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Yamareco

記録ID: 1259990
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

【遠征】妙高山・火打山(リンドウ咲く高層湿原)

2017年09月16日(土) ~ 2017年09月17日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
15:40
距離
25.0km
登り
2,184m
下り
2,166m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:43
休憩
1:05
合計
8:48
6:00
4
6:04
6:06
54
7:00
7:01
84
8:25
8:25
27
8:52
8:56
44
9:40
10:00
20
10:20
10:26
43
11:09
11:11
68
12:19
12:21
5
12:26
12:26
8
12:34
12:52
5
12:57
12:57
4
13:01
13:05
47
13:52
13:53
32
14:25
14:30
18
2日目
山行
6:20
休憩
0:26
合計
6:46
4:57
4:57
28
5:25
5:29
13
5:42
5:44
24
6:08
6:13
28
6:41
6:44
26
7:10
7:12
27
7:39
7:40
28
8:08
8:08
44
8:52
8:54
71
10:05
10:11
46
10:57
10:58
1
10:59
ゴール地点
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
笹ヶ峰キャンプ場の広い駐車場に駐めた。数十台駐車可能。ただし、笹ヶ峰キャンプ場までの道は、一部工事中のため、平日20時〜翌日5時までは通行禁止で0:15〜0:45の間だけ通行禁止が解除される。要注意!詳細は、妙高高原HPを必ず参照のこと(この時間帯は、おそらく妙高ICから車で35分くらいなので、その時間を考慮したものと思われる。自分も、高速の土日割引のため、0時過ぎにICを通過して、通行禁止区間通過が0:30くらいでした。)。
自宅から往復で、654km、高速9500円、ガソリン36.8L(4820円)。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所なし。迷い箇所は、妙高山の大倉乗越から長助池分岐の中間にある分岐。大倉乗越から行って、左手(火口側)へ下りるのが正しいルート。
その他周辺情報 登山後は、杉野沢にある苗名の湯へ。450円。内湯1つ。お湯の温度は自分にはちょうど良かった。前夜、山小屋泊だったので、気持ち良かった。洗い場と内湯、これでもう十分です〜♨
2017年09月16日 06:03撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 6:03
笹ヶ峰キャンプ場への林道は、現在工事中のため、夜間は通行止め(特定の時間帯を除く)
2017年09月16日 06:04撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 6:04
笹ヶ峰キャンプ場への林道は、現在工事中のため、夜間は通行止め(特定の時間帯を除く)
雨を集めて、勢い良く流れる
2017年09月16日 07:00撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 7:00
雨を集めて、勢い良く流れる
白馬連山だそうだ
2017年09月16日 07:21撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 7:21
白馬連山だそうだ
十二曲がりの頭。息を切らしながらなんとか登り終えた
2017年09月16日 07:30撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 7:30
十二曲がりの頭。息を切らしながらなんとか登り終えた
ブナの巨木
2017年09月16日 07:35撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 7:35
ブナの巨木
少し近くなった
2017年09月16日 07:39撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 7:39
少し近くなった
こちらに迫って来る
2017年09月16日 07:41撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 7:41
こちらに迫って来る
2017年09月16日 08:11撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:11
富士見平の分岐に到着。黒沢池ヒュッテへ行くので、右へ
2017年09月16日 08:25撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:25
富士見平の分岐に到着。黒沢池ヒュッテへ行くので、右へ
2017年09月16日 08:36撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:36
2017年09月16日 08:36撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:36
アザミ(薊)
2017年09月16日 08:37撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:37
アザミ(薊)
南側の黒姫山
2017年09月16日 08:37撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:37
南側の黒姫山
南南東の高妻山、戸隠山(右から)
2017年09月16日 08:39撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:39
南南東の高妻山、戸隠山(右から)
2017年09月16日 08:41撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:41
モグラが死んでいた
2017年09月16日 08:42撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:42
モグラが死んでいた
2017年09月16日 08:47撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:47
2017年09月16日 08:48撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:48
2017年09月16日 08:51撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:51
リンドウ(竜胆)
2017年09月16日 08:53撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:53
リンドウ(竜胆)
2017年09月16日 08:56撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 8:56
2017年09月16日 09:00撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:00
2017年09月16日 09:02撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:02
2017年09月16日 09:02撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:02
2017年09月16日 09:03撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:03
2017年09月16日 09:08撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:08
珍しい白花
