花の鳥海山 〜やっと来た!東北の山
- GPS
- 24:27
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,312m
コースタイム
24日:御浜小屋6:30 - 8:15鉾立
天候 | 23日:曇り時々晴れ 24日:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場250台。無料。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:鉾立登山口の「登山案内所」にあり ■道の状況: (鉾立〜御浜小屋)全般に緩やかで良く整備された石積みの登山道。 (御浜小屋〜七五三掛)一旦緩やかに登った後に八丁坂を下り、さらに登り返す。特に危険個所なし。 (七五三掛〜頂上小屋【外輪山経由】)七五三掛から稜線まで岩の道を一気に200m登る。稜線上で特に危険に感じる場所はないが、何度もアップダウンがあるので疲れる。七高山前から頂上小屋へ下りるガレた感じの道は歩き辛く要注意。 (頂上小屋〜七五三掛【千蛇谷経由】)小屋から雪渓まで岩の急坂を下る。雪渓を渡り、梯子もかかる道を一旦登って外輪山との分岐まで戻る。今回雪渓通過にアイゼンは不要だった。 ■入浴: 秋田側に下った道の駅象潟「ねむの丘」4Fの「眺海の湯」 \350/人 露天ではないが、大きな窓から日本海が見渡せる。 |
写真
感想
6月下旬から何回となく計画しながら天候不安などで断念していた東北の山へやっと。
昨年悪天候で撤退した(→ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-73016.html)花の鳥海山へ。
鉾立から入り、一日目は東側へ下った唐獅子平の避難小屋へ泊まる計画だったが、二日目の天候が期待できないようなので戻って御浜小屋へ泊まることに変更。
鉾立はガスだったが、少し登るとすぐに視界が開けてくる。
昨年はずっと霧の中だったので皆目分からなかった山の形が初めて見えてくる。
賽の河原の前からニッコウキスゲ、チングルマ、イワカガミなどの群落が早速現れてきて嬉しい。
御浜小屋の向こう側へ出ると、鳥海湖へ下りる斜面にニッコウキスゲがいっぱい。
尾根をゆるゆると登るとさらに沢山の花々が斜面に咲き競っている。
陽の光はあまりないのが残念だが、色々な角度から写真を撮る。
本峰の頂上はまだガスの中で姿を現さないが先を目指す。
避難小屋泊の予定だったために水や食料の重量が加わった荷物だが、ここまでの傾斜は総じて緩く苦にならない。
八丁坂を下り、同じだけ登り返して七五三掛の広場を過ぎ、その先の千蛇谷との分岐を外輪山側へ進むと一変して岩だらけの急登になり、一気に200mの標高差を稜線へ登り詰める。
ここで一挙に脚力とエネルギーを消耗してしまい、その後にしつこいほど繰り返す小さなアップダウンが非常にきつい。
この頃には頂上付近のガスも晴れて景色もよくなり、足元にも沢山の花が咲いているのだが、ゆっくり眺めたり撮影したりする余裕が全然ない。
稜線に登ってから頂上小屋へ着くまでに2時間半も要した。
頂上小屋で食事休憩を取り千蛇谷から御浜へ下りる。
三角点のある七高山には登ったので、新山登頂は今回諦める。
雪渓を渡り、七五三掛で小休止して御田ヶ原へ下り始めると、暗い雲が広がって風が出てくる。
八丁坂を登ろうとした時に頬にポツリと落ちて来た。
「これは雨になる!」と慌ててカメラをザックにしまい、雨具を出して、ザックにレインカバーをする。
疲れでフラフラに近いのに、八丁坂を一気に登り返して小屋へ急いで辿りついた。
幸い天気は夕方まで持ったが、7時過ぎから強い雨になった。
翌朝は日が昇り始めると溜まっていたガスがかなり消えて、御浜から山頂も見えてきた。
全く期待していなかったので準備不足だったが、小屋周辺で2時間余り撮影を行う。
高曇りで青空はあまり見えないが、視程は遠くまで届き、月山や山形・秋田の長い海岸線が見渡せる。
緑の長大な尾根が伸びやかに庄内平野や象潟の水田へ落ちて行く様子は、ほかの山では見られない美しさだ。
疲れはしたが、やっぱり来て良かった、と納得して下山した。
Tadさんコンバンワです。
鳥海湖と花が写っている画像は構図や光の加減が絶妙で素晴らしい画となっていますね。
kintakunteさん、今晩は。
お褒め頂いて恐縮です
池の周りが影に沈んだまま、花と池の土手に日があたるという一瞬が運良くありました。
カメラを横位置に戻して撮影しようとしたらもうガスが出てきてしまったので、ラッキーでしたね
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