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Yamareco

記録ID: 1248196
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

挨拶は「頑張ってください」 御殿場口からの富士山

2017年09月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
21.7km
登り
2,420m
下り
2,420m

コースタイム

日帰り
山行
9:15
休憩
1:05
合計
10:20
5:35
0:00
50
6:25
0:00
85
7:50
0:00
35
8:25
0:00
32
8:57
0:00
8
10:05
10:10
60
11:10
0:00
3
11:13
11:18
10
浅間大社奥宮
11:28
11:53
30
12:23
12:43
17
久須志神社
13:00
0:00
35
御殿場口頂上
13:35
0:00
10
14:02
0:00
3
14:22
0:00
5
14:27
14:32
7
14:39
0:00
36
15:15
0:00
25
15:40
0:00
5
15:45
御殿場口新五合目
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東名自動車道御殿場ICより、国道138号、246号、県道23号、国道152号を経て御殿場口新五合目第3駐車場
4:50到着時には、第2駐車場は満車でした
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありません
御殿場口の醍醐味である下山時の大砂走りでは、走らずに敢えて歩いてみました
宝永山に寄り道しても、この程度の時間で下山できるようです
予約できる山小屋
御殿場口新六合目・半蔵坊
御殿場口七合四勺・わらじ館
太陽が昇ってきました
2013年01月01日 00:00撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
2
1/1 0:00
太陽が昇ってきました
御殿場口新五合目
鳥居を潜ってスタート!
2013年01月01日 00:09撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 0:09
御殿場口新五合目
鳥居を潜ってスタート!
すぐに大石茶屋
2013年01月01日 00:18撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 0:18
すぐに大石茶屋
七合目まで4時間とな!
2013年01月01日 00:22撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
3
1/1 0:22
七合目まで4時間とな!
左から二ツ塚、宝永山、富士山
2013年01月01日 00:36撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 0:36
左から二ツ塚、宝永山、富士山
山頂は遠いなぁ
2013年01月01日 00:40撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 0:40
山頂は遠いなぁ
砂礫地獄
少しずつでも先に進みましょう
2013年01月01日 01:09撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 1:09
砂礫地獄
少しずつでも先に進みましょう
次郎坊
下山道と交差します
2013年01月01日 01:10撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 1:10
次郎坊
下山道と交差します
標高2,000m
まだまだ先は長い…
2013年01月01日 01:23撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1
1/1 1:23
標高2,000m
まだまだ先は長い…
新六合目
六合目小屋は営業していません
数名が早くもグッタリしていました
2013年01月01日 02:32撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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新六合目
六合目小屋は営業していません
数名が早くもグッタリしていました
ガスが出てきてしまいました
山頂は晴れているといいな
2013年01月01日 02:34撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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ガスが出てきてしまいました
山頂は晴れているといいな
歩きやすい道に変わると…
2013年01月01日 03:05撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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歩きやすい道に変わると…
六合目
2013年01月01日 03:09撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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六合目
何かの分岐があるぞ?
2013年01月01日 03:11撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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何かの分岐があるぞ?
プリンスルートとの合流地点でした
富士宮口から、砂礫地獄をほとんど経験しないでここまで来ることができます
さすがプリンスルートですね
2013年01月01日 03:11撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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プリンスルートとの合流地点でした
富士宮口から、砂礫地獄をほとんど経験しないでここまで来ることができます
さすがプリンスルートですね
標高3,000m
晴れてきました
2013年01月01日 03:35撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 3:35
標高3,000m
晴れてきました
七合目
日の出館は営業していません
2013年01月01日 03:42撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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七合目
日の出館は営業していません
七合四勺にあるわらじ館
2013年01月01日 03:50撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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七合四勺にあるわらじ館
ここで宝永山のバッジを購入することができます
2013年01月01日 03:52撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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ここで宝永山のバッジを購入することができます
噴火の跡ですね
2013年01月01日 03:57撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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噴火の跡ですね
七合九勺にある赤岩八合館
赤岩七号九勺館ではありません
2013年01月01日 04:27撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
1/1 4:27
七合九勺にある赤岩八合館
赤岩七号九勺館ではありません
あと1時間30分!
2013年01月01日 04:30撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 4:30
あと1時間30分!
ここから先は、浅間大社奥宮の境内だそうです
2013年01月01日 04:31撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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ここから先は、浅間大社奥宮の境内だそうです
八合目
見晴館は営業していません
2013年01月01日 04:49撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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八合目
見晴館は営業していません
山頂が見えてきました
2013年01月01日 04:54撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 4:54
山頂が見えてきました
曇ると寒い
両手の血の気が引いていました
2013年01月01日 05:09撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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曇ると寒い
両手の血の気が引いていました
あと少し!
2013年01月01日 05:48撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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あと少し!
御殿場口山頂に到着
2013年01月01日 05:52撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 5:52