2017年09月16日 09:08撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:08
珍しい白花
2017年09月16日 09:09撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:09
2017年09月16日 09:13撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:13
2017年09月16日 09:13撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:13
2017年09月16日 09:15撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:15
2017年09月16日 09:15撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:15
ワレモコウの白色
2017年09月16日 09:16撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:16
ワレモコウの白色
2017年09月16日 09:22撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:22
2017年09月16日 09:23撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:23
2017年09月16日 09:26撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:26
2017年09月16日 09:28撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:28
2017年09月16日 09:28撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:28
黒沢池ヒュッテが見えた。余分な荷物はここに置いておく
2017年09月16日 09:37撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:37
黒沢池ヒュッテが見えた。余分な荷物はここに置いておく
2017年09月16日 09:39撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 9:39
2017年09月16日 10:15撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 10:15
妙高山の雄姿
2017年09月16日 10:20撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 10:20
妙高山の雄姿
2017年09月16日 10:27撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 10:27
2017年09月16日 10:29撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 10:29
あれが長助池かな
2017年09月16日 10:41撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 10:41
あれが長助池かな
トリカブト(鳥兜)
2017年09月16日 10:42撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 10:42
トリカブト(鳥兜)
カルデラの外輪山であることがよく分かる
2017年09月16日 10:50撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 10:50
カルデラの外輪山であることがよく分かる
道を間違えそうになったが、長助池の方へ下りて行くこちらが正解
2017年09月16日 10:53撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 10:53
道を間違えそうになったが、長助池の方へ下りて行くこちらが正解
小さな沢に出る
2017年09月16日 11:09撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 11:09
小さな沢に出る
2017年09月16日 11:09撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 11:09
ようやく長助池分岐に着いた
2017年09月16日 11:11撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 11:11
ようやく長助池分岐に着いた
青虫
2017年09月16日 11:38撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 11:38
青虫
2017年09月16日 11:42撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 11:42
2017年09月16日 11:48撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 11:48
外輪山の中でもひときわ目を引いた山。
2017年09月16日 11:54撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 11:54
外輪山の中でもひときわ目を引いた山。
妙高山の北峰
2017年09月16日 12:17撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 12:17
妙高山の北峰
一等三角点
2017年09月16日 12:19撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 12:19
一等三角点
2017年09月16日 12:27撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 12:27
トウヤクリンドウ(投薬竜胆)
2017年09月16日 12:27撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 12:27
トウヤクリンドウ(投薬竜胆)
高妻山・戸隠山
2017年09月16日 12:29撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 12:29
高妻山・戸隠山
白馬連峰
2017年09月16日 12:34撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 12:34
白馬連峰
南峰に登頂。最高点2,454m。
2017年09月16日 12:38撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 12:38
南峰に登頂。最高点2,454m。
2017年09月16日 12:51撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 12:51
黒姫山
2017年09月16日 12:52撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 12:52
黒姫山
2017年09月16日 13:56撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 13:56
ヘビイチゴ
2017年09月16日 14:15撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 14:15
ヘビイチゴ
2017年09月16日 14:27撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 14:27
雲が山を乗り越えてくる
2017年09月16日 14:31撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 14:31
