久しぶりの奥穂高
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.5km
- 登り
- 1,973m
- 下り
- 1,972m
コースタイム
河童橋6:10−7:00明神7:05−徳沢8:00−9:00横尾9:10−10:20本谷橋10:35−12:35涸沢(テント泊)
(2日目)
涸沢6:20−ザイテングラート取付7:30−8:30穂高岳山荘8:40−9:30奥穂高岳9:50−10:30穂高岳山荘10:45−11:10涸沢岳11:30−穂高岳山荘11:45−12:30ザイテングラート取付12:35−13:20涸沢(テント泊)
(3日目)
涸沢6:50−8:10本谷橋8:25−9:20横尾9:30−10:30徳沢10:45−11:30明神11:40−12:40河童橋
※ルートは手書きです。
天候 | 9/14 快晴 9/15 快晴 9/16 晴れのち曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(東京駅 22:40発⇒上高地 翌5:20着) ・帰りは上高地→(バス)→新島々→(電車)→松本→(JR特急「しなの」→長野→(新幹線)→上野 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【上高地〜横尾】 ・アップダウンの少ない砂利の林道。長いので帰りは結構疲労する。 ・上高地〜明神間は、時間に余裕があれば梓川右岸側の自然探勝路の方が変化があって楽しめる。 【横尾〜涸沢】 ・本谷橋を過ぎると一気に勾配がきつくなる。 ・涸沢ヒュッテは見えてもなかなか着かないww ・危険箇所、道不明瞭箇所なし。 【涸沢〜白出のコル(穂高岳山荘)】 ・ザイテングラートは岩場だが、三点支持などの基本を守れば難しくない。 ・落石させないように注意が必要。 ・下りはザイテングラートが終わった後のザレ場の方が気が緩んで危険かも。。 【白出のコル〜奥穂高岳】 ・登り始めの梯子や鎖が続くところが一番の難所だが、足元に注意して三点支持で行けば大きな危険はない。 ・風が吹くとかなり寒いので、防寒対策必須です。 【白出のコル〜涸沢岳】 ・コースタイム25分だったので安易に考えていたが、一度下りモードになった体にはつらいww ・危険箇所はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
この山域に来るは20数年ぶり。
その時は会社の山好きの同僚Tさんに「穂高に登ろう」と誘われ、
あまりコースも知らされず行くことになった。
千葉から夜の下道をひた走り、暗いうちに沢渡に着き上高地へ。
その時のコースは、上高地から横尾、涸沢を経由し北穂高岳へ。
北穂高小屋で一泊し、翌日は涸沢岳、奥穂、前穂を縦走し、
岳沢ヒュッテ(現在の岳沢小屋)でもう一泊し、上高地へ下山するというものだった。
私も含めほぼシロウトの3人を連れて、よくもまあこんなコースを歩かせたものだと思う。
特に北穂〜奥穂間は経験者でも簡単ではない難コースと後で聞いて、
あまりの無謀さにあきれ果てたのを覚えている。
時々こんなとんでもないことをするTさんだが、普段はとても温厚でのんびりとした性格だった。
私が転職した後もよく飲みに行き(といっても彼は酒が飲めないので、ひたすらウーロン茶を飲んでいた。)、当時、最も仲の良い友人だったと思う。
そんなTさんはこの山行の数年後に34歳という若さで亡くなった。山ではなく病気だった。
山に誘ってくれる人がいなくなった私はすっかり山から離れていたが、
何年か前に会社の人達と富士山に登ることになり、また山に登り始めた。
そして、今回20数年ぶりに穂高へ。
Tさんといったあの北穂〜奥穂間を歩いてみたいとも思ったが、
涸沢から見上げるそのコースはいかにも険しく、本格的登山は久しぶりということもあって結局やめた。
山にいた3日間はずっと天気が良く、20数年前と較べると体力の衰えは覆うべくもないが、終始気分のいい山行だった。
歩いた後、涸沢ヒュッテのテラスで一人ビールを飲んでいると、
自然と人の輪ができ、楽しい会話で時を過ごした。
ガラス工房で働いているという女性は、テントをモチーフにしたガラス細工ができないかと思い、涸沢まで登ってきたという。
昨年、涸沢を特集した番組を見て来たくなったという男性は、九州に住む父親を連れ出し親子でテント泊をしていた。ビールご馳走様でした。
ザイテンからの下山で会った60代の方は、まさに北穂〜奥穂間を歩き、今回うまくいったら大キレットに挑戦しようと考えていたが、「集中が持たないなぁ〜」と少し嘆いていた。今までに見たこともないぼろぼろの登山靴が今日まで辿ってきた山行の厳しさを感じさせた。
少し山が嫌いになって、リハビリのためにここに来たという女性。穂高の頂上からの素晴らしい眺めで山への気持ちがちょっとは復活したかな。
上高地を出発するとき、ちょっとしたアクシデントがあった。
上高地バスターミナルから河童橋に向かって歩いていると何となく違和感を感じた。
「あー!あのニンジンがない!!」
娘が小学生の時に作ってくれたもので、お守り代わりにいつもザックに付けていた。
急いでバスターミナルに戻ると、パッキングをし直していたベンチの下に紐の切れたオレンジ色の物体が転がっていた。
娘が小学生の頃はよく家族で山に登っていた。
高山植物が好きで、写真を撮っては家で色々調べていた。
そんな娘も今はJK。山への興味はすっかり失われてしまったようです(笑)
山というのは不思議な場所だと思う。
いろんな思い持った人達が出会ったり別れたりして、また繋がっていく。
好きな人と登るのもいいし、一人で登るのもいい。
以前は手掘りで片側交互通行だった釜トンネルがきれいになったことに時の流れを感じますが、やっぱり山は楽しい!
bobechanさん、ご無沙汰しています。
20年以上ぶりの上高地とはいえ、台風直前で天候
あの小屋のデッキはシュワシュワをいきたくなるんですよね、他にすることもないし・・・
モルゲンはまた次回ですが、色んな思いの詰まった充実の3日間でしたね。
私が昨年、北穂〜涸沢岳を歩いた際、ご友人のお話を少し伺いましたが、
親友が突然いらっしゃらなくなって辛かったことでしょう。
お守りが見つかったのもご友人が見守っていてくれたから、かもしれませんね。
いろんな方がいろんな思いで山に来られている、ほんとそう思います。
娘さんは最近は山はダメですか
ShuMaeさん、お久しぶりです
コメントいただきありがとうございます。
ShuMaeさんのレコを参考に北穂〜涸沢岳間を歩こうかと思いましたが、
下から見上げてビビったのと、ビールの誘惑に負けて行けませんでした
今年はなかなか山に行けず、欲求不満+だいぶカラダもなまってましたが、
久しぶりに北アルプスに行けてやっぱり山はいいなぁ〜と改めて思いました。
娘は他の事に夢中なんで、それはそれでいいかなと思っています
また、急激に山熱が高まりつつあるので、
ShuMaeさんのレコも参考にしてあちこち行きたいと考えています
これからも詳細なレコをよろしくお願いします
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