:56撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 16:56
小屋の前で、ブロッケン現象。
北の方角に塩見岳が見え出してきた。
2017年08月24日 17:03撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 17:03
北の方角に塩見岳が見え出してきた。
小屋の隣にある悪沢岳も姿を現わしてきた。
2017年08月24日 17:05撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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8/24 17:05
小屋の隣にある悪沢岳も姿を現わしてきた。
そして、富士山も全貌が見えるようになった。
2017年08月24日 17:09撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 17:09
そして、富士山も全貌が見えるようになった。
日没直前の北の方角。農鳥岳・間ノ岳が見えるようになった。
2017年08月24日 17:57撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 17:57
日没直前の北の方角。農鳥岳・間ノ岳が見えるようになった。
最後までガスに隠れていた赤石岳が、とうとう姿を現わした!明日はあそこまで登るのだ(と、この時は思っていた。)
2017年08月24日 18:04撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
3
8/24 18:04
最後までガスに隠れていた赤石岳が、とうとう姿を現わした!明日はあそこまで登るのだ(と、この時は思っていた。)
赤石岳と、大沢岳等の南の山々が、夕日に暮れていく。
2017年08月24日 18:16撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/24 18:16
赤石岳と、大沢岳等の南の山々が、夕日に暮れていく。
中岳山頂標柱と、夕日。
2017年08月24日 18:17撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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8/24 18:17
中岳山頂標柱と、夕日。
夜半から猛烈な風が吹き出し、小さな小屋は揺れる揺れる…。明けても止む気配はなく、稜線を避け千枚小屋経由のエスケープルートを進む決断をする。
2017年08月25日 09:39撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/25 9:39
夜半から猛烈な風が吹き出し、小さな小屋は揺れる揺れる…。明けても止む気配はなく、稜線を避け千枚小屋経由のエスケープルートを進む決断をする。
千枚岳付近のお花畑。
2017年08月25日 11:31撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/25 11:31
千枚岳付近のお花畑。
千枚岳を過ぎ、樹林帯に入る。これで風の心配はない。
2017年08月25日 12:03撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/25 12:03
千枚岳を過ぎ、樹林帯に入る。これで風の心配はない。
千枚小屋到着。手続きをして一息入れることにする。
2017年08月25日 12:22撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/25 12:22
千枚小屋到着。手続きをして一息入れることにする。
自炊と申告したら、奥の「百枚小屋」を案内された。
2017年08月25日 12:33撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/25 12:33
自炊と申告したら、奥の「百枚小屋」を案内された。
今日は一人で2畳分のスペースが使え、ゆったり。
2017年08月25日 12:36撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/25 12:36
今日は一人で2畳分のスペースが使え、ゆったり。
午後は、ベンチでビール片手にまったり過ごす。
2017年08月25日 13:38撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/25 13:38
午後は、ベンチでビール片手にまったり過ごす。
夕方になってガスが切れ、赤石岳が見えるようになった。でも山頂は強風のようだ。
2017年08月25日 16:38撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
8/25 16:38
夕方になってガスが切れ、赤石岳が見えるようになった。でも山頂は強風のようだ。
夕日に富士山が映えていた。
2017年08月25日 18:10撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/25 18:10
夕日に富士山が映えていた。
翌日の日の出。日は見えたが、頭上に黒い雲が広がっていた。
2017年08月26日 05:11撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/26 5:11
翌日の日の出。日は見えたが、頭上に黒い雲が広がっていた。
時折雨がぱらつく中、小屋を出て下山開始する。
2017年08月26日 05:25撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/26 5:25
時折雨がぱらつく中、小屋を出て下山開始する。
椹島まで下りてきた。この芝生の美しい緑を見ると、下りてきた実感がわく。
2017年08月26日 09:27撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/26 9:27
椹島まで下りてきた。この芝生の美しい緑を見ると、下りてきた実感がわく。
ソフトクリームをいただき、下山の労をねぎらう。
2017年08月26日 09:47撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/26 9:47
ソフトクリームをいただき、下山の労をねぎらう。
東海フォレスト送迎バスに乗車。例によってトンデモナイ悪路を1時間ほど揺られる。
2017年08月26日 10:24撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/26 10:24
東海フォレスト送迎バスに乗車。例によってトンデモナイ悪路を1時間ほど揺られる。
下山時の畑薙第一ダム駐車場。2年前の同じ時期に比べて車の数がかなり多いように感じる。
2017年08月26日 11:30撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/26 11:30
下山時の畑薙第一ダム駐車場。2年前の同じ時期に比べて車の数がかなり多いように感じる。
白樺荘から、しずでつジャストラインの登山バスで帰途につく。
2017年08月26日 14:37撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
8/26 14:37
白樺荘から、しずでつジャストラインの登山バスで帰途につく。
撮影機器:

感想

2年前に雨の中登った赤石岳を再訪したく、今年の夏休みの山行は、小河内岳・荒川岳を経由して赤石岳を目指す、縦走コースを歩くことにした。8月下旬のこの時期、必ずしも天候が安定しているとはいえず、ガスの中を歩くことも多かったが、それが切れた時に現われる雄大な稜線を目にすると、南アルプス南部の奥深さがしみじみ感じられた。今回は特に、荒川中岳から見た夕日と周りの山々たちは、忘れえぬ光景として目に焼き付けられる結果となった。

山行2日目の夜から中岳山頂では暴風となり、これが明けても続いたため、だいぶ行程を悩んだが、結局安全策を取ることとして、千枚小屋経由のエスケープルートにコースを変更した。目的の一つであった赤石岳に行けなかったのは残念であったが、今回仮に行ったとしても道中はガスと暴風であったはずで、天候の安定する時期に、是非再訪しようと、強く思ったのだった。

<note>
○今回は稜線上の避難小屋を泊まり歩く計画としたため、炊事用の水の入手がキーとなり、初日は途中で結構な量の水を汲んで担いだが、結果として、
 小河内岳避難小屋:2リットル500円で販売。
 荒川中岳避難小屋:宿泊者には天水を融通してくれる。
ということなので、小屋の営業期間中であれば、持参するのは行動時の飲料用の水のみでよいようだ。

○今回のような暴風時、中岳〜悪沢岳間のコルは特に風が集中して強く吹くそうで、小屋の管理人さんから十分注意するよう指導を受けた。確かにその通りで実際何度か風にあおられ、この区間に関しては、当方は同じ方向に向かう同宿の方と行動を共にし、万全を期した。(本当は、悪天候時は停滞する決断をしたいところだが…。)

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