念願の!蝶ヶ岳、常念岳 三股登山口より周回
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- GPS
- 13:41
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,102m
- 下り
- 2,107m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 4:26
天候 | 1日目 曇り…午前中は晴れていたらしいが、11時過ぎから登山開始した為ほぼ曇りの中を蝶ヶ岳ヒュッテまで上がる羽目に 2日目 晴れのち曇り…朝から快晴で星空、朝日、青空を堪能。午後1時頃からは雲が上がってきて下山中はほぼ雲の中 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
到着が11時近い為第二駐車場まで埋まっていたが、丁度出る車があり奇跡的に第一駐車場に滑り込めた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・三股登山口〜蝶ヶ岳ヒュッテ…特に危険箇所無し ・蝶ヶ岳ヒュッテ〜2,512ピーク…特に危険箇所無し ・2,512ピーク〜常念岳山頂…ガレ場、岩場の急登。長い。足元注意 ・常念岳〜三股登山口…前常念岳前後は急な岩場。ペンキの案内を頼りに進む。油断大敵 |
その他周辺情報 | ほりでーゆー四季の郷 蝶ヶ岳ヒュッテで割引券をくれる。 大人530円→430円 21時まで |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
(お昼のオニギリだけは10分弱立ち止まって食したが)
感想
今週は台風だし登山はやめて週末は家でゴロゴロしてようかな…となんの計画も立てずにいた金曜、イキナリ山相棒のmaruta27から「土日に蝶ヶ岳-常念岳縦走しない?」と連絡が。
台風が海側を北上する進路を取ったことで週末の天気予報は晴れに変わったらしい。
でも明日北アルプス行こう!とか言われても急過ぎだし、準備も間に合わな……行く!行く!行くよ!
数年前からいつか登りたいと言ってた常念岳、こんな機会を逃す手は無い!
と言うわけで金曜帰り道で行動食などを買い込み、帰宅後1時間かけてテン泊装備を荷造り。
勢いというのは恐ろしい…
翌日、埼玉から長野へ3時間高速を走りmaruta27と合流、常念岳の登山口の1つ、三股登山口駐車場へ着いたのは11時だった。
■1日目
早朝から登山者が押し寄せる三股の駐車場は当然満車で、最悪第二駐車場にも停められず路駐も覚悟していた。
第二駐車場から歩く登山者達を尻目に一か八かで第一駐車場まで車を走らせると、丁度一台車が出るところに居合わせゲートに近い位置に駐車出来た。
幸運に感謝し準備を整え三股登山口へ向かう。
maruta27は常念岳は2回目だが、前回は一ノ沢から登り三股へ下山したので蝶ヶ岳への登りは未体験だ。
コースタイムは登山口からテン場まで5時間。
これを14キロのザックを背負い登るのは正直辛い。
体力に自信の無い自分は最近の高峰での体たらくから対策を練る必要を感じ、「ペースはのんびり」「でも休まない」「シャリバテ対策万全」を実行してみた。
ヘロヘロになって大休止、がいつものパターンなのでそれを避けるのが狙いだ。
maruta27のスピードに合わせると大体バテるので申し訳ないが今回はこちらのペースに合わせてもらった。
(まあ彼は今回仕事から直で山に来ている関係上かなり疲労気味だったが)
スタートしてすぐ、登山口付近ですれ違う下山者に「山頂は青空だよ!」と教えられるが、何せ今既に11時20分。
自分らが山頂に着くまで天気が持つか大いに疑問だ。予報も下り坂だし。
事実程なく登山道は雲に覆われていく。
涼しいのは救いだが、眺めが一切ない樹林帯を何時間も登るのはキツイことこの上無い。
のんびり&休まないを実行しつつ行動食を貪りながら登り続ける。
コース中唯一の休憩ポイントのまめうち平もスルーして進み続けたら昼飯を食べるタイミングを逸してしまい、10分弱道の脇で昼休憩を取る羽目に。(おにぎり1つ食べただけだが)
