裏岩手縦走(七滝コースより)
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- GPS
- 14:10
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 2,779m
- 下り
- 1,830m
コースタイム
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 11:50
- 山行
- 2:09
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 2:15
天候 | 初日-晴れ・二日目-曇りのち雷雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
県民の森には20台分位の駐車スペース 八幡平から県民の森まではアスピーテラインを使って自転車で移動 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全コースに渡って刈り払い済み ・水場は犬倉山と大深山荘の水場が出ていることを確認 三つ石山荘の水場は未確認(出ていなかったとの情報もあり) 県民の森駐車場〜七滝登山口 舗装路、車が通ります。七滝登山口に登山ポスト。 七滝登山口〜野鳥観察舎〜七滝手前 林の中の未舗装の林道歩き、車は通りません。 七滝手前〜七滝〜一服峠〜左俣沢〜湯華採取跡 林の中の歩きやすい登山道。一部流出箇所ありですが危険無し。左俣沢付近は泥濘が酷いところがあります。湯華採取跡はに渡渉箇所がありますが簡単に越えられます。 湯の華採取跡〜大地獄分岐 樹木のない砂礫の道。勾配があるので滑りやすいです。急傾斜のトラバース箇所や細めの尾根もあります。スリップや転落に注意。火山性ガスが噴出しており硫黄のにおいが立ち込めています。有毒ガス注意の看板あり。 大地獄分岐〜お花畑〜不動平 林の中の登山道。見晴らしはありません。危険箇所は特に無し。不動平避難小屋はトイレあり。 不動平〜岩手山〜鬼が城 森林限界を越えます。晴天時は景色が楽しめます。岩手山へは山頂に向かって左側が砂が堆積して足を取られます。お鉢周りは高度感ありますが風が無ければ危険性無し。鬼が城は手足を使って歩くところがあります。岩場が続くのでバランスを崩しての転落注意。 黒倉山分岐〜姥倉山分岐 気持ちの良い稜線歩き。晴れていれば視界良好。 犬倉山水場〜大松倉山〜三つ石山荘 林の中の歩きやすい道。犬倉山水場へは登山道からすぐです。三つ石山荘はトイレあり 三つ石山荘〜三つ石山〜小畚岳〜大深岳〜大深山荘 歩きやすい道です。所々に木道あり。三つ石山は紅葉がはじまっていました。小畚岳から大深岳のコルは道が九十九になっているので、さほど傾斜はきつく感じません。大深山荘はトイレあり。 大深山荘〜嶮岨森〜諸桧山〜畚岳〜裏岩手縦走路入口 歩きやすい道です。大きなアップダウンも無く、所々に木道が設置されています。両側が笹薮で見晴らしが利くところは多くありませんが、沼が点在して楽しみながら進めます。畚岳は少し傾斜きつめ。 |
その他周辺情報 | 八幡平温泉-森乃湯 ¥600 露天風呂、石鹸シャンプーが付いています |
写真
装備
個人装備 |
小屋泊まり装備
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感想
いつかは歩いてみたい稜線でした。去年計画したものの悪天候で断念を余儀なくされ、今年は天候不順で諦めかけていましたがようやくの晴れマーク。期待に胸を高鳴らせ計画実行です。
自家用車でアプローチするので、入るところと抜けるところのつなぎが問題でした。盛岡駅からバスを使うと駅周辺に車を停めっぱなしにする必要があり、バス時刻に合わせた行動も必要になってきます。初めての場所を長い距離を歩く際は、時間が読めないことがバス利用に二の足を踏むことになるのですが今回この問題もクリヤーです。少し前に自転車を手に入れて移動の手段に取り入れることが出来ました。おかげで登山のあとは八幡平の山頂から颯爽とダウンヒル・・・のハズでした。まぁ多少目論みは外れたものの概ね満足の行く結果です。
前日の夜、仕事を終えてから車での移動。食事や入浴、買出しなど済ませると出発は夜9時近くになってしまいました。急いで走って八幡平の登山口に自転車をデポして七滝の登山口まで移動。この時点で既に夜中の2時を廻っています。翌日の行動を考えて朝は早く出発したいので目覚ましをかけて急いで仮眠します。
翌朝あまり寝た気がしないのでさすがに爽快な目覚めとは行きませんが、気持ちの良い青空に気持ちも盛り上がります。
七滝登山口で登山届けを提出して出発。朝の静かな森の中をしばらく行くとコースの名前の由来になった七滝に到着します。七滝を見るためには少しコースを外れることになるのですが、この先の道程の長さに既にあせっているのでパスして進みます。
寝不足のせいか 足が重たくなかなかペースが上がりませんが、何とか湯の華採取場跡まで到着。ここまで泥濘箇所もあったりしますが基本的に歩きやすい道です。スタートの県民の森から硫黄のにおいがずっと続いていましたが、この辺りになると一段とにおいが濃くなります。二箇所ほど小さな沢をまたぎますが問題点無し。
大地獄は温泉ガスのためか、樹木はほとんど生えておらず、砂礫の尾根が続きます。ガイドロープが張られていて進む方向はわかりやすく、コースはそれほど難しくはありませんが、高度感があり傾斜のある尾根を歩いたり滑り易かったりと精神的難易度が上がります。
大地獄を過ぎると岩手山まで林の中をひたすら上がって行きますが、個人的にはこの登りがいちばんキツカッタ。至る所に道標が立ってて「岩手山まであと??m」と書いてあるのです、その数字が一向に減らない。感覚的には一キロ歩いても標識には100m減としか書いてありません。