雲が山を乗り越えてくる
乗越から見た火打山。明日は、なんとか登れるといいなぁ
2017年09月16日 14:32撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 14:32
乗越から見た火打山。明日は、なんとか登れるといいなぁ
黒沢池ヒュッテの内部。3階(最上階)の天井には明かり採りの窓があります。窓も八角形ですw
2017年09月16日 15:28撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 15:28
黒沢池ヒュッテの内部。3階(最上階)の天井には明かり採りの窓があります。窓も八角形ですw
頭を壁側にして、放射状に寝ます。足元は荷物置き場 兼 通り道。けっこう合理的です
2017年09月16日 15:28撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 15:28
頭を壁側にして、放射状に寝ます。足元は荷物置き場 兼 通り道。けっこう合理的です
夕飯。カレー2種。インド人スタッフが作った豆カレーより、ボンカレーの方が好評だった
2017年09月16日 17:11撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/16 17:11
夕飯。カレー2種。インド人スタッフが作った豆カレーより、ボンカレーの方が好評だった
〔2日目〕
4時過ぎに出発して、暗闇・小雨・強風の中を熊よけのために叫びながら登る。茶臼山までなんとか辿り着いた
2017年09月17日 04:57撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 4:57
〔2日目〕
4時過ぎに出発して、暗闇・小雨・強風の中を熊よけのために叫びながら登る。茶臼山までなんとか辿り着いた
雨がやんで、明るくなって、だいぶ楽になった。霧は出ているけど、全く問題ないッス!
2017年09月17日 05:35撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 5:35
雨がやんで、明るくなって、だいぶ楽になった。霧は出ているけど、全く問題ないッス!
強風の中をガシガシ登って、ライチョウ平。
カメラを忘れて、悪天候で、普段の自分ならあり得ない、写真間隔30分!
2017年09月17日 06:10撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 6:10
強風の中をガシガシ登って、ライチョウ平。
カメラを忘れて、悪天候で、普段の自分ならあり得ない、写真間隔30分!
無事に火打山に登頂。2,461.7m
2017年09月17日 06:41撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 6:41
無事に火打山に登頂。2,461.7m
三等三角点。風雨にさらされ続けたからか、文字が読めない
2017年09月17日 06:41撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 6:41
三等三角点。風雨にさらされ続けたからか、文字が読めない
順調に下山中。ダケカンバに囲まれて
2017年09月17日 07:19撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 7:19
順調に下山中。ダケカンバに囲まれて
登頂できて、明るくなって、ちょっと気持ちに余裕が出た
2017年09月17日 07:33撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 7:33
登頂できて、明るくなって、ちょっと気持ちに余裕が出た
ワタスゲ(綿菅)。カヤツリグサ科ワタスゲ属
2017年09月17日 07:37撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 7:37
ワタスゲ(綿菅)。カヤツリグサ科ワタスゲ属
ワタスゲ群生
2017年09月17日 07:38撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 7:38
ワタスゲ群生
高谷池。霧が立って、幻想的
2017年09月17日 07:39撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 7:39
高谷池。霧が立って、幻想的
これは鮮やかな桃色
2017年09月17日 07:43撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 7:43
これは鮮やかな桃色
ナナカマドの赤
2017年09月17日 07:48撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 7:48
ナナカマドの赤
2017年09月17日 07:51撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 7:51
2017年09月17日 07:53撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 7:53
2017年09月17日 08:04撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 8:04
2017年09月17日 08:07撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 8:07
高谷池ヒュッテ
2017年09月17日 08:13撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 8:13
高谷池ヒュッテ
2017年09月17日 08:20撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 8:20
2017年09月17日 08:21撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 8:21
2017年09月17日 08:41撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 8:41
2017年09月17日 08:41撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 8:41
2017年09月17日 08:41撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 8:41
ガラ系?
2017年09月17日 09:21撮影 by  PlayMemories Home, SONY
9/17 9:21
ガラ系?
2017年09月17日 09:21撮影 by  PlayMemories Home, SONY
9/17 9:21
2017年09月17日 09:22撮影 by  PlayMemories Home, SONY
9/17 9:22
十二曲がりを下り中。あんな川原があったんだ
2017年09月17日 09:27撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 9:27
十二曲がりを下り中。あんな川原があったんだ
ヒメシャジン(姫沙参)
2017年09月17日 09:32撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 9:32
ヒメシャジン(姫沙参)
2017年09月17日 10:01撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 10:01
黒沢橋の上から
2017年09月17日 10:14撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 10:14
黒沢橋の上から
笹ヶ峰駐車場に戻ってきた
2017年09月17日 10:56撮影 by  HDR-CX370V, SONY
9/17 10:56
笹ヶ峰駐車場に戻ってきた
トンカツ定食。食堂ふるさとにて
2017年09月17日 13:30撮影 by  ASUS_Z01BDA, asus
9/17 13:30
トンカツ定食。食堂ふるさとにて