その後も樹林下を進み続け、3時間程で徐々に樹林が切れ始め(雲の中の為眺望は無い)、4時間で遂に目的地の蝶ヶ岳のテン場に到着。
コンディションはそれほど良いわけでなかったがコースタイムを1時間短縮出来たわけで、のんびり作戦は成功だったと言えよう。
テン場は案の定混み合っており、2つのテントを並べて設営できる場所を探すのに苦労した(結局道の脇に強引に設置)
テントを張り終えたら蝶ヶ岳山頂、瞑想の丘を散策。
(曇りで何も見えなかったが…)
晩飯を作っている途中、突如雲が晴れ、夕日に照らされる常念岳や槍の穂先を見ることが出来た。
明日の天気は予報通り期待できそうだ。
■2日目
日の出を見る為朝4時過ぎに起きると、あまり寝れなかったというmaruta27は既に起き出し荷物の整理も始めていた。
朝6時には出発したいが、日の出を待つ時間も考えると厳しいかもしれない。
雲海が広がる澄んだ空は絶好のご来光日和。
寒さに耐えながら待つ登山者達に最高のモルゲンロートを見せてくれた。
浅間山、八ヶ岳、富士山、北岳、御嶽山、乗鞍岳、焼岳、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、大キレット、槍ヶ岳、大天井岳、常念岳…
360度の大パノラマは浅間山から朝日が昇ったところでクライマックスを迎える。
40分程は朝日を楽しんだだろうか。
その後テント撤収と朝飯を終え、予定より遅れたが6時45分に常念岳に向け出発した。
朝日に照らされた絶景を見ながら先を進む。
旧蝶ヶ岳山頂、蝶槍辺りまでは道もなだらかで歩きやすいが、その先はアップダウンを繰り返しながら進まねばならない長い道のりだ。
最初の200mの樹林下の下りと、次の2592ピークまでの登りは特にキツく感じた。
自分の体調もイマイチだったが、maruta27は絶不調でらしくも無く弱音を吐いていた。
やはり寝ないで登山は良く無いな。
2592ピークでは長めに休みを取り体力の回復を図る。
常念岳の方面は次第に雲がかかり始める。
次の2512ピークを過ぎればいよいよ常念岳への取り付きだ。
ガレ場岩場の急斜面の始まり。
ここにきて急に元気になるmaruta27。
岩場好きとは言え、なんてゲンキンなやつだ…
ひーひー言いながら急な斜面にしがみつき登る。やはり重い荷物が枷となり身体が思うように動かない。
しかも3つか4つ、ピークを超えて進まなければならない。
歯ごたえのある山だ。
しかしまだ体はヘロヘロでは無いし、問題なく動く。シャリバテ回避しつつペースを守ろう。
耐えながら進むと山頂を捉える位置に来て雲が晴れ始めた。
最悪山頂は眺望ゼロでも仕方ないと思っていたが…
スタートから4時間半、遂に常念岳山頂へ到着した。
山頂からは北側(鹿島槍ヶ岳など)は残念ながら分厚い雲に阻まれたが、それ以外はバッチリ見えた(北は爺ヶ岳までは辛うじて視認)
既に腹が減りまくりだったため、山頂でそのまま昼飯をとる。風が少し冷たい。
山頂には1時間ほど滞在。
その後長い長い三股への道を降りた。
前常念までの尾根道は晴れていれば眺めは最高だろう(曇りで何にも見えなかった)
石室より先の長い岩の下りは元気な時ならアスレチック度が高く楽しめるかもしれない。
その先の樹林下の道は長い、只管長いのみ…
結局16時には駐車場に帰り着いたが、下山道は長すぎて参った。
しかし、赤く染まる日の出、朝日に照らされる穂高岳、槍を見るのに必要な代償だったと思えば…やっぱりキツイなあ^_^;
とにかくキツイ二日間だったけど、絶景ご褒美も沢山貰えたし、報われた山行だったと思う。
山の上は完全に秋になっており、夜中は防寒バッチリ決めないとヤバイレベルだったのが今回の注意点かな
9/3朝の写真が素晴らしい!!同じ日の昼頃に蝶ヶ岳山頂にいたのですが、もうガスが。。いつかもう一度行って山頂で絶対泊まろうと思いました(^。^) お疲れ様でした!!
8月の悪天候に悩まされ続けた後だけに、この快晴は本当に嬉しかったです^_^
昼頃から全体的に曇りになってましたね。
やはり高山は午前中が勝負なんでしょうか
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