水が…カクシ平〜馬ノ鞍峰〜弥次平峰〜P1258手前（台高山脈）

2017年09月01日(金) ~ 2017年09月03日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 16.1km
• 登り: 1,416m
• 下り: 1,414m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:36
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:36

7:45 カクシ平登山口
9:51 カクシ平行宮跡
12:26 P1073
13:17 馬ノ鞍峰
14:55 傾斜きついロープ箇所
15:22 双子のブナの木
16:21 霧ノ平

2日目

• 山行: 7:36
• 休憩: 0:31
• 合計: 8:07

6:55 霧ノ平
8:02 雪の精
9:36 弥次平峰
11:39 11:55 P1258取り付き（昼食）
12:05 12:20 枯れた水場
13:07 弥次平峰
14:19 雪の精
15:02 霧ノ平

3日目

• 山行: 5:27
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:27

6:12 霧ノ平
6:57 斜度がきつい岩場
7:47 馬ノ鞍峰
7:47 P1073
9:37 カクシ平行宮跡
11:39 カクシ平登山口

【9月1日】　前日に駐車場の車内で仮眠をとる。寝付けず、寝過ごし7:45出発。足取りは重い。行宮より後に蛍光ピンクテープを巻き巻きしながら登坂。単独行であり、細尾根でると少々不安に。行きは懸命に登る。水も遠慮なく飲む。池木屋山まで行くのは夢のまた夢でした。丁度16時頃に平の場所に着く（後に「霧ノ平」というキャンプ適地とわかる）、無事テントを張り。身体をボディシートで拭き、マッサージ用のクリームを塗り、カレーライスを食らう。この時より水の心配を始めた。明日のP1258で水がゲットできなと完全に水不足になることを。3日目が行動が厳しくなることを。多分19時前には就寝。夜中、鹿の「キーキー」という鳴き声うるさく目覚め、耳栓をして再度就寝。星はきれいだ。
【9月2日】　5:45起床。テント内15・7℃。レーズンロールを食べて6:55出発。今日の最大の目的は何としても水のゲット。P1258を目指す。ハイドレーションは1200CCで出発。万が一を予想して、一口づつ水を飲み、水の確保に気をつける。地図で確認するも水場らしいところが見当たらない。谷のようなところがあるのだが、水の流れる清らかな音などない。ひとまず少し先に進む。P1258の取り付き部着。ここまで来てもないということは、さっきのがやはり水場だ。「はぁ」と心に暗雲立ち込める。池木屋山に行くどころではない。明日の水がない。念の為水場らしき降りるとこに行くも、水は茶色く淀み、流れてもいず、溜まっているだけ、しかも少量で何か臭う。本能的に良い水ではないと判断し、浄水器はあったが諦める。先に進むことは、勿論断念し、無事下山することを第一に「霧ノ平」まで戻ることとする。無事到着し、水量を確認する。「900ccか。。。」次の日の朝までの水は200ccとして。その日の夕食は、非常食と水少量とする。食糧はあるのだがドライフーズばかりで、まとも使用したら400ccほど水を消費する。それはできない。口の中が乾き気味に、喉が乾いたら一口づつ（多分20cc位づつ）水を含み、喉の渇きをいやした。この日は20時代に就寝。
【9月3日】4:45起床。朝食は、水80ccと玄米ブラウンだ。これがパサパサで口の中でひっかかるんだ。僅かな水で飲み干す。水残量700cc。ハイドレーションに350cc。予備の容器に約200cc、リアルゴールド160�奸�心して6:12に出発。途中途中、自分の巻き巻きした蛍光ピンクテープで、道迷いの不安もなく進む。油断して1回、支尾根に10m下りました。それほど自然に道が続くところもありますので注意です。同日8:38にハイドレーションの水がなくなる。節約し、1時間辺り約140ccを消費した計算。しかし約10分後には水場に出て、すぐにガブガブを水分を補給。うまぁい。多めに水を汲み。下山再開。この日行宮あたりで、1日の登坂開始から初めて人とすれ違いました。全部で4組の方です。最初方は、馬の鞍峰までピストンとのことで急がれておりました。その後夫婦、男性1名。カップル1名。無事下山し、三ノ公　山の神のお礼をしました。途中にある「入ノ波（しおのは）温泉」は、赤茶けた源泉かけ流しの気持ちの良い温泉です。湯温は39度位です。結構車が止まっています。ランボルギーニが駐車されていたのにはびっくり。温泉にゆっくりつかり、出た後は、食事ができるとのことで山菜定食をいただきました。おいしかった。また懲りずに、今回の反省を踏まえてトライします。まずはカクシ平〜池木屋山。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口までマイカーで。わかりにくいかもです。三之公川林道の終点にある登山口から登ります。◆アクセス　�．淵咾楼戝供崙�ノ波（しおのは）温泉」を目指す��入ノ波温泉の第2駐車場方面に進み、大きな橋を渡ります。�６兇鯏呂蟶言泙靴�2.5キロのところ（道の真ん前に茶色の家が見える）を左折し、本沢川と書かれた橋を渡る。�て擦砲覆蠅某覆燹�次に見える一つめの橋は渡らず。�テ鵑弔瓩龍兇鯏呂蝓△垢阿鳳Δ鳳坡僂剖覆�る道を進むと登山口に進みます。