御殿場口山頂に到着
浅間大社奥宮でお参り
ここで体調が悪くなり、上着を着て手袋を装着し、お湯を飲んで様子を見ました
2013年01月01日 05:56撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 5:56
浅間大社奥宮でお参り
ここで体調が悪くなり、上着を着て手袋を装着し、お湯を飲んで様子を見ました
とりあえず、剣ヶ峰まで行ってみよう
2013年01月01日 06:07撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 6:07
とりあえず、剣ヶ峰まで行ってみよう
剣ヶ峰は大行列!
2013年01月01日 06:14撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 6:14
剣ヶ峰は大行列!
しかし、晴れてきて暖かくなり、体調が嘘のように回復してきました
2013年01月01日 06:19撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 6:19
しかし、晴れてきて暖かくなり、体調が嘘のように回復してきました
25分ほど待って撮影
2013年01月01日 06:33撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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25分ほど待って撮影
記念に1枚
2013年01月01日 06:34撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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記念に1枚
山頂標識の少し先にある、剣ヶ峰よりも高い箇所にタッチ!
2013年01月01日 06:34撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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山頂標識の少し先にある、剣ヶ峰よりも高い箇所にタッチ!
お約束の角度から
2013年01月01日 06:35撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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お約束の角度から
お鉢廻りへ
7月には道を塞いでいた残雪はすっかりなくなっていました
2013年01月01日 06:37撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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お鉢廻りへ
7月には道を塞いでいた残雪はすっかりなくなっていました
アルプス方面は雲の下
2013年01月01日 06:47撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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アルプス方面は雲の下
ポカポカ陽気の中、ルンルン気分で歩いていました
2013年01月01日 06:50撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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ポカポカ陽気の中、ルンルン気分で歩いていました
久須志神社
2013年01月01日 07:03撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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久須志神社
扇屋の前で、雲を眺めなら昼食にしました
2013年01月01日 07:35撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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扇屋の前で、雲を眺めなら昼食にしました
テクテク歩いて…
2013年01月01日 07:36撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 7:36
テクテク歩いて…
御殿場口山頂に戻ってきました
2013年01月01日 07:38撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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御殿場口山頂に戻ってきました
名残惜しいけれど下山しましょう
2013年01月01日 07:45撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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名残惜しいけれど下山しましょう
雲の下を目指して下山開始
2013年01月01日 07:56撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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雲の下を目指して下山開始
七合目まで下ってきました
御殿場口の醍醐味である、大砂走りがスタート!
2013年01月01日 08:47撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 8:47
七合目まで下ってきました
御殿場口の醍醐味である、大砂走りがスタート!
しかし、コースタイムを確認するために、今回は走らずに敢えて歩いてみることにしました
ゆっくり目のペースで下り六合へ
2013年01月01日 08:58撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 8:58
しかし、コースタイムを確認するために、今回は走らずに敢えて歩いてみることにしました
ゆっくり目のペースで下り六合へ
宝永山に寄り道します
2013年01月01日 08:59撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 8:59
宝永山に寄り道します
風はほとんど吹いておらず、順調に進むことができました
2013年01月01日 09:01撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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風はほとんど吹いておらず、順調に進むことができました
宝永山の第1火口と第2火口がうっすらと
2013年01月01日 09:02撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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宝永山の第1火口と第2火口がうっすらと
宝永山馬の背
2013年01月01日 09:04撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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宝永山馬の背
先行者がいるようだ
2013年01月01日 09:06撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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先行者がいるようだ
宝永山山頂
変な角度で撮影しているのは、カメラを向けても先行者がお構いなしに食事の準備を続けたためです
撮影スポットで休憩したりするのは控えてくださいな
スマホも邪魔だから置かないで
2013年01月01日 09:11撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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宝永山山頂
変な角度で撮影しているのは、カメラを向けても先行者がお構いなしに食事の準備を続けたためです
撮影スポットで休憩したりするのは控えてくださいな
スマホも邪魔だから置かないで
なんだか残念な気分のまま、下山を再開
2013年01月01日 09:41撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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なんだか残念な気分のまま、下山を再開
標高が下がるにつれて明るくなってきました
2013年01月01日 09:44撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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標高が下がるにつれて明るくなってきました
標高2,000m
2013年01月01日 09:57撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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標高2,000m
駐車場が見えてきました
2013年01月01日 10:10撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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駐車場が見えてきました
御殿場口新五合目に到着
お疲れさまでした!
2013年01月01日 10:28撮影 by  HERO3+Silver Edition, GoPro
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1/1 10:28
御殿場口新五合目に到着
お疲れさまでした!
撮影機器:

