大門沢リベンジ白峰三山テント泊縦走（北岳〜間ノ岳〜農鳥岳）

2017年09月09日(土) ~ 2017年09月10日(日)

• GPS: 31:31
• 距離: 23.3km
• 登り: 2,471m
• 下り: 3,140m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:48
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:38

6:46 広河原インフォメーションセンター
6:50 6:55 広河原山荘
7:05 7:06 白根御池分岐
8:46 8:51 白根御池小屋
10:05 10:07 草すべり分岐
10:23 10:24 小太郎尾根分岐
11:04 11:05 北岳肩ノ小屋
11:23 11:24 両俣分岐
11:47 12:04 北岳
12:28 12:29 吊尾根分岐
12:45 12:46 トラバースルート分岐
13:05 13:20 北岳山荘
13:24 宿泊地

2日目

• 山行: 8:42
• 休憩: 0:57
• 合計: 9:39

4:37 宿泊地
5:16 中白根山
6:04 6:10 間ノ岳
7:13 7:14 農鳥小屋
8:00 西農鳥岳
8:32 9:09 農鳥岳
9:45 9:46 大門沢分岐
11:35 11:45 大門沢小屋
13:57 13:59 奈良田ゲート
14:15 奈良田駐車場
14:16 ゴール地点

天候

1日目：晴れ　2日目：曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

中央自動車道甲府南IC〜奈良田駐車場（第2駐車場）に駐車
広河原行きバス　1130円

コース状況／危険箇所等

北岳山荘下のトラバースルートは落石注意の為通行止め。
今回の課題でもある大門沢の長く続く下りは転倒事故も多いそうです。
丸太橋など注意して通過ください

写真

9/9 5:07

朝5時奈良田第2駐車場に着きました。停められないことは無いですが今日は車多いかもしれません。

9/9 5:15

10分ほど下ったバス始発停留所へ
運賃1030円＋協力金100円＝1130円です

9/9 6:32

約50分で広河原到着。今日も賑わってますねー

9/9 6:33

2階の方に回るとこんな碑がありますよ

9/9 6:47

ゲートくぐって出発です

9/9 6:48

北岳山頂の方は少々曇り気味

9/9 6:49

いつもの吊り橋からスタートです

9/9 6:51

橋を渡ってすぐ広河原山荘到着

9/9 6:55

バス停前インフォセンターのトイレは激混みな時は
広河原山荘でお借りすると良いかもですね。チップ制ですが
キレイです。

9/9 6:59

樹林帯の登りスタート。木漏れ日がキレイです。

9/9 7:14

今日は白根御池分岐を右に。ぼーっとしてると見過ごしちゃう（笑

9/9 7:17

予想よりも急登で大変でした

9/9 7:47

木のハシゴも出たり

9/9 8:25

なんか元気でますね！

9/9 8:31

慎重に進みます

9/9 8:41

白根御池小屋到着。きれいな小屋でした

9/9 8:53

御池とテント場

9/9 8:55

花を見ながらまた急登です

9/9 9:34

北岳山頂見えてきましたよ

9/9 10:13

鳳凰三山方面

9/9 10:27

小太郎山分岐点

9/9 10:25

小太郎尾根の先に甲斐駒が〜

9/9 10:27

仙丈ケ岳もキレイです

9/9 10:27

この景色が見たかった！

9/9 10:36

そびえ立つ北岳

9/9 10:36

まだまだ小ピーク登ります

9/9 10:38

結構手足使って登ります

9/9 10:56

肩の小屋が見えてきました！

9/9 10:56

テント場方面

9/9 10:58

小屋っぽくて良い雰囲気

9/9 11:05

カレー食べたかった（笑

9/9 11:09

北岳山頂へもうひと頑張り

9/9 11:23

両俣小屋分岐

9/9 11:33

肩の小屋がもうあんなに小さく

9/9 11:40

北岳山荘も見えました

9/9 11:40

頂上まであと少し！

9/9 11:51

到着！晴れているうちに来れました〜

9/9 11:52

明日歩く間ノ岳方面の稜線

9/9 11:52

仙丈ケ岳方面

9/9 11:53

気持ちいい〜

9/9 11:54

いつかは南ア南部も行きたいな

9/9 12:21

今日泊まる北岳山荘に向かいます

9/9 12:23

山頂直下はかなり勾配きついです

9/9 12:27

八本歯方面からの登りも厳しいですね

9/9 12:27

吊尾根分岐点通過

9/9 12:39

ハシゴも出ますよ〜

9/9 12:55

振り返って北岳。もう秋の色かな〜

9/9 12:45

間ノ岳ヘの稜線は素晴らしいですね

9/9 13:22

北岳山荘到着しました〜

9/9 13:22

テン場にクマが出たそうです