コース状況／危険箇所等

細い稜線歩きが主体なので危険と言えば危険。稜線を歩くので基本大丈夫ですが、プチピーク毎に支尾根に踏み入らないよう注意、赤テープもありますが、コンパスやGPSなどでも方向確認も忘れずに。ボォーと歩いていると支尾根に引きこまれる。

その他周辺情報

入ノ波温泉は、11月〜３月は（火）（水）とお休みです。風呂は10-17時（最終受付16時）。食事は11-15時です。宿泊可能です。

写真

9/3 12:58

入ノ波温泉の第2駐車場を過ぎて、進みこの橋を渡り左折して2.5キロ進む。

9/3 12:46

すると、ここに。この正面に見える茶色の家のところを左折

9/3 12:47

本沢川と書かれた橋を進みます。

9/1 7:44

三の公　山の神　勿論、登山の無事を祈願しました。

9/1 8:01

9/1 8:31

見上げると、覆いかぶさるように大岩が。

9/1 9:37

結構トレッキーな山道です。

9/1 9:42

9/1 9:51

カクシ平　行宮跡です。この後のコースは山と高原地図によれば、「不明瞭赤テープを目印に登下降する」とあります。

9/1 11:57

稜線にあがるまで、きつくて写真を撮っていない。赤テープも色あせているものも多かった。遭難防止に蛍光ピンクテープを色あせたところ＋先人の方の赤テープと赤テープの間にも、マーキングさせていただきました。

9/1 12:26

ピーク1073

9/1 12:45

9/1 13:45

馬ノ鞍峰　ここまでの道のりが、遠かった。長かった。体力の無さを痛感。

9/1 14:27

9/1 14:53

この大岩は巻きます。でも目印テープが殆ど見えない。ので蛍光ピンクテープを要所要所につけました。

9/1 14:55

ここも急登です。ロープないと無理です。でも登ってわかりましたが、この大岩の横からエスケープ道ありました。

9/1 15:22

双子の木

9/1 15:22

いやぁ緑きれい。

9/1 15:40

こんな所も。覚悟をしていたとはいえ。巻き道ありましたが。

9/1 15:56

9/1 16:17

もう、疲れたと思ったら。テント設営適地に到着。

9/1 16:21

平だ。確実に平なのはテント2張ほど位でしょうか。

9/1 17:09

ビッグアグネスフライクリークの初期型です。上部メッシュで。
二人用でも1079gと異様に軽いので気に入っています。

9/1 17:11

「霧ノ平」というのか、木の下に目立たないよう？置いてありました。この日の夕食はカレーとしました。

9/2 6:24

爽やかな朝です。

9/2 7:46

ひぇヒメシャラのジャングルだ。勿論入口と出口に蛍光ピンクテープでマーキング。藪漕ぎでないからいいか。ちゃんと通路があります。

9/2 8:02

雪の精　とのこと。

9/2 8:25

9/2 9:36

ようやく弥次平峰1274mに到着。

9/2 9:36

タッチ。手袋は園芸用の500円位のものですが、安くて丈夫です。コーナンに売ってます。

9/2 10:43

わぁ細い稜線が続く。単独行だけに。緊張感を強いられる。

9/2 11:13

・・・もう嫌だ。そんなに通せんぼをしなくても。

9/2 11:39

ピーク1258mの手前で昼飯とする。水場がない。どうしよう。あと何リットル残っているのか。不安にかられる。残念だが水がないので引き返す。霧ノ平まで戻ることとする。

9/2 11:57

山と高原地図ににあるP1258手前の水場は、やはりこの沢っぽいところしかない。通り過ぎていたのだ。うっすら光がキラキラ反射しており、わずかでも水がほしい。明日の水がない。。。！

9/2 12:05

近くに行くと、茶色で全く水の流れがない。ただの小さな小さな水溜りでした。（9月2日現在のことです。）浄水器はありましたが、気がひけて、飲料水とすることは断念しました。