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ
備考 朝、駐車場で写真を撮ろうとしたら、カメラにSDカードが入っていなかった!予備用のビデオカメラで撮ったが、SDカードの予備は常に持って行くことにした。

感想

前回の聖沢小屋で聞いた、妙高山・火打山へ。百名山2座を、前夜泊すれば一泊二日で登れるというコスパの良い山旅。10月の三連休を考えていたが、さすが新潟、雪の可能性もあるらしいので、9月連休での遠征とした。

コースは、JTBパブリッシングの三百名山ガイドを参考に、笹ヶ峰から1日目は妙高山に登り、黒沢池ヒュッテ泊、2日目は火打山に登り笹ヶ峰に戻る一般的なコースとした。

〔1日目〕
【出発まで】
0:40頃、笹ヶ峰駐車場に到着。高速ICを出る時間、笹ヶ峰の通行禁止解除の時間の調整がうまくいくか心配だったが、これしかないだろうというタイミングでうまくいった。先月の聖岳の際の反省を活かして、通行止め等の情報を確認し、到着時刻等を想定しておいたのが功を奏した(当たり前のことなのだが…)。

しかし、初の前夜泊で、持って行った服をほぼ全て着ても、夜中に寒くて何度も起きた。この時期、毛布要りますね…。

4時半に目覚ましで起きたが、5時まで二度寝した…。

【笹ヶ峰駐車場〜富士見平】
少し準備に慎重になったのか、ウダウダしていたのか、6:00出発。
カメラのSDカードを忘れたことに気付き、がっかりする。

今回は、台風が近付いてきている。今日は大丈夫だと思うが、さっきウェザーニュースで確認したら、明日日曜の朝から雨になっていた(金曜の夜に確認した時には日曜の昼からだったのに…)。黒沢池ヒュッテに泊まって、明日の朝起きて雨が降っていたら、諦めて下山しよう。

駐車場からはキャンプ場のゲートを通って、登山道に入る。とは言っても、木道が綺麗に整備されている。ただし、滑り止めの幅が子どもに合わせてあるようで、大人には全く合わなくて、歩きにくかった。

6:30 笹ヶ峰歩道分岐を直進。気温は10℃だが、30分歩いたら暑くなったので1枚Climb Armorを脱いでいつもの2枚になる。

ブナ林を抜けていく。数年前に尾瀬の木道を歩いた時、こんな感じだったなぁと思い出す。

この辺りは、ウォーミングアップ的にマイペースで歩いていたので、後ろから来る人によく抜かされた。

7:00 黒沢橋を通過。朝食なのか、食事を摂っているパーティーもいる。

しばらく登って行くと、十二曲がりに入る。ちょうど水曜に、BS-NHK「トレッキング100」で火打山をやっていて、細田君が息を切らしながら登っていた。確かに、つづら折れでキツい。「○/12」と標示があるのは良いのだが、「○合目」とは違うので、「3/12」〜「5/12」は一挙に来た。行程の確認は、別に「笹ヶ峰から山頂 ○/9km」との標示があるので、それを参考に。

十二曲がりが終わっても、(番組のガイドさんが言っていたように)十二曲がりより石が大きくなり、キツく、肩で息をするようになる。もっとも、気温が低いので、汗はそれほどかかない。
登っている感じでは、今日はあまり体調良くなさそうだ。

平坦な所もありながら、8:25 富士見平(高谷池黒沢池分岐)に到着。
(コースタイム 1h40のところ、1h25)

【富士見平〜黒沢池ヒュッテ】
富士見平からは、今日の宿泊地の黒沢池ヒュッテ方向へ進む。少し下ると、そこには広い湿原が広がっていた。今日初めて、視界が開けた感じだ。思わず声が出る。

この湿原にも木道が整備されていて、そこをポクポク歩いていく。木道の脇に、リンドウが咲いている。昨年の尾瀬や荒島岳で、登山を励ましてくれた花だ。大好きな花なので、何枚も何枚も写真を撮る。

写真を撮るためにしゃがんで、立ち上がると、立ち眩みがすごい…。こんなになるなんて、やっぱり体調悪いのかしらん。

木道をずっと歩いて行く。尾瀬の元湯山荘までの道とよく似た所があって、デジャヴ。

最後少し下って、9:40 黒沢池ヒュッテに到着。
(コースタイム 0h50のところ、1h15)

黒沢池ヒュッテには、予約した後、2日前に予約の確認をしておいた(ネットで、予約した筈なのに、されていなかったというコメントを読んだため)。同時に、チェックインの時間は何時か尋ねた。電話に出た女性からは、何時でも良いですよという答えだった。
黒沢池ヒュッテの管理人マークさんにチェックインしたいと話したところ、まだできない、14時か15時になるとのこと。1名又は2名パーティーくらいであれば、本館の方に泊める。大勢のパーティーの場合は、別館に泊める。だから、チェックイン時間を気にしなくても大丈夫とのこと。聞いていた話と違うなと思ったが、結論においてそうであればいいかと思って、従った。
荷物は、横にある小屋に置いて良いとのことだったので、水など3L、着替えなどをデポした。

