3000m級のみ見える世界-塩見岳
- GPS
- 34:37
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,812m
- 下り
- 2,815m
コースタイム
5:30 鳥倉登山口
9:05 三伏峠
13:21 烏帽子岳
14:10 三伏峠小屋テント場
8月1日
2:50 三伏峠小屋テント場
4:01 本谷山
6:02 塩見小屋
7:11 塩見岳西峰山頂
7:17 塩見岳東峰山頂
8:12 塩見小屋
11:30 三伏峠小屋テント場
14:30 鳥倉登山口
14:40 鳥倉登山口駐車場
天候 | 曇りときどき雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨がよく降ったせいか地面がゆるく結構泥々になりました。 塩見岳直下の岩場は高度感に慣れていれば特に問題ありません。 |
写真
感想
やっぱり山は登ってみるものです。
そこは天上の世界でした。
夏休みを利用して南アルプスへ。
アプローチが遠く中々行きづらい塩見岳を目指す事にしました。
初日は山伏峠までのそう遠くない道のり。(林道歩きが余分ですけど)
曇りでしたが何とか小雨がパラっと来る位までにたどり着けました。
雲行きが怪しいので急いでテントを張ります。
張り終えた途端、雨脚が強くなります。
テントの中に避難し横になっていると豪雨の様相。
外を見ればテントが川の中に。
雨は3時間程で止みましたが後から登ってこられた方は合羽の中までずぶ濡れだった様です。
翌日は2時10分起床。
テントはそのままにし、軽めのザックで出掛けます。
しかしこれがつらい道のり。
ガスで視界は利かず、登山道は前日の雨でどろどろ、おまけに木々は露か雨かは判りませんが水を含んでおり、30分程歩いたら全身ぐっしょりに。
合羽を着こみ進みますが行けども行けどもガスは晴れず、何度も引き返そうと思いました。
4時頃ついた本谷山であきらめかけていた時、夜明け前の薄明かりにくっきりと塩見岳の姿が!!(周りはガスの中なのに塩見岳のみ浮かんでいました。)
これは行くしかないと自分を奮い立たせ進んでいきます。
その後もずっとガスの中でしたが、塩見小屋を超え、塩見岳に向かう途中で突如視界が晴れ渡りました。
後はひたすら登るだけです。
直下の岩場はやや時間が掛りましたが何とか塩見岳の頂上にたどり着きます。
何という景色でしょう。
見渡せば2800m位まで一面雲に覆われています。
その中に白峰三山、仙丈、甲斐駒、荒川、赤石といった南アルプスの盟主やたちの姿が浮かんでいます。
さながら3000m級の山々しか顔を出す資格の無い会議場でした。
(遠くに見えるのも富士山、木曽駒、槍穂高といった所だけでした。)
ひとしきり感慨にふけりながら景色を堪能した後、降りる途中ライチョウの親子と出会うことが出来ました。
ふさふさの雛はとても可愛く、逆に母親は気高さを持ていました。
そこからはひたすら降りてテントを回収、鳥倉の駐車場まで。
林道歩きはつらいです。
途中でくじけず登ってきた甲斐が有りました。
機会が有れば仙塩尾根や蝙蝠岳へ足を延ばすことを行ってみたいと思います。
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