9/9 13:23

お水は小屋前で無料でいただけます

9/9 13:23

小屋のトイレ

9/9 13:24

バイオ式です！

9/9 15:30

今日の寝床ゲットです。お一人様800円

9/9 14:44

まずはおひとつ

9/9 15:32

テント場。景色◎

9/9 15:34

小屋横の方も盛況

9/9 15:37

模型のようです

9/10 5:12

夜明け前出発もガスガス〜

9/10 5:16

中白根山

9/10 6:02

風が結構強かったです

9/10 6:05

間ノ岳山頂も真っ白！

9/10 6:06

三角点

9/10 6:15

山頂は結構広くてたくさんの方が

9/10 6:19

間ノ岳山頂から農鳥岳方面へ

9/10 6:27

太陽ガンバ

9/10 6:46

モヤっております

9/10 6:38

間ノ岳から岩場下り

9/10 6:48

迷いようのないペンキマークありがとうございます！

9/10 6:51

ちょっと庭園風

9/10 7:00

農鳥岳テント場。オヤジさん一人でごみ拾い中でした

9/10 7:04

農取小屋到着

9/10 7:04

9/10 7:05

お手洗い（上級者向け）

9/10 7:14

建屋数多いですよね

9/10 7:14

農鳥岳へ向かいます

9/10 7:15

奥川のテン場

9/10 7:42

少し険しい岩場通過なので注意します

9/10 7:56

西農鳥岳山頂

9/10 8:08

手足使いますよっと

9/10 8:16

西から湧いてくるガス

9/10 8:33

農鳥岳山頂お団子標識

9/10 8:35

御意

9/10 9:29

大門沢下降点への稜線。ちょっと晴れました

9/10 9:32

富士山もやっとお目見え

9/10 9:38

下降点が見えてきました

9/10 9:42

振り返って農取方面

9/10 9:45

稜線ともお別れ。最後に晴れて良かったです

9/10 9:46

気を引き締めて下降開始！

9/10 9:56

ハイマツ帯を一気に下ります

9/10 10:14

石の段差も大きい

9/10 10:38

この根、実際は段差すごいんです。上から見ると足場取れない

9/10 10:42

歯抜けになっており怪しいハシゴ（汗

9/10 10:53

沢沿いに出られれば

9/10 11:07

少し傾斜も緩やかになります

9/10 11:13

ここから丸太橋ゾーンへ

9/10 11:14

危険な香り満載

9/10 11:21

このロープ君はすでに自分の役割を捨てて川に浸かっております（汗

9/10 11:37

大門沢小屋到着〜良かった

9/10 11:38

農取小屋よりさらに上級者向けトイレ

9/10 11:40

テント場

9/10 11:48

沢沿いに降りて進みます〜

9/10 11:52

またも危険な香りのロープ

9/10 11:57

ゴクリ・・

9/10 12:00

水の勢いがしっかりできれい

9/10 12:00

ここは手すりもあって安心

9/10 12:01

しかし最後は手すりが足元位置に来る魔仕様

9/10 12:03

まだまだ橋続きます〜

9/10 12:25

コケコケしてていい感じ

9/10 12:35

木漏れ日で気持ちいい

9/10 12:54

2本橋かかっていると見せかけて実は3本

9/10 12:55

これは安心設計

9/10 12:55

こちらは上級者向けです（笑

9/10 13:11

大きな石

9/10 13:21

吊り橋ゾーン突入

9/10 13:22

足元の板がペコるのとちょっとずれてて怖い

9/10 13:27

砂防ダム。久しぶりに人工物の香り

9/10 13:32

新しい吊り橋整備中のようです

9/10 13:34

久しぶりに人工物見ると嬉しいですよね〜

9/10 13:43

下界は暑かった〜

9/10 13:57

工事用ゲートをくぐって

9/10 13:58

登山口に戻ってきました！

9/10 14:11

見おぼえるのある橋。ゴールはすぐそこ

9/10 14:15

到着〜お疲れ様でした！

9/10 14:15

まだかなり停まっておられます

9/10 15:56

帰りは足を伸ばして「なんぶの湯」行きました

撮影機器：

NEX-5 SONY

感想

minz

週末の天気が良さそうだったのでテント担いで広河原から奈良田への
白峰三山縦走に行ってきました。

実は以前に同じルートで歩いたんですが、大門沢での下りで大転倒。
（今まで山登っていて一番の大転がりでした。しかも2回）
アルミのストックが折れ、服も破れ、地味に流血しながら文字通り
泣きながらで何とか降りてきた経験から、どの山に行っても
下り（特に丸太橋やハシゴ）がちょっとトラウマ気味に。
克服するには原因のルートをしっかり降りないと！ということで
今回のテーマは時間かけてもいいので大門沢をしっかり降りる！と
いうことで行ってまいりました。