【黒沢池ヒュッテ〜長助池分岐】
10:00 黒沢池ヒュッテを出発。いざ、妙高山へ。
登りから始まるが、それほどキツくはない。荷物もだいぶ軽くなったし。

10:20 大倉乗越に到着。
(コースタイム 0h30のところ、0h20)
妙高山、湿原の中の池(たぶん長助池だろう)、遠くの山並まで見える。後ろを振り返ると、火打山が見える。明日登れないかもしれないので、よく目に焼き付ける。

ここが外輪山のてっぺんなので、ここから火口の方へ下りて行く。

急な下りで、ストックをしまう。ヒュッテに置いてくるか迷ったけど、やっぱり置いてくれば良かった。

途中、長助池分岐か?と迷う箇所があった。直進だと右方向へ急な登り、左折だと急な下り(長助池方向)。直進の方には石や木の枝で通行止めのようなものが作ってあったことから、後から来た人とも相談して、左折が正しいだろうと判断。結局、これで正しかったが、直進方向にピンクテープが付いていたのは解せなかった。今、地図で見ると、直進は三原山の方向なので、三原山山頂方向へ登るためのテープなのだろうか。

外輪山を下っていって、途中からトラバース的な道になる。コースタイムは30分だったが、長助池分岐になかなか着かない。
途中、沢を渡る箇所があったが、ここも長助池分岐ではない。
結局、45分くらい経過した11:10、ようやく長助池分岐に到着。
迷って考えていた時間はあるものの、道が正しいか不安だと気持ち的に長く感じるなぁと改めて思った。

【長助池分岐〜妙高山山頂】
長助池分岐からは、登り。外輪山を下りきって、カルデラの最低部にいるということだろう。
地図では、山頂までほぼ一直線だ。ここを登っていく。
急登で、大きな石や浮いた木の根を越えていく。手も使う必要がある。
急な登りが続くので、坂の途中で立ち止まって、呼吸が落ち着くまで少し休む時もあった。

と、そこへ朝見た服装の人が後ろからやって来て、結構なスピードで上がっていった。見覚えがあったので、もしやと思って「もしかして火打山はもう登られたんですか?」と訊くと、さっき行って来たとの返事。マジか!先月、聖平小屋で、妙高・火打を一日で登ったという話を聞いたが、超人がここにもいた!16時に笹ヶ峰駐車場へ戻る予定だという。多分6時半出発くらいだから、全行程15時間のところを9時間半でクリアしている計算だ。すごい人がいるもんだなぁ。

最後まで急な登りを終えると、岩場から眼下に妙高高原を一望できる。急に視界が開けるので、思わず声が出た。

12:20 妙高山北峰に登頂。皆、お昼休憩中だ。写真を撮って、南峰へ。草がけっこう植わっている所を通って、巨岩群の中を抜けていく。

途中、高妻山や黒姫山が見える。高妻山はとても目立っていて、格好良かった。

12:35 南峰に登頂。2,454m。曇りだが、正に360度の眺望。しばらく堪能する。

【妙高山山頂〜黒沢池ヒュッテ】
12:52 下山開始。
北峰に戻り、そこからも往路を戻る。

急登の下りは、簡単に下りられるものではなく、所々で泥で滑りやすくなっている箇所もあり、慎重に下らざるを得なかった。

ちょうど1時間後に長助池分岐を通過。

ここから、外輪山を登り返す。標高が下がったこともあり、少し暑くなる。大倉乗越までは、急な登りの箇所もあり、そういう所では手を使いながら登る。

大倉乗越を通過し、14:48 黒沢池ヒュッテに到着。南峰から2時間弱だった。

チェックインをしようとしたら、もう一人の管理人のインドの方が出てきて、まだ受付をしないとのこと。格別何か作業をしていて忙しいからという風でもなかった。15:15から受付をするので、外で待っていてと。汗が引いて寒かったので、小屋で着替えて、外のベンチで待つ。

15:15 ようやく受付開始。3階の部屋を案内される。
中は、ドーナツが3つ積まれたような造りになっている。真ん中の穴が開いた部分に、階段があって、それで3階まで上がれるようになっている。
3階には数人目くらいで上がった。今日は比較的すいているとマークさんが言っていた通り、先に上がっていた人は、一人分空いた先にいたので、たぶんキャパの半分未満の宿泊者数なのだろう。

明日の天気が心配だ。マークさんのiPadで天気予報を見せてもらっていた人の話だと、妙高市では午前2時頃から雨が降るとのこと。動く前から雨なので、明日の妙高山は諦めて、下山すると話していた。今日、考えていたように、明日の朝起きて、雨が降っていたら、素直に下山しよう。逆に、起きた時点で雨が降っていなかったら、行ける所まで行ってみよう。

