富士山・吉田ルート カルチャーショックを受けた初富士登山
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- GPS
- 12:32
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,717m
- 下り
- 1,718m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 4:37
- 合計
- 11:58
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
マイカー規制は仕方ないとして、もう少しバスを増発するとか出来ないものなのでしょうか。上高地などと比べ、手際が悪いと感じました。 |
その他周辺情報 | 下山後、かなり離れていますが甲府市内のトータス温泉で入浴しました。そちら方面に向かわれる方は是非。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
ハイドレーション
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
携帯
時計
タオル
ストック
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感想
初めての富士登山です。オーソドックスな吉田口から登りました。
色々な意味で他の山域とは様子が違い、カルチャーショックを受けました。
まず皆さん、速いこと速いこと。
スタスタ、ガツガツと大股で歩いて行く人もいます。
装備を見るとスニーカー率が高く、これにも驚きました。
極めて山慣れしているのか、それとも全くの初心者か…。
ペースの早い人に引きずられそうになるもぐっと我慢をして登ります。
外国人が多い事、スニーカー&ジーパンの人が散見される事が他山域と違うように思いました。
歩き始めて1時間経たないうちに森林限界を超えてしまうのも独特です。
山小屋の真ん前、庭先みたいな所を通過して行く登山道というのも特異ではないでしょうか。
六合目から暫くして最初の山小屋につき、その後八合目まで断続的に山小屋を縫うように登っていく、そんな風に感じました。
山小屋の前はベンチがある所が多く、見晴らしも良い場所です。そのため休憩ポイントとなっています。
私は同行者を待つ為に何ヵ所かでお世話になりました。
八合目を過ぎると山頂まで山小屋はありません。九合目の迎久須志神社周辺のややなだらかな場所に仮眠をとっている人が沢山いて驚きました。
寝ている時は呼吸が浅くなって高山病は悪化すると聞きましたが大丈夫なのでしょうか。
私は幸いにして頭痛などにはなりませんでした。しかし、九合目前後から体のパフォーマンスが落ちた(登るスピードが落ちた)ので高山病だったのかもしれません。
山頂でのお鉢巡りは急なアップダウンも無かった為体調不良は特に感じませんでした。先月の裏銀座縦走時の高度順応が多少なりとも残っていたのでしょうか。
お鉢巡りをしている最中はそれ程人が多いとは感じませんでしたが剣ヶ峯では記念写真渋滞が起きてきました。次いつ来れるか解らないので(もしかしたら、もう来れないかも)その列に並んで記念写真を撮る事に。建物の横が最高地点というのも何だか変な感じです。
久須志岳山頂には50年程前に設置された古い方位盤がありました。あまりここに来る人は多くないようです。
いよいよ下山です。ブル道を下ったのですがこれがまた快適でした。
ややザレているこの道、バランスも取り易くガンガン下りて行けました。
スパッツは付けませんでしたが靴に小石が挟まる事もありませんでした。
スニーカーで来ていた人達は靴に石が入ってしまい、難儀されていたご様子。堪りかねてレジ袋をスパッツ代わりにする人も。
ここでひとつ気懸りな事が。3340m付近で倒れこんでいる子供が居たのです。
かなり具合は悪そうで、地面に横たわっていました。既に自力では歩けない様子。高山病のように見受けられました。
「どうされましたか?大丈夫ですか?」と、同行者に声を掛けましたが「大丈夫です。もうここまで降ろしました。いざとなったら担いででも降ろします」との事。
3300mは北岳より高いのですが…。傍目には既に”いざ”な事態に見受けられました。それ以上余計な口出しをするのは憚られたのでそれ以上は口を挟みませんでしたが本当に大丈夫なのでしょうか。事態の認識が不十分かもしれないと感じました。
http://square.umin.ac.jp/miura/essay.dir/Hakuga.html
この事例を知っていたので顛末が気になります。
(シャトルバスに乗っている時に救急車とすれ違いました。あの子供の為の車だと良いのですが果たして。間違って途中の山小屋で一泊などしてしまうと…)
日が落ち、薄暗くなった頃、六合目から五合目への緩やかな道を歩いているとすれ違う人がいました。それも何人も。
聞けば七合目まで登って小屋に泊まる人、そのまま山頂を目指して登る人もしました。
普通の山域では考えられない事ですが、富士山ではそれがメジャーな登山様式のようです。これには驚きました。特に難所は無いとは言え、これは凄い。
昼間、自分のペースで歩いたので特段大変な山とは感じませんでしたが、夜中歩いて山頂でご来光を…と狙うのは中々大変そうです。
そんな、こんなで色々と驚くことの多かった初富士登山でした。
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