感想

とある理由から毎年富士山に登っている方に、仕事で大変お世話になっています。ただ、この方は、登山口となる5合目の標高が最も低くいために健脚向けとされる御殿場口からは登ったことがないそうで、昨年に一緒に登ることを計画しましたが、都合がつかずに延期となっていました。

そこで、今年の9月3日に御殿場口で実施する予定でしたが、お盆休みに雌阿寒岳で足を負傷してしまったそうで、再延期となってしまいました。

急な予定変更のため、直前まで行く場所が決まらず、八ヶ岳あたりにでも行こうかな?と考えました。しかし、私自身、御殿場口から登れば主要4ルートの踏破となることと、ここ最近急に涼しくなったために空いているだろうと判断して、下見と体力測定を兼ねて登ってみることにしました。

御殿場口の駐車場に近づくにつれて気温が下がり、最後に確認できた温度計は12℃を示していました。山頂は0℃以下だろうな…寒いだけなら服を着込めば何とかなるかな。それよりも風速が心配でした。

駐車場に到着すると、日曜日ということもあり、既に第2駐車場は満車でした。第3駐車場は半分程度の埋まり具合でした。朝食を済ませているうちにご来光タイムとなり、一般観光客の方がゾロゾロと車から出てきました。ご来光をある程度楽しんだ後すぐに出て行ってしまうので、もう少し遅く到着すれば第2駐車場に停めることができたのかもしれません。

登山口である鳥居を潜り、大石茶屋まで進みます。標高1,550mにある大石茶屋から営業している小屋がある標高3,000mの七合目まで、コースタイムで約4時間。頑張りましょう。

次のチェックポイントである次郎坊までは、傾斜が比較的緩やかなため、ここで1年ぶりの砂礫歩きの感触を確かめました。眼前には遮るものがなく、左から二ツ塚や宝永山、そして富士山と雄大な風景を楽しみながら、ペース配分を考えて進みました。でも、次郎坊までは結構あるな…。

次郎坊で、登山口と下山口が交差します。この先、単調極まりない砂礫のジグザグ登りがひたすら続きます。他のルートのようにほぼ一定の間隔で山小屋がなく、なかなか山頂までの距離が縮まっているように思えないため、たまに振り返って「随分と登ってきたこと」を実感するようにしました。

トレランの方にどんどん抜かされました。この砂礫をあのスピードでどのように歩いているのだろう?よく観察してみると、彼らは通常の登山道よりも歩幅を非常に小さくして進んでいました。あの歩き方が楽なのかな?真似してみると、確かに楽なような…。でも、歩幅を小さくする分、歩数が増える。つまり、それだけ足を動かす必要があるので、筋力を酷使するような感じです。自分にピッタリな歩き方を見つけることはできるかな?

