出羽三山 〜 五重塔もご神体も。なぜか沢下りも...

2017年08月27日(日) [日帰り]

• GPS: 07:02
• 距離: 13.5km
• 登り: 978m
• 下り: 1,172m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:02
• 休憩: 2:10
• 合計: 8:12

距離 13.5km 登り 993m 下り 1,182m

6:40 随神門
7:12 7:13 二の坂茶屋
7:35 7:52 羽黒山山頂部
7:52 8:05 羽黒山頂 バス停
9:05 八合目 弥陀ヶ原
10:13 10:14 九合目 佛生池
10:26 10:27 行者返し
10:59 11:52 月山
12:27 牛首
12:42 12:51 金姥
13:25 13:36 装束場
14:13 14:37 湯殿山神社 本宮
14:52 湯殿山神社参籠所

天候

快晴。

アクセス

利用交通機関：

バス

[往] バス 庄内交通 羽黒・月山線
　鶴岡駅 6:02 → 随神門 6:35
　羽黒山頂 8:05 → 月山八合目 9:00
[復] バス 鶴岡観光しゃとるバス
　湯殿山 16:15 → 鶴岡駅 17:45
　・湯殿山から帰るバスは実質この1本だけというのがつらいとこです。タクシーなら1万円。

コース状況／危険箇所等

(随神門〜羽黒山頂)　登山ではなく観光レベルです。
(月山八合目〜月山山頂〜金姥)　好天のせいか、とても賑わって混んでました。さらに、巡礼の方々が小グループでたくさん登っておられ、追い越しやすれ違いがスムーズにいかず渋滞が発生してました。
登山道は非常によく整備されていて、危ない所はありませんでした。
(装束場から湯殿山への下り)　妙に浅い角度で下りにくいハシゴが3、4連続いた後、(昨日の雨の影響か)登山路が横幅フルに川状態になっていて、10分程ジャブジャブ沢歩きになりました。飛び石で歩くだけではムリで、水流の中を歩くことを強いられました... 水は浅い(数cm程度)なので、靴に水が入るのは避けられましたが。降雨直後だと大変そう。

写真

8/27 6:17

行きのバスより月山。今日はお天気まともそう。

8/27 6:42

まず羽黒山。随神門 バス停で下車して、羽黒山頂まで参道を登る。

8/27 6:43

朝のスギ林、人も少なく雰囲気よい。何気に特別天然記念物。

8/27 6:50

爺杉 (樹齢1000年超)。これはこれで天然記念物。

8/27 6:54

国宝の羽黒山五重塔。全国で10本程しかない国宝の五重塔で、京都より東にある唯一の1本、らしい。(南北朝時代)

8/27 7:07

延々と続く石段。上の果てが見えない...

8/27 7:12

二の坂茶屋前。庄内平野が

8/27 7:25

段差は低く登りやすいが、とにかく執拗に続く石段...

8/27 7:36

山頂？

8/27 7:37

三神合祭殿。色が派手なので最近の建物かと思ったら、さらっと200年前の建物だった。

8/27 7:38

かなりでかいです。中国の祭壇みたい。覆いかぶさってくる迫力。

8/27 7:39

1回で湯殿山・月山・羽黒山3つまとめてお参りしたことになる。

8/27 7:53

羽黒山頂 バス停。乗ってきたバスの1本後のバスが着いてた。これで月山に向かう。

8/27 9:10

1時間ほどバスに揺られて月山八合目。

8/27 9:12

山頂方面、雲なく見える。今日は最高。

8/27 9:16

庄内平野、鳥海山もバッチリですよ
昨日こんな鳥海山に登りたかった(涙

8/27 9:21

池塘もある。花はほとんどなかった。

8/27 9:27

8/27 9:38

登山道は、所々円柱状の石を埋め込んで、がんばって平坦化してる

8/27 10:11

8/27 10:12

お墓やお地蔵さんが正面に並んでる山小屋も珍しい

8/27 10:15

観光客に加え、参拝の行者さんのグループがたくさん。追い越し、すれ違いで渋滞気味。

8/27 10:46

稜線に到達。もう少し

8/27 11:00

割と狭い山頂。(三角点)

8/27 11:07

東側斜面。GWにスノボで滑り降りた斜面。

8/27 11:08

神社横は昼食する人でいっぱい。

8/27 11:40

姥沢方面からも、ずっと人の列

8/27 11:43

混み合う神社。GWにはほとんど雪で埋まってましたな

8/27 11:58

3つめ・湯殿山目指し、下山開始。

8/27 11:59

姥沢への分岐までは非常に混み合ってます。

8/27 12:26

姥沢のリフト方面。

8/27 12:27

山頂方面振り返る。ここもボードで滑ったな、と感慨深い

8/27 12:29

みんなリフト方面(姥沢)に下りるみたいで、湯殿山への分岐に入ると人が一気に減り、ゆったり。

8/27 12:47

姥ヶ岳を登りながら月山を振り返る。

8/27 12:49

間違えた。姥ヶ岳を登るんじゃなくて巻くんだった。あわてて金姥に下り戻る。

8/27 12:59

金姥からは普通の山道。(ここまでほど整った道ではないという意味で)

8/27 13:03

谷に出た。正面に山が出てきてドキッとしたが、登りません。ひたすら下り。

8/27 13:22

池とユリの花畑。→ ニッコウキスゲでした...

8/27 13:38

装束場を過ぎると、うって変わって急下降が始まった。長いハシゴが登場。×3〜4回。取付角度が中途半端に浅く、どうも降りにくい。

8/27 13:50

その後、昨日の雨の影響か、登山路が ”川" 状態で、10分ほど沢歩きになります...

8/27 14:12

湯殿山神社のご神体コーナーの裏手に到着。ここからは撮影禁止＆古来からの「言わず語らず」の掟に従い、説明略。

8/27 14:38

正面口まではバス(200円)があるけど、使わず歩く。下りの舗装路を10分ほど歩くだけ。

8/27 16:09

ゴール。帰りのバスまで時間があったので、羽黒山から同じように三山回ってたおじさんとビールで乾杯。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

iPhone Apple

感想

ikerina

・5月に月山登った際、宿で "出羽三山" というのを教えてもらいました。単なる山3つを意味するのではなく古くからの巡礼ルートであること、各山は現世→前世→来世 を象徴しており、羽黒山→月山→湯殿山の順に巡礼すること、というのを知って、興味深かったので、鳥海山登ったついでに今回やってみました。

・バスを使って、1日で回れます。

(1)羽黒山：月山に行く前に1時間ほど立ち寄って観光です。国宝の五重塔(南北朝時代)もよいけど、早朝のスギの森林浴が思いの外、気持ちよかったです。三神合祭殿も迫力ありました。

(2)月山：好天が素晴らしい！ 昨日鳥海山が悲惨だったのでなおさら！ 人いっぱい。

(3)湯殿山：ここのご神体については古来「言わず語らず」とされてるので書きませんが (松尾芭蕉も「奥の細道」に詳細書かなかったらしいし) 、とても珍しい体験ができました。
参拝料(500円)払っても、ぜひ。
あと、まさか沢下りを強いられるとは思いませんでした。
山頂は夏は困難ですが春(雪山)なら行けるみたいなので、いつかまたスノボ担いで登りたいと思います。