（1日目）
■奈良田駐車場〜広河原〜北岳山荘
このルートでは最後のゴール地点に車を置いて置けることが利点ですよね。
5：30の始発広河原行きバスに乗れるよう駐車場に着きました。
少し上側の大きな第2駐車場に停めて、始発バス停の第1駐車場に
10分ほど歩いて下ります。

いつも週末は複数台バスが出ますので第2の方も始発で来てたのですが
今日は様子が違った模様。改札係もいなくてバスは第1Pの方に2台のみ。
第2では乗り切れずに「1時間ほど待ってて〜」とのことでした。
このへんは芦安より本数少ないので仕方ないですが、バス会社さんに
頑張ってほしいところです。

時間はかなり予定より遅れましたが何とか広河原到着。
準備を整えていざ北岳に向けて出発です。
いつも北岳は左俣の大樺沢方面で登っていましたので初めて白根御池小屋
方面から草すべりルートを登ってみました。
まぁこれが急だわ急だわ。池もあるので小屋あたりは平坦かと勝手に
想像してましたが、ほぼ全線急登の連続でした。
先週登った合戦尾根より全然急で大変な気がしました。

でも良い天気の中、初めて肩の小屋にも寄れて楽しく登れました！
山頂付近から見た小太郎尾根から仙丈ケ岳が奇麗でしたね。
いつか仙丈方面への尾根歩きもしてみたいです。

北岳は山頂直下が勾配もきつく最後のひと頑張りが大変です。
八本歯からヘロヘロで上がってきたお兄さん大丈夫だったかな！
景色も楽しめましたので、北岳山荘へ降りてテント泊です。

翌日も夜明け前に早立ち予定なので、景色の良い場所より
小屋近のお気に入りの場所に張らせてもらいました。
テント場　800円也。
お水は小屋入り口の蛇口から無料で頂けるので助かります。

（2日目）
■北岳山荘〜間ノ岳〜農鳥岳〜大門沢降下点
朝4時過ぎにテント撤収して出発です。
天気予報は晴れで下界はその通りのようでしたが、稜線上はガスって
風もかなり強くちょっと大変でした。何とか雨は降らなかったので
無問題です。何しろ今日の大目的は大門沢の下りですから（笑

でも間ノ岳はちょっと見たかったな〜
私は白峰三山では間ノ岳が一番好きなんです。
特に農取小屋過ぎて西農取へ向かう登りあたりで振り返る間ノ岳は
雄大で超イケメン！かっこいいので機会があったら是非見てくださいね。

北岳からの稜線歩きは長くて気持ちいいですが、農取小屋のオヤジさんが
口酸っぱく言うように、確かに逃げ道はありません。
今日みたいに天気がイマイチの時はなるべく早く通過して降りれるよう
早立ち、早通過がいいのかもしれませんね。

■大門沢降下点〜奈良田
さて、いよいよ本日のメインイベント。大門沢の降りです。
思わず降下点の標識に手を合わせる…
元々下りがあまり得意でない私。とにかく慎重に基本に忠実にを心掛けました。

・後傾にならないよう背筋を伸ばしてしっかり歩く
・段差が大きいところがあるのでストックに頼らずしっかり「手を使う」
・疲れてきても「集中」を切らさない

なんて感じで当たり前ですが心掛けて下ればうまく行けました。
（最初は本当に怖かった…）
前回も2回大転倒したのは集中力が切れてたのと頭打ってぼーっと
してたのが大きいなと反省です。
山登りの基本ですが「手を使う」とかなりのところまで上り下りが
スムーズにできると改めて思いました。疲れてきたり面倒がったりで
適当に降りると事故の元だと良く分かりました。

ひとつこの下山ルートで注意点ですが
丸太橋やハシゴなどいくつか出てきますがトラップ要素ありますので
気を付けてください！
丸太橋にかかっているロープは基本テンションかかってないので
ロープ頼ると逆にバランス崩して危険です。
ハシゴ類も前回止まっていると見せかけて一段完全に壊れていました。
まぁ南アっぽいっていうことなんですが、すべて疑いながら確認して
確実に渡れば大丈夫だと思います。（そんな南アが大好きです笑）

そんなこんなで何とか「ノーミス」で降りることができました。
終わってみれば沢まで出れば急降下も少なくなりますし
爽やかな沢沿いで私好みの長歩きができるいいコースだと
思ってしまいました。（勝手ですね笑）

気持ち的にも前回からずーっとトラウマ感があったのが
本当にスッキリできました。駐車場に戻れた時の達成感が今回は
とても大きくてビビらずリベンジして本当に良かったです。
下りは事故が多いですが、ひとつ自分もレベルアップできたような気がします。
また同じルートで歩きたいな〜と自然に思えたので良かったです！