17:00?から食事。インド人の管理人さんが作った豆カレーとボンカレー(?)の2種類のカレーが出た。皆、ボンカレー(仮)の方が口に合うようだったw

1回転で済んだからかもしれないが、食事が済んだ後は、食堂が歓談スペースになる。1時間くらい後で、ストーブも出てきた。

18:30頃就寝。

〔2日目〕
【出発まで】
3:20 起床。いびきがうるさい人もおらず、よく眠れた。
窓から覗くと、雨は降っていないようだ。決行するか。

【黒沢池ヒュッテ〜高谷池分岐】
4:10 かっぱはもちろん、ゲイターまで装着したので、準備にけっこう時間かかってしまったが、出発。雨は降っていないが、風がとても強い。また、夜中には降ったようで、登山道からせり出している木の葉や笹の葉には雨露がついている。体は濡れるし、強風で木についた雨露が降ってくるので頭も濡れる。
歩き始めてから気付いたが、この天候だと、熊鈴が全く意味をなさない。当然、自分が歩いている葉ずれの音もかき消される。もしこの暗闇の中で熊と遭遇したら…と思うと、風雨の中転んだりするより、それが一番のリスクだと思えてきて、ゾッとする。仕方ないので、強風の中、「ワッ!」、「ワッ!」と言って、熊に人間がいることを知らせる。
日の出の時刻を過ぎても、辺りは明るくならない。この天気だから当然かもしれないが、けっこう遅い時間まで、ヘッデンを点けていた。
ゞ風(時折、雨)、暗闇、7Г了阿弔紡亶海靴覆ら、歩く。
大声を出しながら歩くのが、地味にキツい。時折、声を発していない自分に気付いて、ハッとしてまた声を出す。

5:23 ようやく高谷池分岐に到着。ホッとした。この頃には、風も弱まっており、歩きにくい感じはだいぶ少なくなっていた。
高谷池ヒュッテに荷物を置かせてもらおうかとも思ったが、分岐からどれくらい距離があるのか分からなかったし、置かせてくれるか分からなかったので、背負ったまま行くことにした。

【高谷池分岐〜火打山山頂】
高谷池は霧に包まれていて、幻想的。木道を行く。脇には花も咲いているが、風が強く、写真が撮れない。

5:42 天狗の庭を通過。

林の中ではないが、少し木々の中を行くようになる。同時に少し登りになるが、木の階段が整備されているので、歩きやすい。

6:10 雷鳥平を通過。

高度が上がるにつれて、風がキツくなってくる。でも、ここまで来れたので、あと少し登るだけだ。坂も急になっているが、あと少し頑張ろう。
山頂に近い所では、電波が入っていた。

6:42 火打山に登頂!! 2461.7m。風が一段と強くなり、足を踏ん張っていないと体が動かされてしまう。登頂できたので、長居は無用。すぐに下山を開始する。

【火打山山頂〜高谷池】
木の階段をテンポ良く下りて行く。もう天気がどうなっても良いので、気が楽になる。

7:10 雷鳥平で、昨日、黒沢池ヒュッテから高谷池ヒュッテに変更した初老の数人パーティーに出会う。
3:20に起きたと言ったら、ようやるわと言われた。半分呆れて、半分褒めてくれるような。まぁ、この時刻でここにいるから、似たようなもんだと思うけどw

ずいぶん下って、木道になる。明るくなって、時間にも余裕があるので(天候は相変わらず曇り&霧だが)、リンドウの写真撮影に精を出す。

昨日妙高山を登っている際に(例のよく分からない分岐で)出会ったご夫婦(泊まりも同じ)と、また出会った。普通は、このくらいの時間だよね…。

高谷池の辺りは、一段と霧が立ち込めている。

少し行くと、ナナカマドなど紅葉が綺麗に色付いている。

ナナカマドの語源には諸説あるようだが、下記が詳しい。

http://tatage21.hatenadiary.jp/entry/2016/01/21/162248

さて、写真を撮っていて、急に歩みが遅くなったが、 : 高谷池ヒュッテに到着。ここから、富士見平を経て、笹ヶ峰に戻る。

【高谷池〜富士見平】
高谷池からは、

富士見平

【富士見平〜笹ヶ峰駐車場】

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