9/2 12:20

なんか「ウドラー」みたいな（ドラクエのモンスター）

9/2 12:29

来た道を引き返す。なんか水が手に入らなかったので、一気にやる気を失う。

9/2 13:00

これは、赤倉山だ。

9/2 13:01

これは、本当の目標であった池木屋山です。。。トホホ　
（水があったしても、今の自身の体力ではかなり無理があったと思います）

9/2 13:07

弥次平峰まで戻る。

9/2 13:08

今回は、こんな感じでカクシ平行宮〜霧ノ平〜P1258までテープをたくさんつけさせていただきました。（不明瞭な赤テープ目印を更新しました）

9/2 13:28

細尾根��

9/2 13:34

細尾根��

9/2 13:36

細尾根�Ｉ當未了各擦�恋しくなってくる

9/2 15:02

あぁ、やっと戻ってきた。他の方のログには、ここに水場があると案内があったのですね。知らなかった。どこまで谷を降りていけばよかったのだろうか。ここで水を手に入れたかった。悔やまれる。沢の水の流れる音も聞こえなかったし。水場はどこだ。わからない。

9/2 15:04

マイザッグです。

9/2 15:31

今日はこの向きで。この向きが平らです。

9/2 16:51

【夕食】食糧はあるのに。水がない。テン場に戻り。水の残量を調べると残り900CCしかない。やむなく水を沸かし、ドライフーズを食することはやめて、非常食を夕食とする。この夕食から次の朝まで200ccを飲料量と決める。。。です。ホントに

9/3 5:14

【朝食】朝、カップの水の残量は100cc。携帯食のエナジーバーはパサパサで喉が乾く。よく朝までがんばった。本日の水の行動量は約700CC。

9/3 5:34

朝陽だ。

9/3 6:13

いきなり急登。きつい。

9/3 6:19

9/3 6:19

9/3 6:26

9/3 6:31

ここは巻き道��

9/3 6:34

9/3 6:39

ここ間違えないよう。コース案内は右ですが。テープを見落とさないよう注意。

9/3 6:39

こっちの左は支尾根ですが、道になってます。怖い怖い。道迷い。こういう箇所が何か所あります。要注意。

9/3 6:39

自分がつけた、蛍光ピンクテープにあらためて助けられる。

9/3 6:45

うーむ。険しい。

9/3 6:53

来ました、斜度のきついロープ下降の場所。横に巻き道あり。でもオレンジの糸で、そっちには行かないようになっています。

9/3 6:56

これが、その巻き道。こっちの方が優しいような。

9/3 6:57

ロープの方は斜度はきつい。

9/3 6:57

そして、この直後の登りもきつい。最難関かと思います。（もちろん下降もきついです、怖い）

9/3 6:58

横から見ると。こんな感じ。足場を確認しながら、慎重に登る。
（当然、行きは慎重におりました。）

9/3 7:08

9/3 7:47

馬ノ鞍峰着く。そのまま通過。

9/3 8:07

すごい太い木だ。

9/3 8:07

9/3 8:15

P1073

9/3 8:16

9/3 8:17

こういう鬱蒼（うっそう）としたところを降りていきます。正直尾根が広くどこが道だかわからない。なので。こういう箇所は蛍光ピンクテープをそれこそ、次のテープがはっきりわかるようにつけせていただきました。道迷いだけはしたくないので。

9/3 8:30

☆☆☆巻き道�¬献諒燭�ら、カクシ平に戻る二つ目の、そんな大してきつくないところを巻き道があります。ここは、きちんと巻き道行き、テープ通りに進まないとカクシ平に降りられません。巻き道の途中から、山の中腹を下山して、沢に進んでいきます。

9/3 8:35

結構、広いところを降りていきます。ピンクテープつけてて良かった。

9/3 8:38

朝8:38。ハイドレーションの水がついになくなってしまいました。予備の水量は、あと350ccほど。ちょっと焦りました。

9/3 8:41

この谷っぽいところを降りて行くのですが、コースなのかと思う感じです。行きは登ってきたのですが。下降時あらためて見ると不安になります。要所要所につけたのですが、ピンクテープを。