新六合目にある営業していない六合目小屋を通過し、だんだんと砂礫状からザレ状に道が変わってくると、六合目に到着。ここで、プリンスルートと合流しました。この先は、これまでのように砂礫歩きに苦しめられることはなく、順調に進むことができます。しかし、ここまでに体力をゴリゴリ削られているため、山頂まで苦戦を強いられそうな感じがしました。

営業していない七合目の日の出館を通過して、宝永山のバッジが売っているわらじ館に到着。ここで少し休憩しました。この先にある砂走館では、既に今年の営業は終了したらしく、小屋締めの作業中でした。

標高が3,000mを超えたので、呼吸に気を付けながらさらに登って、(富士宮口の山小屋が満員の場合に備えて?)富士宮口八合目とつながっている分岐を過ぎ、七合九勺にあるのになぜか赤岩八合館に到着。この先は山頂まで営業している小屋がなくなるので、ここでも少し休憩しておきました。ただ、赤岩八号館も小屋締め作業が始まっていて、のんびりと座って休憩することは許されない雰囲気でした。

ここで、両手がパンパンに浮腫んでいることに気が付き、初めての経験だったので少し不安になりました。きちんと水分はとっているけれど?

いよいよ山頂を目指します。ただ、覚悟はしていましたが、小屋だらけの他のルートを先に経験してしまうと、山頂まで途中に目標とするものがないので、コースタイム的には1:30程度であっても非常に長く感じました。

道を譲っていただく際にどこから登ってきたのかを尋ねると、半数以上が「プリンスルート」と答え、御殿場口よりも楽とは言えども、登っている方の多くは苦しそうな顔をされていました。私も同じような顔をしていたのでしょう。富士山は高尾山に次いで挨拶をしない山であると認識している中で、極々僅かに挨拶してくる下山中の方は、まるで示し合わせたように「こんにちは」ではなく「頑張ってください」であったのが、御殿場口ルートとは何か?を物語っているようでした。

途中で、パンパンに浮腫んだ両手の血の気が引いて真っ白になっているようで、これは目の錯覚か?と思いながらも、えっちらおっちら登って山頂の鳥居に到着しました。

立ち止ると寒いので、すぐにお鉢廻りへ。ほどなくして浅間大社奥宮に到着してお参りを済ませると、いつもと比べて体調が明らかにおかしいことに気が付きました。相変わらず両手が真っ白なので、慌てて上着を着込んで手袋を装着し、持参しているお湯を飲んで身体を温めました。引き返して下山しようかどうか迷いましたが、剣ヶ峰まで行ってみることにしました。

ゆっくり目で歩いていると、剣ヶ峰では大行列ができていることが確認できました。これは無理だな…と思った矢先、急に雲が切れて晴れてきて、ポカポカ陽気になりました。すると、身体が嘘のように楽になってきたので、これなら行ける!と思い直し、剣ヶ峰の行列に並びました。25分ほど待って記念撮影を終えた後、7月に落としたナルゲンボトルを探しましたが見つからず、諦めて速やかにお鉢廻りへ。

体調はすっかり回復し、山頂にある小屋も全てが小屋締め作業中でしたが、扇屋の前で昼食にしました。昼食中は、上着を着なくても寒くない程度の暖かさで、太陽の偉大さを改めて実感しました。

さて、下山です。挨拶をする方には登り時と同じく「こんにちは」ではなく「頑張ってください」と返しながら下り、七合目日の出館に到着。御殿場口の醍醐味である大砂走りが始まりますが、一度経験しているので、コースタイムの確認をするために敢えて歩いてみることにしました。

富士宮口への分岐となる下り六合までは、比較的下山者、特に団体さんが多くてゆっくり下っているので、歩きでちょうど良かったです。下り六合で、宝永山に寄り道してみたくなり、馬の背方面へ。

馬の背では、案内標識の撤去作業中でした。宝永山に到着すると、先着した男性がザックから荷物を取り出しているところでした。私が山頂標識にカメラを向けても、お構いなく食事の準備を始めたため、変な角度からの撮影となってしまいました。早い者勝ちなのは理解しているつもりですが、この男性に限らず、撮影スポットで休憩するのは控えていただきたいものです。

その後、猛烈な勢いで下って行く方にぶつからない様に気を付けながらのんびりと下り、ゴールとなりました。

これにて、主要4ルート全てを経験しました。通常の登山口(五合目)から登るのであれば、やはり御殿場口が一番トレーニングになると思いました。また、全てのルートを経験してみると、2008年に皇太子様が富士山に登られた際に、なぜあのルートを選択したのか、理解できることでしょう。

今回の反省は、両手の浮腫みを甘く見ていたこと。体調の変化に気が付いたのであれば、速やかに何かしらの対応をするべきでした。特にソロ登山の際は、気を付けようと思います。

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