道標を見るのが嫌になってきた頃、ようやく不動平の避難小屋に到着です。この辺りになると急に登山者が増えてきます。山頂へは右回りと左回りがありますが左から行くことにします。左は砂地で足が取られてペースが上がりません。硬そうなところを選んで登って行きます。頑張って岩手山の縁に上がってしまえば歩きやすくなります。お鉢周りは沢山のお地蔵さんが並ぶ中を歩いて廻ります。地元の人たちの信仰の山なんだと実感します。眺めを楽しみながら山頂目指します。山頂は登ってきたところから丁度半周したところです。ゆっくり眺めていたいところですが、風が結構寒いので写真だけ撮ってそそくさと下がります。
お鉢周りの残り半周と不動平への下りは登ってきたときと違い砂地はありません。右回りと左回り、どっちが廻りやすいんでしょうか。地元の方に聞いてみたいところです。
この先は稜線歩きになります。鬼が城は不動平避難小屋の横を登っていきます。しばらく岩場が続き両手を使って昇り降りするところもあります。狭いところを通ったり大きな段差を昇り降りしたりがあります。ザックを引っ掛けてバランスを崩さないよう気をつけて進みます。
岩場にはペンキマークで進む方向が書かれているので迷うことはありません。景色を楽しみながら進むことが出来ます。
鬼が城を過ぎるとなだらかな稜線になります。刈り払いは幅広く行われているので藪や枝が邪魔をすることもありません。所々木道などもありとても整備の行き届いた山です。
何箇所かアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を下げていき犬倉山の水場へ。水場は縦走路の丁度真ん中辺りととても良い場所にあります。水量も豊富で冷たい水が乾いた体に染み渡ります。この先宿泊地へ向かいますが、三つ石山荘と大深山荘のどちらに泊まるかまだ決めていません。出来れば大深山荘まで足を伸ばしたいところですが、日没が早くなってきたこの時期に間に合うかどうか微妙なところです。三つ石山荘に泊まる場合は水が出ていない可能性もあるので、ここで水を3l補給します。
三つ石山荘は地塘が目の前にあってとても綺麗な気持ちのいい小屋です。中には薪ストーブもあり冬に重宝しそうな場所にあります。三つ石山荘に到着したときは午後2時。進むか泊まるか悩む中途半端な時間ですが、小屋で休んでいた地元の方に大深山荘まで3時間もあれば着くと聞いて進むことにします。
小屋からすぐに三つ石山への登りです。傾斜が一定で一本調子に足を止めることがなく黙々登っていけます。石がゴロゴロしているので濡れていると少しひどいかもしれません。山頂に登ってしまうとあとは小畚岳までは緩い稜線伝いに進みます。この辺りは紅葉がはじまっています。あと二週間もするとかなり良い感じになりそうです。
小畚岳を過ぎると本日最後の斜面です。一旦下りての登り返し、目の前に大深山が見えていますが疲れた足ではなかなか近づけません。刈り払いは行き届いているので歩行に苦労はありませんが、小屋が見えたときはホッとしました。
小屋の前にはベンチがあって休憩にも最適です。水場は歩いて3分の表示があり、縦走路から少し歩いていきますが場所はわかりやすいです。水場まで木道があり豊富に水が流れています。ただ途中ぬかるんだところもあるので登山靴を脱ぐ前に汲みに行ったほうがいいでしょう。小屋の中にはトイレあり。綺麗な小屋でした。
翌日は朝からガスで真っ白です。残りの行程はほとんど無いのでノンビリ出発しますが、どこを見ても視界が無いのでちょっとがっかりです。稜線には何箇所も沼があり晴れていれば楽しそうなところでした。
石沼を過ぎた辺りで雷が鳴り出し足を速めます。畚岳で降りだしレストハウスに着く頃には本降り。ゴールした感慨も無いまま急いでデポした自転車を回収して走り出します。アスピーテラインと樹海ラインのどちらで下るか悩んでましたが、雨が降ったことでスリップすることも考えて、それほど勾配のきつくないアスピーテライン出下ることにします。こちらだとほぼ下り勾配で自転車を漕ぐ事が無いのがありがたいです。その代わり距離は伸びるのでどちらが正解かはわかりません。
八幡平温泉まで順調にに下り最後の登り坂を走りきると今回の本当のゴールの県民の森に到着です。車を回収して、びしょびしょに濡れた体を森乃湯で洗い流してようやく人心地着きます。
今回の自転車は結構使えそうなアイテムです。今後プランに巾が出そうな気がします。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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去年からの念願叶いましたね。
しかし一日で岩手山を登ってから大深山荘まで歩いてしまうとは驚いた
自分も今度は岩手山を入れての裏岩手縦走を挑戦してみたいものです。
でも自転車は結構使えそうですね、自分持ってないのでとても欲しい…
今年は天気悪くてどうなるかと思いましたが何とか悲願達成です。
この計画、逆コースだと多分結構厳しいですが 元気なうちに一気に岩手山登ってしまえば跡は緩やかな稜線歩きなので うまく歩けました。
自転車は今回の計画のキモで、コレがあったおかげで安心して周回できました。これから活躍してくれそうな気がします。
チャリ下りが楽しそう〜〜〜♪
晴れてりゃね(笑)
楽しかったですよ。晴れてれば(笑
ほとんど下りなんですが、最後の温泉までが上り坂なのでいい目ばかりは見れませんでした。今度は晴れた日にまたやりたいです。
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