9/3 8:43

9/3 8:59

あぁ、水だ。細々と、でも着実に流れる水を発見。浄水器を使い水をガブガブと飲み。不安感から、水をあらためて2.5リットルも補給してしまう。

9/3 9:24

杉の植林地帯は苦手です。倒木も多く、同じピンクテープが巻いてあることがあるので。

9/3 9:37

はぁ。着いた。カクシ平行宮前。ほんとに最後に水がなくなったら飲もうと思った、緊急用のリアルゴールド160�佞髻△弔い縫廛奪轡紊罰�けて飲んでしまう。うまぃ！

9/3 9:48

あと下るだけと思ったら大間違い。難所は続く。

9/3 9:53

手づくりの木製の橋も続く。全部で20個位はあったかと思います。作成は林業関係者の方か山の主のような方でしょうか。ありがとうございます。感謝です。

9/3 10:06

にしても、道がわかりづらいなぁ。また懲りずに来てマーキングします。

9/3 10:10

やっときれいな清流など撮る、余裕が出てきた。

9/3 10:12

水が青みがかってきれいです。

9/3 10:12

9/3 10:13

9/3 10:14

9/3 10:23

このカクシ平登山口〜行宮までの「だらーんとしたピンクテープ」は、林業関係者の方のものと思われます。

9/3 10:32

明神滝全景

9/3 10:33

明神滝上部

9/3 10:33

明神滝下部

9/3 10:40

何も道標がない方が、下山コースでした。道がないように見えて、明神滝の方に降りてしまいました。

9/3 10:40

案内標識がない方向が、下山コースです。「かくし平」「明神滝」とつけていただけるのであれば、「かくし平登山口」もつけてほしい。

9/3 10:41

無意識のうちに、道標に従い、明神滝に降りてしまいました。危ない。最後だからと言って気を抜いてはいけない。明神滝は下山コースではありません。

9/3 11:34

新しい橋。

9/3 11:39

やっと着いた。お疲れ様でした。

9/3 12:32

2017年9月7日〜9月13日まで平日は林道通行止めです。道路工事は10月20日まで8-17時に行われています。

9/3 13:12

入之波温泉　山鳩湯

9/3 14:11

風呂からは、こんな感じの景色です。温泉から溢れた湯は、そのまま、ダム湖にかけ流しです。

9/3 14:11

9/3 14:13

関西圏では珍しい、セブンアップで一息。

9/3 14:34

メニュー��

9/3 14:46

メニュー��

9/3 14:39

山菜定食。うまぃ1500円なり。他にも色々メニュー豊富。

撮影機器：

HUAWEI VNS-L22 HUAWEI

装備

個人装備

個人装備 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト テント テントマット シェラフ

感想

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■今回の目的
（1）2018年度に台高山脈を完全縦走するための、部分ごとのルート調べ。
（2）山と高原地図によると「カクシ平から馬ノ鞍峰まで赤テープ頼りで道不明瞭」なのでその確認
（3）その不明瞭を少しでも明瞭にするため、蛍光ピンクテープでマーキング
ルール�＼菴佑里弔韻神屮董璽廚�色褪せて目立たない箇所に、同じ木にテープを巻く
ルール�∪屮董璽廚叛屮董璽廚隆屬竜�離があり、かつ不明瞭な箇所は中間地点にテープを巻き巻き
ルール�９�い尾根で、どこを歩いていいのかわからない箇所にテープを巻く。赤テープがあるが、やはり距離が離れてわかりづらい。
ルール�ぅ劵瓮轡礇蕕陵通擇�生い茂ったり、まるでジャングルのような箇所は入口と出口にテープを巻き巻き
ルール�ゥ廛船圈璽�で、支尾根に迷い込みそうな場合は、正しい方向に目立つようにテープを巻く
ルール�ε从簔罎任癲⊃曲屬蠅覆�ら戻る時に、わかりにくいなと感じる箇所は、テープを巻き巻き。
⇒こういうことをしていいのか悩みましたが、遭難防止と思いさせていただきました。ご不快に思われた方がいたら、申し訳ないです。
■今回の反省点
�＿燭茲蠡領鷲埖�でしょう。いくら15kgの荷物を背負い、蛍光ピンクテープをつけながらとはいえ、休憩時間を除いても山と高原地図の標準コースタイムの倍かかっている。まず計画時にテント泊の場合は、2倍以上のコースタイムで設定しよ。あともっともっと体力作りをしよ。
�⊃紊良埖�⇒1日2リットルと考えて、二日分の4リットルを持参。あとは現地調達と考えていた。結果的には初日に登坂時だけで1.8リットルも飲用し、残2リットルになる。そして二日目の唯一の水場が枯れてない。水が足りない。今後十分注意をしたい。

コメント

sakurairo

こんにちは！
僕も今年(2018年)中、7月か10月
に台高山脈を曽爾高原から南へ抜けようと考えているので、大変参考になりました。
ありがとうございます！